今回は「色のフジ」と言われ、写真家に愛されている FUJIFILM のデジタルカメラについてまとめました。先に結論をまとめるとこんな感じ。

  • XQ2は発色が鮮やか!しかしRX100と比べると選ぶには勇気がいるかも。
  • X100Tは最高のオシャレカメラ。自慢できるレベル
  • X-A2はX-Trans CMOSの採用はないもののエントリークラスとしてコスパは素晴らしい
  • X-E2はいいカメラだけど、X-T10と価格差があまりない
  • X-T10は防塵防滴を省いたFUJI機のなかでベストなカメラ(ヒガシーサーが欲しい機種)
  • X-T1はファームアップにより隙のないフラッグシップ
  • X-Pro2にはもしかしたらボディ内手振れ補正が内臓される?
  • XF35mm F1.4 Rは価格は高いけど1本は持っておきたいレンズ
  • XF27mm F2.8は初心者が最初に手に入れたい万能レンズ

FUJIFILMのカメラは発色が素晴らしく。特にJpeg画像に関してはフジにしか出せない色表現と言われています。これは写真好きの方にとって強力なアドバンテージと言えます。

写真を極めたい方は、フジを選ぶのが最良の選択でしょう。

ただし、フジの弱点もあります。それはオートフォーカスが微妙という点。公称値では0.06秒と早いですが、フジユーザーの方に教えてもらったところ、精度がイマイチだそうです。また動画に関してもパナやソニーと比べると、あんまり良くないです。

しかしそれを補って余りある魅力が「色のフジフイルム」と言われる写真描写力なんです。いぶし銀ですね。

FUJIFILM XQ2 について

FUJIFILM XQ2は、普段使いには十分な1200万画素で高画質な写真を撮影できるコンパクトデジタルカメラです。

35mm判換算での焦点距離が25-100mm、光学ズーム4倍、F1.8と明るいレンズが搭載されています。マクロ撮影では、レンズ先端3cmからの撮影が可能で、被写体に迫る描写が可能です。

Wi-Fi機能も搭載されており、撮った写真をすぐにメールやSNSで共有することができます。最大30枚まで一気にスマートフォンに送信でき、撮影したままの画素数でも、圧縮したサイズでも送ることができます。

XQ2の特徴

XQ2には、高性能な画像処理エンジンが搭載されているため、高速レスポンスが実現しています。起動時間は0.99秒、撮影間隔は0.3秒、シャッタータイムラグは0.015秒と、撮りたいときにすぐに撮影を始め、バンバンシャッターを切れます。

XQ2は世界最速の高速オートフォーカス性能を誇り、オートフォーカス0.06秒を実現しています。また、搭載されている「マルチターゲットオートエリアAF」は、カメラが自動で最大9点のフォーカスエリアを選択し、ピントを合わせてくれます。

ボディは総重量206g、サイズは(幅)100mm×(高さ)58.5mm×(奥行き)33.3mmと、コンパクトで超軽量です。全てのダイヤル類、ボタン類を片側に集約されており、片手で楽々操作できます。

XQ1 との違いは?

XQ2は全モデルのXQ1とほとんど違いがありません。

外観もスペックも違う点を探すのが難しいほどです。違いのひとつとして、XQ2のフィルムシミュレーションモードに「クラシッククローム」が追加されたことが挙げられます。

これは、深みのある色合いと豊かな陰影を表現できる撮影モードです。

また、XQ1のカラー展開はブラックとシルバーのみでしたが、XQ2ではそれにホワイトも加わった3色から選ぶことができます。XQ2はコンパクトなボディに、普段使いには十分な機能を搭載したカメラです。

小さくて毎日持ち歩けるこのカメラで、Xシリーズならではの美しい色での撮影を楽しむことができますね。ただ、XQ1と大きな違いはないので、すでにXQ1を持っているユーザーは、あえてXQ2に乗り換える必要はないかもしれませんね。

X100Tの魅力

X100Tの魅力は以前の記事に書きましたが、海外のカリスマファッションブロガーにも愛用されているカッコイイカメラです。

見た目もかっこいいですが、単焦点レンズで写し出す画はは素晴らしいの一言です。限りなく自己満足を得られるデジカメだと思いますね。

この動画を見れば、そのかっこよさに心を奪われるはずです。

ただ価格も高いですが…

X100Tについて詳しく知りたい方はコチラの記事を参考にしてください。

ニューヨーカーも愛用する FUJIFILM X100T がお洒落すぎる

FUJIFILM X-A2 の特徴は?上位機種との違いは?

FUJIFILM X-A2は自分撮り機能が強化されています。

Xシリーズとして初めて、175°リフトアップできる液晶を搭載し、モニターで確認しながら自分撮りできます。また、“瞳AF”機能により、自動的に瞳にピントが合い、印象的な写真を撮ることができます。“美肌モード”を選択すれば、明るくクリアで滑らかな肌色で写真に残せます。

また富士フイルムならではの美しい画質を楽しめるフィルムシミュレーションモードは6種類用意されており、ビビッド、ソフト、セピアなどから選ぶことができます。ユニークな表現を可能にするフィルターは8種類あり、ジオラマ風の写真や、指定した色域だけを残し残りをモノクロにした写真を撮ることができます。

X-A2と X-A1 の違いは?

X-A2は前モデルのX-A1とデザインも性能も似ています。大きな違いは、自分撮りが可能になったことです。

X-A1もチルト式液晶を搭載していましたが、自分撮りに対応していませんでした。X-A2では175°回転し、液晶モニターを見ながら自分撮りができます。また、X-A2にはX-A1にはなかった自動的に瞳に焦点を合わせる“瞳AF”や、接写時に自動的にマクロモードに切り替わる“オートマクロAF”が搭載されています。

ボディの質量と撮影枚数は、X-A2が300g、X-A1が280gとなっています。なんかグラム数だけ書くとお肉みたいになっちゃうね。

上位機種との違いは?

上位機種のFUJIFILM X-E2との大きな違いは、ファインダーの有無です。

X-A2にはファインダーはなくモニターを見ながらの撮影になります。X-E2ではモニターもファインダーも搭載されているため、液晶モニターが見えにくい明るい場所での撮影に強いカメラとなっています。また連写性能は、X-A2は1秒間に5.6コマ撮影できますが、X-E2は1秒間に7コマ撮影できます。動画撮影時のフレームレートは、X-A2は30fpsで1秒間に30コマ記録できますが、X-E2は60fpsとより滑らかな動画を記録することができます。

X-E2ではX-A2には搭載されていない、パノラマ撮影をする機能があります。

初心者におすすめできる?

FUJIFILM X-A2は、レンズ交換式カメラのエントリーモデルとして発売されたカメラです。そのため、初心者でも簡単に高画質な写真を撮影できる工夫がなされています。

少々オートフォーカスに弱点があり、迷ったり動きの速い被写体を苦手とする部分はありますが、富士フイルムならではの美しい色で撮影できます。

コストパフォーマンスがよく、上位機種のX-E2の本体価格は8万円を超えていますが、X-A2は4万2000円ほどです。X-A2のダブルズームレンズキットでも6万円位です。

この価格でボディとレンズ2本持てるなんて、「ちょっと、一眼カメラを使ってみたいな。」と思っている初心者には嬉しいカメラですね。

FUJIFILM X-E2 ってどうなの?X-Trans CMOS IIってなに?

FUJIFILM X-E2はX-E1の後継機として発売されました。

X-E1よりも高性能の新しいセンサーや画像処理エンジンを搭載しています。それにより、連写速度の向上や滑らかなフルHD動画撮影が実現しています。

また、オートフォーカス性能も向上し、AF最速0.08秒を謳っています。X-E2には前モデルにはなかったWi-Fi機能が搭載されました。この機能を使って、撮影した写真をその場ですぐにスマートフォンに送信しシェアすることができます。

ほかにも、Wi-Fiルーターを介して撮影した画像や動画をパソコンに転送し保存することも可能になりました。

X-E2と X-E1 の違いは

X-E2は“X-Trans CMOS II”を採用しています。

X-E1は一世代前の、“X-Trans CMOS センサー”です。デジタルカメラの心臓部ともいえるセンサーは、光を集めそれを電気信号に変える働きがあります。富士フイルム独自の“X-Trans CMOS IIセンサー”は、独自のカラーフィルター配列を採用することで、光学ローパスフィルターを不要にしています。

光学ローパスフィルターは、本来ない模様や色が発生するのを抑える働きがありますが、解像度を犠牲にするというデメリットがあります。“X-Trans CMOS IIセンサー”は、解像度とノイズ低減を両立し、APS-Cサイズながら35mmフルサイズに匹敵する高画質を実現しているそうです。

また画像処理エンジンは、X-E1は“EXR Processor Pro”を搭載していますが、X-E2はその2倍の高速読み出しが可能な“EXR Processor II ”を搭載しています。“X-Trans CMOS IIセンサー”と“EXR Processor II ”との組み合わせにより、連写性能が向上しX-E1では1秒間に6コマだったのが7コマになっています。また動画のフレームレートも高速化し、一秒間に24コマでの記録が60コマでの記録が可能になりました。

つまり、X-E1よりスペックは大幅に進化してまっせってことです。

上位機種との違いは?

X-E2も富士フイルムの上位機種も、有効画素数は同じで1630万画素です。

ただ、X-E2には防塵・防滴機能がついていませんが、上位機種には備わっていることが多くあります。

また、作動環境もX-E2は0℃から40℃ですが、上位機種は−10℃でも使用することができます。上位機種のほうが、屋外での過酷な環境下でも使用できる、タフなカメラと言えます。

初心者におすすめできる?

X-E2は前モデルよりも性能が向上し、初心者にもおすすめできるカメラです。ただ、「試しにちょっと使ってみたい」という初心者には少々お高い買い物になるかもしれません。

X-E2のレンズキット価格は9万1000円ほどするからです。さらにもう1万円を追加すれば、もう一つ上の機種X-T10のレンズキットが買える値段です。X-E2より下のクラスのX-A2なら、レンズキット価格が5万4000円位です。予算や自分の撮影スタイルに応じて、ぴったりのカメラを選ぶといいかもしれませんね。

X-T10とX-T1はどうなの?

X-T10とX-T1は、今一番FUJI機のなかでハイスペックなカメラとなっています。

X-T10は防塵防滴を省きつつも、T-1と同等の性能を持っています。価格は安いとは言えませんが、進化したAFやゾーンAFが使用できるのも魅力。ヒガシーサー的にはX-T10が一番おすすめですね。

X-T1は防塵防滴かつハイスペックなミラーレス一眼。現状Fujiのフラッグシップ的な扱いになっています。

X-T1のすごいところは性能だけではなく、ファームアップによってAFなどの中身を刷新できるところ。ほとんどのカメラメーカーはAFが進化するとすぐに新機種を投入しますが、FUJI機はそうではなくファームアップによって愛用カメラの性能が向上できるようにしています。

カメラを買い換えないでも、T-1をそのままフラッグシップとして使っていけるというのは素晴らしい姿勢だと思います。

T-10については以前に記事しました。
FUJIFILM X-T10 と X-T1 はどちらを買うべき?

FUJIFILM X-Pro2 を待つべき3つの理由

FUJIFILM X-Pro2の発売がそろそろではないかと噂が飛び交っていますね。
複数の噂に共通している点をいくつか挙げると…

  • X-Pro2のセンサーはAPS-Cサイズ(23.6mm×15.6mm)である。
  • X-Trans CMOS IIの性能を上回るセンサーが搭載される。(X-Trans CMOS IIIか?)
  • X-Pro2は、2400万画素である。
  • 画像処理エンジンは、新しいEXRプロセッサーIIIである。
  • 4K動画の撮影が可能になる。

ほかにも、防塵・防滴機能が搭載されるとか、レンズ内手ぶれ補正に加えてボディ内にも手ぶれ補正機能が搭載されるのではないかとも言われています。

発売時期はいつごろ?

X-Pro2の発売時期に関しても、いろいろ言われています。2016年にドイツで開かれる見本市、フォトキナに合わせて発売されるとか、2015年9月か10月頃ではないか、2016年中に、といった具合です。

いずれにしても、もうそろそろ発表されるのは間違いないようです。もし、今年の9月に発売となれば、本当にもうすぐですね。富士フイルムの上位機種の購入を考えている方は、X-Pro2の発売を待ってみるのもいいかもしれません。

X-T1 と X-T10の出来が素晴らしかった

2014年に発売されたX-T1は、XシリーズのX-Pro1に並ぶ新たなフラッグシップモデルと位置づけられています。

一応、X-Pro1とX-T1のツートップ体制となっていますが、X-T1のほうが性能がずっと上です。X-T1はX-Pro1よりも高性能の、センサーや画像処理エンジンを搭載していますし、オートフォーカスもX-Pro1ではTTLコントラストAFを採用しているのに対し、X-T1はTTLコントラストAFと位相差AFをシーンに合わせて自動で使い分ける“インテリジェント・ハイブリッドAF”を採用しています。

また、今年発売されたX-T10は上位機種であるX-T1の機能を引き継ぎつつコンパクトに仕上がっているカメラです。

X-T1と同じセンサーとエンジンを搭載し、オートフォーカスも同じ方式を採用しています。防塵・防滴機能がないことや、連写性能の面ではX-T1に劣りますが、コストパフォーマンスに優れた人気のあるカメラです。

X-PRO2に期待する点(AF)

Xシリーズのフラッグシップモデルにふさわしく、X-Pro2には使いやすく高性能のカメラに仕上がってほしいものです。

特に、X-Pro1で指摘されていたオートフォーカスの弱さが改善されると嬉しいですね。

X-Pro1も発売時よりは、ファームウエアアップデートによりオートフォーカスが改善しましたが、まだまだ動く被写体を苦手としています。X-T10はオートフォーカス最速0.06秒を謳っているので、X-Pro2もこれ位またはこれ以上の速度が実現してほしいものです。

噂によると、最新のセンサーと画像処理エンジンが搭載されるとのことなので、オートフォーカスの速度や精度の向上も十分期待できそうです。正直4Kは要らないし、FUJIに動画は求めていないので、価格を抑えつつ登場してくれると嬉しいです。

富士フイルム おすすめレンズは?

フジノンレンズは、人工衛星用のレンズや双眼鏡を開発しているだけあって、技術やレンズの描写力に定評があります。

また、携帯電話用のレンズ開発のノウハウを生かして、高画質レンズの小型化・軽量化に成功しています。特に単焦点レンズは、明るいレンズを実現しやすいという特徴があります。フジノン単焦点レンズも、明るくシャープな描写と、美しいボケを可能にしています。

XF35mm F1.4 R の魅力

安くはないですがFUJI機を購入するなら、このレンズは持っていた方がいいでしょう。

解放値がF1.4ととても明るいレンズです。そのため、背景を大きくぼかした写真を美しく撮ることができるし、また、シャッタースピードを速くすることができるので、手振れも起こりにくく、室内などの暗いシーンでの撮影に強いレンズです。

またこのレンズは人間の眼に近い画角なので、自分が見たままの風景をそのまま写真に収めることができます。レンズの重さは187gと、ミラーレス用にしては少し大きめですが、一眼レフ用のレンズよりはずっとコンパクトです。これだけ明るく高画質なレンズが、4万円ちょっとで手に入れることができます。コストパフォーマンスに優れており、人気のレンズです。

XF23mm F1.4 R の魅力

こちらも、解放値がF1.4のとても明るいレンズです。広角レンズは一般的にボケを出しにくいと言われていますが、このレンズは背景を美しくぼかすことができます。

このレンズ一本でいろいろな被写体をカバーすることができ、スナップ撮影やポートレート撮影、風景撮影が可能です。また、撮影可能なレンズから被写体までの最短距離は28㎝なので、マクロ撮影に近い写真も撮ることができます。

逆光にも強く、光の輪が画像内に映り込むゴーストや画像が全体的に白っぽくなってしまうフレアといった現象を抑えることができます。

とても素晴らしいレンズですが、300gと少々重く、しかも価格が約7万5000円と気軽には手を出しにくいレンズです。

初心者には XF27mm F2.8 がおすすめ

XF27mm F2.8は、コンパクトで軽量、そして幅広い撮影に活躍するので初心者におすすめです。

このレンズ一本で、テーブルフォトから、広い範囲を写す風景写真までをこなすことができます。フジノンXFレンズ最薄、最軽量のレンズで、厚みは約23mm、重さは約78g。これだけコンパクトで軽いので、携帯性の良いミラーレスカメラの良さを損なわないレンズです。

F値は2.8と先ほどのレンズほどではありませんが、十分に明るいレンズです。価格もお手頃で、3万5000円位です。コンパクトでオールマイティーなこのレンズは、毎日持ち歩きたくなる一本になるはず!