出会いと別れ。それは人の世を生きている中でもっともツライ出来事であり、諸行無常でもあります。
さて2016年。今年はやらないといけないことがある。それは…写真の管理を Lightroom へ完全移行すること。これまで Mac ユーザーとして Aperture を使っていた私は何かと理由をつけて、開発が終わった Aperture を使い続けていました。
その最大の理由は…
めんどくさい
の一言に限る。というかそれしかない。長く慣れ親しんだ写真編集、管理を移行するのは生半可なものではない。今日の夕飯はカレーだぞと思って食材を買い込んで、いざ調理を始めた段階で…家にキッチンがないことに気づく。じゃあキッチンを作ろうか…というレベルの話だ。
よく分からんけどそれくらい…
めんどくさい
作業なのだ。でもやらなきゃいけない。敬愛する ログカメラさん も Studio9さん もライトルームを使っている。
というわけで今回は初めてのライトルーム移行という内容をお送りしたいと思います。
Apertureのメリット
つくも神「そもそも、なぜ2015年までApertureを使い続けた?開発終わってるでしょ」
そりゃあんた「フォトストリーム」というスーパーな写真共有サービスが使えたからです。もうこれだけ。ほんとにこのためだけに使っていたわけです。
ヒガシーサー使い慣れたApertureを見捨てることなんてできません」
私は家族で子どもたちの写真とビデオを共有しています。そのため写真を選んでクリック一発で家族みんなに写真を共有できる Aperture が手放せませんでした。
もしライトルームに移行すると…フォトストリームは使用できません。つまり…
めんどくさい
ことになります。激しく。もちろん他にも写真編集の使い勝手もありますが、一番の理由はフォトストリームが使えなくなるということがデメリットでした。
Lightroomのメリット
Apertureと比べて、Adobe Lightroom のメリットはこんな感じでしょうか?
- 写真編集のクオリティが上がる
- テザー撮影に対応できる(ニコンキヤノン)
- プリセットが無料で使える
- 最新機種のRAW現像にも対応
などですか。Apertureも写真編集ソフトとして優秀だったので大きな差はないのかもしれません。ただし、Macデフォルト写真管理ソフトの「写真」アプリと比べるとLightroomはメリットだらけです。
ヒガシーサープロが使うことを想定しているLightroomはやっぱり使いやすそう」
写真の管理に関しては慣れるとLightroomのほうがやりやすそうですね。
Lightroomのデメリット
前述しましたがLightroomを使うと、Apertureで使っていたフォトストリームが使用できなくなります。もちろん方法はあるにはあるんですが、やったとしても毎回手動でなんちゃらしないといけないらしく、やったところでめんどくさいのは一緒ということでやる前から諦めてます。
ライトルームに移行する場合は、Googleフォトで写真共有することを選択したほうがストレスが少ないはず。
ミーさん「新しいフォトストリームフォルダ作るだけでも、よく分かんない」
そんな家族に…ネットに疎い家族に「Googleフォト使って!」なんて言えるわけない。やっとフォトストリームの使い方を覚えたぐらいなのに…無理だ。無理ゲー。
フォトストリームの解決方法
ヒガシーサーどうしたらいいんだ…」
今のところ解決策は以下の2点だけです。
- Googleフォトを使う
- 写真アプリと併用する
なんか余計な作業が増えちゃいますけど、私のやり方はとりあえずLightroomに画像を保存して、Googleフォトに自動で写真と動画を取り込んでもらいます。
そして必要な写真をGoogleフォトから写真アプリにコピーしてフォトストリームで共有する。
つくも神「なんかややこしいわね」
多分この流れが一番楽チンだと思う。補正も極力やらないで済むようにカメラ側で設定しないといけないので、カメラもちゃんと使わないといけませんね。
ApertureからLightroomへ移行
ヒガシーサーあとは今までの環境をLightroomに移行するだけ」
これまで溜め込んだ写真や動画をファイルごとLightroomに移行しましょう。
つくも神「甘いわね。チョコレートにメープルシロップをかけるほど甘すぎるわ」
しかし…鎧の巨人がタックルしないと突破するのは難しいほどの壁が立ちふさがっておりました。
ログカメラさんが既に同じ失敗を教えてくれてた
カメラブログでいつも参考にしている ログカメラさん が、ApertureからLightroomに移行するときの問題を詳しく、面白く書いてくださっていました。
ApertureとLightroomは画像処理エンジンが違うため、そのままではRAW現像した時の調整が引き継げません。
Aperture と Lightroom では画像処理エンジンが異なるため、Aperture で行った調整を Lightroom で読み取るこ とができません。この問題の回避するため、調整後の写真を高品質 16 ビット TIFF ファイルバージョンで書き出 します
Adobe Lightroom
ふむふむ。
tiffファイルって初めて聞く形式ですが、どうやら書きだしたオリジナルファイルとこのtiffファイルをLightroomに読み込ませれば、RAW現像した設定のままApertureから引っ越しができそうです。なーんだ楽チーン。
…そんなふうに考えていた時期が私にもありました。
tiffファイルを書き出していると私のiMacがこんなふうに警告してきました。
お使いの起動ディスクはほとんど一杯です。
あれ?調整の設定を移行するファイルだから、けっこう小さいと思ってたけど、わりと大きいファイルなのかな?いらないファイル消してからやりなおそう。とりあえず500GBくらい空ければいいかしら?
お使いの起動ディスクはほとんど一杯です。
…ん?あれ?なんで?500GBも開けたのに?
ていうか、ほとんど書き出せてないんだけど(;・∀・)
嫌な予感がしてググってみるとNikonのページがでてきました。
RAW:ファイルサイズ:大
tiff:ファイルサイズ:非常に大
デジタル一眼レフカメラの基礎知識 – 画質モードと画像サイズ | Enjoyニコン | ニコンイメージング
すでにオリジナルファイル、書きだしたメタデータ入のファイルに加えさらにデカいファイルを書き出せっていうわけですよ。コレ。
無いから!そんなに潤沢なハードディスクの容量、無いから!よしんばあったとしても、元ファイル以上のtiffファイルなんか置いておける余裕うちには無いんだから!!
参考記事:ApertureからLightroomへそっくりそのまま移行するのは諦めました
詳しくは記事をご覧になって欲しいなと思いますが、つまりアレですよ。
画像容量が大幅に巨人化して、移行するのは壁の外に出るくらい広い敷地面積をPCに創りださなきゃいけない。
調査兵団じゃなくて全人類を壁の外に出そうぜ!
ぐらいの作業を行う必要があるんだと。そんなんしてたら、おそらくヒガシーサーという奇行種が現れてPCをめちゃくちゃにしてしまうでしょう。
ヒガ「あー。」
…かなりの無理ゲーなわけです。ログカメラさん…教えてくださってありがとうございます。
移行はしないという選択
ヒガシーサー移行しないぞ!キリ」
私がやったのは…というかこれから始めるのは以下の手順です。
- 新年を祝う
- 新しい外付けHDDを買う
- 最初からなかったことにする
写真データの引越、移行はしないことにしました。写真管理を2016年から新しく切り替えることにしました。
新年は写真フォルダを切り替えるのに最適
ヒガシーサー2016年を有効に使う」
写真管理を日付でしている方も多いと思います。私も日付で管理しています。なので年ごとにフォルダを切り替えるようにしていました。
2015年までは Aperture。2016年からはLightroom。こういう形で私は写真を管理していきます。
いいよね?それでいいよね?Viva ハッピーニューイヤー!
新しい外付けHDDを買う
外付けHDDはアイ・オー・データのHDCL-UTシリーズにしました。とくに理由はないんですが安かったから…注文した後でなんだけど、私もログカメラさんのようにLaCie買えば良かった。
ポルシェデザインではないけど、シンプルだから許すということにしておこう。
最初からなかったことにする
2016年から初めてパソコンで写真管理するぞー!初心者だぞー!という気持ちで写真を管理することにします。えぇそう決めました。
何事も気持ちが大切です。
今まで写真管理は iPhoto、Aperture で行ってきました。トーンカーブも使いこなせてヒストグラムで写真を見るようになりました。Aperture のおかげで他人のプライバシーをブラーで美しくボカすというテクニックも覚えました。でもそれらを全て…
なかったことにします。
ヒガシーサーApertureってなに?知らないよ」
っていう態度でしらばっくれます。
まとめ
つくも神「雑なまとめね。あんた後でちゃんとまとめなさいよ」
ヒガシーサー分かってます。連載モノで頑張ります」
- Googleフォトを活用する
- フォトストリームはGoogleフォトの写真をアップする
- 写真の保存はLightroomで管理する
- 移行はしない
- 2016年1月から保存環境を変える
という感じにしていきます。
使い方が分からない初心者なので皆さん教えて下さい!