「商品撮影の基本が全くなっていませんね」
以前プロカメラマンさんに教えてもらった時に頂いた言葉。今でも素人と言い切りますが、たまにお仕事で静物写真のお願いを受けることがあります。と偉そうに言ってるけど、
「きみ、写真得意なんだって?ちょっとウチの写真撮ってくれない?時給1000円で」
みたいなノリです。
それで以前プロカメラマンさんに写真を見てもらい、「全くなっていませんね」と言われました。素人なりにショックでしたが、そりゃそうだって話です。
そこで今回はショップオーナーさん必見。誰でも商品撮影をプロ並みに仕上げるライティング術を紹介します。
商品撮影に必要な機材は?
商品撮影はカメラよりも光の使い方が大事。
しかし、素人が大掛かりな照明を用意するって無理です。だから簡易スタジオボックスみたいなもので代用しますが、あれ使いにくいんですよね。
今回は誰でも1分で組み立てられて、ライティングの設定も必要のない最高の簡易スタジオを使ってみましょう。
商品撮影の基本
商品撮影に必要な知識は、私も大好きな Studio9 さんの記事をご覧ください。
ブツ撮り、商品撮影をするなら知っておきたい撮影以外の大事な3つ要素。 | studio9
もう最高です。いつも。
そして、私がプロに教えてもらった静物撮影の基本は以下の通りです。
機材準備
- 焦点距離は35mm判換算で75mm-105mm
- レンズ交換型のカメラを使う場合は単焦点か、マクロレンズ
- コンデジでもOK
- 三脚があればベター
- とにかく被写体をセンターに持ってくる
- 上からのライトと逆光、半逆光のライト
カメラの準備
- 中央1点AF
- スポット測光
- 連写
- マニュアルモード
- F値は7-11ぐらい(被写体にもよる)
- ISO感度は100-400(ノイズが出ない程度)
- シャッタースピードは写真を見ながら
- 可能ならRAW現像
以上を実践したのがコレです。
セッティング
普通は照明の色を統一して、強さも測りますが素人レベルではこれが限界。
仕上がりはこんな感じ。
過去のモノとは言え素人丸出し。編集のプロの方にも見てもらいましたが「ライティング変えて数枚撮らないと」と言われました。
最高の簡易スタジオ Foldio2
以前の記事でも書いたけど、コレ最高です。
このボックス内に入るものだったら、まじで商用レベルの物撮りが一瞬で出来上がります。ここから下はFoldioに興味がある方だけ読んでくださいね。
夏のフルーツ 桃を撮影
いつかは行ってみたい桃源郷。今回は山形県からギフトで贈られてきた高級桃を使用します。
日の丸 桃
桃を並べてみた
不揃いの桃達
素材、簡易ボックス、カメラの3つでプロ並みの商品撮影を行うことができます。
近う寄れ桃
全然違う!と思いませんか?
細かい部分を言えば「桃の痛んでる部分を写すなよ」って感じですが、ディレクションの経験が足りなかったです。どなたか教えてください(泣)
まとめ
今はコンデジやミラーレスの性能も高いので、こうした簡易スタジオがあれば簡単に売れる写真を撮ることができます。
Foldioであればセッティングの時間を大幅に削減できますし、ライティングを考える時間も必要ありません。
半透明の素材なので、自然光の逆光を取り入れると更に良い写真になると思います。
簡易スタジオと基本的なセッティングさえ知っていれば、あとは雑誌や好きなウェブショップをTTP(徹底的にパクる)だけですね。
ネットショップのオーナーさんや、ブロガーは適当に商品を撮るより、こういう撮影ボックスを利用すると製品の見栄えが圧倒的に良くなるのでオススメですよ。
あー楽しい。次は何撮ろうかな。