LUMIX G7 と GH4 はどちらを買うべき?

パナソニックから新たに発売されたLUMIX G7は写真撮影はもちろんのこと、4K動画撮影もできるコンパクトなミラーレス一眼です。4K映像から静止画を切り出す“4Kフォト機能”も搭載されており、決定的瞬間も逃さず写真に残せます。静止画から4K動画までをこなすLUMIX G7は、比較的リーズナブルな価格で手に入れることができる嬉しいカメラです。

LUMIX G7 買いなポイント

辛口批評も当たり前の The Camera Store さんの動画です。「全てにおいて高いパフォーマンス、使いやすさを持っている」と絶賛してますね。

ただし拡張性やプロフェッショナルな周辺機器を使う方にはGHをおすすめすると語っています。

また動画のなかで空間認識AFについても「驚くべき速さだ」と語っています。G7の一番のメリットは防塵防滴を省いた軽量小型ボディですが、個人的には空間認識AFが採用されたのが大きいですね。

GH4でも十分小さく軽かったんだけど、さらに小さく軽くしながらも空間認識AFや4K/30fpsで撮影できるなど性能は劣っていないのが素晴らしいです。

G7は価格も10万円以下で購入できることを考えると、4Kシステムを搭載したカメラのなかで最も初心者さんにおすすめできるミラーレス一眼ですね。

LUMIXの4K動画撮影機能

LUMIXってどんな特徴があるんですか?

パナのミラーレス機はとにかく動画が良いですね。

4K動画を撮影できるカメラは他にもありますが、パナソニック LUMIX の動画機能は素晴らしいです。私もLX100を愛用していた時に驚きました。

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具体的にどこが素晴らしいんですか?

MP4記録なので編集がしやすいです。それとニコキヤノの一眼レフと比べてAF音が全くしません。まるでビデオカメラのように扱うことができます。

ビデオカメラとの違いってなんですか?

ソニーさんの開発者インタビューでも語っていましたが、現時点で一般向けのビデオカメラとスチルカメラの違いはほとんどないみたいですね。ソニーはレンズ交換型のビデオカメラもありますし、動画を撮影しやすい形か、写真を撮影しやすい形かっていうのが一番の違いらしいです。

動画を撮る上で、LUMIXは使いやすさや音質、映像面などストレスが一番ないメーカーだと思います。

それから4K動画を撮るのはいいですが、編集が面倒っていうリスクも理解しておきましょう。

面倒くさいは大嫌いです。

そうですよね、G7は4K動画をスピーディーに記録できるUHSスピードクラス3のSDカードに対応していますが、4K編集に耐えうるPCスペックがないと大変なことになります。

私のMacbookAirは、フルHD動画でも死に瀕します。

4Kだったら精神と時の部屋状態になりますよ。

4Kフォト

G7に搭載されている4Kフォト機能により、一秒間に30コマもの連写が可能になります。

そもそも4Kフォトってなんですか?

30fpsの動画は1秒間に30フレームのコマを撮影して繋げています。4K動画は1コマ800万画素の映像を繋げていますから、それを切り出すだけでも十分綺麗な写真となります。それを4Kフォトと言ってますね。

今後はカメラの連写性能に置き換わる可能性がある機能です。4Kフォトは、音声なしの4K映像を撮影しそこから静止画を切り出す仕組みです。

これにより、雷の落ちる瞬間や子どもの運動会での活躍の決定的瞬間などを写真に残すことができます。いろんな場面で使えそうですね。

多彩な撮影効果

G7では様々な撮影を楽しむことができます。パノラマモードでは、ぐるっと広い範囲を一枚の写真として撮影できます。

妻がインスタグラムを使っているんですが、あーいうフィルター効果って写真が可愛くなりますよね。

そうですね、フィルターをかけると飽きるとか邪道とか言い出す人たちがいますが、アホですね。今の時代はいかにシェアされるかが大事ですから、フィルターをかけて自分好みの色合いにしてブログやSNSで公開することが楽しみでしょう。

レトロやセピア、ファンタジーなど22種類のフィルターが用意されており、個性的な写真を作成できます。インスタグラムユーザーであれば、そのまま撮って出しでアップしても面白そうですね。

GH4との違いは?

G7はパナソニックのフラッグシップ機GH4とかなり近い性能を持っています。G7の画素数は1600万画素、GH4は1605万画素とほとんど違いがありません。ISO感度や連写可能枚数は同じです。

G7とGH4の違いってなんですか?

スペック面の細かい話をすると、やっぱり最上位機種との違いは明らかです。でも初心者さんや素人の場合は、GH4を選ぶよりもG7を選んだほうがメリットが多いですね。

Why?

デジタルは基本的に新しい製品が勝ちます。シャッタースピードで言えばG7が最速1/16000秒なのに対し、GH4は1/8000秒です。またG7は最新のSDカードUHS-IIに対応していますが、GH4はUHS-Iに対応しています。

でも1/16000秒とか使う機会ないかも。

そうですね、私もそう思います。だからスペックうんぬんよりも自分が日常的に使う範囲で必要な機能が備わっていればそれでいいでしょう。G7は防塵防滴ではありませんが基本的なスペックはGH4と変わりません。その上価格が安いし、小さく軽いですからね。

G7にはGH4にある防塵・防滴機能がありません。G7の撮影枚数は350枚ですが、GH4は530枚です。質量は、G7が360g、GH4が480gです。価格はG7が8万円位で、GH4は12万円位です。

動画専用機としてなら新しいG7がおすすめ

G7はバッテリーの持ち具合や防塵・防滴機能がないなどGH4と比べると少々物足りなさを感じる点はありますが、8万円というこの価格で4K動画撮影ができるスグレモノです。

新しいカメラだけあって、SDカードも4K動画保存に適している最新の“UHS-IIスピードクラス3”に対応しています。

LUMIXのレンズ交換型カメラは、編集部でも使用したことがないので、どなたかおつかいの方がいらっしゃいましたら、コメント欄でおすすめポイントや注意点などを教えていただけると嬉しいです。

  • この記事を書いた人

比嘉研仁(ヒガシーサー)

沖縄在住2児の父。長男が産まれる前に脱サラして夫婦で子育てセミリタイアを実践。趣味のカメラとブログを通じて、家族の思い出を「良い写真」と「テーマを絞ったフォトブック」にすることで一生の宝になることを実感しています。電子書籍「いいねを呼び込むiPhoneコンデジ写真術」は一眼カメラじゃなくても家族の思い出を美しく残せる教科書としてAmazonジャンルベストセラーにも輝きました。ブログでは、スマートフォンやカメラを使って家族の思い出を、テクニックやアイデアを交えながらフォトブックや写真に残す方法を紹介しています。