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Nikon D5500 光学ローパスフィルターレスってなに?

こんにちは編集部です。Nikon D3300 や Nikon D5500 など、ローパスフィルターを搭載していないということを前面に押し出して宣伝を行っているものがあります。

光学ローパスレスフィルター仕様とか書かれているものですね。

じゃあローパスフィルター搭載はカメラの性能を落とすものなのか?という疑念が湧きますが、ほとんどのカメラには搭載されていて、必要なものである感じもします。いったいローパスフィルターとはなんなのでえしょう?これがあるとどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?この疑問に答えるには、光を捉えて画像に変換するイメージセンサーのことを知る必要があります。

ローパスフィルターの役目

受光素子と呼ばれる光を感知するセンサーの各部分は、赤緑青のカラーフィルターを持っていて、1つの画素は1つの色だけを感知します。そして、この3つの色の画素が規則的に並べられています。

均等に色を持つものを撮影するなら問題がありませんが、その画素が配置された規則に干渉するような色の構成を持つものを撮影すると、イメージセンサーがいわば錯覚を起こして、色の変化や、モアレと呼ばれるおかしな模様が出てきてしまうことがあります。こうした錯覚を防ぐために、画素の前にフィルターを設けて色を少しぼかしてしまうのです。そうすることで、画素の配置に干渉することなく、正しい色の撮影ができるのです。

この画素の前に置かれる、錯覚を防ぐフィルターがローパスフィルターなのです。より正確な写真を撮るには必要なものだとも言えます。しかし、色をぼかすということは解像度が下がるとういことですので、写真の質という面ではデメリットとなってしまいます。

ローパスフィルターレス

一方、画素数を大幅にアップすると、こうした色の錯覚が起こりにくくなり、偽色やおかしな模様が少なくなります。技術の進歩によってかなり画素数を上げることができるようになってきましたので、ローパスフィルターをかけなくても正しい色合いの画像が写せるようになってきて、ローパスフィルターなしというカメラが出てきたのです。

もちろん、完全にこうした錯覚を無くすことはできないので、少し偽色が出ることがあります。その分、解像度が高く密な画像ができます。ローパスフィルターを搭載しているカメラと比較してみると、個人的にはそんなにモアレも偽色も気にならないかなと思います。そのあたりはそれぞれの好みだと思いますので、解像度というメリットと錯覚が生じるというデメリットを比較して、気に入った方のカメラを選ぶといいですね。

まとめ

モアレを抑制できると言われていますが、D5500を使ってみた感想として「ぶっちゃけよく分からない」というのが本音です。

メーカーの考え方が違うぐらいで捉えておくのがいいと思います。

D5500はすごい良いカメラですけどね。

  • この記事を書いた人

比嘉研仁(ヒガシーサー)

沖縄在住2児の父。長男が産まれる前に脱サラして夫婦で子育てセミリタイアを実践。趣味のカメラとブログを通じて、家族の思い出を「良い写真」と「テーマを絞ったフォトブック」にすることで一生の宝になることを実感しています。電子書籍「いいねを呼び込むiPhoneコンデジ写真術」は一眼カメラじゃなくても家族の思い出を美しく残せる教科書としてAmazonジャンルベストセラーにも輝きました。ブログでは、スマートフォンやカメラを使って家族の思い出を、テクニックやアイデアを交えながらフォトブックや写真に残す方法を紹介しています。