遂に Google Pixel 3 が日本で発売されることになりました。と同時に早速予約しようと思ったんですが、私が欲しかった Google Pixel3 128GB モデルはすでに売り切れ。ウェイティングリストに登録しました。
せめて256GBモデルは用意してほしいと思ったんですが、Google Drive や Google Photo などクラウド連携が基本になるのでぶっちゃけそこまで容量は関係ないかもしれない。でも流石に64GBは不便だろうなってことで128GBを選ぶことにしました。
ちなみにコチラの動画は、Googleでライフスタイルを整えるとなんかワクワクするっていう動画です。
本記事はまだGoogle Pixelが手元にない状態でスペックや特徴などをまとめていきます。iPhone4Sシリーズ〜iPhone Xシリーズまで使い込んだApple信者の私が、なぜ Google Pixel 3 を選んだのか。そういったことをまとめていきますよー。
Google Pixel 3 の特徴
Google Pixel 3 のざっくり
- GoogleブランドのAndroidスマートフォン
- Googleサービスとの親和性が高い
- AIとクラウド活用が Pixel 3の特徴
- スマホ本体の性能は必要十分
- 防水、防塵
- 価格は10万円前後
- 3大キャリアはドコモとソフトバンクのみ
- リアルタイム翻訳ができるイヤホンが付属
- 自撮りに特化したインカメラが素晴らしい
以上の特徴を備えているAndroidスマートフォンです。
Google Pixel3 の価格
Google Pixel 3 の価格表はコチラです。
- Google Pixel 3/64GB/95,000円(税込、送料込)
- Google Pixel 3/128GB/107,000円(税込、送料込)
- Google Pixel 3 XL/64GB/119,000円(税込、送料込)
- Google Pixel 3 XL/128GB/131,000円(税込、送料込)



Google Pixel3 SIMフリーはGoogleストアで買える
Google Pixel 3 SIMフリー版は Google オンラインストア で購入できます。格安SIMで使いたい方はGoogle ストアからSIMフリー版を購入しましょう。
Google Pixel 3 は LINEモバイルで使える?
まだ実機テストができてないっぽいのでアナウンスはありません。恐らく発売後にレビューが増えたり、サポートへの問い合わせが増えたらアナウンスされると思います。
ちなみに私は iPhone X と iPhone 7 Plus のSIMフリー版をLINEモバイルのコミュニケーションフリーで使っています。以前 au を利用していた頃は一端末につき10,000円(2端末で20,000円)ぐらいでしたが、現在は二端末で毎月2,000円〜4,000円ぐらいに節約できました。
参考記事:auからMNP!LINE MOBILE コミュニケーションフリーを契約した理由は?
Google Pixel 3 はドコモ、ソフトバンクのみ
いまのところ Google Pixel 3 を予約購入できるのはドコモ、ソフトバンクのみ。auは Google Pixel 3 を取り扱う予定はなさそう。各キャリアの詳細は公式ページをご覧ください。

Google Pixel3 auは?
auの公式サイトではGoogle Pixel 3 のバナーがないので、やっぱり取り扱う予定はないようですね。沖縄県民はauユーザーが多いので Pixel 3 を取り扱ってくれたら嬉しいんですけど、こればっかりは仕方ありませんね。

Google Pixel 3 と XL の違いは?
機能やハード面の差異はありません。単純に画面の大きさ(解像度は違うけど)が違うのと、バッテリー容量の違いぐらいです。好みに合わせて選べば大丈夫だと思います。

Google Pixel 3 のケースは?
ファブリック素材を採用しているので、見た目も肌触りもすごく良さそう。私はカジュアルファッションなので、ニット製の生地とマイクロファイバー製の裏地でスマホを保護する系のケースは嬉しいですね。これはかわいいと思う。
Google Pixel 3 の機能やすごいところ
Google Pixel 3 の機能やすごいところをざっくりまとめると以下のような感じです。
Pixel 3のいいところ
- AI活用が便利
- Google Photoで容量無制限
- スマホの利用時間を管理してくれる機能
- リアルタイム翻訳ができるイヤホン付き
- 広角レンズを備えたインカメラが素晴らしい
- Google アシスタントが身近に
- Google Homeにもなっちゃう
- おさいふケータイ、Google Payに対応
- 防水、防塵
Google Pixel 3 の良いところをまとめていきますね。
Google Pixel 3 はAI(写真、翻訳、アシスタント機能)を活用することに意味がある
Google Pixel 3 が iPhone と比べて優れているのは、Googleのサービスが使いやすいという点でしょう。ぶっちゃけアプリを使えば iPhone でも利用できるので、それほど大きなメリットはないかもしれません。
しかし、ほんのちょっとした操作の差で利便性って変わりますよね。Google Pixel 3 は例えば長押しするだけで画像翻訳機能が使えたり、付属のイヤホンを使えばリアルタイム翻訳が利用できるなど、使いこなせばとても便利なユーザー体験ができるだろうなと予測できます。
また、写真は Google Photos と連携しているので、4K動画すらも無料で無制限で保存できます。iPhoneシリーズだと本体の容量がすぐに写真と動画で圧迫されるので、iCloud 2TBを家族で契約しています。基本的には全て写真と動画の保存がメインなので、Google Photosと連携できるのは良いですね。
ただし、Google Photos も iPhone アプリにあるので、iPhoneで撮った写真も自動的にバックアップされるように設定できます。
参考記事:Googleフォトの使い方は?圧縮されるも一眼ユーザーが1秒で虜になった5つの理由

Google Pixel 3 のdigital wellbeing スマホを使わない時間を教えてくれる
「情報を断捨離しよう」
ということで Google Pixel 3 は利用時間を把握して、スマートフォン依存を減らそうというスタイルのようです。毎日スマホに依存しているヒガシーサーにとっては嬉しい機能。
また夜間モードではディスプレイがグレースケールになってくれるのも嬉しいですね。(iPhoneにもあるけど)

Google Pixel 3 のイヤホンがすごい
Google アシスタント が利用できるイヤホンが生まれました。ボタンを長押しすることでアシスタントに繋がるのは普通だけど、すごいのはリアルタイム翻訳ができるって点。このイヤホンつけたままなら、相手が喋っている英語や世界40ヵ国の言語を翻訳してくれます。
このイヤホンをフル活用するためには Pixel 3 を使ったほうがいいとのこと。ワイヤレスじゃないので使い勝手はどうかなって思うけど、そのうちワイヤレスが登場してくれるでしょうね。

Google Pixel 3 の広角インカメラがスゴイ
やっと自撮りがしやすいスマホカメラが出てきたなーって印象です。スマホカメラの良いところってデジカメと違って、インカメラがあるってことじゃないですか。やっぱり自撮りするんですよね。いまのティーンとかインフルエンサーは自撮りするんですよ。
広角レンズと準広角レンズのデュアルを選んだのが良い。アウトカメラだったらすぐ中望遠と準広角レンズのデュアルとかしちゃうでしょ。いやいや広角が必要なんだって!!という声は完全シカトでしたからね。
だからサードパーティーの交換レンズとか使っていましたが、Google Pixel 3のインカメラが広角を採用してくれたおかげですごく良い構成になったと思います。
あとグループセルフィーっていう名前で、あるある動画もアップされてたので見てみてください。グーグルのセンス最高かよw

TopShot の機能も面白い
Google 公式のユーチューブでは、スマホ写真でよくある「あるある体験」をネタに秀逸な動画がアップされてるので見てみてください。
Google Pixel 3 は握るだけでアシスタントが使える
握るってワンアクションがどんなもんなのか未知数ですが、ユーザー体験的にはありですよね。グッってやったらGoogleアシスタントが「いまグッてしたよね?」って聞いてくるんですよね。
それ楽しそうじゃないですか。「今日のグッはなかなか良いグリップでしたね」とか「今日のグッは力がありません。もしかしてベンチプレス強度高めました?」とかGoogleのビッグデータが拾ってくるかもしれません。

Google Pixel 3 は Google Home になる
この機能いいですよね。せっかく高詳細のディスプレイがついてるんだから、スマホデバイスは全部ホームデバイスになればいいのにって思ってました。
別売りの充電ステーションを使えば、ハンズフリーで Google Pixel 3 がホームアシスタントとして機能するそうです。OK!Google 今日の予定は?
Pixel 3 「はい、先週から一つも予定がありません。悲しい人生ですね」

Google Pixel 3 は Felica、おさいふケータイ、Google Payに対応
Google Pay電子マネー
- Suica
- nanaco
- 楽天Edy
- WAON
- QUICPay
Google Payの他に Felica、おサイフケータイが利用できます。前述しましたが、Google Pay は iD が使えないのと、AMEX が QUICPay を2019年2月に廃止するので、私が普段から使っている電子決済手段がなくなりました。
この時点で Google Pixel に iPhone から移行するメリットは全てなくなるので、ちょっとここの部分がネックになっています。

Google Pixel 3 はIPX8防水、IP6Xの防塵
最近のスマホでは標準ですよね。デジカメではタフネスカメラと分類されてるところと同じくらいの強度なのですごいことですよ。ミラーレスとかだと防塵防滴(どのくらいかは不明)を謳うだけで15万円超えますからね。この差はでかい。

Google Pixel 3 を iPhone や アンドロイド人気機種と比較してイマイチなところ
これまで Google Pixel 3 の機能や特徴を並べてみました。先進的な機能は少ないけれど、やっぱりGoogleサービスをフル活用できるっていうのが本当に大きなメリットになるので、それだけでも移行する価値は高いかと思う。
ただし、Apple製品を使っている私たちからすると、やっぱりシステムに依存しきってるので、これから新しいシステムに移行するのか..と考えるとかなり面倒ですよね!
では我が家の例をサンプルに見ていきましょう。
Google Pixel 3 のカメラとレンズ性能は高くない
バックカメラ、フロントカメラ1200万画素、広角レンズ800万画素(F2.2)の性能はカメラ性能としてみてもそれほど高いわけではありません。
現時点でもっともカメラ性能が高いのは HUAWEI P20 Pro でしょう。トリプルレンズを採用し、別々のレンズで撮影した画像を合成して一枚に仕上げることで、綺麗な写真にすることができます。そのほかにも Oppo Find X もすごいですよね。
iPhone Xsシリーズもすごい進化している中で、じゃあ Google Pixel 3 はどうなんだってところですが、レンズ性能やカメラ性能に関してはハードの部分で優れているわけではありません。
その代わり TopShot や フロントカメラのレンズに広角レンズを採用するなど、ソフトの部分でめちゃめちゃユーザー体験に力を入れているのが分かる。
スマホカメラの進化トレンドはポートレートモードのようなボケ感ですが、もっとオートフォーカス速度と立ち上げ速度を早める技術にシフトして欲しいなと思う。
TopShotなんかの機能はまさにシャッタースピートとか立ち上げの問題を、なんとか今の機能で解決しようっていう気持ちが見て取れるし、グループセルフィー機能もセルフィーを撮る人たちがグループで撮ることが多いっていうデータから検出してるんだと思う。
だって顔認識であれだけ人間の顔ばっかりデータにしてるんだから、統計で出てるんでしょうね。Googleがデータを集めてそんな失敗ばかりだよっていうところにフォーカスしてる点はさすがだなーと思う。

Google Pixel 3 は価格が高い?
ネット上ではGoogle Pixel 3 高いって言われてますけど、私を含めて日本全体の所得が上がりにくくなっているから相対的に高いと感じるだけかなと思います。

おそらくアメリカのアーリーアダプターなんかはこうした価格設定を逆に安いと思うでしょう。iPhoneよりは安いけど、使いやすそうな Android だからアリって思うヒトも多そうです。
日本は世界から見ても異常なほど iPhone ユーザーだらけなので、これまで Google Pixel、Pixel 2 が登場しなかったのも分かる気がします。今回の Pixel 3 は iPhone と競合できるかもという勝算があったからこそ日本市場に Pixel 3 を投入したんだと思う。
まずはいろんなヒトに使ってもらって、レビューが増えて、これは良い製品だっていう声が増えていけばシェアを拡大できると思います。

Google Pixel 3 のハードウェア(基本性能)が高くはない
Google Pixel 3 は メモリ4GB(iPhone XSも同じ)なので基本性能がハイスペックなわけではありません。Googleのクラウドサービス利用を前提としてるので必要ないのかも。ただ、動画編集とか写真編集の部分でどうなるのかなっていう不安はなきにしもあらず。
Google Pixel 3 日本版は Call Screen に対応していない
マジでこれ。マジでこれ待ち望んでいたサービスなんです。
私はブログにも書いてありますが、電話は絶対取りません。なぜなら自分の時間を相手の都合で奪われるからです。絶対にいや。
で Google の Call Screen という機能は、AIがユーザーの代わりに電話を受けて、相手の名前や用件、その他を聞いてくれてテキストで表示してくれたりする機能なんです。
動画めっちゃおもろいから見て。
内容や相手の名前を見てから、電話を取るか取らないかの判断ができるのでめっちゃ便利ですよね。これがリアルタイムでできるから、すごいんですよ。
ただし、日本ではこの機能を利用することはできません。というかGoogleの日本語対応力を見ても、そんなに力を入れてる国でもないので、今後も対応するかと言われたらぶっちゃけ微妙です。英語圏を中心にしたリアルタイム翻訳やテクノロジーの進化はものすごいスピードです。
Call Scleen なんかもQOL値(クオリティオブライフ)を高める機能だと思うんだけど。

Google Pixel 3 日本版は Duplex にも対応していない
2018年5月の発表会では「すごすぎて逆に怪しく感じる」とか「人間と区別がつかない」とまで言われた電話予約代行機能 Duplex ですが、これも11月からアメリカの一部の地域で利用できるそうです。
こちらはグーグルのキーノート動画があるので、こっちもご覧ください。
分かりましたか?これ AI が勝手に喋ってるんですよ。まじでヤバい。完全に人間やん。
使い方としては例えばオンライン予約に対応していない店舗に、Duplexを利用すれば、勝手に予約をしてくれるんです。例えば外国旅行に行った時に、あのレストランを予約したいんだけど、電話予約はちょっと自信がない。という場合でも Duplex にお願いすれば要望を反映した予約ができたりするんです。
それってすごいですよね。だから Google Pixel 3 を使うメリットは Call Scleen や Duplex のような「代行機能」だと思うんだけど、そのどちらも日本では使えないってのは残念すぎる。

iPhone と Google Pixel から移行するデメリット
あくまでも我が家の状況で話していきますね。我が家はApple製品に依存して生きています。例えば夫婦のスマートフォンは iPhone でカレンダーや写真、動画などほとんどのライフスタイルで繋がっています。
また仕事の作業環境も iMac、Macbook、iPadProなので、これらも全て作業環境が同期できるように設定しています。またそれだけではなく iCloud 2TB も契約しているので、これらのサービスとの親和性がなくなるって考えるだけで、ちょっと憂鬱になりそう。
でもでもそれっていつまで続くんでしょうか?
おそらく私の仕事はiMacでなくてもできるし、むしろクロームブックや Pixel Slate のほうが便利で快適かもしれない。もしくは Windows のほうがぶっちゃけツールも使えて効率化になる。
iCloud 2TB も家族間で共有しているけど、Google Photosが写真も4K動画も無制限に保存できるとしたら、月額払って契約する意味がなくなる。さらにGoogleサービスはインターネットがつながればどんなデバイスでもアクセスできるメリットがある。
動画編集、写真編集環境はAdobeに依存してるけど、それらもMacやApple製品である理由はどこにもない。
ってなると iPhone から Google Pixel に移行するデメリットはハード面ではなく、心理的な「変化するのが面倒なおじさん思考」というのが根底にあるってことですよね。

それでも Google Pixel 3 を予約した理由
まだ予約というか買う気まんまんでウェイティングリストに登録しただけなので、まだ買うかどうかを迷っています。
とりあえずは買う方向で、でも記事を書きながら思ったのがそんなに買える理由が見当たらないっていうのが本音。最近で言うとスマホよりもApple Watchのほうに未来を感じるし、カメラで言うと Insta360 One X のほうが気になります。あとシャッター音について言及されてないけど、もしシャッター音が消せるなら Google Pixel 3 の評価ドーン突き抜けますよね!
というわけでまとめになってないまとめですが、Google Pixel 3 は色々と使いやすそうです!
