【ムーチー】おばあ直伝 美味しくて食べやすいムーチーの作り方

はいさい。どんなお餅よりもムーチーが世界で一番美味しいと思うヒガシーサーです。沖縄県では旧暦の12月8日前後にムーチー(餅を月桃の葉にくるんだもの)を作って食す習慣があります。

多くの家庭は旧暦の12月8日に合わせて作りますが、いまは新暦に行う家庭も多く、妻の実家も毎年新暦に行うので、慣例に従って新暦に行いました。

また、今年は息子も産まれたので念願の「ハチムーチー」を作ってもらい6ヶ月の息子も大興奮しておりました。(この記事は2012年に書いた記事を再編集しています。)記事で使われているのは娘のハチムーチー写真です。

用意するもの

  • もち粉
  • 砂糖
  • 食紅(ピンクのムーチー用)
  • 紅芋粉(紫のムーチー用)
  • ビニールひも(ムーチーを結ぶもの)
  • 蒸し器
  • ボウル
  • 月桃の葉っぱ(ムーチーカーサ)

※用意する量も聞こうと思ったら「わざわざ計らんさ。経験と目分量」だそうなので、まぁ詳しい作り方は他の方のサイトを見てください(丸投げ)

参考サイト:シンプルなムーチーのレシピ

 とにかく練る練るネールネ!

ムーチー

ムーチーを美味しく、しかも食べやすい餅にするためには「とにかく、こねくり回す」ことが大事だそう。ベテランのお姉さん方のムーチー作りを見てると、とにかく練る練るネールネしてルーネ!

妻の実家のおばあはとても厳しい方だったので、少しでも練りがあまいとバレてしまうんだそう。なので無意識で「とにかく練る事」が身に付いているそうですよ。

大事な継承文化だなぁコレ。

欲張りすぎず一口サイズで包むこと

ムーチー

「ムチャムチャとはムーチーを食べるためだけにある言葉である。」

という名言があっても良いくらいムーチーってムチャムチャしますよね。しかも包み方が下手だと、横にはみ出るわ葉っぱにくっつくわで、もう「世界のカオスがここに集結した」と言わんばかりのムチャムチャ具合。それが子ども達の手によってテーブル、リモコン、ドアノブにベタベタベタベタ・・・あ〜想像しただけで地獄の惨劇。

そうならないためには、包む段階で「一口サイズで包む事」が大事らしい。

こうすることによって、横からもはみ出さず、葉っぱの芯の部分にしっかりとくっつく事ができるため、食べやすいのだとか。また、ムーチーガーサは二枚で挟むとより食べやすいのだとか。確かに妻の実家のムーチーは食べやすい。

ムーチー

これもおばあの教えらしいですよ。以上の二つを守れば、美味しくて食べやすいムーチーが出来上がるそうです。簡単ですね。

ムーチーガーサを取ってきて洗う

ムーチー

ムーチー作りを経験した事がある人は必ず「カーサを洗うのが難儀」と口を揃えます。

今ではスーパーでも買える「ムーチーガーサ」だけど、やっぱりムーチー作りは全て手づくりでやらなきゃね。息子はまだ小さいけれど3歳くらいになったら全部一緒に手伝わせようと思いました。

それと、なぜムーチーガーサには”ガーサ”って言うのに、ムーチーがつかな”カーサ”はカーサって言うんだろう。

ビニールひもを準備しておく

mu-ti

ムーチーを包むときに使う”ヒモ”をビニールひもを作って準備しておきます。家庭によっては輪ゴムで対応するようですが、ここではビニールひも。

ここまで来ればあとは蒸すだけです。

まとめ

ムーチー作りは沖縄の素晴らしい文化。旧暦でも新暦でも大丈夫ですから、ぜひ作ってみてくださいね。

とくにお子さんがいるご家庭は、ぜひぜひ作ってあげてください。

  • この記事を書いた人

比嘉研仁(ヒガシーサー)

沖縄在住2児の父。長男が産まれる前に脱サラして夫婦で子育てセミリタイアを実践。趣味のカメラとブログを通じて、家族の思い出を「良い写真」と「テーマを絞ったフォトブック」にすることで一生の宝になることを実感しています。電子書籍「いいねを呼び込むiPhoneコンデジ写真術」は一眼カメラじゃなくても家族の思い出を美しく残せる教科書としてAmazonジャンルベストセラーにも輝きました。ブログでは、スマートフォンやカメラを使って家族の思い出を、テクニックやアイデアを交えながらフォトブックや写真に残す方法を紹介しています。