子どもの写真をコンビニで焼いていた時期があります。L判1枚40円。100枚で4,000円。「まあ品質が安定してるから」と自分に言い聞かせていましたが、正直いちいち店に行くのが面倒で、溜まった写真を放置するようになっていました。
ネットプリントに切り替えてからは、L判1枚11円。100枚で1,100円+送料。注文から2〜3日で届く。枚数を絞る理由がなくなって、「とりあえず全部プリントしておこう」という気持ちになれました。
この記事では、1000枚以上のプリント経験から「用途別に使い分けている5社」を比較します。どれが一番安いかより、「自分の使い方に合うのはどれか」が分かるように書きました。A4やA3の大判プリントについても、実際に試した料金と使い勝手を加えています。
目次
写真プリントおすすめ3選|用途別ランキング

詳しい比較の前に、用途別の結論をまとめます。
| 用途 | おすすめサービス | L判単価 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|---|
| 日常・大量プリント | しまうまプリント | 11円 | 198枚以上で送料無料・まとめ注文コスパ最強 |
| 品質重視・飾る写真 | アオヤギ写真工芸社 | 8〜17円 | 老舗プロラボ・銀塩の発色が比較7社で最もきれい |
| A4・A3大判プリント | どんどんプリント | 11円(L判) | A4 220円・A3 420円で大判コスパ最良 |
各サービスの料金・画質・使い勝手の詳細は以下で解説します。
| 商品 | リンク |
|---|---|
| 🏷 しまうまプリント | しまうまプリント公式サイト |
「写真現像」と「写真プリント(ネットプリント)」は同じですか?
ほぼ同じ意味で使われていますが、厳密には少し異なります。
- 写真現像(フィルム時代):フィルムカメラで撮った写真を薬品で処理し、ネガを作ってプリントする工程
- 写真プリント・ネットプリント:スマホやデジカメのデジタルデータを光学プリント(銀塩)またはインクジェットで用紙に出力すること
現在は「写真を現像する」という言葉がデジタル写真を印刷する意味でも広く使われています。この記事で比較している5社はスマホ・デジカメのデジタル写真をL判・A4などにプリントするサービスです。フィルム現像の対応は各社によって異なるため、フィルムカメラをお使いの方は各社サイトでご確認ください。
コンビニプリントとネットプリント、どちらを使うべきか
答えは「枚数と急ぎ度」で決まります。
| コンビニプリント | ネットプリント | |
|---|---|---|
| L判1枚の料金 | 40円(セブン)〜30円(ローソン等) | 8〜12円 |
| 送料 | 0円(その場で受け取り) | 130〜250円 |
| 10枚の総額 | 300〜400円 | 250〜370円 |
| 100枚の総額 | 3,000〜4,000円 | 930〜1,450円 |
| 向いている | 急ぎ・1〜20枚程度 | 30枚以上・品質重視 |
20枚以下で急ぎなら迷わずコンビニ。30枚以上ならネットプリントの方が安くなります。また品質面では、ネットプリントの銀塩印刷はコンビニのインクジェット印刷より写真らしい仕上がりになります。 詳しくはコンビニプリントとネットプリントの比較記事もあわせてどうぞ。
ネットプリント5社 料金比較(2026年4月確認)
| サービス | L判(格安) | A4 | A3 | 送料 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| アオヤギ写真工芸社 | 8円(税抜) | 150円〜 | 300円〜 | 220円 | 品質重視ならここ |
| どんどんプリント | 11円 | 220円 | 420円 | 250円 | 大判(A4・A3)に強い |
| しまうまプリント | 11円 | 198円 | — | 130円(198枚以上無料) | 大量プリントのコスパ最強 |
| フジカラーFDP | — | 220円 | 550円 | 220円 | フジカラー品質を安く |
| しろくまフォト | 9.9円 | 180円〜 | 380円〜 | 要確認 | 2026年11月に価格改定 |
※2026年4月確認。価格は改定される場合があります。A4・A3は用紙種別によって異なるため目安として参照してください。
サイズ別の選び方|L判・A4・A3で最適なサービスが変わる
ネットプリントを選ぶとき、L判だけで比較して決めてしまうのは少しもったいないです。A4やA3プリントの料金は、サービスによって2〜3倍の差が出ることがあります。
L判(89mm×127mm):日常スナップ・大量プリント向け
家族写真のアルバム用や、毎月まとめて印刷するスナップ写真であれば、L判の単価を重視して選んで問題ありません。しまうまプリントのL判11円+まとめ注文で送料無料という組み合わせが、日常使いには一番コストが低くなります。
ただし、L判は小さいので、印刷品質の差が出にくいサイズでもあります。銀塩かインクジェットかよりも、「補正設定が正しいか」の方が仕上がりに影響します。
A4(210mm×297mm):部屋に飾る・プレゼント向け
A4は「飾る写真」として頼むことが多いサイズです。料金はL判の約15〜20倍になりますが、1枚あたり200〜220円程度で印刷できます。コンビニでA4写真プリントを頼むと300円前後かかるので、ネットプリントの方が安い水準です。
スマホで撮った写真をA4に引き伸ばす場合、画素数が足りないとぼやけることがあります。目安として、2000万画素以上のカメラ(iPhone 13以降、Galaxy S21以降など)であれば問題になることはほぼありません。ただしデジタルズームを多用した写真は注意が必要です。
A4プリントを多く使うなら、どんどんプリントが品質と価格のバランスが良いと感じています。詳細なレビューは別記事にまとめています。
A3・A3ノビ(297mm×420mm〜):展示・ポスター向け
A3以上になると、家庭用プリンターで同品質を出すのが難しくなります。ネットプリントで400〜550円前後かかりますが、A3対応の家庭用プリンターの維持費を考えると、枚数が少なければ外注の方が合理的です。
A3プリントで個人的に試して一番きれいだったのはどんどんプリントです。A1サイズまで対応している大判プリントサービスについては別途まとめていますが、特別な用途(展示・コンクール出品など)でなければA3で十分です。
用途別の選び方
大量プリントしたい(100枚以上)→ しまうまプリント

L判11円+送料130円。100枚なら1,230円。198枚以上なら送料無料になるので、まとめて頼むほど安くなります。毎月の子ども写真を全部プリントする使い方に向いています。
ただし、自動補正が強めにかかることがあります。編集済みの写真を頼む場合は「補正なし」を選ぶのがおすすめです。
注文はスマホアプリからもできます。iPhoneのカメラロールから直接選んでそのまま注文できるので、手順が少なく続けやすいのが実感です。年間で比較すると、コンビニプリントから切り替えた場合、同枚数で1万円以上の差になります。しまうまプリントの詳細な画質比較はしまうまプリントのレビュー記事にまとめています。
品質にこだわりたい・飾る写真 → アオヤギ写真工芸社

創業57年の老舗。「写真やさん仕上げ」(L判17円〜)は、比較した中で最もきれいでした。発色が正確で、暗部のつぶれが少ない。フォトフレームに入れて飾る写真や、プレゼント用はここを使います。
機械焼きの格安プランは8円(税抜)から。まずこちらで試してから、気に入ったら「写真やさん仕上げ」を検討するのがおすすめです。
一つ注意点として、注文UIが他社と比べてシンプルな分、慣れるまで少し戸惑う場面があります。初回は10〜20枚の少量注文で操作に慣れてから、まとめて頼むのがスムーズです。詳細なレビューと注文手順はアオヤギ写真工芸社のレビュー記事にまとめています。
大判プリント(A4・A3)→ どんどんプリント

A4が220円(オリジナル)、A3が420円。部屋に飾る写真や、子どもへのプレゼントに使っています。L判との同時注文もできるので、スナップはまとめてL判、飾りたい1枚だけA4にするという使い方も便利です。
送料は250円かかりますが、1回の注文にL判100枚+A4数枚を混ぜると実質コストは下がります。詳しくはどんどんプリントの使い方とレビューにまとめています。
フジカラー品質を安く → FDP(フジカラーデジカメプリント)
フジカラーの印画紙を使いながら、L判12円(50枚以上で11円)。午前9時59分までの注文で当日発送。「フジカラーじゃないと不安」という方に向いています。
写真歴が長い方や、銀塩プリントにこだわりがある方には特に相性がいいです。発色の傾向がフジカラー特有の青みがかった色調になっているため、ナチュラル系の仕上がりが好みなら試してみる価値があります。A4・A3も対応していますが、大判に関してはどんどんプリントと料金差を確認してから選ぶといいでしょう。
コスト最安・当日発送 → プリントラッコ
L判8円(オリジナルプリント)・最短当日発送。しまうまより安く、速い。「とにかく安く大量に」という用途なら候補になります。送料130円。まとめて注文するほど1枚あたりのコストが下がります。詳細はプリントラッコの料金まとめで確認できます。
ましかくプリント・毎月無料 → ALBUS(アルバス)
ましかく89mmサイズで毎月8枚まで無料(送料242円のみ)。招待コードを使うと最大15枚まで無料枠が増えます。子どもの成長記録をましかくでまとめたい方や、月1冊の習慣を作りたい方向け。詳しくはALBUSの仕組みと比較まとめをどうぞ。ましかくサイズ(89mm角)のサービスを比較したい場合はましかくプリントおすすめ比較もあわせてどうぞ。
シンプルに少枚数を頼みたい → しろくまフォト
PC注文はL判6.6円〜(200枚以上で送料無料)、スマホアプリはL判7円(130枚以上で送料無料)。大手の中では料金設定がシンプルで、サービス比較をしたいときの基準にしやすいです。詳しくはしろくまフォトの料金まとめで。
失敗しないための3つの注意点
- 自動補正の設定を確認する
多くのサービスで「自動補正あり/なし」が選べます。スマホで編集済みの写真を頼む場合は「補正なし」にしないと、色が二重補正されます。きれいに編集した写真が白飛びして届いた経験があります。 - 送料込みで比較する
L判10枚だと、1枚8円のサービスでも送料を加えると1枚21円になります。少枚数ならコンビニの方が安い場合があります。 - 最初は少量でテストする
サービスごとに色味が違います。「このサービスが自分の写真と相性いいか」は実際に頼んでみないと分かりません。50枚くらいの注文から始めるのがおすすめです。
よくある質問
スマホの写真でA4プリントできますか?
できます。ただし画素数によって仕上がりが変わります。iPhone 12以降、または2000万画素以上のスマホカメラであれば、A4サイズに引き伸ばしても問題になることはほぼありません。デジタルズームを多用した写真や、古いスマホで撮ったものは事前に画像サイズ(解像度)を確認しておくと安心です。
注文時に解像度が低いと警告が出るサービスが多いので、その場合は別の写真に差し替えるか、サイズをL判やKGサイズに下げるのが現実的な対処です。
コンビニと銀塩プリントで画質はどれくらい違いますか?
コンビニはインクジェット方式、ネットプリントの多くは銀塩(ハロゲン化銀)方式です。銀塩の方が色の再現域が広く、特に肌色や空の青など微妙なグラデーションで差が出ます。L判で見比べると、慣れていない人でも「なんとなくネットプリントの方がきれい」と感じることが多いです。
ただし、差が分かりやすいのは飾る写真や引き伸ばしたときです。スナップの記録用途であれば、コンビニの品質でも十分な場面がほとんどです。
何枚から送料無料になりますか?
サービスによって異なります。しまうまプリントは198枚以上で送料無料。アオヤギ・どんどんプリント・フジカラーFDPは注文金額や枚数による無料条件が設定されている場合があります(時期によって変わるため注文時に確認してください)。
少枚数の場合は送料込みで1枚あたりのコストを計算し直すことをおすすめします。例として、L判20枚をアオヤギ(8円×20+220円=380円)で頼むと、1枚換算で19円になります。
注文から届くまで何日かかりますか?
通常2〜4日が目安です。フジカラーFDPは午前9時59分までの注文で当日発送。しまうまは翌日〜2日後発送が多いです。アオヤギは混み具合によって2〜3日かかることがあります。急ぎの場合は各サービスの発送スケジュールページで確認するのが確実です。
ビビプリ(Vivipri)はどうですか?
ビビプリは1枚から注文できるネットプリントサービスです。L判の単価はしまうまプリントと近い水準で、少量注文のしやすさが特徴です。本記事の比較対象にはしていませんが、「ビビプリとしまうまどちらがいいか」という比較では、大量まとめ注文のコスパはしまうまが有利、少枚数を気軽に注文したいシーンではビビプリが選択肢になります。
大量にプリントするならしまうまプリント、品質重視ならアオヤギ写真工芸社から試してみてください。どちらも最初の注文で「思ったのと違う」となっても、それほど大きなダメージにはなりません。
プリントをまとめてフォトブックにしたい場合はフォトブックサービス比較も参考にしてください。20社以上試してきた中での使い分けを書いています。大判プリントをもっと詳しく知りたい場合はA1まで対応する大判プリントサービスの記事も合わせてどうぞ。

2 件のコメント
こんには。初めまして。
私は3歳の男の子を持つ母親です。息子が産まれてたくさん写真を撮ってきましたが、プリントせず、データがたまっていく一方でした。
でも写真ってプリントしていないとなかなか見直さないんですよね…
息子も幼稚園に行き始めたし、いい加減写真の整理をしようと思い立ったものの、どこの業者さんが安くて綺麗なのか全くわからず泣
ですがこちらの記事を見つけて比較をわかりやすく教えていただいて本当に助かりました。ありがとうございます。これから頑張って息子の成長アルバム作りをしたいと思います。
ちかさま、はじめまして。お子さんのお写真が溜まると、あとで大量にまとめないといけないので大変ですよね。
私たちもそうでしたし、いまでもそうです(笑)
ブログ記事は私の体験をまとめただけなので、ご参考にして頂けて嬉しく思います。
ぜひぜひお子さんの成長アルバム楽しんでくださいね。