こんにちは!フォトブック研究家のヒガシーサーです。100冊以上のフォトブックを作成してきた経験から、フォトブックサービス比較ガイドでは様々なサービスの詳細をご紹介していますが、今回は「年間家族アルバム」の効率的な作り方に焦点を当てます。
忙しい子育て世代にとって、1年の思い出をまとめるのは「やりたいけど時間がない」「どうやって始めたらいいか分からない」という悩みの種。スマホに数千枚も溜まった写真を前に、どう整理して1冊にまとめればいいのか途方に暮れた経験はありませんか?
この記事では、子育て中でも時間を見つけて確実に年1回のフォトブックを作成できる、具体的な方法をご紹介します。スマホだけで完結する手軽な方法から、毎月少しずつ進める継続的なアプローチまで、あなたの状況に合わせた効率的な作り方が見つかるはずです。

ミーさん
毎年「今年こそは家族アルバムを作ろう!」と思うのに、結局年末になって写真の山に圧倒されて断念しちゃうんです。スマホの中の写真、もう5,000枚以上あって…。

シーサー先生
よくある悩みですね。実は写真の整理と年間アルバム作りは「小分けにする」のがコツです。今回お伝えする方法なら、スマホだけでも15分×8回程度の作業で素敵な年間アルバムが完成しますよ。
目次
年間家族アルバムの基本と重要性
年間家族アルバムとは、1年間の家族の思い出をひとつのフォトブックにまとめたものです。特に子どもの成長速度は驚くほど速く、季節ごとの行事や日常の些細な変化を記録することで、後から振り返ったときに大きな喜びと発見があります。
デジタル時代の今、スマホで撮影した写真はクラウドに保存されて安全かもしれませんが、実際に見返す機会はほとんどありません。一方、物理的なフォトブックは手に取って家族で一緒に見返すことで、コミュニケーションが生まれ、家族の絆が深まる効果があります。
なぜ年間アルバムが効果的なのか
子どもの成長記録として、月別アルバムや行事別アルバムなど様々な方法がありますが、年間アルバムには以下のようなメリットがあります:
- 1年分の成長が一目で分かる(特に子どもの変化が顕著)
- 年に1回作るだけで良いため、継続的な負担が少ない
- 年単位で比較することで、家族の歴史が積み重なる
- 写真の厳選を強制されるため、本当に大切な瞬間に焦点を当てられる
- コスト面でも経済的(月別アルバムより総費用が抑えられる)
理想的な年間アルバムの特徴
7年間で100冊以上のフォトブックを作成してきた経験から、最も見返す頻度が高く、長く愛される年間アルバムの特徴は以下の通りです:
- ストーリー性がある:単なる写真の羅列ではなく、1年の物語が感じられる
- バランスが良い:特別な行事だけでなく、日常の何気ない瞬間も含まれている
- 家族全員が登場する:撮影者(多くはママ)も写真に入っている
- 時代背景が分かる:流行していたおもちゃや服、社会的な出来事も記録されている
- テキストの補足がある:写真だけでは伝わらないエピソードや感情が添えられている
年間家族アルバムの作成プロセス
年間アルバムを短時間で効率的に作るためには、「分割して進める」ことが鍵です。ここでは、忙しい子育て世代でも実践できる2つのアプローチを紹介します。
アプローチ1:月ごとに少しずつ進める方法
この方法は、1年を通じて毎月少しずつ作業を進めるアプローチです。「細切れ時間」を活用することで、年末に大きな負担がかからず、確実にアルバムを完成させることができます。
- STEP
月初めに前月の写真を整理する(15分)
毎月1日(または決めた日)に、前月の写真をチェックして「フォトブック候補」フォルダに移動します。このとき厳選せず、気になる写真を広めにピックアップしましょう。
- STEP
3ヶ月ごとに写真を厳選する(20分×4回)
3月、6月、9月、12月の末に、それまでの3ヶ月分の候補写真から最終的に使う写真を選びます。このとき、特別な日(誕生日や行事)と日常の両方から選ぶよう意識しましょう。
- STEP
年末に全体を見直して編集する(60分)
12月に入ったら、1年分の写真を俯瞰して全体のバランスを確認します。重複しているシーンがあれば調整し、ストーリー性を意識してレイアウトを整えます。
- STEP
年末年始に注文する(15分)
最終チェックを行い、年末年始のセールを活用して注文します。この時期は多くのフォトブックサービスで割引キャンペーンが行われていますので、コスト面でもおすすめです。
この方法では、1年間で合計約3時間の作業で年間アルバムが完成します。毎月少しずつ進めることで、写真の山に圧倒されることなく、確実に思い出を形に残せます。
アプローチ2:まとめて作る方法(年末の集中作業)
「毎月の小さな作業が続かない」という方には、年末に集中して作業するアプローチもあります。この方法は短期間で完成させるため、効率性が重要です。
- STEP
写真の事前整理(60分)
まずは時間を決めて(例:1時間)、スマホの写真アプリで1年分の写真をざっとスクロールし、使いたい写真に「お気に入り」などのマークを付けます。この段階では多めに選んでOKです。
- STEP
月別フォルダの作成(30分)
フォトブックアプリ内で月別のフォルダを作成し、マークを付けた写真を月ごとに振り分けます。この作業もスマホ1つで完結します。
- STEP
自動レイアウト機能の活用(30分)
多くのフォトブックアプリには「自動レイアウト」機能があります。月ごとに写真を選んで自動レイアウトを適用し、基本的な配置を決めます。
- STEP
見出しとキャプションの追加(60分)
月ごとの区切りに見出しを入れ、特別な写真にはキャプションを追加します。簡潔な言葉でも、後から見返したときの価値が大きく高まります。
- STEP
最終チェックと注文(30分)
全体を通して確認し、表紙のデザインを決めて注文します。年末のセールを活用すると、最大50%オフになるサービスもあります。
この方法では、合計約3.5時間の集中作業で年間アルバムが完成します。1〜2日に分けて作業すれば、年末の忙しい時期でも無理なく仕上げられるでしょう。

ミーさん
でも写真が多すぎて、どれを選べばいいか迷っちゃいます。特に子どもの写真は全部可愛くて…。効率的な選び方はありますか?

シーサー先生
良い質問ですね!写真選びには「4つの優先基準」を設けると効率的です。①表情がはっきり見える写真、②家族全員が揃っている貴重な写真、③季節や行事が分かる写真、④日常の何気ないけど特徴的な瞬間。この順で考えると選びやすくなりますよ。
写真選びを効率化する実践テクニック
アルバム作りの最大の障壁は「どの写真を選べばいいのか」という決断疲れです。100冊以上のフォトブック作成経験から導き出した、効率的な写真選びのコツを紹介します。
月ごとの最適な写真枚数
年間アルバムでは、各月に均等に写真を配分するのではなく、イベントの多さや季節感に応じて枚数を調整するのがコツです。以下の目安を参考にしてください:
月 | 推奨枚数 | 選ぶポイント |
---|---|---|
1月 | 10-15枚 | お正月、初詣、成人式など新年の行事 |
2月 | 5-10枚 | 節分、バレンタイン、冬の日常 |
3月 | 15-20枚 | ひな祭り、卒業・卒園、春の訪れ |
4月 | 15-20枚 | 入学・入園、花見、新生活の始まり |
5月 | 10-15枚 | GW、子どもの日、母の日 |
6月 | 5-10枚 | 梅雨、父の日、初夏の活動 |
7月 | 10-15枚 | 七夕、夏祭り、海水浴、夏休み開始 |
8月 | 15-20枚 | 夏休み、帰省、夏の思い出 |
9月 | 5-10枚 | 運動会、敬老の日、秋の始まり |
10月 | 10-15枚 | ハロウィン、秋の行楽、紅葉 |
11月 | 5-10枚 | 七五三、勤労感謝の日、晩秋の風景 |
12月 | 15-20枚 | クリスマス、年末行事、冬支度 |
この枚数配分は、1年アルバムの総ページ数が60ページ前後の場合を想定しています。サービスごとの価格やページ制限に合わせて調整してください。
「決断疲れ」を防ぐ3つの具体的方法
何千枚もの写真から選ぶ作業は、決断疲れを引き起こす大きな原因です。以下の方法で効率良く写真を選びましょう:
ある写真を使うか迷ったら、2分以上考えないと決めます。直感的に「使いたい」と思えない写真は、後から見返しても特別な感情を呼び起こす可能性は低いもの。迷ったら「保留」フォルダを作り、最後に時間があれば再検討する方法も効果的です。
同じシーンで撮影された複数の写真がある場合(例:運動会の徒競走)、まず各シーンの「代表1枚」を選ぶと決めます。全体の写真選びが終わった後、ページに余裕があれば複数枚に増やす方法です。これにより初期選択の負担が大きく減ります。
年間アルバムを作る前に、以下のバランスシートを作成します:
- 家族メンバー別の写真数目安(例:子ども60%、家族全員20%、夫婦10%、その他10%)
- 特別な日と日常風景の割合(例:特別なイベント60%、日常生活40%)
- 季節感のバランス(春夏秋冬にそれぞれ25%程度)
このシートに基づいて写真を選ぶことで、バランスの取れた魅力的なアルバムになります。
日常の細部を記録に残すコツ
年間アルバムで後から最も価値を感じるのは、実は特別な行事の写真よりも「当時の日常」を伝える細部です。写真だけでは後から思い出せなくなる以下のような細部を意識的に記録しましょう:
- 子どもが着ていた服:当時のお気に入りの服や、流行していたキャラクター
- 遊んでいたおもちゃ:特に夢中になっていたものや流行のおもちゃ
- よく食べていた食べ物:その年齢特有の好物や家族の定番メニュー
- 当時の室内環境:家の様子や子ども部屋のレイアウト
- 季節の風景や行事:その年特有の出来事や天候の特徴
これらの細部が入った写真を各月に1-2枚ずつ意識して入れることで、単なる「きれいな写真集」ではなく、時代背景が感じられる貴重な記録となります。
詳しい写真整理のコツについては、スマホ写真の整理術:フォトブック作成を効率化する方法をご覧ください。
年間アルバムに最適なフォトブックアプリ比較
年間アルバムを作るなら、スマホアプリで完結でき、操作性とテンプレートが充実したサービスがおすすめです。特に子育て世代の時間効率を考慮した主要サービスを比較しました:
サービス名 | 年間アルバム向け機能 | 価格目安(A4/60ページ) | 操作性 | 納期 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|
ノハナ | 月別整理機能、自動レイアウト | 通常版:毎月1冊無料(送料330円) プレミアム:5,890円+送料 | ★★★★★ | 約2週間 | ★★★★☆ |
しまうまプリント | 大容量対応、テンプレート豊富 | A4/144ページ:1,598円 | ★★★★☆ | 最短翌日 | ★★★★★ |
Mags Inc. | 雑誌風レイアウト、季節テンプレート | A4相当:3,280円〜 | ★★★★☆ | 4営業日 | ★★★★☆ |
MyBook | 自由度の高いレイアウト、高品質 | 6,380円〜 | ★★★☆☆ | 最短6日 | ★★★★☆ |
TOLOT | シンプル構成、短時間で完成 | B6/64ページ:1,000円 | ★★★★★ | 2〜3週間 | ★★★☆☆ |
各サービスの詳細な比較については、フォトブックサービス比較ガイドをご覧ください。
年間アルバム作成に最適なサービスの選び方
100冊以上の作成経験から、年間アルバムに特化した選び方のポイントをご紹介します:
- 最大ページ数:年間アルバムは60-100ページ必要になることが多いため、十分なページ数に対応していること
- スマホアプリの使いやすさ:隙間時間に作業するため、直感的な操作性と保存機能が充実していること
- テンプレートの豊富さ:月別や季節別のテンプレートが充実していること
- 紙の耐久性:年々見返すものなので、ページの厚みと耐久性が十分であること
- 作成の継続性:毎年同じデザインで統一できるよう、長期運営されている安定したサービスであること
特に子育て世代のニーズに合わせた具体的なおすすめは以下の通りです:
しまうまプリント:コストパフォーマンスが高く、最大144ページまで対応可能で納期も短いため、年末の忙しい時期でも間に合います。テンプレートも豊富で、スマホアプリの操作性も良好です。特に写真点数が多い年間アルバムに最適です。
ノハナ:毎月1冊無料(送料別)のシステムを活用すれば、月ごとに5-6ページずつ作成して年末に完成させる方法が可能です。特に写真整理を習慣化したい方に向いています。
TOLOT:1ページに写真1枚という超シンプル設計で、写真を選ぶだけで完成します。レイアウトの自由度は低いですが、最も短時間(推定60-90分)で年間アルバムが完成するサービスです。
魅力的な年間アルバムのレイアウトテクニック
写真を選んだら、次はレイアウトです。効率的に作りながらも見栄えの良いアルバムにするためのテクニックを紹介します。
月別レイアウトの基本パターン
年間アルバムでは、各月の始まりを明確にし、一貫性のあるデザインにすることがポイントです。以下の基本パターンが効率的です:
左ページに大きく月表示(例:「1月」)と象徴的な1枚の写真、右ページからその月の写真を配置するパターン。月の区切りが明確で、写真の点数が多い場合に適しています。
各月の最初のページ上部に帯状の月表示を入れるパターン。写真スペースを最大限に活用できるため、写真点数を多く入れたい場合に効果的です。
月ではなく「春・夏・秋・冬」の季節で区切るパターン。季節ごとに特徴的な色やデザインを使うことで、視覚的にメリハリのあるアルバムになります。月ごとの写真数に偏りがある場合におすすめです。
時短でも見栄えの良いレイアウトのコツ
限られた時間でも効率的に見栄えの良いレイアウトにするコツを紹介します:
- テンプレートの活用:自動レイアウト機能やテンプレートを使い、一から配置するよりも効率的に作成
- 統一感の確保:フォント、色使い、余白のスタイルを統一し、一貫性のあるデザインに
- 写真サイズの変化:特に重要な写真を大きく、補足的な写真を小さくすることでメリハリを付ける
- 一枚大型と複数小型の組み合わせ:1ページに1枚の大きな写真と複数の小さな写真を組み合わせる
- 余白の活用:すべてのスペースを埋めるのではなく、適度な余白を設けることで見やすく洗練されたデザインに
レイアウトの詳細テクニックについては、フォトブックのレイアウトデザイン完全ガイドをご覧ください。
テキストとキャプションの効果的な使い方
年間アルバムでは、写真だけでなくテキストも重要な要素です。特に子どもの成長記録では、後から見返したときに当時の状況や感情を思い出すためのヒントになります。
- 月の見出し:単に「1月」ではなく「新年の始まり~1月」など、その月の特徴や家族のテーマを加える
- 年齢やマイルストーン:「2歳8か月」「初めての遠足」など成長の節目を記録
- お気に入りのフレーズ:子どもがよく言っていた言葉や家族の流行語を残す
- 簡潔なエピソード:写真からは分からない状況や感情の補足(例:「初めての滑り台で大泣き→30分後には大好きに」)
- 年間サマリー:最終ページに「2025年の〇〇家」として家族の1年を数行でまとめる
テキストは多すぎると作成の負担になるため、特に思い出として残したいシーンを中心に、簡潔に入れることがポイントです。

ミーさん
年間アルバムって毎年作ると大変じゃないですか?モチベーションを保つコツはありますか?

シーサー先生
良い質問ですね!実は年間アルバムは「作る仕組み」を整えることが重要です。例えば、毎月1日に前月の写真を15分で確認する習慣をカレンダーに設定する、デザインテンプレートを統一して考える時間を減らす、完璧を求めず「8割の完成度でOK」と割り切るなど。最初の1冊目が最も大変ですが、2冊目からはコツがつかめて驚くほど簡単になりますよ。
年間アルバムを継続的に作り続けるための習慣化
年間アルバムの最大の価値は、年々積み重なることで家族の歴史書になることです。1冊目を作るだけでなく、継続的に作り続けるためのコツを紹介します。
習慣化のための3つの仕組み
継続的にアルバムを作るためには、以下のような「仕組み」を作ることが効果的です:
毎月の特定の日(例:第一日曜日の夜)を「写真整理の日」として設定し、カレンダーにリマインダーを入れます。この15-20分の短い時間で、その月の写真を確認してフォルダに入れるだけの作業を習慣化します。年末に向けて少しずつ準備が進むので、大きな負担なく続けられます。
初年度に決めたデザインテンプレートや色使いを次年度以降も踏襲します。これにより「どんなデザインにしようか」という決断の負担が減り、作業時間が大幅に短縮されます。同時に、本棚に並べたときの統一感も生まれます。
年末年始のイベントとして「家族アルバム作り」を位置づけます。例えば「毎年12月28日は家族アルバムの日」として家族の間で共通認識にすることで、習慣として定着します。この時期はセールも多く、コスト面でもメリットがあります。
モチベーションを維持するための工夫
継続的にアルバムを作るためのモチベーション維持テクニックを紹介します:
- 作成後の家族タイム:アルバムが届いたら、家族で一緒に見る時間を作ります。子どもの反応や笑顔を見ることが次回の大きなモチベーションになります。
- プロセスの簡略化:「完璧なアルバム」より「毎年確実に作る」ことを優先し、プロセスを極力シンプルにします。
- 過去アルバムの定期的な振り返り:3ヶ月に1回程度、過去のアルバムを家族で見返す時間を設けると、継続の価値を実感できます。
- 環境づくり:アルバムを見やすい場所に置き、日常的に手に取れるようにします。物理的な存在感が「今年も作ろう」という気持ちを促します。
- ママ友との共有:「アルバム作りの日」を友人と共有し、お互いに進捗を報告し合うことでモチベーションの維持に繋がります。
お得に作るための年末セール活用法
年間アルバムは年末年始のセールを狙うことで、大幅な節約が可能です。各サービスのセール時期と特徴を紹介します:
サービス名 | 主なセール時期 | 割引率 | 特典 |
---|---|---|---|
しまうまプリント | 12月中旬〜1月中旬 | 最大50%オフ | ・送料無料キャンペーン ・2冊目半額 |
ノハナ | 12月〜1月 | プレミアム版20%オフ | ・送料無料期間あり ・ページ増量キャンペーン |
MyBook | 12月後半〜1月 | 30%オフ | ・対象商品増量 ・無料お試しクーポン |
Mags Inc | 12月 | 20-30%オフ | ・期間限定テンプレート ・2冊目割引 |
TOLOT | 年末年始 | 2冊目無料 | ・送料無料 ・限定カバーデザイン |
最大の節約効果を得るためには、11月頃から写真整理を始め、12月中旬〜下旬のセール開始とともにすぐに注文できる準備をしておくことがおすすめです。セール期間中は注文が集中して納期が遅れることもあるため、早めの注文が安心です。
また、複数年分のアルバムを計画している場合は、同じサービスでアカウントを作成し、過去の注文履歴やテンプレートを再利用できるようにしておくと便利です。
年間家族アルバム作りのよくある質問
100冊以上のフォトブック作成経験から、年間アルバム作りでよく受ける質問と回答をまとめました。
Q
年間アルバムの適切なページ数はどれくらいですか?
A
一般的には60〜100ページが見やすく、作成負担も適度です。子どもの年齢や家族のイベント頻度によっても変わりますが、月平均5〜8ページのペースで計算すると年間60〜96ページになります。しまうまプリントなら最大144ページまで対応しているので、写真が多い家庭でも安心です。ページが少ないと薄すぎて本棚に立てにくくなるため、最低でも60ページを目安にすることをおすすめします。
Q
スマホの写真だけで質の良いフォトブックは作れますか?
A
最近のスマホカメラの性能は非常に高く、十分に質の良いフォトブックが作れます。ただし、以下の点に注意すると印刷結果が格段に良くなります:
- 明るい場所で撮影する(薄暗い室内写真は印刷すると暗く粗く見える)
- 不要なデジタルズームを避ける(ズームすると印刷時に粗さが目立つ)
- 大きく配置する写真は特に画質を確認する(小さい写真なら多少粗くても目立たない)
- 重要な写真は編集アプリで明るさやコントラストを調整する
特に子育て世代は一眼カメラよりスマホで撮ることが圧倒的に多いので、スマホ写真だけでも十分素敵なアルバムが作れます。
Q
年間アルバムに子どもの写真が偏りがちですが、夫婦の写真も入れるべきでしょうか?
A
ぜひ夫婦の写真も含めることをおすすめします。子どもが主役になりがちですが、家族全体の記録として夫婦の写真も入れることで、後から見返したときの価値が高まります。特に子どもが大きくなったときに、「当時の両親」の姿を見ることは大きな喜びになります。
具体的には以下のようなシーンの写真があると良いでしょう:
- 夫婦で出かけた記念日や誕生日のディナー
- 日常の何気ない夫婦の様子(料理を作っている、一緒にくつろいでいるなど)
- 家族全員が写った写真(三脚やセルフタイマーを活用して)
バランスとしては、子ども70%、家族全員15%、夫婦のみ10%、その他5%程度が目安です。
Q
子どもが小さいうちから年間アルバムを作り始めるべきですか?
A
子どもが小さいうちに始めることを強くおすすめします。特に0〜6歳の変化は驚くほど速く、この時期の記録は後から見返したときに大きな価値があります。また、早い段階で習慣化すると続けやすいというメリットもあります。
「もっと早く始めておけば良かった」という声は多く聞きますが、「早すぎて後悔した」という声はほとんどありません。特に第一子の場合、写真を撮る量も多いため、整理する習慣をつけることが重要です。
ただし、「過去に遡って作るのは大変だから今からは無理」と思う必要はありません。現時点から始めても十分価値があります。過去分については余裕があるときにさかのぼって作ることもできます。
Q
年間アルバムの作成時間を短縮するための最も効果的な方法は何ですか?
A
最も効果的な時短方法は「月ごとの小分け整理」です。毎月15分程度で前月の写真を確認して「候補フォルダ」に入れていくだけで、年末の作業時間を大幅に短縮できます。写真を選ぶ作業が最も時間がかかるため、この事前準備が重要です。
次に効果的なのが「テンプレートの再利用」です。初年度に作ったデザインテンプレートを毎年再利用することで、デザインを考える時間を大幅に削減できます。多くのフォトブックサービスでは過去の注文を複製する機能があるので、それを活用しましょう。
そして「作業時間の固定」も効果的です。「今日は2時間でここまで終わらせる」と時間を区切ることで、「完璧にしたい」という気持ちとの妥協点を見つけやすくなります。2時間×2日程度の時間配分で年間アルバムは十分完成できます。
まとめ:年間家族アルバム作りを始めるステップ
年間家族アルバムは、かけた時間以上の価値がある宝物になります。特に子どもの成長を記録することは、後から見返したときの感動が大きく、家族の絆を深める素晴らしいツールになります。
ここでご紹介した効率的な作り方を参考に、あなたも今年から年間アルバム作りを始めてみませんか?忙しい子育て世代でも、工夫次第で無理なく継続できます。
今すぐ始める3つのステップ
- STEP
スマホに「フォトブック候補」フォルダを作成する
まずはスマホのアルバムアプリに「2025年フォトブック候補」などのフォルダを作成し、今月の写真から気に入ったものを入れてみましょう。これだけで年間アルバム作りの第一歩は踏み出せています。
- STEP
カレンダーに「写真整理Day」を設定する
毎月最初の日曜日などに15分程度の「写真整理タイム」をカレンダーに設定しましょう。アラーム付きで設定すれば忘れることなく習慣化できます。
- STEP
フォトブックアプリをダウンロードして触れてみる
フォトブック作りのハードルを下げるために、まずはアプリをダウンロードして機能を確認してみましょう。実際に触れてみると「思ったより簡単だ」と感じるはずです。
年間アルバム作りは決して難しくありません。大切なのは「始めること」と「続けること」。小さな一歩から始めて、家族の大切な思い出を形に残していきましょう。
おすすめフォトブックサービス
年間アルバム作りに特におすすめのフォトブックサービスは以下の通りです:
しまうまプリント:低価格で最大144ページまで対応。スマホアプリの操作性も良好で、テンプレートが豊富。子どもの写真をたくさん入れたい家庭に最適です。
ノハナ:毎月1冊無料(送料別)のサービスを活用して、月ごとに少しずつ作業を進められます。写真整理の習慣化にも最適です。
MyBook:高品質な印刷と製本で、長く保存したい年間アルバムに最適。特にFLATシリーズは見開きページが美しく、家族の重要な記録にふさわしい仕上がりです。
詳しくはフォトブックサービス比較ガイドで各サービスの詳細をご確認ください。
あなたも今年から、家族の大切な思い出を年間アルバムとして残してみませんか?子どもたちが大きくなったとき、きっと大きな宝物になるはずです。
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