「えっ?単焦点レンズやシンデレラレンズは集合写真に向かないの?」

メルマガ読者さんから
Fecebookにこんな質問が寄せられました。

比嘉さん、

Canon EOS 70D
EF 50mm F1.8 IIを組み合わせて、
家族写真を撮りましたが、
手振れなのか家族の顔が写ってません。

シンデレラレンズと言われ
楽しみにしていたレンズなだけに
とても残念でした。

カメラの設定は
AVモード(絞り優先)
開放F値で、三脚を使い撮影しました。

単焦点レンズは
集合写真に向かないんでしょうか?

こうした疑問に対し、カメラマニアさん達は
「トリセツ読めよ」って平気で言います。

でも、僕もそうでしたが
カメラの専門用語が分からない
初心者が「取扱説明書」なんて読むわけない。

というわけで、今回は単焦点レンズ
集合写真を撮るにはどうしたらいいのかをまとめました。

単焦点レンズとは?

レンズ

単焦点レンズとは、
ズームができないレンズのことです。

安くて写りが良く、
大きな背景ボケを得られることから
シンデレラレンズと呼ばれるものもあります。

代表的な単焦点レンズはコチラです。

なぜピントが合わないのか?

一眼レフ

「ピント」は、
一眼レフを扱う上で覚えておきたい言葉です。

今回のケースは、
「50mm F1.8で撮影したけど手振れなのか、顔が写っていない」

ということでした。

撮影シーンは昼間の野外。
開放F値1.8で撮影しているので手振れは考えにくい。

となると、ピントが合っていないことが
原因だと分かりました。

そもそもピントを合わせるってどういうことなのか?

被写界深度について学ぶ

一眼レフ

ピントを合わせるためには
被写界深度についても知っておきましょう。

単焦点レンズはF値が小さいですよね。

F1.8、F2.8、F4
などと表記されるものです。

このF値が小さければ、被写界深度が浅くなり、背景ボケが大きくなります。

逆にF値が大きければ、被写界深度が深くなり、背景ボケが小さくなります。

背景ボケはレンズの焦点距離や、撮影距離も関係します。

…難読だ。

百聞は一見にしかず

つまりこういうことです。

F/1.8、焦点距離24mm

f1.8

F/5.6、焦点距離24mm

f11

F/11、焦点距離24mm

f5.6

F値を変えることで、ピントの合う部分をコントロールすることができます。

背景ボケについて

nikond40

上の写真はF4、焦点距離150mmで撮影したものです。
F値が小さくなくても、焦点距離を長くすることで
大きな背景ボケを得られます。

以下はセンサーサイズでも
背景ボケの大きさが変わるという比較。

1インチセンサー、F1.8、焦点距離28mm

hisyakaisindo

APS-Cサイズセンサー、F1.8、焦点距離50mm

シンデレラ

一般的にセンサーサイズが大きくなれば背景ボケも大きくなり、
焦点距離が長くなると背景ボケも大きくなります。

  • 35mm f2.8
  • 300mm f2.8

では、300mm f2.8のほうが
背景ボケも大きくなります。

単焦点レンズで集合写真を撮る

単焦点レンズで集合写真をキレイに撮るためには
絞り優先モードを使い、F値を大きくしましょう。

F値/6.3、焦点距離 64mm(35mm換算)

f64

この写真は沖縄天ぷらの
「上間弁当天ぷら店」さんの写真をお願いされたときのもの。

集合写真は
F値8〜11ぐらいで撮るのがセオリーです。

なぜ開放F値で撮るとダメなの?

hisyakai

段差の違う並びで集合写真を撮ったとき、
奥の人にはピントが合ってるけど
手前の人の顔はボケることになります。

開放F値は段差の違う集合写真には
まず使いませんね。

まとめ

単焦点レンズは集合写真に向かないの?

F値をコントロールできれば
集合写真も美しく残せます!

シンデレラレンズ
単焦点レンズの背景ボケが美しいからと言って
なんでも開放F値で撮っちゃうと写真の腕は上達しません。

一眼レフ=大きな背景ボケ

と思われがちですが

一眼レフ=写真をコントロールしやすい

ということを覚えておきましょう。