はいさい。ヒガシーサーです。この記事は2013年に執筆したものを2015年に再編集しております。
「高校生ですが、どんなカメラを選べばいいですか?」
「来月、留学に行くんですがどんなレンズを選べばいいですか?」
「写真部に所属しています。カメラとレンズの選び方を教えてください」
こんなメッセージを頂くようになりました。
…いや私ごときが語れることなんて何もないんですが…。
とは言え、今は高校生がデジタル一眼レフを持つ時代なんですね。
私の時代は使い捨てカメラでしたからね〜。
高校生や中学生の方から頂くメッセージはほんとに嬉しいです。
それでは、「5万円以下で揃える 高校生 おすすめ一眼レフ」を紹介していきます。
一眼レフのメーカー選び
一眼レフの場合はメーカー選びが重要となります。2015年の一眼レフ市場シェアを見てみましょう。
- 1位キヤノン 54.7%
- ニコン 42.5%
- リコー(含ペンタックス) 4.5%
ソース:デジタルカメラ(一眼レフ) | 部門別受賞企業一覧 | 実売データに基づいてNo1メーカーを讃える BCN AWARD
となっています。一眼レフを選ぶ場合は「キヤノン」か「ニコン」を選んでおけばまちがいないでしょう。
レンズの選び方
一眼レフやミラーレス一眼などのカメラは「レンズ交換型」と言われています。逆にコンデジやレンズを交換できないカメラは「レンズ一体型」と言われています。
写真が美しい一眼レフやミラーレス一眼は「レンズ交換型」を採用してるということは、レンズを交換できるほうがメリットが多いからです。そのため「カメラはレンズのほうが大事」とよく言われています。
一眼レフを初めて購入するときは「レンズキット」と言われるレンズが付いてきます。最初の頃はこのキットレンズを使ってみて、自分の好きな焦点距離や、撮り方を学ぶのがいいでしょう。
単焦点レンズを買ってみよう
一眼レフのレンズには「ズームができるレンズ」と「ズームができないレンズ」の2種類があります。キットレンズのようなレンズは「ズームができるレンズ」なので「ズームレンズ」と言われてます。
逆にズームができないレンズは「単焦点レンズ」と言われてます。
普通で考えたらズームができたほうが便利に思います。しかし、単焦点レンズはズームができない分、価格も安く写りが素晴らしいレンズが多いです。
例えば代表的なものに「Canon EF 50mm F1.8 STM」という16000円ぐらいで買える単焦点レンズがあります。2015年5月に25年ぶりにリニューアルされて新発売となったレンズです。
以前のモデルは25年間「神レンズ」や「まき餌レンズ」と呼ばれ、とても人気があったレンズでした。その理由は9000円で購入できて、背景を綺麗にボカすことができるので、誰でも簡単に「一眼レフっぽい」写真が撮れたからです。
最新モデルは価格が上がってしまったので「5万円以下でキットレンズと単焦点レンズ」を揃えることはできませんが、キットレンズの写りに満足できなくなったら、こうした単焦点レンズを使ってみると写真が楽しくなります。
シグマ、タムロンのレンズが揃うメーカーを選ぶ
一眼レフを選ぶ際は、シグマやタムロンといったサードパーティ性のレンズを使えるメーカーを選ぶことをおすすめします。
ニコンかキヤノンの一眼レフを選んでおけば、シグマやタムロン、トキナのようなサードパーティ性レンズが豊富に使えるのでおすすめです。
おすすめカメラとレンズ
以上の条件を踏まえて、あなたにおすすめ一眼レフを紹介します。
単焦点レンズを揃えると5万円を超えてしまうので、まずはキットレンズだけでも十分です。私も EOS Kiss X7 を愛用しています。
https://youtu.be/Lje6riGhm8w
あると便利なカメラアクセサリー
一眼レフはカメラとレンズ、SDカードを揃えれば写真は撮れます。
それだけでも十分ですが、カメラを楽しいと感じたら以下のアクセサリーを揃えると、写真の幅広がってもっと楽しめるようになります。
Eye-Fiカード
通常のSDカードとは違い、無線機能を備えています。
EOS Kiss X7 はWi-Fi機能がないので、Eye-Fiカードを使ってスマホに転送するようにしておけば、瞬時にSNSやブログにアップロードができるようになります。
湿気対策グッズ
一眼レフはカビに弱い。というわけではないんだけど、高価なおもちゃなので、できれば大事に扱ってほしいもの。
湿気対策グッズを揃えておくと安心ですね。
メンテナンスグッズ
湿気対策グッズと被りますが、ブロアーやレンズペンなどのメンテナンスグッズもあると便利です。とくにブロアーはホコリを飛ばせるのですごく便利。
くれぐれもレンズに直接手を触れてはいけませんよ!
三脚
写真の幅を広げたいなら三脚を買いましょう。一眼レフは動画手振れ補正が弱く、動画は三脚がないと難しい。
最近流行りの自撮り動画を撮るなら三脚は必須ですね。余裕があったら揃えましょう。
親御さんに読んでもらいたい話
一眼レフを手に入れるメリット
- 写真をきっかけに自分に自信が出るかも…
- 家族写真を撮るようになるかも…
- レンズやカメラは精密機械。モノを大切にすることができるかも…
- 写真の世界を学ぶことでSNSやインターネットで使ってはいけない写真を知ることができる。
- 留学先、旅先で「いいカメラだね」と話しかけられる(実体験)
- 留学先では会話のきっかけになる(実体験)
- 世界中の素敵な写真に触れることで視野が広がる(実体験)
- 幅広い世代との交流が生まれる(カメラマニアの皆さんとか)
- 就職活動に有利になるかも(特技として)
デメリット
- カメラにはまるとお金がかかる。
メリットは沢山ありますが
デメリットはお金の問題ぐらいです。
今の時代はSNSやインターネットで繋がることが当たり前なので
「一眼レフで撮った写真を扱っている。」ってだけで他と差別化できます。
高校生であれば、進学や就職活動の時に自慢できる特技になるかもしれない。
最近はSNSで写真投稿するのが当たり前なので、スマホ写真で満足するんではなく、他の人とは違った美意識を持ってます!アピールも良いかもしれません。
自分の武器を見つけることが自信につながれば、それだけで良い投資だと思います。ぜひ投資してあげてくださいね。
まとめ
高校生にお勧めの一眼レフってことで、カメラの性能や機能を考えつつもやっぱりコスパが大事だと思います。
大事な点は「5万円以下でカメラを揃えること。」あとは、自分でバイトして良いカメラを買ってほしいですね。
カメラの世界は日進月歩なのですぐに新しい製品が出てきますから、最新機種でなくても良いと思う。というよりもカメラはボディじゃなくてレンズが大事ってことを知ってもらうことが大切に思います。
私は今でも8年前の Nikon D40 を使いますし、ミラーレス一眼のα7も使います。しかし、撮れる写真は最新のカメラと大して変わらないどころか、Nikon D40のほうが美しく写せることもあります。
親は「きっかけを与える」だけでも十分お子さんのためになると思いますよ。
長々と書いちゃいましたね(笑)もし参考になればシェアをお願いします!