本記事は2016年5月に執筆された記事です。ミラーレスカメラはもっと自由に製品を作っていいと思う!
2016年5月〜2018年現在に至るまで、いくつかのカメラを使ってきましたが、未だに手元にあるのは Panasonic LUMIX G7 です。
このカメラは主に自宅で物撮りや、子ども達のユーチューブ動画を撮るのに使っていて、機能も性能も丁度いいミラーレスカメラです。
LUMIX G7 はもう何世代も過去のカメラですが、パナソニックが誇る先進機能「4K」「4Kフォト」「フォーカスセレクト」「高速なコントラストAF」「使いやすい動画」などが魅力で、とくにユーチューブ動画の撮影時に楽しんで使っています。
ミラーレスカメラの未来について考えよう
本日の記事はカメラの未来を想像して主観まみれでまとめました。とりあえず主観まみれなので、流し読みしてもらうことをオススメします。ちなみに私のスペックは以下の通りです。
- ほぼ毎日ブログを書いている。
- instagramを使っている。
- Youtubeに動画を投稿している。
- ノマドワーカーである。
- 5歳、3歳の子どもと毎日出かける。
- 商業写真のお仕事は全力で断っている。
- 国内主要メーカーのカメラは全て使用経験がある。
- もとは一眼レフが好きだった。
ヒガシーサーが考えるカメラの理想は、ジーンズの後ろポケットに入る動画も静止画も得意なカメラを求めています。
ちなみにポケットに入る大きさの奥行きは40mmが限度です。45mmはキビシイ。
退化はやめてくれ
そもそもミラーレスカメラの革新性は「ミラーがない」ことにあります。デジタル一眼レフはカメラ内部に物理的なミラーを設けることで「光学ファインダー」を備えることができます。またデジタル一眼レフは専用のAF機構を備えるので高速な位相差AFも採用できます。


ミラーを備えるデジイチに対し、ミラーレスカメラはミラーが不要で機種によってはAF機構を備えずとも像面位相差AFを採用している機種もあります。
そのため「光学ファインダーを省く」ことができるのがミラーレスカメラなんです。
じゃあなんで「EVF(電子ビューファインダー」とか付けちゃうの?


EVFは本当に必要か?
わたしが今まで使ってきたEVF付きのミラーレスカメラ(ミラーがないという表現をするならコンデジも含む)はα7、Olympus OM-D E-M10、FUJIFILM X-T10、FUJIFILM X-Pro2、LUMIX G7 X、Canon PowerShot G5 X、Nikon COOLPIX P900など。
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紹介した過去記事は古い記事なので、今とは全然価値観が違っていますが、いろいろ使ってきました。
上記のカメラにはEVF(電子ビューファインダー)がありました。わたしもカメラオタクなのでやっぱりファインダーを覗いて撮影するのはとても楽しい。
それに体勢も定まるので手振れも抑えることができます。
ほかにも沖縄の晴天下は明るすぎて、背面液晶が真っ暗に見えてしまうことがある。そんな場合にファインダーがあると助かりました。
でもEVFって光学ファインダーと違い…背面液晶と同じなんですよね。それなら無くてもいいんじゃないかなと。
EVFはなんのためにある?
理由は人それぞれあると思いますが、やっぱりEVFって「あったほうがいいだろうな」っていう考え方が先行しているんじゃないかと。
フィルム一眼はそもそも背面液晶なんてなかったし、光学ファインダーがあればそれでヨシとされていました。
デジタル一眼レフの場合は「光学ファインダー」と「背面液晶」は「アナログ」と「デジタル」の違いがあって、ちゃんと意味があります。
じゃあミラーレスカメラの「EVF」は何なの?
背面液晶と変わらない上に電池消耗もする。撮影後の書き込みブラックアウトも起こる(今は少なくなってる)。ミラーレスカメラはせっかく「ミラー」「光学ファインダー」という制約がないのに、なぜEVFを付けちゃうんだろう。
必要なら外付けで対応するでいいんじゃない?上位機種を求める人がみんな「ファインダーを求めるデジタル一眼レフ愛用者」なわけではないかもしれないよ。
知らんけども。
最小最軽量は意味がないことに気づこう
よく言われますよねクラス最小とか最軽量とか。LUMIX G7も一眼レフと比べると小さく軽いです。そのくせ一眼レフのようなスタイルで撮影出来てストレスはありません。
LUMIX GM1S も驚くほど小さくて軽かった。FUJIFILM X-T10も、Olympus E-M10も軽くて小さかった。
でも軽くて小さいことは大したメリットにはならないんです。それより大切なのは「ジーンズのポケットに入るかどうか」です。


主観ですが、レンズを含めた奥行きが大切なんです。
レンズを変えると重さも軽さも変わる
レンズ交換式のカメラはレンズを変えると重さも大きさも変わります。そりゃそうですよねレンズ交換式なんだから。だから世界最小、最軽量を謳っても意味がない。
大事なのは、パンケーキレンズと組み合わせたときにポケットに入るかどうか。

というオプションがあれば魅力的なんだよね。
ミラーレス一眼という言葉が良くない
日本だけですけどねミラーレス一眼っていうのは。海外ではデジタル一眼レフのことをDSLR、ミラーレス一眼のことをミラーレスカメラやノンレフレックスと言います。あとネオ一眼もブリッジカメラと言うし。
そもそも一眼ってカメラにレンズが一つって意味だし、そういう意味で言うと iPhone も一眼ですから。一眼レフは「ミラーが付いた一眼カメラ」っていう意味ですよね。
FUJIFILMだけは賛成
そんな中でも唯一デザインされてるなと感じるカメラメーカーがあります。それが「FUJIFILM」のカメラです。上位機種も下位機種もカメラの奥行きはほとんど変わらない。(執筆当時)
おそらくその点に気づいている人はとても少ない。
X-Pro2 なんか素晴らしいデザインですよ。だってEVFの出っ張りがない上にハイブリッドファインダーなんだから。X-T10はEVFだけど、出っ張らないように作られている。
FUJIFILMのデザインコンセプトは一貫してファインダーが出っ張っていません。(T-1は出っ張ってるけど)レンズ一体型のX100シリーズもファインダー部分が出っ張っていません。
また上位機種でも奥行きが小さいカメラになっているのも特徴。X-Pro2とかほんと素晴らしい。
それで FUJIFILM X70 ですよ。液晶がチルトできてEVFは外付け別売り。APS-Cサイズセンサーでありながら、ポケットに入る薄さ。
あのシステムデザインのまま 35mm、50mm、75mmという形で単焦点レンズ一体型のシリーズが登場して欲しいと思うくらいです。
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スマホカメラがすごくなっている
今後スマホのカメラは高性能になっていきます。機種によってはパナソニックCM10のように1インチセンサーを搭載するスマホも登場するでしょう。
iPhoneカメラ用のアクセサリー充実度も無視できませんし、撮ってそのままシェア、撮ってすぐに編集ソフトで編集できるスマホってすごいんです。
グーグルは未来を数年前から予測している
ウェブサイトは2012年ごろからモバイルファーストがほぼ義務化されています。みんなスマホから見るからスマホで見にくいサイトは順位落としますよって2012年の頃にアナウンスしています。
全てがスマホ前提の世の中になっているのに、なぜカメラはデジイチに似せちゃうのかな。やっぱり顧客層の年齢層が高めなのかもしれませんね。
そういう意味では顧客層のライフスタイルに合わせてスペックを進化させているので正解かもしれません。
でも私たちより下の世代はデジイチ、ミラーレス、スマホが最初のカメラなんです。だから「ファインダースタイルが正解」という概念がなく、このファインダーどうやって使うんだろうってところから始まるんです。
やっぱり昔からカメラを好きな層と、私たち世代はちょっと発想が違ってくるんですよね。
いつか出るフルサイズスマートフォンの恐怖に指をくわえて見てるだけ?
シェアすることが常識になると、人々はスマホ写真に飽きてしまうかもしれません。
それでも子連れで一眼カメラを手に旅行した筆者は、一般人が「邪魔で仕方ないカメラを使う」のは想像できません。
スマホがあれば本も地図も電話も時計もカメラもいらないのに、なぜあえてカメラを持つのか?首からぶら下げないといけないし、カバンの80%を占有するカメラを持つ?
ツライ。
もしスマホが一眼レベルの写真を撮れたらどうなるか?連射も必要ない、細かい性能も必要ない。ただ1枚だけ一眼と同じレベルの写真が撮れたらどうなるか?
いつかはかならず来る。
そんな未来が訪れるのは間違いないのに、なぜミラーレスカメラはデジタル一眼レフに似せて作るのか?
GoPro HERO4 Session を手に入れて確信したこと
GoPro HERO4 Session というアクションカムを買いました。とても小さく軽く作られています。
機能も性能も上位機種と比べるとショボいですが、その小ささと軽さには目を見張るものがあります。さらにハウジング無しでの防水性。クリアな音声。素晴らしいアクションカムです。
しかし小さいことが犠牲にしたこともあります。それが奥行き(薄さ)です。
GoProHERO4 Session は通常のGoProシリーズと比べて奥行きがあります。ハウジングケースに入れた状態のHERO4シリーズと比べればそこまで違いはないけど、ハダカのHERO4と比べると随分奥行きがある。
軽くて小さいのはいいけれど、ポケットに入れたときに出っ張るんですよね。
技術で解決できる部分はそうしよう
晴天下で背面液晶が見えなくなる→液晶を少し傾けることができたら大体解決する。
ファインダーを覗かないと手振れする→光学式5軸手ブレ補正。
暗い場所では背面液晶が明るすぎる→パソコンのように暗転できるといいね。
望遠撮影ではファインダーが有利→外付けにしましょう。
EVFの出っ張りどうにかならないの?→RX100M3のようにポップアップ式にしちゃうのはいかが?
まとめ
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妻がiPhoneで更新しているinstagram。別記事で紹介しますがYoutubeも楽しく作っています。こうした体験ができるのも、やっぱり手軽に写真や動画が撮れる iPhone だからこそなんですよね。
ミラーレスカメラ、一眼レフで写真を撮るのはとても楽しい。でもそれが楽しいからといって、カメラのライトユーザーや初心者にまで強要していいか?
例えば防水ミラーレスの Nikon 1 AW1 や、レンズスタイルのオリンパスエアーのように、「今までなかったカメラ」が登場するのが「ミラーを省いた」最大のイノベーションだと思うんですよね。
それでも、そんな未来が迫ってることを知ってても…一部のヘビーユーザーのために、ミラーレスカメラは今後もデジイチの後を追っていくのかなー。