前回のあらすじ:

スペックの高いカメラを買えば良い写真が撮れると思っていた主人公は、自分の実力がないことをカメラのせいにしていた。そんな矢先に出会った「ダカフェ日記」さんの写真に心を奪われ、そんな写真を撮ってみたいと思うように。

「ダカフェ日記さんのような写真を撮るにはどうしたらいいか?」を調べ尽くし、ようやく単焦点レンズの存在を知る。各メーカーの安価な単焦点レンズを調べあげ、究極の撒き餌レンズと言われる「Canon EF-S 50mm F1.8 II」に心を奪われそうになったが、実際に使用しているカメラメーカーがニコンのため、仕方なく「AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8」という2万円台で購入できる代表的な単焦点レンズを手に入れることになった。

デジタル一眼レフを手に入れてから6年という歳月をかけ、ようやく「レンズを交換する楽しさ」に気付いた主人公。あまりの楽しさにブログでカメラのことを書いていたら、ある日を境にどんどんネガティブなコメントをもらうようになっていった。

今回はスペックゾンビのネガコメについての話。

第2話はコチラ:ダカフェ日記さんとの出会いで僕らは救われた!単焦点レンズの発見|第2話

本日登場する新しいキャラクター「スペックゾンビ」

スペックゾンビ

カメラゾンビ

スペックゾンビ(49歳)
インスタグラマーやブロガーがカメラを語るのが嫌い。フルサイズ一眼レフと高級レンズを愛している。機材やスペックに詳しいが撮った写真はどこにも公表していない。趣味は口コミサイトのスペック自慢。初心者にアドバイスはしない。

カメラウイルス(C-ウイルス)に感染してしまった悲しき亡者。写真ではなくてカメラのスペックを追い求め続けないと生きていけない。

カメラウイルスに感染したスペックゾンビは、難しい専門用語を連発し、カメラは敷居が高いと思わせることで「写真愛好家」の地位を守ろうとしている「カメラオタク」や「カメラマニア」の人たちに多い。善行を続けるカメヲタの人たちとは対極にある存在。

フルサイズ一眼レフや高級レンズ以外のカメラを使う人を見下し、インスタグラマーやブロガーが気軽にカメラを語るのが許せない。スペックゾンビは世界中に存在していて、今日もどこかでカメラスペックを追い求めて初心者を口撃している。ちなみに自分で撮った写真はネット上に公表しないのがポリシー。

彼らの最終目標は「フラッグシップと大三元レンズを手に入れる」こと。

子どもが生まれて単焦点レンズで楽しむ写真生活

ピーターの奥さん「あなた!寝返りしそうだよ!」

ピーター「よっしゃ写真撮ろう!」

子どもが生まれてからというもの、ピーターは写真を撮るのがとても楽しくなっていた。ほぼ毎日何十枚も写真を撮り、子どもの成長記録として一眼カメラを使っている。

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彼はその体験を多くの人に知ってもらいたくて、ブログで自分が撮った写真とカメラの情報を発信するようになる。大好きな趣味をネタにしているので、ネタが尽きることもなければ飽きることもなくなっていた。

そして少しずつだがブログのためにカメラを買ったり売ったりしながら、色んなメーカーさんのカメラを使うようになっていった。

新しいカメラを買い続けるピーター

ピーター

「おーまた新しいカメラとレンズが増えてきたぞ」

単焦点レンズにハマり、知らず知らずの内に新しいカメラにどんどん投資するようになったピーター。カメラは安くても5万円以上はするお金のかかる趣味だ。それを知っているピーターの奥さんは少し心配になっていた。

ピーターの奥さん「また新しいカメラ買ったの?」

ピーター「うっこれは投資なんだよ」

ピーターの奥さん「ふーん。カメラ買うお金があったら旅行にも連れてってよね」

最近はピーターも流石にカメラを買いすぎていると自覚していた。それでもすっかりカメラにハマってしまったピーターは新しいカメラを買うことを辞められない。今までは量販店でカメラを購入していたが、次回からはバレないようにネット通販を使おうと密かに考えている。

楽天カードと楽天ポイントを活用してカメラをお得に買い続けるピーター

ピーターはブログを書いている。

そこからの収益はまだ月に数万円程度だが、楽天市場で使えるポイントが毎月1万円分入ってきていた。実は楽天ポイントが使えるカメラショップは多い。大手量販店のほとんどが楽天市場に対応している。

ピーター

今まで気づかなかったけど、最安値のカメラも楽天市場で買えるじゃん!買ったらポイントもつくし、楽天カードをうまく利用すれば何倍もポイント増えるやんけーー!!

そのことに気付いたピーターは楽天カードを発行し、日々の生活費を全部クレジットカード決済することにした。ブログから発生する楽天ポイントと合わせて、毎月数万円分の楽天ポイントを溜め込むことに成功している。

ポイントを活用してこっそりカメラを購入しているが、もちろん奥さんにはバレている(笑)

筆者がブログと楽天カードを活用して溜めているポイント履歴

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※楽天ポイントの溜め方については無料メールマガジンで詳しく解説しています。

筆者がよく利用する楽天ポイントが使える量販店はコチラ

年会費無料の楽天カードはカメラ好きにとっては必須のクレジットカード

新しくカメラを買うときに、ぜひ利用してほしいのが5000円相当ポイントのプレゼントキャンペーンだ。時期によっては8000円とか無茶なポイントをくれることもあるので、ぜひタイミングを見極めてカメラ購入時に楽天ポイントをゲットして欲しい。

creditcard

また楽天カードには様々なメリットがあり、楽天市場で買い物をするとポイントが4倍もらえる(カード利用分3%、ショップポイント1%)のだ。年会費や発行料金が無料にも関わらずポイント還元率は高いほうである。

楽天イーグルスやヴィッセル神戸が勝った翌日に、エントリーするとショップポイントが2倍になるキャンペーンもある。そのタイミングに合わせてカメラなどの高額商品を買うとお得にポイントが貯まってしまう。他にも様々なメリットがあるので年会費、発行手数料無料なので一つ持っておきたいクレジットカードだ。

ネガティブコメントがブログに届くようになった

マウクロ

「大層なこと書いてますが、ピントもズレてて説得力ないですよ。ブログのおかげで素人が情報発信できるようになったのはいいですが、あなたのような勘違い野郎が間違った知識を広げるのだけは止めてほしいです」

ピーター

「えっ?ナニコレ?」

さて、話を物語に戻そう。ピーターは楽天市場で買いまくっているカメラのレビューをブログで書いていたら、ある日を堺に毎日ネガティブコメントが届くようになり、とにかく落ち込んだ。

あれほど楽しかったカメラのことも次第にその気持ちが冷めてしまい、ついにはカメラや写真もスマホで済ますようになった。

実際に当ブログに届いたネガコメの数々

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その他、同じ内容のコメントが多かったがまとめると以下のようなコメントがほとんどである。

  • 「エントリークラスと撒き餌レンズ使っただけで、写真が上手くなったとか笑える」
  • 「所詮APS-Cと初心者キットレンズ。まずは小三元でもいいからF4通しぐらいのレンズ揃えてからブログ書けよ。まぁそんなお金ないから撒き餌レンズとか使ってるんだろうけど(笑)」
  • 「エントリークラスのカメラや撒き餌レンズをオススメしてるけど、全くの見当違いすぎて怒りが込み上げてきた。素人がカメラをガジェット扱いするから勘違いする人が増えて困る」
  • 「フルサイズ、大三元を揃えないで偉そうにカメラを語るなよ」

つまり、エントリークラスのカメラと安い単焦点レンズを使う素人が、ブログでカメラを語るのは許せない。ということだろう。

写真とカメラを楽しめなくなってしまった初心者

ピーター

「うっ…また今日もコメントが…」

日に日にブログ管理画面を開くのが怖くなってしまった主人公は、次第にブログでカメラの情報を書くのが嫌になってしまった。そして知らず知らずのうちに自分自身もカメラのスペックを追うようになってしまったのだ。

camera

ピーター

「うぅハイスペック、ハイアマチュア、ミドルクラス、フルサイズ、大三元…」

気がつくと彼は望んでもいないカメラ選びに没頭するようになり、カメラやレンズはとにかくハイスペックのものを選べばいい。そう考えるようになってしまった。

スペックゾンビの発症

まず異変に気づいたのは奥さんだった。

ピーターの奥さん「あれだけ子どもの写真を楽しく撮ってたのに…最近はめっきり撮らなくなってしまったわね。カメラも全然触ってないわ。そのかわりカメラのパンフレットを量販店から大量にもらってきたり…どうしちゃったのかしら?」

これまで写真を楽しんでいたピーター。しかしブログにネガコメが届くようになってからは狂ったように量販店に出かけては高スペックカメラのパンフレットをかき集めるようになってしまう。安価でコスパに優れたカメラやレンズを色々買っていたが、ピーターはそれをきっぱり止めてしまい、大好きだった子どもの写真もめっきり撮らなくなってしまった。

ピーター

「…あーうーキヤノン1DS、あーうーニコンD4」

ついには寝言で2大メーカーのフラッグシップ一眼レフをつぶやくようになってしまっている。これは…もしかして…ヤバイぞ。スペックゾンビに感染したか…。

スペックゾンビとは

スペックゾンビとは、カメラを好きになりすぎるあまり、写真ではなくカメラのスペックを追い求めるようになってしまうカメラウイルスに感染した人たちのことである。

カメラゾンビ

どうもスペゾンです。

このウイルスは男性にだけ感染し発症する。感染経路は様々だが一度発症してしまったら最後。いまのところ有効な治療方法は見つかっていない。現在発見されている症状は以下のとおりだ。

  • 写真よりも高いスペックのカメラやレンズを持つことに喜びを感じる
  • 商業カメラマンを神と崇め、神格化する
  • フルサイズ一眼レフを究極のカメラと考え「いつかはフルサイズ」とか言い出す
  • エントリークラスのカメラ、キットレンズを小馬鹿にし、それを扱う初心者を毛嫌いする
  • 口コミサイトにスペック自慢、スペック称賛の投稿をする
  • 初心者や素人を平気で叩く。個人を攻撃することにも快楽を覚える

これらはほんの一部の症状だが、特徴的な症状は「スペックを死ぬまで追い求める」「素人や初心者を平気で口撃する」の2点である。

主人公のピーターはまだそこまで深刻な発症とはなっていないが、次第に上記のような症状が出てきてしまうだろう。

一度本格的に発症してしまうと、治すことも改善することもなく「スペゾン沼」と言われる抜け出せないスパイラルに陥ってしまう。そうなってしまうと、家庭崩壊、人格崩壊、カメラ破産というツライ将来が待っている。一刻も早く彼を救わなければいけない。

スペックゾンビに感染してしまったら?治療法は?

スペックゾンビのカメラウイルスはカメラ雑誌やインターネットから感染する。初期症状は「好きだった写真を撮らなくなる」ことから始まる。本格的に発症してしまうと治す手立てはない。だから初期症状の内に以下の治療方法が有効だ。

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  • 一眼レフ一式を持って家族旅行に出かける
  • 1インチセンサー搭載の高級コンデジを買って旅行に出かける
  • 海外の写真家ギャラリーに行ってみる
  • 正しい写真の知識を学んで見る
  • インターネットで口コミサイトを見ない
  • フォトブックを印刷する

上記の方法をいくつか試してほしい。そこで一旦我に返ってもらうことがスペックゾンビにならない手段だ。

幸いにもピーター家は来月に家族旅行が控えていた。まだ子どもが8ヶ月で、やっとお座りやハイハイができるようになったくらいだった。色んなカメラを買うことを止めたおかげで家族も旅行に連れていけるようになった。

しかし本当のところは30万円以上のカメラを手に入れるためにコツコツとポイントとお金を溜め込んでいる。そのためのワンクッションとして家族旅行に行こうとするような浅はかな男だピーターは(笑)

一週間の静岡旅行と一眼レフ

子どもを連れての家族旅行は初めてだった。これまで留学や海外放浪を続けてきた主人公にとって旅行は何の苦にもならない。その辺のコンビニに行くくらいの感覚で国内でも海外でもどこにでも行ける。しかし、子供と妻を連れての旅行はこれまでの気軽な旅行とは全く違っていた。

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「うぇぇぇぇ」

息子はもう8ヶ月。四六時中泣いてるわけではないが、どこに行くにも抱っこが必要だった。ただでさえ荷物が多いのに、お着替えセットやら何やらで常に荷物だらけだった。

ピーター

「せっかくの静岡だし富士山を一眼レフで撮りたいな。仕方ない今回は荷物少なめで単焦点レンズだけ持っていこう。」

主人公はどうしても富士山を一眼レフで撮りたかった。子連れ旅行とは言え一眼レフは置いていけない。しかも富士山となるとなおさらだった。

次回予告 スペックゾンビ初期症状から賢者の出現

カメラウイルスに感染しながらも、まだ本格的な発症は免れていたピーター。

そのタイミングで家族旅行に出かけることになり、富士山とうなぎの写真を撮りに行くぞと久しぶりにエントリークラスの一眼レフと単焦点レンズを持ち歩くことを決意。しかし軽装備とは言え、一眼レフを持ち歩いての子連れ旅行はめちゃめちゃ大変ということを思い知ることになる。

次回に続く。