Nikon 1 ってどうなの?レンズやマウントアダプターは使えるの?

こんにちは編集部です。Nikon 1は、ニコンではレンズ交換式アドバンストカメラという名称を使っていますが、世間一般で言うミラーレス一眼のカメラです。

いくつかの機種が出ていてそれぞれ独自の魅力を持っています。どれも画質や基本性能が高く、コンデジでは味わえない表現力豊かな写真を撮れるのがうれしいところですね。デザインもニコン独特のしぶさがあって、カメラを楽しんでいるという雰囲気があります。

新製品であるNikon 1 J5ではついに4Kの動画撮影が可能になっていて(15fpsですが)新しい世界を見せてくれます。また、Wi-Fiによる写真転送や自分撮りに便利なチルト式の液層モニターなどを装着していて、ちょっとした操作が便利になっているのもこのシリーズの憎いところですね。

Nikon 1の優れている機能の1つに、世界最速クラスの連写機能が挙げられます。毎秒20コマの連写が可能ですのでより動きのある一枚を撮ることができます。

1 NIKKOR レンズ群

Nikon 1シリーズのレンズ群は「1 NIKKOR レンズ」と言われています。広角ズーム、標準ズーム、望遠ズーム、高倍率ズームとズームレンズも一通り揃っています。

単焦点は準広角、標準、中望遠があり、特に中望遠はf1.2とナノクリスタルコート採用で一眼レフに負けないレンズとなっています。ただし、マクロレンズはまだ登場していません。

Nikon 1シリーズはセンサーサイズが1インチなので、表記の焦点距離に2.7倍をかけた数字が35mm判換算の距離となります。

それが分かりにくいので初心者さんも敬遠してしまう理由かもしれません。

センサーサイズが小さいことのメリットは、ボディやレンズが小さく作れること。被写界深度の深い写真が撮れること。そして超望遠システムを手持ちで実現できる点です。

Nikon 1ユーザーなら一度は手にしたい 70-300mm(35mm判換算190-810mm)のレンズはナノクリスタルコート採用でとても魅力的なレンズです。

ニコワンの高速AFと相まって最高の動体撮影機種となり得ます。

FT1 マウントアダプターの使い方は?

Nikon 1が使いやすいなと感じる大きなポイントは、マウントアダプターを使うと一眼レフのレンズも装着できるということです。

ミラーレス一眼はとても使いやすくて便利なのですが、使えるレンズの種類が少ないという難点を持っていました。その点、このようにアダプターによってたくさんのレンズが使い回せるというのはかなりうれしいです。ニコンユーザーであれば手持ちのレンズもそのまま装着できるので、無駄なコストもかかりませんし、使い慣れたものを使い続けることができます。

Nikon 1シリーズには超望遠システムの専用レンズがありますが、マウントアダプターを介せば一眼レフ用の安いダブルズームキットの望遠ズームでも超望遠システムを使用できます。

また、マクロが欲しい場合は AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G を使うこともできます。ニコワンに装着すると108mmの中望遠となりマクロレンズとしては丁度良い焦点距離となります。

※FT1はAFが作動するのは「AF-Sレンズ」のみ、AF測距点は中央一点。AF-Cは使えないなどの制限がある。

初心者におすすめできるか?

Nikon 1シリーズは他社のミラーレス一眼と比べてセンサーサイズも小さく、ボディサイズもマイクロフォーサーズ機種と比べて大差ありません。そのため、あえて Nikon 1シリーズを選ぶ初心者の方は少ないでしょう。

でも…ミラーレス部的には Nikon 1 こそ初心者にオススメしたいカメラなんです。

高速AF、小型軽量のボディ、ニコン一眼レフのレンズを使用できる。子供の運動会で大活躍するであろう高倍率ズームレンズや望遠システムレンズを揃えている。

高倍率ズームレンズのコスパは良くないですが、非常に使いやすいミラーレス一眼です。

特に、最近発売された J5 は見た目のキュートさも相まって人気があります。

価格帯も単焦点レンズとズームレンズがセットになったダブルレンズキットで7万円以下。ミラーレス部でもJ5はおすすめの機種です。

  • この記事を書いた人

比嘉研仁(ヒガシーサー)

沖縄在住2児の父。長男が産まれる前に脱サラして夫婦で子育てセミリタイアを実践。趣味のカメラとブログを通じて、家族の思い出を「良い写真」と「テーマを絞ったフォトブック」にすることで一生の宝になることを実感しています。電子書籍「いいねを呼び込むiPhoneコンデジ写真術」は一眼カメラじゃなくても家族の思い出を美しく残せる教科書としてAmazonジャンルベストセラーにも輝きました。ブログでは、スマートフォンやカメラを使って家族の思い出を、テクニックやアイデアを交えながらフォトブックや写真に残す方法を紹介しています。