妻が手術、入院、退院後の介助で現在ワンオペ育児を経験中です。
カメラブログですし、たった2週間のワンオペ育児を経験したぐらいですが、この経験は伝えないといけないなと思って書くことにします。
ワンオペ育児とは
ワンオペ育児とは、主に子供達の世話をお母さんやお父さんが一人で見なければいけない状態のこと。
私はこれまで妻と二人三脚で子育てをしてきました。それは以前の記事でも触れています。
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夫婦で育休4年半 わたし達が受けてきた育児ハラスメントと対処法
これまで積極的に育児に関わってきたつもりでしたが、ワンオペ育児と夫婦で育児は全然違うものでした。
ワンオペ育児の仕事は育児だけじゃない
それぞれの家庭状況でも変わってくるのがワンオペ育児です。
ワンオペ育児と言っても、人間の生活は育児だけしていればいいわけではありませんよね。
子供の保育に加えて、家の家事や雑務、仕事、日々の支払い、買い物など。
とにかくやることがいっぱいあります。
ワンオペ育児とは人間が人間らしく生きるための作業を全て「自分一人」でやらなければいけない状態のことを指します。
ワンオペ育児の基本スケジュール
4時:業務開始(1時間〜2時間)
6時:子供達の起床
7時:食事、食後の歯ブラシ、息子の保育園準備
8時:食器の後かたずけ、洗濯物を干す
9時:息子登園(娘も一緒に)
10時:家の掃除、溜まっている洗濯物を畳む
11時:娘のお昼ご飯の準備
12時:ランチ/後片付け/妻のお見舞い
13時:お見舞い
14時:夕飯や翌日の買い出し
15時30分:買い物したものを冷蔵庫にしまう
16時30分:息子の保育園お迎え
17時:子供達のお風呂/夕飯準備/洗濯物の取り込み
18時:夕食
19時:子供達と遊ぶ・1日の出来事を話す至福の時間
20時:歯ブラシ/絵本を読んだり子守唄を唄う時間/子供達就寝
21時:業務開始
23時:業務終了
24時:就寝
26時(2時):娘のグズり(お母さんに会いたい)
28時(4時):起床〜1日の始まり
これが基本のスケジュールで、外食コースが入ったり、家族のサポートが入ったりしてくれて幾分か楽になります。
またこれに加えて子供達が二人とも風邪気味になってしまったので、夜中は子供達の鼻水や咳込みに対応したりと、普通に寝ていません。幸い熱発は避けることができました。(糖質制限とビタミンに感謝)
とは言え基本のスケジュールは以上の通りです。
現在は妻の介助、食事の準備もあるので、もう少しスケジュールはタイトになります。具体的には夜と朝の業務はできなくなりました。
毎日、倒れるように寝ています。
外食が増えることの問題は糖質ハイ
普段はゆるめの糖質制限で炭水化物は一切食べてませんし、ロカボ以外のお菓子をあげることもありません。
でもさすがに無理だろってことで外食に行きます。
普段はココスのステーキとハンバーグステーキというのが定番ですが、そればっかりというわけにはいかないので、たまにはファーストフードを利用したりしました。
ハンバーガーを食べる時、我が家は片方のバンズ(パン)を外して食べていますが、それでもやっぱり糖質が入ると子供達に明らかな変化が表れます。
やっぱり糖質をたくさん摂取してしまった日は、しょっちゅう喧嘩するし、父親のお願い事も全く聞いてくれません。私もイライラしがちです。
糖質摂取が全ての原因ではないと思いますが、我が家の状況では明らかにそうなので、一応書いておきます。
子供達が手に負えないと悩んでる親御さんはこの本を読んでみてはいかがでしょうか?
ワンオペ育児中には本当に重要だと思います。
ワンオペ育児の問題点は?
以上のスケジュールを見て大変だねと思うでしょうか?
たしかに大変ですが、私が伝えたいことはそういうことじゃありません。
シングルで子育てをしているご家庭や、もっと厳しい状況でワンオペ育児を強いられてる方もいるので、大変だねってことを伝えるつもりはありません。
ワンオペ育児の問題は毎日こなしても「お金にもならないし、誰かに労ってもらうこともない」ところです。
誰にも感謝されない、そしてお金も入ってこない。経済的な損失と精神の崩壊が同時にやってくるんですよね。
周りのサポートが本当に大切
私は幸いにも妻のお姉さんが近くに住んでいるので「もう無理だ」ってときには助けてもらっています。
実家もありますので、平日のお昼1、2時間ぐらい娘をお願いして妻のお見舞いに行くことも可能でした。
普段は夫側の実家に頼ることは全くありませんが、こうした緊急時に頼れる家族がいると心強い。週に1日、2日の数時間をサポートしてもらうだけで非常に助かりました。
「ワンオペ育児がツラくて死にたい」という感情にはなりませんでしたが、余裕がほとんどないのは事実です。
なのでワンオペ育児を強いられてる方が周りにいらっしゃったら、ファミリーサポート、ベビーシッター、なんでもいいので少し一人になれる時間を確保してあげてください。
ほんの1時間、2時間程度でも救われます。
お願いするときは限界を超えたとき
育児は自分でするもの。
そう思っている子育て世代は多いと思う。しかし、本音では誰かに助けてもらいたいと常に願っています。
子育て中の私たちは、本当にギリギリの限界まで人に頼ることはしません。きっと多くのご家庭もそうでしょう。
人様に子育てをサポートしてもらうのは何か申し訳ない。自分からは言いにくい。この前もお願いしたから迷惑かもしれない。
そう考えて、ギリのギリまで自分でなんとかしようとしてしまいます。
「SOS」「今日だけお願い」「ちょっとの間だけお願い」というメッセージが届いたらぜひ対応してほしい。なぜならそれはもう限界を超えてしまってる時にお願いしていることだから。
だからなるべく周りの方からサポートを申し出てくれるとありがたいんです。
生産活動、仕事は物理的に無理
私はフリーランスで365日休みなく働いています。
ブログで生計を立てていると言っても、それは育児のために止むを得ない状況なのでそうしています。
フリーランスは保育園の点数が低かったりしますが、今回の件ではっきりしました。
育児と仕事の両立は無理です。
なのでワンオペ育児を強いられながら、仕事もしなければいけない状況で生きている人たちは、本当に危ないです。
「できている」と周りには思われてるだろうし、本人もそう思っているだろうけど、無理です。
絶対に体も壊れると思うし、子供たちへの負担も相当なものだと思う。
ブログの収入があってこそ
じゃあどうやって暮らしているかというと、私の場合はブログからの収入があります。
この原稿を書いているのも隙間時間で書いてますが、育児や家庭の仕事に追われて、お金を稼ぐ仕事は全くできていません。
子供が生まれてから5年間は毎日そんな感じでしたが、ワンオペ中は次元が違いました。
文字通り「物理的に不可能」なのです。
お金を稼がないと暮らしていけないのに、そのお金を稼ぐ作業が全くできない。
「これがワンオペ育児か」と痛感しました。
これがもしサラリーマン、パートタイム、アルバイトだったらと思うとゾッとします。
いざというときの保険
いざというときの保険は大切です。
今回の妻の手術、入院にかかった費用は保険が適用されるので、ようやく保険の大切さに気づきました。
これまではただの金融商品として見ていたものが180度変わりました。
私はそういうものに疎かったので反省…「ノマド的節約術」で勉強します。
>節約ブログ「ノマド的節約術」 – 無収入生活から節約して普通の暮らしへの過程を綴った節約貯金ブログ
誰かに感謝されることで9割は解決する
ワンオペ育児の問題点は「収入ゼロ」と「誰にも感謝されない」ことの2点。
とりわけ「誰にも感謝されない」という事実は心を蝕んでいきます。
ここでいう「誰にも」というのは「誰でもいい」ということではありません。
「パートナー」に「感謝されること」でワンオペ育児の心の問題は大きく緩和されます。
当たり前だろという態度を取るパートナーとは家庭生活の共同経営はできない
一番辛いのが「当たり前だろ」という態度をされること。
もしあなたがそういう態度を取るパートナーと一緒に家庭生活を営んでるなら、間違いなく経営破綻するので、今すぐ離婚して別のパートナーを探した方がいいです。
ワンオペに関わらず夫婦はともに家庭生活を負担し合うフラットなパートナシップを結ばないと長続きはしません。
なのでお互いの人生、仕事、子育て、家事の全てを尊重しあい、相談し、感謝し合う環境でないと無理です。
ただ一言「今日も1日、本当にありがとう」
その言葉をかけてもらえるだけでワンオペ育児の心の問題は9割解決できると思う。
沖縄で副業支援、ネットで収入を得る講座が定期的にできないか
まだまだワンオペ育児は続きます。
おそらく年始ぐらいまでは続くでしょう。それでも終わりが見えてるワンオペ育児は幾分か楽です。
2012年から育児休暇中、今回のワンオペ育児など、子育てで外で働くことができない状況でも、ネットの収入があるおかげで何とか生きていけてる。
その経験をどうにか沖縄で暮らす方々の役に立てることはできないかなと考えています。
もし沖縄県で副業支援や、ブログやアフィリエイトを正しく活用して外貨(県外から)を稼ぐ講座みたいな需要があればやってみたいですね。
できれば行政と連携して、育児休暇、子育て期間中にスキルアップができるような仕組み作りをしたい。
もしお話があればぜひ教えてください。
以上、引き続きワンオペ育児と妻の回復に努めます。