こんにちは編集部です。デジタルカメラを選ぶ時になってよく出てくるのが、撮像素子とかフルサイズといった用語です。
なんとなく分かるようで。結局なんだか分からないという理解しづらい言葉。フルサイズについて解説するためには撮像素子について知っておく必要があります。
フルサイズとフイルム時代の遺産
昔のカメラはフィルムに焼き付ける形で写真を撮っていました。
今はフィルムを使わないかわりにCCDやCMOSと呼ばれる光学センサーを使っています。大雑把に言うとこのセンサーこそが撮像素子です。この撮像素子の大きさにもいろいろありそのサイズの1つがフルサイズと呼ばれるものです。
フルサイズよりも大きなサイズはあるの?
デジタルの撮像素子サイズは中判サイズが一番大きいセンサーサイズです。ペンタックスの645Dなどが中判センサーを採用しています。
その次に大きなセンサーサイズがフルサイズです。およそフイルム時代と同じ35ミリの大きさのセンサーとなっています。
よく「35mm判換算で〜」と言われるのはこのフルサイズが基準となっています。
Canonであれば、6D、5D、1DXなどがあります。
NikonはD610、D750、D810、Df、D4などがあります。
ソニーは一眼レフではないですがα99とミラーレスのα7が発売されています。
フルサイズの下にAPS-Cサイズを採用した一眼レフもあります。フルサイズと比べて安価なモデルが多く、レンズも豊富に揃っており初心者や素人には一番オススメの機種が揃っています。
APS-Cサイズ機は初心者用、高速スポーツ用など色々と揃っています。ミラーレス部では Canon EOS Kiss X7 という機種を初心者さんにおすすめしています。
Canon EOS Kiss X7 について押さえておくべき7つのこと
まとめ
撮像素子のサイズによってカメラの特徴が変わってきます。フルサイズだから良い写真が撮れるというわけではありませんが、写真を自分好みにコントロールしやすい利点があります。
センサーサイズは様々ですが、それぞれに得手不得手があるので、あなたのライフスタイルに合わせて選ぶことが一番重要です。
今のところ、フルサイズの一眼カメラを揃えてるのは、キヤノン、ニコン、ソニーの三社だけです。2015年末にはペンタックスもフルサイズ機を販売するそうです。
ミラーレスに限ってはニコンがいずれ発売するという噂もありますが、現状はソニーのα7シリーズのみがフルサイズセンサーを搭載しています。
カメラの腕を上げてレベルの高い写真を撮りたいのであれば、フルサイズの一眼レフカメラが欲しくなります。まだカメラを始めたばかりというなら、APS-Cサイズ以下のものをオススメします。
デジタル一眼レフカメラの進歩はめざましいものがありますので、腕が上がってフルサイズのカメラが欲しくなってくる頃には、今よりも安くより高品質な一眼レフカメラが登場しているでしょう。
サイズによってかなりの値段差がありますので、最初のうちはその差額をレンズやフィルターや他の機材に当てて、機材の使い方に慣れていくことも大事かと思います。