そういえば、このブログでSONY α7 について語っていませんでした。

そろそろ α9が発表される噂がありますが発売から1年経ったソニーのフルサイズ一眼α7について本音レビューを書いていきます。※2017年4月α9が発表されました。

本記事は2014年に執筆した記事を2017年に修正加筆を行っています。その当時の価値観と今の価値観では、カメラや写真への考え方も大きく変わりました。

本記事は「初心者にとってα7はどうなのか?」という視点で記事を書いていますが、「α7IIは超いいよね」と筆者は考えてるってことを先に言っておきます。

筆者の体験からくる主観でのレビューなので、どうぞ流し読みしておくんなんし。

カメラってなにを買えばいいのか?

私のブログやメルマガはおかげさまで、毎日毎日読者さんからのご質問を頂いています。そこで一番聞かれる質問や悩みは以下のもの。ほとんどが同じ内容です。

「一眼レフって何を買えばいいの?」
「量販店のスタッフさんに色々おすすめされたけど分かんない」
「子どもが生まれたので一眼レフが欲しいけど、どれを選べばいいの?」

一眼レフは欲しいけれど、種類も多くて一体なにを選んだらいいのか分からないから助けてください…。

というものですね。ほとんどの初心者さんが、ネットや雑誌の情報で「カメラ選び難民」に陥っています。そんななか一つの指標となるのが「フルサイズ一眼カメラ」でしょう。

これを買えばとりあえず良い写真が撮れるはずだ!

そう思って最初からフルサイズ一眼カメラを買う方も増えてきました。もちろんその選択肢は間違いではないですし、予算が許せば全然アリです。ただし今回はカメラに興味のない友人がα7を購入し、私も1ヶ月ぐらい使用させて頂いた感想を書いていきますのでよろしく。

α7の特徴は?

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まずはスペックのお話をしましょうか。

センサー 2430万画素フルサイズセンサー搭載
AF方式 ファストハイブリッドAF
シャッター速度 30〜1/8000秒
連射速度 2.5コマ/秒(速度優先は5コマ)
動画撮影 フルHD/60p
サイズ 126.9×94.4×48.2mm
重量 474g
2014年11月の価格

α7のスペックはフルサイズクラスのカメラとしてはNikon D600、Canon EOS 6Dと同じクラスです。しかし使い勝手という部分ではD600や6Dに劣るという感想でした。

そして、僕が声を大にして言いたいのはここで書かれてるスペックは、1mmも気にする必要はありません。

スペックの高いカメラを買えば画質の良い写真は撮れますが、良い写真を撮れるかどうかは撮影者の腕次第ですから。

ソニーのフルサイズ一眼ラインナップ

ソニーのフルサイズ一眼には

  • α99
  • α7シリーズ
  • α7Rシリーズ
  • α7Sシリーズ
  • α9シリーズ NEW

の5種類がラインナップされていて、その中で最も安価でな機種「初代α7」になります。このカメラはいわば革命的な製品で、これまでミラーレス市場にはフルサイズセンサーを搭載した一眼はありませんでした。

ある日突然訪れたフルサイズミラーレスの衝撃はとても大きかったことを覚えています。

α7の静止画

※α7は一度返品したものとは別の製品で撮影しています。

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画像をクリックすると拡大します。

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2400万画素を超えるので、画質に関しては素晴らしい。暗い場所での画質もさすがのフルサイズという写真が撮れます。

その他の写真

JPEG出しで、サイズもまちまちですが参考までに。

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キットレンズの FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS で、限界まで寄って、トリミングした写真です。早くFEマクロレンズが出てほしい。

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ISO 1250、28mm、f/4、1/160、露出補正+1、Jpeg miniで圧縮済み。暗い場所での撮影でしたが、ISO1250でもノイズはほとんどありません。フルサイズ一眼の恩得。

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とくになんでもない写真です。

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世界一美しい天使の写真を6000×4000で。あっ天使と思ったら娘でした。

α7の動画

α7は静止画の撮影も素晴らしいですが、レンズ性能と合わせて動画撮影も得意です。とくにレンズ設計がちゃんとされていて、動画撮影時でもAF駆動音が入ってしまうということはありませんでした。これはレンズ次第ですがキットレンズでもそうだったので、とても素晴らしいと思いました。

α7の素晴らしいポイント

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小さい、軽い、価格もフルサイズにしては安いという部分でしょう。

SONY α7 の魅力は「フルサイズの画質をこの小ささで」を体現した部分にあります。

その文化は脈々と引き継がれα7IIシリーズ、α9シリーズまで続いています。

  • キットレンズの写りでも素晴らしい
  • 背景ボケも大きく美しい(レンズ次第)
  • フルサイズ一眼レフよりも軽くて小さい
  • 見た目がカッチョいい
  • ダイアルも多くて操作性はなかなか良い

α7は、カメラに詳しい人が使うには最高のパートナーとなるでしょう。ただ、ちょっと初心者にはおすすめできない理由もあります。

レンズ高っけぇ!でっけぇ!少ねぇ!

α7のボディは小さく軽いけれど…レンズは普通にデカいです。つまりレンズを付けてしまえばフルサイズ一眼レフと大差ないんですね。重量は変わりますが、大きさやかさばり具合は同じです。

そしてレンズの値段が高い。そして少ない。※2017年現在はシグマのマウントアダプターを使うことでキヤノンのEFレンズを使えるようになり、レンズの少なさという問題は解消されています。

このブログでは、写真の善し悪しは「レンズ次第」と何度も書いていますが、まぁそれも今考えると全然間違っているんですが、それでもレンズを変えると写真の画質は一変します。

なので私を含める初心者さんには、とりあえず安くて写りがいい単焦点レンズを一本使ってみることをオススメしています。

そして、α7には…手軽に買える安いレンズがあまりない。※NikonやCanonと比べて。

2017年現在は手頃な価格で手に入る単焦点レンズも充実してきました。2014年執筆当時は6万円を超えるレンズしかなかったんですよ。また、APS-Cサイズ専用のEマウントレンズも使用できるので、まずはそちらを使ってみるのもいいかもしれませんね。

AF遅いし、連射もまだまだ

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AUTO撮影で子どもの動体撮影は無理です。間違いなく手ぶれます。その部分はα7IIのボディ内手ぶれ補正で解消されていますが、初代α7はレンズ側の手ぶれ補正に頼ることになります。

撮影上級者の皆さんなら上手にブレを抑えるでしょうけど、初心者にとっては難しいんですよね。そこはニコキャノの一眼レフにも同じことが言えます。

またα7はまだオートフォーカスが非常に遅いです。連射性能も低いので、日常使いには良いですが動きの素早い子どもたちを取る場合は苦労します。

シャッター優先モード絞り優先モードを使いこなせないと被写体ブレブレの写真が増えていきます。

できればこれからのカメラは「フルオートで良い写真が撮れる」ことが理想なので、そういった部分でもまだまだ発展途上のカメラだと思いました。※初代α7ね。

フルサイズセンサーで、あの小さいボディですからシャッター機構の問題があるにしてもさすがに2.5コマ/秒は使いにくい。というのが本音。

お子さんがいらっしゃる家庭や、もうすこしシビアな環境で使う場合は使いにくいかもしれません。初心者は。

バッテリー容量が小さい

「あっやべっバッテリー切れた」

って何度やらせるんじゃぁぁぁい!!

ってぐらいバッテリー切れが起こります。(私の注意力不足)旅行用にと考えているなら、予備バッテリー3つは必要です。

旅行や仕事で使うならバッテリーの予備を持ちましょう。

初心者にはオーバースペック

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なんとなく酷評を書いてしまった感がありますが、α7は良いカメラですよ。ほんとに革命的な製品ですので。

ただ、初心者の方にはオススメしにくいカメラだなーというのが本音としてあります。実際にα7を所有している初心者の友達は「α7って機能満載でトゥゥゥーマッチなんだよね。」

と全然使いこなせないことを嘆いていました。まぁそれは慣れの問題もあると思うのでなんとも言えませんが、初心者にとって必要な機能は「簡単に思い通りの写真が撮れること」なので、その点α7は難しいのかなと。

使いやすさを分けるスペックの部分では、ぶっちゃけAPS-Cのエントリー機種にも劣るぐらいだと。

α7は価格も安く、フルサイズが小さく軽くなり初心者でも飛びつきやすくなった。その事自体はとても素晴らしいでしょう。実際私のような初心者が買ってしまうぐらいなんですからね。

結論として、「α7はカメラに詳しい人が使うなら全力でオススメしたい!けど初心者はα7IIにしとけ。もしくはα6000シリーズね。

というのが本音でした。

参考記事:α9 と α7II が教えてくれた一眼カメラの未来!私がソニーに移行する7つの理由