こんにちは編集部です。一眼レフカメラがフィルムタイプからデジタルになったことのメリットの1つに、連写性能が格段にアップしたということが上げられます。
以前は、物理的にフィルムを送り出すのに限界がありましたので、そんなに速い速度での連写はできませんでした。しかし、フィルムが不要になったデジタル一眼レフカメラでは、メモリの処理だけできればかなり高速で連写ができますし、一度に連写できる枚数も格段に増えます。そのため、上手に連写機能を使って幅広い表現をしたいものです。
連写性能って必要か?
連写性能を見るには、どのくらいのスピードでコマ送りができるかということと、最大何枚まで連写できるかというのが主なチェック項目となります。
このどちらも連写を楽しみたいのであれば重要な性能ですので、新たにカメラを買いたいと思っているなら、いろいろなメーカーや機種を比較してみると良いでしょう。
センサーサイズが小さくなるほど連写性能や高速性は高い機種が多いです。やはり連写性能が良いといろいろな楽しみ方ができますので、できるだけ高い性能を持っているものを選びたいところです。
一番の人気はやはり EOS 7D MarkII ですね。
連写が必要なシチュエーションとは?
男のミラーレス部では、どんな被写体でも連写を使います。単写で撮影することはほとんどありません。その理由は…とっておきの一枚を撮る自信も技術もないからです。
だからとりあえず連写で撮影し、お気に入りの一枚を後からピックアップする。それが一連の流れです。
とは言っても、物理的に連写が必要な場面も多くあります。例えば激しく動き回る子供なんかはそうですね。連写を使わなければ半目写真を量産してしまうでしょう。かわいい一瞬を撮るなら最低でも4コマ/秒の連写は欲しいです。
また、川の流れをシャッタースピードを早くして連写で撮ることで、幻想的な水の動きを止めて表現することができるようになります。あと最近はコマ送り動画なんかも人気ですよね。
ああいう動画を作るためには、なるべく高速連写が可能な機種を選ぶ必要があります。
バッファーとは?
バッファーとは、撮った写真データを一時メモリに保存する処理を表します。そのため、連写機能には高い処理能力が求められるのです。高速になればなるほど応答速度が速くなければなりませんし、メモリーへの記録速度も求められます。
こうしたことから処理能力が劣ってしまう入門機では、中上級機のような細かいコマ送り撮影が難しいのです。
また、一時メモリへの容量の関係もあります。デジタル一眼レフカメラでは、撮った画像は一時メモリに蓄えてその後SDカードなどの記録媒体に送られます。
入門機ではこのストックの場所である一時メモリが小さいので、一度に連写できる枚数が少なくなってしまうのです。もちろん、限られた範囲内ではありますが、最近の機種はかなり機能が向上していますので、十分に楽しめると思います。
※Nikon D7100 はこのバッファー容量に不満を持つユーザーさんも多数いらっしゃったそうです。D7200ではその問題を解決することで、人気の機種となっています。連写で撮影するユーザーにとってバッファー容量はかなり重要な要素だと言えますね。
連写に強いミラーレス一眼は?
連写性能が抜群に優れている機種が Nikon 1 シリーズのミラーレスです。通称「ニコワン」は20コマ/秒と、コマ数だけで考えれば50万円を超える一眼レフのフラッグシップ機よりも高速連写を行うことができます。
また、連写性能だけではなくAF速度、精度も素晴らしいです。
α6000の4Dフォーカスは初速こそ高速ですが、高速に移動する被写体の場合はピントが外れることもあり、しかも外れた後は結構迷います。その点ニコワンの場合はピントが外れることも少なく、本当に一眼レフの中上級機と遜色ないAF速度、精度を誇ります。
1インチセンサーと昨今の一眼カメラ市場では小さなセンサーサイズですが、その小さなセンサーサイズのメリットを生かしきった素晴らしいミラーレス一眼です。