初心者さん「ヒストグラムってなーに?」
ヒストグラムは画像の明暗をグラフにしたものです。
…?
なんか難しそうな言葉なんですが、ヒストグラムは画像の明るさを一目で判断できるシンプルなもの。ヒストグラムの見方やコントロール方法を覚えることは、写真の露出を学ぶことにつながります。
ヒストグラムとは
ヒストグラムは基本的に明るさの状態を表すものです。左側に行けば行くほど暗い部分のことを表し、右側は明るい状態を指します。
専門用語を連発すると、写真は一つ一つの画素が集まってできるものですよね。そのピクセルごとの色を255階調で見るものがヒストグラムです。カラーもモノクロも255階調があります。
こんなの覚えなくてもいいんですけど、まぁそうなっています。
ヒストグラムはどこを見ればいいの?
右端の山が他と比べて極端に高くなっている場合は、光が強すぎて全体的に飛んでしまっている状態です。
そのため、露出を下げるなどして光の量を減らす必要があります。逆に、左端がかなり上がっているのであれば、暗くて明瞭さが欠けていることを表しますので、絞りや露出を変えて明るさを出してあげます。
こうした2つの両極端を避けることがヒストグラムの使い方のポイントです。理想的な度数分布図は、両端の山が低くなっていて中央部に滑らかな山ができていることです。※写真をどう見せたいかで変わります。
この写真はギザギザしてますが(笑)
[char no=1 char=”higashisa”]特別な意図がなければ、ヒストグラムは露出やコントラストを調整して中央部に滑らかな山が作るようにすると、見やすい写真になります」
まとめ
ヒストグラムを理解すると安定した写真を撮るのに大変助けになります。と言っても、ヒストグラムはあくまでも目安。
初心者さん「なるべく右側と左側の山がビヨーンと飛び出ないように注意するのがいいんですね」
[char no=1 char=”higashisa”]そうだね。全体的にバランスよく山が出来ていれば大丈夫ですよ」
他にも気をつける部分はありますか?
今の時代はinstagramも流行っているので、あえて山を極端にする方法もあります。ヒストグラムはあくまでも目安として考えておけばいいでしょう。人それぞれ好みもありますし、作品をどう見せたいかによっても変わってきます。
写真ごとの特徴や、どう見せたいのかを自分でコントロールするための一つの指標で考えるのがいいですね。
ヒストグラムを理解すると写真の適正露出が分かるようになってきます。こうしたテクニックは本や雑誌でよく書かれていますが、私も記事を書くことでやっと分かるようになりました(笑)
やっぱりアウトプットって大事ですね。