はいさいヒガシーサーです。本記事は[新型コロナウイルス感染症特別貸付の申し込み方法]をまとめています。
また本記事では沖縄公庫で申し込んだ内容をまとめているので、読み進めていくうえで以下の点に注意してください。
ヒガシーサーの事例
- 個人事業主である
- 沖縄公庫で申し込んでいる
- 3期以上の開業実績がある
- 3期分の確定申告書を用意している
- 過去2回、沖縄公庫から事業融資を受けている
上記のことを留意したうえで、新型コロナウイルス感染症特別貸付の参考にしてもらえたら嬉しいです。
では早速見ていきましょう。
新型コロナウイルス感染症特別貸付とは
新型コロナウイルス感染症特別貸付とは、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、1時的に業績悪化に陥り、中長期的に業況が回復し発展が見込まれる個人事業主、及び中小企業が受けられる[事業融資枠]です。
また当初3年間は実質無利子で借りることができ、最大5年間の据置期間を取ることができます。
三年間の実質無利子の期間が終了すると基準金利での支払いとなり、今の時点で金利は確定しておりませんが、1.3%前後になるそうです。
融資期間は設備資金20年以内、運転資金15年以内となっていて、筆者が融資を受けた[マル経融資(商工会を通して公庫から融資を受ける制度)]よりも2倍の期間で借りることができます。
それにより支払い金額が抑えられて、余裕のある返済ができます。ただし、給付金や助成金とは違い、あくまでも[貸付]である点は注意が必要です。
詳しくは沖縄公庫のページをご覧ください。
新型コロナウイルス感染症特別貸付の条件について
また新型コロナウイルス感染症特別貸付については、誰でも融資を受けられるものではなく一定の条件を満たしている方が対象となります。
具体的には以下の書類を提出できる方に限り特別貸付の申込みができます。
提出が必要になる書類
- 借入申込書
- 融資・償還方法等変更相談受付表
- 新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書
- 運転免許証等の写し(両面)
- 履歴事項全部証明書(法人営業)
- 直近二期分の確定申告書一式の写し(個人営業)※新規取引は三期分
- 直近二期分の税務申告書一式の写し(法人営業)
- 借入金の返済予定表の写し(公庫以外の負債がある場合)
必要に応じて提出が必要になる書類
- 事業概要(新規取引の方)
- 最近一ヶ月の売上高が前年の動機と比較して5%以上減少したことを確認できる資料(売上帳簿や試算表)
- 事業に必要な許認可証の写し
- 合計残高試算表(決算後六ヶ月以上経過してる場合)
- 事業計画書や創業計画書
詳しくは沖縄公庫のページをご覧ください。
新型コロナウイルス感染症特別貸付を受けるための手続きは?
現時点ではあくまでも[申し込みが可能]な状況です。都道府県によっては事業融資の条件、手続き等がそれぞれ違います。
沖縄振興開発金融公庫を活用する場合は、4月10日から郵送での申し込みが可能になると担当者さんが教えてくれました。
4月10日以前までは窓口での受付がパンク状態に陥ってたそうで、公庫で働いてる方や、別の用件で公庫に尋ねているお客さんにもリスクがあるので、こういう手続きはネットから行えるようにして欲しい。
コロナウイルス感染症特別貸付の申し込みにきて、コロナウイルスに感染するとかあってはならないことですよね。
現在は郵送で対応ができるそうなので、詳しくは沖縄公庫のページをご覧ください。また問い合わせもできますが、なるべくは自分で調べて郵送で送るほうが負担は少なくなると思います。
最新情報
現在、多くのお客様から新型コロナ感染症特別貸付についてのご相談が集中し、窓口がたいへん混み合っております。ご不便をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。新型コロナウイルス感染症に関するご相談については、下記申込書類一式をご準備のうえ、公庫の本・支店までご提出をお願いいたします。郵送によるご提出も受け付けております。また、商工会・商工会議所においても借入申込斡旋を行っておりますので、最寄りの商工会等へもご相談ください。なお、審査の結果、お客様のご希望に添えないことがございますのでご了承ください。また、新型コロナウイルス感染症の予防対策として、ご来店いただくお客様におかれましては、マスクの着用をお願いいたします。熱や咳の症状があるお客様は、ご来店をお控えください。お客様にはお手数をおかけしますが、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
新型コロナウイルス感染症特別貸付 必要書類は?申し込みをスムーズに行うための準備
沖縄公庫での申込の際に用意した書類は次の通りです。
提出が必要になる書類
- 借入申込書
- 融資・償還方法等変更相談受付表
- 新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書
- 運転免許証等の写し(両面)
- 直近二期分の確定申告書一式の写し(個人営業)※新規取引は三期分
- 借入金の返済予定表の写し(公庫以外の負債がある場合)
- 平成31年度(令和元年)の売上実績
- 令和2年度1月〜3月の売上実績
- 印鑑
- 運転免許証のコピー(両面)
上記の書類を用意して公庫に相談にいきました。時間と感染リスクを考慮して自分ですべての書類を用意してから相談しましょう。
新型コロナウイルス感染症特別貸付 審査は厳しい?
まだ審査段階なので断言はできませんが、過去の融資経験を踏まえると、やはり緊急事態だなと思えるほど完結でスピーディーでした。
通常、公庫の融資には銀行融資よりも審査が厳しいですし、過去二回公庫から事業融資を受けている私も審査は厳しいと感じてます。
その代わり公庫からお金を借りることができたら、一定の信用を得ることができますので、その後で銀行から融資を受ける場合も手続きが非常にスムーズになります。
新型コロナウイルス感染症特別貸付の審査が通るかはまだ分かりませんが、申込次点での対応はいままでより簡潔でスピーディです。
また、直近で公庫から融資を受けていたとしてもコロナウイルス感染症特別貸付に借り換えることも可能なので、資金繰りの相談として活用すべき制度なので一度相談することをオススメします。
新型コロナウイルス感染症特別貸付に申し込んだ理由は?
理由としては次の通りです。
特別貸付の目的
- マル経融資の借り換え
- 融資金額の増額
上記の2点を目的に新型コロナウイルス感染症特別貸付に申込みました。
なぜブロガーが融資を受けるのかというと、いろいろ理由はありますが、2020年3月以降のGoogle変動の影響が大きいです。
ブログの収益は初めて右肩下がりとなり、2020年1月、2月、3月は前期50%を割っています。
また3月以降は更なる変動の影響とコロナウイルスの影響で、個人的には廃業かなというレベルにまで落ち込みました。
とは言え、前年度の実績は過去最高でしたので、その実績ベースで商工会を通して[マル経融資]を受けているので、今後は既存事業と新規事業に投資をしていく予定です。
マル経融資とは
マル経融資は、商工会で経営指導を受けている事業者が利用できる公庫の貸付制度です。
沖縄公庫で利用できるマル経融資は、金利が1%前後の良い条件で事業融資が受けられます。
筆者は過去二回マル経融資を受けています。
新型コロナウイルス感染症特別貸付はインターネット事業者なら絶対に申し込んでおきたい
基本的にビジネスは現金がなくなった時点で試合終了となります。
キャッシュフローイズキングという言葉がある通り、現金が事業にとって最も大切です。
例えばコロナウイルスの影響で売上が落ち込んで、今後もいつまでこの状況が続くか分からない。家賃、固定費、毎月の変動費が支払えないという状況であれば、一旦廃業をするという手もあります。
ただ、ブログ、アフィリエイト、YouTubeなどインターネットの広告収入モデルのビジネスであれば固定費、変動費を生活費のみまで落とすことができます。
つまり運転資金のほとんどを[投資]に充てることができる事業になります。
今回のコロナウイルス感染症特別貸付の条件はあり得ないレベルで良いです。
というのも当初3年間は実質無利子、なおかつ据置期間が最大5年間あるので、今後ブログやアフィリエイト、YouTubeを使って5年以内にお金を稼げばいい話です。※申込者全員が据置五年を申し込めるわけではない。
コロナウイルスの終息はいまのところ見えませんし、もしかすると終息はしないかもしれません。
それでもビジネスの基本は3年回収ですので、実質無利子、据置5年、なおかつ運転資金の融資期間が15年というのは・・・
私はチャンスだと思っています。
ブログ、アフィリエイト、YouTubeなど「時間とお金を正しく投資すれば伸びる」と分かっている事業であれば、今回のコロナウイルス感染症特別貸付を利用しない手はありません。
キャッシュフローイズキング 借金は悪ではない
以前noteでも書きましたが、借金は悪ではありません。それは無借金経営を掲げた松下幸之助さんの呪いです。
むしろ借金することで利益を出せるなら、孫正義さんのようにガンガンやるのがファイナンスの世界では正解です。
その理由にお金は単なる時短ツールですよという性質があります。
例えば10年かけて創業資金を1000万円貯めたとします。そして2030年から起業するとしましょう。そこから三年回収で事業を黒字化できたとしても2034年になります。いまから14年後ですね。
事業融資を受けて1000万円借りたとします。そうすると4年後の2014年には黒字化しており、自己資金でビジネスを始めるのと比べて10年の開きがあります。
14年後に黒字化できるビジネスなんて、いまから想像することもできないし、実際に今の価値で日本円が1000万円あるかすら分かりません。
今の時点で[現金を作って事業に投資する]ことで10年の時短ができるというのがお金の価値です。
なので、月10万円でも20万円でも売上実績が作れているなら、融資制度を活用して正しく投資をして利潤を大きくし、事業を継続していく体力を現金で作っていくのです。
何度も言いますが、ブログやアフィリエイト、YouTubeなど固定費や変動費がかからないビジネスは融資制度を活用して、ビジネスに投資できる現金を調達すると勝てます。
現金さえあれば、変動やコロナウイルスのような災害が起きても、なんとか立て直しができる時間を作れます。
キャッシュフローイズキング。とにかく融資でも貯金でもいいから現金を作る。これが生き延びていくために必要な戦略になります。
新型コロナウイルス感染症特別貸付のまとめ
新型コロナウイルスは、これまでに経験したリーマンショックや東日本大震災時の経済ショックを遥かに凌ぎます。
まずは何よりも家族の命と健康を最優先して、いまは耐えながら仕込む時期です。
例えば[巣篭もり消費コンテンツ]に力を入れたり、YMYL案件を避けて趣味系ジャンルに特化するなど、ヒガシーサーは赤字を垂れ流しながら投資をしています。
とにかく[現金]があれば存続できるので、現金を調達して、正しくお金と時間を投資して、このコロナショックを乗り切っていこう。
みんなで諦めずに頑張ろう。他にもコロナウイルス関連の融資、助成金制度があれば都度更新していきます。
提出が必要になる書類
- 借入申込書
- 融資・償還方法等変更相談受付表
- 新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書
- 運転免許証等の写し(両面)
- 履歴事項全部証明書(法人営業)
- 直近二期分の確定申告書一式の写し(個人営業)※新規取引は三期分
- 直近二期分の税務申告書一式の写し(法人営業)
- 借入金の返済予定表の写し(公庫以外の負債がある場合)
必要に応じて提出が必要になる書類
- 事業概要(新規取引の方)
- 最近一ヶ月の売上高が前年の動機と比較して5%以上減少したことを確認できる資料(売上帳簿や試算表)
- 事業に必要な許認可証の写し
- 合計残高試算表(決算後六ヶ月以上経過してる場合)
- 事業計画書や創業計画書