この記事は2016年11月に記事を書き直して投稿しています。以前の内容は現代にそぐわなくなってきたので、価値観の変化に加えて、初心者さんの一眼レフ選びについて、ヒガシーサーの主観で解説していきます。
初心者さん「なぜ5万円以上の一眼レフを買ってはいけないの?」
まず私が初心者さんに5万円以上の一眼レフを買ってはいけないと主張するは理由は、とりあえず一眼レフの楽しさを気軽に味わってほしい。そして、カメラの世界に足を突っ込んでほしい。
そういう思いから来ています。
なぜなら最近のカメラ市場はスマホカメラの拡大で、どんどんと売り上げを落としているから。
私はカメラが好きだし、写真も好きです。
一眼レフには一眼レフにしかない楽しみがあるし、ミラーレスやコンデジもスマホカメラとは違うデジカメの楽しさがあります。
それを知ってもらうために、いきなり初心者さんに10万円以上もするカメラをオススメしても、色々無理感が出てしまい、ますますカメラの敷居は高くなってしまう。
スペゾン「デジタルは最新の一眼レフを買うべきだァァァ」
ヒガ「たしかにそれはあるけども、そもそも恩恵を受けるも何もカメラの良し悪しとか使い方、写真の撮り方をとりあえず安い一眼レフで学んでみるっていうのが初心者さんにはいいと思う」
つくも神「予算や好みは人それぞれなので、一概には言えないわよね。とりあえず自分が気軽で始められる範囲で一眼レフを選ぶといいわね。気軽にね」
そうならないためにまずは5万円でレンズとカメラが揃う一眼レフを手に入れて、一緒にカメラの世界を楽しみませんか?
という私のエゴが入っています。
そんな主観で解説するブログ記事ですが、もしあなたがこれから一眼レフを始めようとしているさのなら、参考にして頂ければ嬉しいです。
型落ちモデルで五万円以下を手に入れるメリット
最近の最新一眼レフは初心者向けモデルでも余裕で五万円を超えます。それはテクノロジーの進化もあるので仕方のないことです。
でも初心者さんが最新一眼レフを手に入れる必要はあまりありません。
たくさんのエントリー機種を使ってきた経験からアドバイスすると、一眼レフは自分の思い通りに使いこなすまで数ヶ月かかります。使いこなせるようになった頃、また新しいカメラが登場してるでしょう。
たまから最初は型落ちモデル、レンズ込み五万円で揃えられる一眼レフを選んでください。
スペックはほんとにどうでもいいので、キャノンか、ニコンの初心者向けシリーズの型落ちモデル、もしくは二世代前の機種でも大丈夫です。
スペゾン「なにをぉぉぉぉ!!」
ヒガ「まずは使ってみて、それで必要だと思ったスペックを見極めて買い足していけばいいと思いますよ」
フルサイズとAPS-Cサイズ
初心者さんでもフルサイズ一眼レフを手に入れることが珍しくない時代ですが、私はコスパや使いやすさを考えてAPS-C機種をオススメします。
センサーサイズが大きいメリットはいくつもありますが、初心者さんにとってデメリットもあります。
カメラ本体やレンズが大きくて重いこともあるし、価格も高価なわりに画質差では素人目に見て差はないし、フルサイズ機になると、上級者向けの操作性を求められます。
こじつけ感はあるけど、ニコンかキヤノンのエントリー機種はレンズも豊富で周辺機器も安く揃うことから、初心者さんの最初の一台にフルサイズは必要ないというのが、ヒガシーサーの結論です。
画素数とオートフォーカス
以前まで私は高画素アンチでした。画素数を売りにするカメラ広告に違和感を感じてたからです。
でも最近は違います。
高画素であることはメーカーさんの努力の結晶であると分かりました。
私のようにブログで使う写真に画素数は必要ないけど、トリミングや編集の楽しさを味わうには高画素の恩恵は大きい。画素ピッチとか色々書いてましたが、そこは技術の進歩でクリアされていく部分だと思います。
低画素の魅力をフルに活かしたα7sシリーズなどもありますが、一概に何万画素は要らないみたいな主張は前時代的だと反省しています。センサーサイズに適した画素数は、それぞれのメーカーさんが最適な画素数を研究しているので、メーカーを信頼しましょう。
つまり気にしなくていいってことです。
オートフォーカスについて
以前の記事はトンチンカンな内容でした。子供の写真を撮るために多くのオートフォーカスポイントはいらないみたいな笑
結論から言うと、五万円以下で買える一眼レフでも十分オートフォーカスは速いです。というかオートフォーカスの速度自体は、型落ちモデルでも最新モデルでも素人が違いを感じるほどの差はないというのが正直なところ。ミドルクラス以上からは色々差があります。
エントリークラスの一眼レフでも正確性は高く、スマホのカメラとは比べ物になりません。
一眼レフのオートフォーカスは、位相差オートフォーカス方式を採用しています。ミラーレス一眼は、像面位相差とコントラスト方式のハイブリッドか、コントラスト方式のみのどちらかが主流です。
専門用語は無視していいですが、それぞれにメリット、デメリットがあるので、こちらも気にしなくていい部分です。
速い被写体。スポーツ写真を撮りたいのなら、エントリー機種よりも上のクラスを手に入れとけば大丈夫でしょう。日常使いでエントリー機種のオートフォーカスが不便に感じることはありません。
動画性能
記事を執筆した当時は一眼レフで動画を撮影するのがまだ一般的ではない時代でした。
そのためトンチンカンな事を書いてましたが、2016年11月現在は、一眼レフでも動画を撮りやすくなっていて、型落ちモデルの一眼レフでも、動画向けのレンズを選べば大丈夫。選ぶ基準としてはオートフォーカスが追従するかどうかがポイント。
動画をメインに考えているならパナソニックのミラーレスや、オリンパスのミラーレス一眼もオススメです。
写真の仕上がりは変わらない
中級者向けの一眼レフと、10年前の一眼レフを比べてみました。
一方はフルサイズミラーレスとミドルクラスの一眼レフで撮影したもの。もう一方は古い一眼レフとオートフォーカスすら搭載していないオールドレンズの組み合わせです。
さて、あなたはどれが新しいカメラで写したものか分かりますか?被写体はどちらも子供です。
10年前の一眼レフとオートフォーカス非搭載のオールドレンス
正解はこちらが古いカメラとレンズで写したものです。
高くて最新のカメラを買えば、写真が綺麗に撮れるというものではないんです。操作や使い勝手の部分でアドバンテージはありますが、写真の良し悪しはレンズと撮り方が重要です。
カメラは五万円以下で手に入れて、あとの予算は写真の腕を磨くための講座や参考書に投資するのが賢い手です。
まとめ
カメラは最新でなくてもいい。ますは五万円以下でレンズとカメラが揃うセットを購入して、写真を楽しみましょう。私が初心者さんの最初の一台におすすめしたい一眼レフはこちらです。
望遠レンズと標準ズームレンズが付いて5万円以下で手に入るのは超お得。恐らくこんな価格帯でダブルズームキットが手に入るのは今だけでしょう。まずはこの価格で一眼レフの楽しさを感じてみてください。
それから必要ならレンズを買い足したり、ミドルクラスの一眼レフを試してみたり、フルサイズにステップアップしたりするといいですね。