はいさいヒガシーサーです。
沖縄県宜野湾市にある【こもり助産院】で夫婦揃って卒乳講座を受講し、楽しく卒乳ができた方法を紹介します。
ざっくり
- 卒乳っていつやればいいの?
- 卒乳ってどうやればいいの?
- 卒乳後のカラダと子どものメンタルの解決策
本記事を読むことで以上のことを知ることができます。
私たちは、下の子の妊娠が発覚してから卒乳を意識しました。
息子はまだ母乳を飲んでいましたが、こもり助産院で「子どもはどんなときでも全部聞いてるし、全部理解している」ということを学んでいたので、私たちは家族で「卒乳パーティー」を開催することにしました。
この記事はそんな我が家の卒乳パーティーの方法をまとめた記事です。
大成功だった卒乳パーティー
卒乳(断乳)は子どもにとってツライ出来事。
そう聞いていた私たちは本当に卒乳ってやってもいいのかなと不安でした。でもそれは、私たちが【楽しい卒乳方法】を知らないことから起こる不安だったのです。
そして「卒乳パーティー」を行った結論から言うと…めちゃめちゃ楽しかったです。息子はほとんど泣かなかったし、とてもあっさり卒乳してくれました。
心配だった夜泣きもほとんどなくて、ぐっすり寝てくれました。


我が家の卒乳はとても楽しくハッピーな体験でした。
本記事は卒乳をオススメする内容を紹介するわけではありません。
あくまでも私たちは家族の意志で卒乳を決め、そのためにはどうしたらいいかを学んで、学んだ通りに実践した体験を記事にしています。
子育てはそれぞれのご家庭のスタイルがあるので、もし参考にしてもらえれば嬉しいです。
卒乳の準備編
卒乳はそれぞれご家庭のタイミングで行いましょう。
いつがいい。
いつがダメ。
そういうルールはありません。我が家の場合は以下のスケジュールで進んでいきました。
息子 | 1歳7ヶ月前後 |
---|---|
2人目 | 妊娠6〜7ヶ月目 |
母乳の頻度 | 1日4〜5回(寝かしつけ、夜中) |
母乳の量 | ほとんど出ていない(くわえるだけ) |
息子の食事 | 離乳食が終わり、普通の食事ができるくらい |
卒乳に必要な5つの準備
日付を決める | 卒乳日を1ヶ月前に決める |
---|---|
卒乳はパーティーと伝える | 卒乳は子どもの成長の証。家族で楽しく祝うこと。 |
おっぱいバイバイする理由を話す | 毎日子どもと対話、理由をちゃんと話す。 |
父の役割 | 卒乳の日はなにがあっても見守る覚悟を決める。 |
大好きなものを用意する | 子どもの好きな食べ物を用意する。 |
日付を決める
言葉をうまく話せない彼らは、人の感情や態度で状況を察することができる天才です。
どうせ分からないだろうと思わず、日付や時間もちゃんと伝えるべきです。


みたいなことを毎日息子と一緒に会話していました。
卒乳はパーティーなのだ
卒乳(断乳)は怖いものではありません。子どもにとっても、母親にとっても、父親にとっても怖いものではないよと信じることが大切です。
こもり助産院で学ぶ前に聞いた話によると、卒乳をするときは「内臓が出るくらいに泣く子もいる」と教わりました。


こもり助産院の卒乳講座を受けていなければ、まず心構えの時点で挫折していたと思います。
こもり先生にはこう教えてもらいました。
「可哀想ではないんだよ、その反応は子どもが成長した証なんだよ。」
「これからは制限なくお父さんと二人で出かけることもできるやんか。」
「夜もぐっすり眠れてみんなハッピーなんよ。」
こう教えてもらうことで私たち夫婦も、息子も救われた気がします。
だから卒乳の日は「卒乳パーティー」って考えることができたんですね。
卒乳の理由を子どもに伝える
卒乳は親や子どもの都合で進めるものではなく、ちゃんと家族の話し合って同意のもとで進めましょう。
子どもは同意してくれるか分かりませんが、それでも日程や理由をちゃんと説明することで、なんとなく理解してくれるものです。



こんな感じで毎日家族で語り合いました。
そうすると、1週間後くらいに息子が妻の胸に手を降ってバイバイするようになりました(笑)

と心に思いながら…。
毎日話すことで、彼もなんとなく心構えができたみたいでした。
夫、父親としての役割
家族を守る夫として父として、「周りの意見を全力で無視する」ことが大事だと思います。
例えば育児をしていると挨拶ぐらいの感覚でかけられる以下の言葉の暴力。
- まだおっぱいあげてるの?
- 普通は1歳ぐらいでミルクに変えるよ
- 私(僕)もミルクあげたいさ

そんな根拠のない体験談は全力で無視しましょう。夫として卒乳や母乳育児を学ぶことも大切です。
例えば、こもり先生にはこんなことも教えてもらいました。
「卒乳のときには子どもが大泣きするということを知らずに、耐えられなくなるお父さんも多いんよ。」
愛する子どもが大泣きしている姿を見て、こんなこと言ってしまう台無しパパもいるそうです。
「ちょっ・・・さすがにちょっとだけおっぱいあげたら?」
卒乳パーティーの最中、そんなことを言ってしまうようなら…間違いなく奥さんは怒ります。
まず知識を得ましょう。
そして覚悟を持って奥さんと子どもの成長を見守るのです。
卒乳時にやったこと
卒乳パーティーに準備したのは「好きな食べ物」です。
その時期、息子がハマっていたのは「いちご」なので大量のいちごを準備しました。
時間は午前中に
卒乳パーティーを夕方や夜に行うと、あとは寝るだけになっちゃう。
それだと一日の終りが「卒乳」になるので子どもにとっては悲しいかもしれない。
そのため我が家は【午前中に卒乳パーティー】を済ませて、午後は全力で遊びました。
一眼レフと三脚も用意
大切なことは【今日は特別な日だよ】ということを知ってもらうことです。
カメラ好きの父親がいる家庭では、三脚が準備されてると「今日は特別な日だな」って感づいてくれますよね(笑)
特別な日っぽさを全力で作っていきましょう。
大事なのは卒乳後
【卒乳後も普段の生活をそのまますること】を教えてもらいました。
卒乳後、おっぱいを見ると求めてくることもあります。
例えば、
【今まで一緒にお風呂に入っていたけど卒乳したからお風呂はお父さんと入る。】
そういうことはしないほうがいい。
卒乳後も生活スタイルは変えず、対話とコミュニケーションで子どもに理解させるようにしましょう。
卒乳後の子どもの成長がすごい
こもり先生も言ってたけど、卒乳すると子どもの言語発達が進むそうです。(※卒乳したからというわけではない)。
一つのステップを飛び越えたことで子どもは次の成長段階へと進みます。
言葉もどんどん覚えるし、下の子に対する気遣いがとても増えてきました。
朝起きたとき、夜眠る時、妻のお腹を触ってはなにやら話し込んでいることもありました。
もしかしたら「あとはお前の分だぞ」と兄貴の余裕を見せているのかもしれません。
卒乳後のケア
無事卒乳パーティーが終えて、子どもの様子も落ち着いてきたら、今度は奥さんの体調を考えましょう。
卒乳後は痛みやハリ、乳腺炎のリスクを減らすために残った母乳を絞り出す必要があります。
こもり助産院では、卒乳講座を受講したあと個人カウンセリングを通しておっぱいケアもしてくれます。
おっぱいケアのカウンセリングは、私も息子も一緒に受講しました。
カウンセリング中こもり先生に聞かれたことがコレです。
こもり先生「比嘉さんは卒乳を終えて何か思ったこととか、感じたことはある?」
ヒガ「うーん…ありがとうしかないですね。息子にも妻にも」
こもり先生「それしかないよね(笑)比嘉さん達は家族でしっかり準備してたからそう思えるんだよ」
って言われて、やっぱ準備と知識って大切だよなと改めて思いました。
妊娠中の女性の脳みそ
私を含めて無知な男性に知ってもらいたいことは以下の項目です。
- 女性は妊娠するとお腹の子どもに全神経を使うようになる。余計なストレスは全部シャットダウンさせるのは夫の仕事。
- 上の子が母乳を求めるとストレスを感じる。愛する子どもでも嫌だという感情になる。
- 生物学上、動物的な本能によってそう作られている。
- 夫や子どもにストレスを感じるのは当たり前。悪いことじゃないので気にしないでね。
女性は妊娠するとお腹の子どもに全精力を注ぐように脳が作られています。
妊娠中、母乳育児中に夫がスキンシップを求めるのもストレス(まじで大事)。
また、妊娠中に上の子が母乳を求めることもストレスになります。
そのとき女性はこう考えるように出来ているのだそう。
「お願いだからお腹の子に集中させてほしい。もっともっとお腹のことコミュニケーションが取りたいし、一生の間でたった10ヶ月しか一緒にいられないんだからさ。」
生命を生み出すことができない男性には、絶対理解できない感情です。
だからこそ、奥さんの感情やカラダの変化を大切にしてあげましょう。
奥さんに知ってもらいたい男性を手のひらで転がす方法
基本的に男性は奥さんの役に立ちたいと考えています。でもそのやり方が分からないし、怒られるとやる気を失う弱い生き物です。
イライラする気持ちも分かります。
「なんでそのくらいも分からないの!」
みたいなことを言いたくなる気持ちも分かります。というより私は何度も言われて育ちました(笑)
だから知っておいて欲しい。

例えば男性は理論的な話が好きです。
ヒトにもよりますが、私の場合はこう教えてもらったことで「カシコマリタゴシュジンサマ」と育児ロボットになることができました。
- 女性のカラダやココロは妊娠したり、子どもが産まれるとこうなるの。だから知っておいて欲しい(知識を与える)。
- こうしてほしい(ちゃんと指示する)。
- 子どもたちのお父さんとしてこうしてくれたら嬉しい(期待してあげる)。
- 頼りになる夫でほんと幸せだよ(褒めてあげる)。
こうしてしっかり伝えてあげると男はこうなります。

アホだな(笑)
でもそうやって戦略的に男ってコントロールできるので、ぜひやってみてくださいね。
それで協力してくれないならすいません。諦めましょうw
こもり助産院について
こもり助産院の詳細はコチラです。
沖縄の助産院 こもり助産院日記 母乳育児・自宅出産&性教育はおまかせ! como@nirai.ne.jp
2018年2月15日から「沖縄発!卒乳を通して、子どもからの愛に包まれる絵本を作りたい」というクラウドファンディングプロジェクトがスタートしています。
私も微力ながら支援しています。ぜひあなたもご支援よろしくお願いします。
まとめ
卒乳を成功させる秘訣は「家族全員での共通理解と準備」だと思います。


卒乳は辛いことではない。家族にとってとても大切なイベントなので、ハッピーで楽しい思い出にしましょう。