今年一番唸った本を紹介します。
テクノロジーの進化はマズローの階級を上から逆に満たしていっている気がするなぁ。
ってことは次は安全欲求が満たされるテクノロジーが重要になってくるのかも。
もう社会的欲求はSNSで満たされてるから、命、健康、衣食住。だよね次は。
未来に先回りする思考法
最近私が読んできた本の中では一番分かりにくい。ビジネス書というのは「分かりにくければ分かりにくいほど」価値の高いものなんですが、この本の本質は・・・ぐふぁっ・・・一回読んだくらいでは理解不能。
結論から言うと10年後はかなりガチで労働はロボットに切り替わり、情報はロボットが編集し、あらゆる物体がAI(人工知能)を介して知性を得る。そう恐らくは私がいま座っている椅子ですら。
人類のテクノロジーは停滞をしない。ずーっと進化してるしスピードも早くなっている。
ぼくがいましている仕事は、幾分人より進んでいると思う。なぜなら世界中どこでも仕事ができるし、家族と一緒に過ごして沖縄の平均月収を上回る収入を得ているから。
しかしそれも2,3年後には普通になるだろうし、恐らく10年後にはもうない。ぼくが今やっているブログを書くという行為はボットがやることになるだろう。事実、どこだっけか金融関係のメディアは今ロボットが編集して更新してるんだよね。まぁそういうことが全メディアに繋がっていくでしょう。
写真を撮ることだって、近い将来ドローンに一眼レフ載せてロボットに操縦させれば代替可能だし、スポーツ写真なんか全部ロボットになるでしょう。
紙媒体の印刷物も消えるだろうし、そうなると写真プリントなんてインテリアでしか使われなくなる。それも将来的には8Kディスプレイとかで自動的に部屋のインテリアに合わせた写真を高解像度で表示するようになれば、印刷物よりもキレイになるだろうしね。
最早カメラや写真ってなんなの?ということになって、じゃあ今度はレトロ回帰でフイルムカメラが流行るだろうね。
そして一眼レフは今のままだと絶対にオワコン。それは間違いない。サムスンがアンドロイド搭載カメラから撤退したけど、2年後にはまたそのコンセプトが出てくる。けどその時点でもう遅い。
その頃にはとっくに CM10 と オリンパスAir の後継機がカメラスマホ市場を掴んでるだろうね。レンズ交換型ってもうなくなるんじゃない?
データ集めと記憶が重要
ロボットが正確に仕事するためには「データ収集」と「記憶容量」がモノを言う。まだまだロボットの情報集データは人間には遠く及ばないと思ってたけど、いやいやもうすでに超えてるんだね。
ビックリした。
今はまだロボットは五感をバラバラにしか感知できないらしいけど、例えば監視カメラなら目、指紋認証なら皮膚、ニオイセンサーなら鼻、音声認識は耳、口はよう分からん。この五感がそろそろ連動して使えるようになるみたいね。
そこに大量の過去記憶(データ)がネットでオンラインに繋がっているから、あらゆる情報にアクセスできるようになる。ロボット自身が。
そうなってくると料理とかも、やる必要なくなるよね。食材の注文は冷蔵庫がアマゾンと勝手に繋がっていて、レシピをダウンロードしておけば買ってくれるし、配達はドローンがやるし、あとはキッチンにカメラとアームをつけておけば、温度調節とかもなんか色々レシピを覚えてやってくれるんでしょう。
・・・それなら配達させろや。って話があると思うけど、その配達をお願いするのも全部ロボットがやってくれるのか。
あー妄想ってすごい。ただ現実的に冷蔵庫の中身を人工知能が把握して、1ヶ月の行動パターンや献立をアップルウォッチなんかと同期させておけば、自動で注文してくれるシステムとかはすぐにできそうだよね。
一番嬉しいのは体調や、体系に合わせて勝手に冷蔵庫が食材を揃えてくれるってことでしょう。
あんた最近ビタミン足りてないから、これ注文してたけど、いつものサーフィン前後に摂取しておけば20%体力が回復するからそのタイミングで摂取しときな。
ってされたら嬉しすぎる。家族の健康は冷蔵庫が守る。そうなってくれるかもしれない。
本を読んで改めて最新のテクノロジーに触れ続けるメリットを理解した
最近は私もおっさんになりつつあるなと思うことの一つに、新しい音楽を聞かなくなったことにあります。
また新しいデバイスに対する興味も薄くなってきた。
本で書かれているテクノロジーの点で言うとVRなんかは、いま新しく思う人も多いと思うけど、実はうちの兄が10年以上前にゲーム目的で使っていた。つまり昔からあるテクノロジーだったんだけど、それに対応する周辺機器も少なく、誰もが興味をもつような製品ではなかった。
少なくても私にとっては、テレビと繋げてこっそりムフフなDVDを見ることぐらいにしか使っていなかったし。
目新さはまったくなくても、それは10年前に体験していたからであり、この先の10年後にもそんなことが起こるだろうから、やっぱり最新のテクノロジーってのは触っていかないといけないと思う。
タイミングがすべてを決める
著書の中ではタイミングが全てだと書かれているがそのとおりだと思う。VRもドローンも実はかなり前からあったテクノロジーだ。しかしその体験価値は当時なかった「シェア」という概念が組み合わさって、今の時代の最新テクノロジーになっている。
ラジコンヘリも当時のVRも、過去は自己満足しかなかった。誰にも見られることもなかったし、誰かにシェアするものでもなかった。ところが今はどうだろう?
ドローンで撮った美しい映像は世界中で見られているし、VRで疑似体験する人間をユーチューブで見て、体験してみたいと思う人がいっぱいいる。
タイミングが早すぎれば社会に受け入れられることはなく、逆に遅すぎれば他人に成果を持っていかれる。
どっちにしてもテクノロジーはタイミングが全てということが分かる。
シェアの先には何があるんだろうか。
なんとなくだけど、テクノロジーを使う欲求ってのはマズローの階級を逆から満たしていってる気がする。
自己実現はとっくの昔だし、尊厳欲求なんかも誰も持っていないデバイス「テレビ」とかの時代でしょ。でやっとSNSで社会的欲求だから、
ってことは次は「安全欲求」だよね。
うん。ちょっとノリで書いてみたけど、かなり間違いない気がするなぁ。
テクノロジーは仕事を奪っていないよ
最近のマクドナルドのレジ自動化で、人間の仕事がなくなると不安になっている人も多いと思うけど、そもそもロボットは人間の仕事を奪っているわけではないんです。
労働というヒトがやらないでもいい作業を、短期的には割高で、長期的には低コストで代わってくれてるのです。
という話も入ってて超ナイス!そうなんだよね。
私はブログを書くという行為は好きだけど、ぶっちゃけ自分の思考を自動でテキストにしてくれるなら、ロボットに土下座してでも頼みたい。
私が手に入れたいのは、発信することで得られる対価であり、発信するための作業ではないのだ。
そうした無駄をロボットがやってくれるので、週休二日制とか通勤とか、もう10年後には確実にないからね。だって労働する必要ないんだもん。
第4章アツい
ビジネス書ではよく効率化のノウハウや、ライフハック的なテクニックが紹介されています。しかし、本当に大きな成果を上げたいのであれば、真っ先に考えなければいけないのは今の自分が進んでる道は「そもそも本当に進むべき道なのかどうか」です。
やっべーなコレ。超真理。
ルールのあるところで戦わない
郷に入れば郷に従えではたいしたことはできません。
かぁーまじで最高この本。すでにルールが作られてる市場で勝負しても、大した成果は出せない。
あと3回は読む本
一回読んだだけでは、この本が語りたいことの1/3しか気付けていないと思う。
もうカメラ業界の行く末が理解できたよ。まじで見えたわ。
一眼レフは今のままだと死ぬ。それは知ってるけどミラーレスも同じ。最終的にカメラはスマホに集約される。で未だに「良い写真を撮るテクニック」とか検索されるけど、まぁ近い将来そんなことより「写真をどうシェアしたら喜ばれる?」とかに変わってくるだろうね。
ヒガシーサーのiPhone/コンデジ写真講座やるしかないな。もちろん一眼レフ禁止で。現状コレ語れる人って少ないだろうし。
写真は記録ではなくて、コミュニケーションツールでしかなくなる。
そうそう。それで言うと一眼レフなんかよりチェキのほうがはるかに価値の高いデバイスなのですよ。
あーチェキ買おう。絶対買おう。
そうなってくると動画も静止画も隔たりはなくなって、どっちか一方しか使えないカメラマンは死ぬと。更に言うなら情報発信できない人も死んで、最新テクノロジーに触れようとしない人も死んでいくのか。
パナソニック、オリンパスが次の世代のニコキヤノかもなぁ。
いいと思う。その未来。
オリンパス air があと数年後にタイミングが重なり、すごく売れることを期待しよう。パナソニックのCM10もいいなぁ。
まとめ
駄文失礼しました。いつもなら寝てる時間に書いてしまったのでサーセン。
これは必読書。