FUJIFILM X-T10 と X-T1 はどちらを買うべき?

FUJIFILM X-T10はフラッグシップ機X-T1の画質を継承しつつ、60gもコンパクトになったモデルです。その上、オートフォーカス性能やシャッタースピードが向上しています。さらに、X-T1にはない内蔵ストロボも搭載されたカメラです。一言でまとめると欲しいって話です。

FUJI X-T10の特徴

気軽に持ち出せるコンパクトなカメラで、富士フィルムならではの美しい色の撮影を楽しむことができるX-T10。フィルムシミュレーションをはじめとする豊富な撮影モードが用意されており、相変わらず写真にこだわっていてたっぷり遊べちゃいます。

また、撮影した画像をカメラからスマートフォンに送信することができるので、すぐにSNSで共有できます。ちゃんと時代に合わせてきてるので使いやすさも向上してますね。

進化したオートフォーカス

FUJIFILMのカメラってオートフォーカスが遅いって聞きますけど本当ですか?

早い機種ではないですが、新製品ごとに改善していますよ。日常使いで困ることはないでしょう。

X-T10はオートフォーカス性能が進化しています。新AFシステムを採用したため、世界最速0.06秒が実現しています。搭載されている6通りのAFモードを使い分けることにより、あらゆるシーンで確実にピントを合わせることができます。また、人間の瞳を検出し焦点を合わせる「瞳AF」や、ボタンを押すことなく自動でマクロモードに切り替わる「オートマクロ」を搭載しています。

コントラストAF77分割、像面位相差AFは中央15点ですが一度体感してみたほうがいいですよ

超高速シャッタースピード

X-T10のシャッタースピードは最速1/32000秒と超高速に進化しています。X-T1が1/4000秒であるのと比較すると、相当速くなっているのがわかります。

シャッタースピードが早いとどういうメリットがあるの?

動きの早い物体をザ・ワールドすることができます。

超高速でシャッターを切ることができるので、猛スピードで走り去るF1マシンや高速で羽ばたくハチドリを写し止めることができます。

ちなみにX-T1もファームアップすることで1/32000秒まで使用出来ます。

サイズ・重量

X-T10の一番大きな魅力はX-T1性能そのものが小さく軽くなったことでしょう。分かりやすい動画があったのでコチラをどうぞ。

X-T1に比べて10%小さくなり、60gほど軽くなっています。

小さく軽いことは正義ですね。

おぉコレなら首から下げて持ち歩きたくなります。

ただ、防塵防滴ではないですけどね。

X-T1 との違いは?

X-T10はX-T1の美しい描写力をそのままに、オートフォーカス性能などが向上しつつコンパクトになったモデルです。

カメラの基本性能部分はあまり変わりありませんが、AFは向上しています(T-1もファームアップ予定)X-T10にはX-T1にない内蔵フラッシュがついていますが、質量はX-T1が390gなのに対し、X-T10は331gと約60gも軽量になっています。

連続撮影枚数はカタログ情報によると、X-T1が47コマ、X-T10が8コマとなっています。ただ、実機検証結果としてX-T10が14コマというデータもあるので、よほど連続撮影するのでない限り大きなマイナス要素ではないかもしれません。

ただひとつ残念なのは、X-T10にはX-T1にあった防塵・防滴機能が搭載されていないことです。雨天時の撮影は慎重に行う必要がありそうです。

現在の価格差はX-T1が12万円前後(ボディのみ)、X-T10が8万円前後(ボディのみ)で約3万5千円以上の開きがあります。

X-T10をおすすめする理由

X-T10はX-T1の精細な描写をそのままに、コンパクトに仕上がっています。その上、オートフォーカス性能や、シャッター速度、ビューファインダーの見やすさなどが向上しています。防塵・防滴機能がないことを除けばほとんどX-T1に劣るところがありません。

それでいて価格は約8万円とリーズナブルです。X-T1の価格は約12万円なので、X-T10はかなり費用対効果が高いカメラと言えます。X-T1だけの性能がどうしても必要という方以外には、X-T10を強くおすすめします!

編集長の一言

個人的にFuji機は一番かっちょええカメラだと思ってます。見た目もいいし、色のFujiと言われてるくらい色彩表現が美しい。また、海外のオサレアイコンが愛用してるのをよく見かけます。私の理想のカメラファッションはこんなかんじです。

Got a smile outta me #Venice

Adam Gallagherさん(@iamgalla)が投稿した写真 –

多分X100かなーと思いますが、世界のトップブロガーiamgallaさんのinstagramです。私がよくファッションの参考にしています。こういうカメラストラップが欲しい。だれか一緒に作りませんか?

日本ではあまり見かけませんが、やっぱりカメラはオシャレに使いこなしたい。Fuji機はそういうユーザーにピッタリです。あぁぁぁ買うか。買うか。

  • この記事を書いた人

比嘉研仁(ヒガシーサー)

沖縄在住2児の父。長男が産まれる前に脱サラして夫婦で子育てセミリタイアを実践。趣味のカメラとブログを通じて、家族の思い出を「良い写真」と「テーマを絞ったフォトブック」にすることで一生の宝になることを実感しています。電子書籍「いいねを呼び込むiPhoneコンデジ写真術」は一眼カメラじゃなくても家族の思い出を美しく残せる教科書としてAmazonジャンルベストセラーにも輝きました。ブログでは、スマートフォンやカメラを使って家族の思い出を、テクニックやアイデアを交えながらフォトブックや写真に残す方法を紹介しています。