デジタル一眼レフにおける、初心者向けおすすめカメラのランキングです。


ランキングの早見表や機種の解説など、本記事で紹介している内容を一眼レフ選びの参考にしてください。カメラ歴10年以上のヒガシーサー主観によるまとめですが、次の基準からオススメの一眼レフをまとめています。
一眼レフ位選びの基準
- コストパフォーマンス
- 使いやすさ
- カメラの基本性能
- リセールバリュー
この基準から選んでまとめています。
ということで、早速オススメの一眼レフを見ていきましょう。あっそれから、もしも、この記事が1文字でも参考になったならシェアとか、シェアとか、シェアしてもらえらたらうれしいです。

最新機種の一眼レフランキング

最新スペックの一眼レフ
2022年度版、最新機種のなかで初心者さんや、これから一眼レフを始めたいと考えている方にオススメしたいのは次の3つの機種です。
2019年に発売されたキヤノンの初心者向け一眼レフです。タッチパネル機能も搭載しています。世界最小、最軽量クラスの一眼レフですが、初心者さんに使いやすい機能と性能が備わっています。とにかく小さくて軽いので女性でも扱いやすいのが特徴です。
Canon EOS Kiss X9iは最新機種ではありませんが、X10よりも本格的な性能が備わっています。大きく違う点は「オートフォーカスポイントの数」です。
※オートフォーカスポイントの数は少ないよりも多いほうがピント合わせに有利になる。
Kiss X10 よりもオートフォーカスポイントが多いため、ピント合わせで失敗しにくくなっています。発売から時間が経っているので価格も手頃。価格を考えるとコストパフォーマンスが最も優れている初心者向けの一眼レフです。
Nikon D5600はNikonの初心者機種D3000シリーズの上位モデルになりますが、性能を考えるとコスパはD5000シリーズのほうが高いです。バリアングル液晶と言われる自撮りができる可変式の液晶パネルを搭載していて、タッチパネルも搭載してい使いやすい一眼レフです。
※バリアングル液晶はカメラの背面液晶画面を自分に向けたり、上や下に向けることができて自由度が高いためフリーアングル液晶と呼ぶこともあります。一眼レフを選ぶ基準としてCanonを選ぶか、Nikonを選ぶかは好みで選んでも大丈夫です。

一眼レフのコストパフォーマンスとは?

一眼レフのコスパって?
一眼レフのコストパフォーマンスはヒトそれぞれ考え方が違います。筆者の場合はこれまでの経験で、趣味やライフスタイルのなかで撮る写真や動画に、カメラのスペックは関係ないことに気付きました。
エントリークラスのカメラも、ミドルクラスのカメラも、ハイアマクラスのカメラも同じレンズを使えばほぼ同じ写真と動画が撮れます。
※エントリークラスは初心者向け、ミドルクラスは中級者向け、ハイアマクラスは上級者向けのモデルのことを言います。
同じ写真や動画を撮れるなら、安ければ安いほうがいいです。
例えば世界的な大富豪ビル・ゲイツは「同じ結果だったら安いほうがいい」として飛行機はエコノミークラスに乗るという話があります。
ファーストクラスに乗ったところで飛行機が早く着くわけではないから、エコノミークラスのほうがコスパが高いということです。
これもカメラの世界に当てはまります。カメラ本体をハイスペックにしたところで撮れる写真や動画は変わりません。


カメラ本体のスペックに惑わされずに、本当に必要な機能だけを知ることで、カメラ選びは失敗しなくなります。それを次にまとめていきます。
一眼レフの使いやすさとは?
デジタル一眼レフの使いやすさとはフルオートで撮影しても失敗しないことです。
フィルムカメラの時代は誰もが失敗写真を量産してきました。オートの精度が低かったし、なによりフィルムという物理的な枚数制限が合ったため、上達までに時間とお金がかかりすぎます。
デジタル一眼レフにカメラが進化して、いくらでも失敗できるようになりました。そして今はフルオートの性能がめちゃめちゃ高くなっているので、素人や初心者さんが撮影しても失敗することはありません。
口コミサイトやブログを観ると、カメラ玄人やマウンティングおじさんが未だに「セミオート」や「マニュアル」で撮れるようになるのが基本であると考えています。
でも本当にそうでしょうか?
一眼レフをユーザーフレンドリーにするため「かんたん撮影モード」を作っているし、料理のシーン、人物撮影、旅行での風景シーン、夜景撮影、花火の撮影、星空の撮影、子どもたちの撮影など、様々なシチュエーションに対応できるほど写真撮影の技術はありません。
でもエントリークラスの一眼レフではモードダイアルを回して、このシーンの撮影モードを選べば最適な設定の写真や動画が撮れるようになります。
この機能がエントリークラス一眼レフの大きなメリットなんです。
それに加えて最近はタッチパネルやスマホとの連携も当たり前になってきているので、一眼レフも実はめちゃめちゃ簡単になってきているんです。
あえて「セミオート」や「マニュアル」で撮影する必要もないですし、時間の無駄です。



一眼レフの基本性能とは?
一眼レフの基本性能はエントリークラスとミドルクラス以上のカメラでは大きく違うところがあります。ちなみに専門用語がドバっと出てくるので、興味のあるヒトは読んでみてください。


光学ファインダーの視野率が違う
一眼レフには光学ファインダーを搭載していて、ミラーレスカメラの液晶ビューファインダー(EVF)と違います。


一眼レフには光学ファインダーが搭載されていますが、その光学ファインダーにも性能差があって、一般的にエントリークラスの光学ファインダーは視野率が低く(ペンタダハミラー)、ミドルクラスの光学ファインダーは視野率が高いもの(ペンタプリズム)を採用しています。
視野率が低いということは、光学ファインダーを覗いたときの被写体と、実際に撮影した写真では4隅の写ってる範囲が違います。
他にもいろいろ違うところがありますが、エントリークラスの一眼レフとミドルクラス以上の一眼レフではカメラの基本性能が違うということを知っておきましょう。



オートフォーカス速度と精度が違う
オートフォーカスに関しては、よく言われているのがオートフォーカスポイントの数や範囲が言われています。
例えばEOS Kiss X10は9点のオートフォーカスポイントに対し、EOS Kiss X9iは45点のオートフォーカスポイントを備えている。のような違いですね。
このオートフォーカスポイントが沢山あることで、カメラのピントを合わせる精度が変わってきたり、またオートフォーカスの仕組みによってピント合わせの速度も変わってきます。
初心者さんが気にすることではありませんが、エントリークラスとミドルクラス以上のカメラではオートフォーカスの性能差が大きいものも多いです。


連射機能
連射機能はカメラが1秒間に何コマの写真を撮影できるかという機能のことです。コレを解説すると難しい専門用語がめちゃめちゃ出てくるので、簡単に解説していきます。
エントリークラスの一眼レフは1秒間に5コマ程度の連射ができる機種が多いです。ミドルクラスは7コマ〜8コマ、ハイクラスは10コマ、プロフェッショナル機になると12コマ/秒というのがザックリな指標です。
ミラーレス機のなかには一眼レフよりも連射性能が高い機種もありますが、速度や正確さが求められる撮影シーンではデジタル一眼レフを信頼しているヒトも多いです。
ちなみに5コマ/秒でも何ら不足はありません。


高感度
高感度というのは分かりやすく言うと「暗い場所でもキレイに写真を撮る」性能のことです。
高感度についてはカメラ仕様表の「ISO感度」になります。「イソ、アイエスオー、アイソ」など呼び方がいろいろありますが、私はイソ感度と呼んでいます。
この高感度は私が一眼レフを始めた当初から10倍以上進化しています。例えば私が最初に購入した一眼レフはISO1600が限界でしたが、いまはエントリークラスの一眼レフでも ISO25600 が当たり前になっています。
高感度を上げると暗い場所でも手ブレを抑えて撮影ができます。その代わりノイズと呼ばれるザラついた写真になってしまいます。
それでも過去の一眼レフと比べてノイズも少なく、非常にキレイな写真を撮れるように進化しています。


高画素モデルとは?
一眼レフの画素数というものが以前まではキャッチコピーにされていました。
○○万画素数!みたいなやつですね。
画素数は多ければ多いほど良いか?というものでもなく、単に高画素であればきれいな写真が撮れるというわけではないので注意が必要です。
今の時代であれば2000万画素もあれば十分キレイな写真が撮れますから、そこまで気にする必要はありません。
参考記事:本当は怖い!高画素カメラのデメリットとは? – ヒガシーサードットコム


みんな大好きセンサーサイズ
一眼レフにはAPS-C、フルサイズの2種類のセンサーサイズが用意されています。
センサーサイズとは一眼レフの内部に組み込まれているもので、フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズ、1インチセンサーなどサイズや名称がいろいろあります。
一般的にはフルサイズのほうがカメラとして優れていると思われていますが、全然そうではないです。
カメラオタクの間では「いつかはフルサイズ」という言葉がありますが、全無視で大丈夫です。
コスパや使いやすさを考えればAPS-Cサイズのセンサーサイズのほうがメリットは多いです。


一眼レフのリセールバリューとは

一眼レフのリセールバリューとは?
この視点は超重要なので、これからカメラを始めるヒトは知っておいてください。カメラの世界も車同じくリセールバリューというものがあります。
つまり、売るときの価値が高いか、低いかを考えてカメラを選ぶという考え方ですね。
もちろんライフスタイルに合ったカメラを選ぶのが大前提ですが、リセールバリューを考慮してカメラを選べば、無意味な損をしないで済みます。
デジタル一眼レフはリセールバリューの市場が安定していて、ミラーレスカメラよりも今のところ安定しています。
またこのリセールバリューを意識しながらカメラを購入していけば、1年間使っても買った値段とそんなに変わらない価格で買い替えることも可能。
楽しいカメラライフを送るためにも重要な指標になります。
参考記事:【2020年】カメラ買取サイト比較まとめ!おすすめ業者は?買取査定から売却までの実体験レビュー – ヒガシーサードットコム


最強一眼レフランキング

一眼レフのランキング
では最強の一眼レフは一体どれなのか?冒頭でも解説したコスパ、使いやすさ、基本性能、リセールバリューの4つの視点から最強一眼レフを主観でまとめていきます。


最強SSクラス 一眼レフの解説

最強一眼レフSSクラス
EOS Kiss X9iの特徴
- オートフォーカス測距点が45点もあるのでピント合わせが高速かつ正確
- タッチパネル
- タッチフォーカス
- 動画電子手ブレ補正搭載
- バリアングル液晶
- かんたん撮影モードが豊富
- 外部ステレオマイク端子
- 発売から時間が経過していてコスパが高い
- リセールバリューも高い
EOS Kiss X9iのイマイチポイント
- USB給電できない
- 動画撮影時の静止画撮影ができない
Nikon D5600の特徴
- オートフォーカス39点
- タッチパネル搭載
- 小さくて軽い
- バリアングル液晶
- NFC内蔵
- 発売から時間が経過しているためコスパが高い
Nikon D5600のイマイチポイント
- 電子手ブレ補正非搭載
- 動画撮影機能はEOSと比べて充実していない
最強Sクラス 一眼レフの解説

最強一眼レフSクラス
EOS Kiss X10 の特徴
- かんたん表示モード搭載
- 一眼レフの中では最軽量クラス
- バリアングル液晶搭載
- 動画電子手ブレ補正
- 瞳AFを搭載(人物撮影に便利)
- 4K動画
- タッチシャッター、タッチ操作
- かんたん撮影モード搭載
- 外部ステレオマイク端子
- ミラーレスと比べるとバッテリー持ちが良い
EOS Kiss X10のイマイチポイント
- USB給電できない
- 動画撮影時の静止画撮影ができない
- ボタンのカスタマイズができない
- オートフォーカスが最新ではない
ニコン D3500 の特徴
- 小さくて軽い
- 初心者に優しいガイドモード
- 価格が安い
ニコン D3500のイマイチポイント
- 安いけど選ぶ理由が少ない


各種ランキングはコチラ

一眼レフランキング
一眼レフはエントリークラス、ミドルクラス、ハイアマクラスなど色々クラス分けがされています。
でもミドルクラスと言ってもどの部分が優れていて、どの部分が特徴的なのか分かりにくいですよね。
以下はそれぞれ基本性能の部分で特徴のあるデジタル一眼レフをまとめてみました。

APS-C 一眼レフ最速連写

最速一眼レフ
Nikon D500 はハイアマクラスと呼ばれるクラスの一眼レフになります。高速な連射性能と、正確なピント合わせができるカメラです。動く被写体や、スポーツ撮影などにD500は向いているカメラと言えるでしょう。
Nikon APS-C DXフォーマットの一眼レフの中では最上位機と言える性能を備えていますが、初心者向きではありません。
EOS 7D MarkII はハイアマクラスの一眼レフです。D500 と同様に高速な連射性能、正確なピント合わせができます。動く被写体、シビアなスポーツ撮影に向いているカメラで、Canon APS-C EF-Sマウントの機種の最上位機になります。

コスパ最強のデジタル一眼レフ

一眼レフコスパ
EOS Kiss X9i については、本記事の中で特徴を紹介してきました。最新機種ではありませんが、カメラの基本性能が高く初心者さんに使いやすい一眼レフです。またリセールバリューも高く、コストパフォーマンスに優れたカメラでもあります。EOS Kiss X10と比較して、どちらを欲しいか直感で選ぶのもアリだと思います。
Nikon D5600 も本記事で紹介してきました。Nikonの一眼レフとしてはD3500より上位の機種になります。コチラも Kiss X9i と同様にリセールバリューも高く、コスパに優れた一眼レフです。CanonとNikonのどちらを選ぶか迷う場合は直感で自分が欲しいものを選びましょう。


最新スペックの一眼レフ

最新スペックの一眼レフ
2022年度版の一眼レフのなかではキヤノンの EOS 90D が最新の一眼レフになります。このカメラはミドルクラスの一眼レフと呼ばれていて、エントリークラスの一眼レフにはない光学ファインダーを搭載し、精度の高いオートフォーカスも採用されています。
また EOS 90D はこれまでのミドルクラス一眼レフとは進化の度合いが違います。一眼レフカメラの良いところと、ミラーレスカメラの良いところを合体させた完成形のデジタル一眼レフになっています。
今の時代で小型軽量を求めるならミラーレスカメラを選んだほうがメリットは多い、なので一眼レフを趣味としてこだわりたいヒトにとってはミドルクラスの一眼レフを選ぶと所有欲が満たされて楽しいと思います。
私も以前まではブログで「一眼レフはオワコン」と言っていましたが、スマホやミラーレスの進化によって、カメラはもっと自由に楽しく選んでもいいよねと考えるようになりました。反省してます。



リセールバリューが高いデジタル一眼レフ

リセールバリュー一眼レフ


一眼レフとミラーレスカメラの違いは?

一眼レフとミラーレスの違い
一眼レフとミラーレスカメラの違いってぶっちゃけよく分からないですよね。
私も最初は全然分からなかったし、だからなに?って感じでした。
安心してください。一眼レフとミラーレスカメラの違いは簡単です。
カメラの内部にミラーが入っているか、入っていないか。それだけの違いだけです。(性能面や設計面ではミラーあるなしで大きく変わってくる)。
一眼レフのレフは鏡(ミラー)のことです。
ミラーレスは鏡が入っていない(ミラーをレスしている)から、ミラーレスカメラと呼ばれています。
ちなみに性能差についてよく言われていますが、いまのミラーレスカメラが特別に劣っている部分はほとんどありません。
なので性能面で選ぶというより、下記の特徴を踏まえてから一眼レフとミラーレスのどちらを選ぶか決めましょう。




デジタル一眼レフカメラの特徴

一眼レフの特徴
- カメラボディが大きいので握りやすい
- オートフォーカスが早い(位相差AF)
- バッテリー持ちが良い
- レンズの種類が豊富でコスパに優れたレンズが多い
- 中古市場が安定している
- リセールバリューがある
- サイレントモード(無音撮影)ができない

ミラーレスカメラの特徴

ミラーレスの特徴
- カメラ内部にミラーがない
- スマホのように仕上がりの写真と動画を確認しながら撮影ができる(EVF)
- レンズも小さく設計できるから小型軽量
- サイレントモード(無音撮影)が可能な機種も豊富
- 一眼レフ市場と比べてレンズは少なめでコストも高い
- 製品サイクルが早くリセールバリューが低いカメラも多い

2022年 最強一眼レフランキングまとめ

2022年一眼レフランキング
これまで散々デジタル一眼レフよりもミラーレスカメラのほうがいいよって言ってきましたが、デジタル一眼レフも使いにくいポイントをどんどんと解消してきていますね。
いろいろと家電量販店で触ってきましたが、コスパに優れたモデルも多いし、小気味の良い一眼レフのシャッター音をカシャカシャと鳴らしながら撮影する楽しみはミラーレスカメラにはありません。
これからもスマートフォン全盛、ミラーレスカメラ全盛の時代は進んでいくと思いますが、趣味性が高いデジタル一眼レフも全然アリですね。
機能や性能面だけでなく、使う楽しさのあるカメラとして「一眼レフを選ぶ」っていうのは大人の楽しみに繋がるなーと思いました。

