こんにちは編集部です。写真の質を決める3大要素「ブレ」「ピント」「露出」の一つ、ブレについてまとめていきます。
動いている被写体や遠くにあるものを望遠で撮ろうとすると、ブレがどうしても出てしまうことがあります。このブレをいかになくすかが良い写真を撮るカギとも言うことができて、そのための対策を講じなければなりません。
せっかくきれいな被写体なのに写真の仕上がりを見たらぶれてしまっている、という事態になると悲しいですよね。こうしたブレを抑えるには、なぜブレが生じるのかという理由を把握した上で対策を講じなければなりません。
ブレには2種類ある
ブレには大まかに言って手ブレと被写体ブレの2つがあります。この2つは原因も対処法も異なりますので、きちんと把握しておきたいですね。
手ぶれとは
手ブレはネーミングが表しているように、カメラを持っている手が揺れることによって起こります。
こんな写真ね。
暗い部屋や夜景を撮る時などは、シャッタースピードがどうしても長くなりますので、自然と揺れてしまう手の動きでブレが生じてしまうのです。
被写体ブレとは
もう1つの被写体ブレとは、被写体自体が動いているために起こるブレのことです。動きが多い子どもやペットの写真、運動している人を撮るといった状況が考えられます。
こんな写真ね。iPhoneで息子を撮影すると被写体ブレになります。
この場合には、シャッタースピードを上げるという方法が一番ポピュラーで効果的です。また、ノイズが増えてもいいからISO感度を上げるって手もありますし、明るいレンズならF値を最小にすることも効果的です。
この調整には少し経験が必要ですので、子どもの運動会などで失敗のない写真を撮りたいのであれば、事前に練習しておくといいですね。
カメラによっても適切な設定が異なりますので、実際にいろいろやってみて経験してみるのが良いかと思います。上手に設定ができて写真が撮れるとうれしいものですので、時間を取って練習してみましょう。
ブレを抑える方法
ブレを抑えるには根性で抑える方法と、三脚を使用して物理的な揺れをなくす方法があります。ただ、三脚を持ち歩くなんて、考えただけで苦行でしかないので基本は根性論で解決します。
脇を締めてとにかくブレないように撮影すること。座り込んで片方の太ももに肘を置いて固定する方法もあります。
そして一番良いのが…手振れ補正が内蔵されているカメラを使うことです(笑)
ソニーのα7IIや、オリンパスのOM-Dシリーズにはボディ内手振れ補正が内蔵されているので、根性論で頑張らなくてもブレを抑えることができます。