はいさい子連れノマド大好きの@higashisaです。今回は子連れ旅行、沖縄旅行、海外旅行で必須のスーツケースの選び方です。
2013年に10ヶ月の息子を連れて2ヶ月間、2017年に3歳の娘と、5歳の息子を連れてハワイに行ってきました。
その体験を通して家族4人でのハワイ子連れ旅行にどんなスーツケースがおすすめなのか?全体験を通してオススメのスーツケースと容量の選び方を紹介します。


子連れ旅行とそうでない旅行の違いは?
子連れで旅行や出張に出かけるってのは、結構大変ですよね。スーツケース選びだけでも、子連れとそうでないのでは選び方に大きな差があります。
スーツケースは「価格なりの性能」と言われていますが、本当にそれは正しいのでしょうか?
1万円のスーツケースと3万円のスーツケースとでは、耐久性に大きな違いがあるそうですが、私はそこまで気にしなくていいと思います。
なぜなら家族旅行は子どもの成長に合わせて買い替えたりするものだし、それぞれのライフスタイルに合わせて柔軟に選べばいいですよね。
子連れ旅行のネット情報は体験が少ない







スーツケース選びは私も勉強しました。やっぱり学生時代から海外ばっかり行ってるので、今まで色んなトラブルに見舞われてきました。
レンタルや中古、安物スーツケースなど色んな使い方でスーツケースを選んできましたが、それはあくまでも『単身旅行』や『出張』で使える考え方。
子供が生まれて家族旅行に行く場合、やっぱりスーツケースの選び方は大きく違います。
なので今回は我が家の体験を重視して、ハワイ家族旅行でオススメしたいスーツケースの選び方、おすすめスーツケースをまとめます。
スーツケース 価格帯でどう違う?
スーツケースは意外にも壊れやすいものです。特に1万円以下で購入できるスーツケースは壊れやすいと言われていますね。
理由は過酷な環境(粗悪な扱い)に耐えられなくてキャスター部分や、取手部分が壊れるパターン。もちろんメーカーにもよりますが激安スーツケースは価格なりの性能であることは間違いありません。





スーツケースは価格なりと言われていますが、それはもちろんそうだと思います。しかしスーツケースの耐久性を重視するなら、利用する国際空港や航空会社にも注意する必要があります。
スーツケース本体は仮に破損したとしても海外旅行保険で損害をカバーできることもあるので、子連れ旅行では気にしなくてもいいかもしれません。
1万円台のおすすめスーツケース
Lサイズのタイプでも1万円台で購入できるグリフィンランドのスーツケース。この価格でグリスパックキャスタータイプを採用している点、アルミフレーム、エンボス加工、TSAロックを搭載している点がポイントです。
1万円以上のスーツケース
このクラスは「まともな製品」か「1万円以下のスーツケースを高くで売っている」かの2つに絞られてきます。
1万円以下のスーツケースに比べると、壊れやすい製品に当たる可能性は低くなるものの、本当や安いけど、価格を上げて1万円以上に見せているスーツケースもあるので注意が必要。こちらもメーカー品か、そうでないかが見極めの目安です。
オススメは『カバンメーカー 協和 KYOWA』のEMINENTブランド。有名メーカーのものとしては激安の価格でとてもオススメ。
材質も帝人製の高品質ポリカーボネート「パンライト」を使用し、軽くて丈夫に作られています。
2万円以上のスーツケース
2万円を超えてくるのは一定水準を超えたスーツケースと言えます。相変わらず値段だけ高いという品物もありますが、この価格帯からは有名メーカーのスーツケースもモノによっては買う事ができるので、コストパフォーマンスを重視するなら、この価格帯を攻めるのが一番オススメです。
マスキュラーは大きいサイズでも2万円台で購入でき、軽量で丈夫。コスパが高い商品です。
サムソナイト アメリカンツーリスター
サムソナイトのアメリカンツーリスター。軽くて丈夫な人気メーカーですね。
私は2013年に沖縄アウトレットモールあしびなーのサムソナイトショップで、今は絶版のタイドラインを半額以下の20,000円で買う事ができました。
デザインもシンプルで、キャスターも静音性の高いものを使用しており、そして96Lの大容量にも関わらず5,3kgという軽さが魅力。子連れ旅行には最適な大きさです。
※2017年にキャスター部分が経年劣化で剥がれてしまいました。サムソナイトは10年保証がありますが、経年劣化の場合は保証対象外ということです。アウトレットで購入するとこういうこともありますので注意してくださいね。
3万円以上のスーツケース
おすすめはサンコーのスーパーライトです。フレームタイプで超軽量。キャスターはHINOMOTO製のグリスパッグ(ヒガシーサーが最強と崇めるグリスパックキャスター)。頑丈なマグネシウムフレームに割れにくいポリカーボネートのボディ。全てに満足がいく製品です。価格が3万円を超えますが、予算が許すなら迷わずコチラをおすすめします。
4万円以上〜RIMOWAのスーツケース
性能、耐久性どれをとっても最強クラスのスーツケースレベル。スーツケースは高額なので一生ものと考えてしまいがちですが、実は消耗品です。何度も旅行や出張で使用していると、すぐに傷だらけになってしまうもの。それでもスーツケースにある一定の水準を求めるのであれば4万円以上のスーツケース選びをすることをおススメします。
RIMOWAはやはり最強。ただ、子連れに必要かと言われれば全力で否ですね(笑)
子連れ旅行に最適な容量は?
私たちは2013年に乳児を連れて2ヶ月間、2017年に2人の幼児を連れて3週間、ハワイに滞在してきました。
その経験から言えることは・・・『家族旅行に最適な容量なんて家族ごとに違う』ということです。

子どもたちの月齢でも違ってくるし、やっぱり日頃のライフスタイルでも変わってきます。ただ私たちの経験からメモしたことをシェアしますね。
ハワイ長期滞在の経験で気付いた荷物のメモ
- 着替えは2日分あれば十分。足りなければ買うスタイル。
- おむつは日本製が最高!日数分必要。
- トラベラーポーチを使うとすごく便利。
- 帰りはロスドレスフォーレスでスーツケースを買う。
ハワイ旅行の基本は『足りないものは現地で買えばいい』というスタイルです。
服類は2日分で大丈夫!ホテルのランドリーを活用しよう


子連れ旅行の場合は、コンドミニアムタイプのホテルに泊まる方が多いでしょう。その場合はランドリールームがあるはずなので、それを積極的に活用しましょう。
ハワイではバルコニーに洗濯物を干すことが禁じられています。乾かす手段はランドリーを使うか、お部屋で洗って、お部屋に干すのが定番。
湿気が少ないのでお部屋に干しても翌日には乾いてることが多いですが、私たちは携帯ハンガーを持っていきました。
毎日使う水着やウェットスーツを干すのにすごく便利なので、アクティブにハワイを楽しむ家族にオススメの便利グッズです。
おむつは日本から持っていこう


おむつは絶対に日本製のものを持っていくことをオススメします。私たちのように2ヶ月も滞在するとかであれば難しいですが、とにかく必要な枚数分を日本から持っていきましょう。
またおむつはスーツケース内部の緩衝材にもなるので、いろいろ便利に使えます。日本製まじ最高。
Escobar トラベルポーチが便利


スーツケース内部の荷物を分かりやすく、散らからないようにまとめるのに使います。オススメはアマゾンで買える安いもので十分。とにかく色んなサイズ、色分けができればオッケーです。
行きのスーツケースは一つ、帰りはロスドレスで買う


家族旅行のスーツケースは1人1つが基本ですが、今回は子どもたちにも1つずつ『乗って移動できるスーツケース』を使ってもらいました。
大人用スーツケースが一つというのは、それはそれで大変だったんだけど、帰国の際はハワイのアウトレットショップ『ロスドレスフォーレス』でスーツケースを買って帰ります。
お土産を入れたり、スーツケースの重量を分散するために購入していますが、スーツケースの選び方を知っていると安くても失敗の少ないものを選べます。
キャスターでスーツケースの良し悪しが分かる

一つのスーツケースで全てを済ませたい場合はキャスターにもこだわりましょう。キャスターの種類は大きく分けて主に3タイプあります。
2輪キャスター
2輪キャスターはスーツケースの片側だけに付いていて、スーツケースを斜めに倒して使うことでスーツケースを引くことが出来ます。
このタイプはぶっちゃけ子連れ旅行で使うにはおすすめできません。スーツケースを必ず斜めに倒さないと押したり引いたり出来ないというのは不便だからです。
子どもたちでも押したり引いたり出来る4輪キャスターを選ぶのが無難です。
4輪キャスター
次は通常のスーツケースに多く採用されている4輪キャスターです。4輪キャスターの中には無数の種類がありますが、その多くはスーツケースを立てたまま移動できる種類がほとんどです。
斜めに倒して押すこともできるし、キャスターが360度回転するものあるので、操作性はすごく良いですね。子どもたちでも押したり引いたりできるものであれば、子供用スーツケーとしてもオススメです。
ダブルキャスター
ダブルキャスターと言われてる種類は、一つのキャスター部分に2つのウィールが付いているタイプのものです。
今まではキャスター部分が大きいこと、本体から離れすぎてる点を考慮して使ってきませんでしたが、2017年ハワイのロスドレスでダブルキャスター製のスーツケースを購入しました。
耐久性には不安がありますが、安定した走行とスムーズな操作性は非常に楽チンで、快適に帰国することができました。
グリスパックキャスターはすごい
スーツケースの耐久性や快適性を最大限に求めるのならグリスパックキャスターを採用しているスーツケースを選びましょう。特に『HINOMOTO社』のグリスパックキャスターは素晴らしいとされています。
※画像のキャスターはHINOMOTO社製ではありません。
グリスパックキャスターとは、ウィール部分の車軸に『グリスパック』と言われる部品が使われていて、適量のグリスが車軸に供給されているので、回転するときの摩擦を軽減してくれるものです。
それによりキャスター(ウィール)の摩耗による消耗が少なくなり、非常に長く安定して使えるとされています。
グリスパックキャスターを採用しているスーツケースは色々ありますが、そのなかでも最強と言われるのが『HINOMOTO社』のグリスパックキャスターなんですね。
軽さに勝るメリットなし
スーツケースの使いやすさはスーツケース本体の軽さで決まります。一般的にはフレーム型よりもファスナー型が軽いです。
スーツケース本体の重さは数字の重さよりも、体幹重量のほうが重要です。例えば5kgのダンベルと5kgのスーツケースを持つのではスーツケースのほうが重く感じると思います。
取手の位置や、質量の大きさによって、持ちやすさが変わるので重く感じるんですね。
また、『重いスーツケースは金食い虫』と言われるように、スーツケースが重いことで得られるメリットは少ないと私は思っています。
子連れ旅行は総じて荷物が多くなりがち、もちろん重量も比例して増えていくので、なるべく重いスーツケースは避けたほうがいいですね。
スーツケース 大は小を兼ねる
子連れ旅行で重要なのは「沢山のものを詰め込める」こと。小さいスーツケースを選ぶと後悔することが多いです。多少値段は張っても大きくて軽いものを選びましょう。
ただ、海外の場合は航空会社によって三辺の和が158cm以内という規定があります。よくスーツケースのショップでは「大きさよりも重さが重要視されるので158cmを超えていても、大抵の場合はスルーされますから大丈夫」みたいな案内を受けることがあります。
たしかにその通りなんですが、いざ海外旅行でサイズ超過に問われた時、よほど運が良くなければ言い逃れはできません。サイズ超過と重量超過で2重の料金が取られるので、それは避けたいところ。
※余談ですが筆者は一度重量オーバーの荷物を預けたことがあります。そのときこんな屁理屈を言ったらパスできたことがあります。

完全に屁理屈ですが、まぁそんなこともあるので割と重量に関してはゆるくても大丈夫かもしれませんね。
話がそれました・・・なるべく大きなスーツケースがオススメですが、お使いの航空会社が158cm以内と決まっているなら基準に従いましょう。
旅行通はカバンなりの荷物に収まる?子連れはそうもいきませんよ
『旅行通はカバンなりの荷物に抑える』と言われます。なので荷物を減らしたいならカバンを小さくすること。そんな話を聞かされました。
確かに大きなスーツケースは取り回しが不便だし、質量が大きいのでどうしても耐久性が落ちちゃう。でもそれはあくまでも単身者の話。
子連れの場合はできるだけ大きなスーツケースを使うほうがメリットは大きいです。
家族旅行は無理です。
スーツケースに丈夫さは必要か?
ネット情報や雑誌のスーツケース情報では、いかに耐久性が高いかが評価のポイントにされてる節があります。
確かにスーツケースの丈夫さは頻繁に出張するビジネスマンや、単身旅行者には必要でしょう。
しかし子連れはそう何度も海外旅行に行くことは難しいですよね。
せいぜい1年に数回程度のもんだと思います。なので子連れ旅行のスーツケース選びでは耐久性よりも軽さや利便性を重視したほうが幸せになります。

スーツケースの耐久性を計る上で大切なことは「キャスター」「ロック部分」「持ち手」です。今では軽いスーツケースが一般的なので材質は各社とも大きな差はありません。しかしキャスター部分は別。
安物スーツケースではキャスターが真っ先に壊れます。20kgを超すスーツケースでキャスターが壊れたらどうなるか分かりますか?

キャスター部分が大き過ぎると、その分衝撃を受ける範囲が大きくなりますし、接続部分と距離ができます。そのため力の衝撃をキャスターの先で受ける事になり、壊れる可能性が高くなります。動きやすさや取り回しも重要ですが、耐久性も考える様にしましょう。
子供用スーツケースの選び方
お子さん用のスーツケースは年齢や月齢で変わってきますよね。私たちは今回3歳の娘、5歳の息子を連れて『那覇空港』→『羽田空港』→『リムジンバス』→『成田空港』→『ホノルル国際空港(ダニエル・K・イノウエ)』の道のりを往復で活用しました。



私はSPGカードを使っているので、本来は成田からでも羽田からでもスーツケース1個までは自宅に無料で送れます。しかし、自宅が沖縄になると10日以上かかってしまうらしい。
関連記事:SPG AMEX 紹介キャンペーン 最大スターポイントを損せず手に入れる方法【2017年9月更新】 – マイルとハワイの子連れ旅行ハック
お土産や子供達のおもちゃが入ってるので10日以上もかかるんだったら無理だなーということで見送りました。
子供用スーツケース『ジェットキッズ ベッドボックス』と『リトローリー』に助けられました。
まず結論から言うと『ジェットキッズとリトローリー最高』。もうこれなかったら死んでた。
この2つの『乗れるスーツケース』には助けられました。今回はその体験をレビューしながらオススメポイントをまとめますね。
乗れる!走れる!眠れるジェットキッズのベッドボックス最高
ジェットキッズはスーツケースというより、空港内の移動を子どもたちが乗って走れて、長時間のフライト時にベッドにすることができる製品です。
収納力が低いので荷物を入れたりする能力は低いですが、子どもたちがスムーズに乗ったり、飛行機内でベッドに変えて使用したりできるので超絶便利なスーツケースです。
※ベッドボックスの使用は航空機内のCAさんの指示に必ず従ってください。ANAは問題なく使用できますが、離発着の際は安全のため預かってもらう必要があります。搭乗の際に『ジェットキッズ使ってもいいですか?』と聞くとCAさんが対応してくれますよ。


ジェットキッズ ベッドボックス の使い心地やメリットは、動画や写真を見てもらえれば一発で分かってもらえます。コチラをご覧ください。
乗れる!見た目がかわいいリトローリー
リトローリーはジェットキッズと違ってスーツケースとして使えます。
私たちは子どもたちのおもちゃ類を全部入れて、飛行機内での暇つぶし用に容量を確保しています。そのかいもあって、飛行機内では快適に過ごすことができました。
ただリトローリーはあくまでもスーツケースなので、ジェットキッズのようにスムーズな方向転換、乗って走るようなことには向いてないと思いました。


リトローリーはジェットキッズと違いタイヤが固定されているので、走りながらの方向転換が難しく、真っ直ぐ進むことしかできません。
なので子供達はジェットキッズの取り合いになってましたねー。
それでも乗って移動できる点は変わらないのですごーく助かります。ジェットキッズよりも荷物を沢山入れられるので便利ですよね。
子連れ旅行スーツケースのまとめ
スーツケースはネットで安く手に入る時代です。
なのでネットで手に入れるほうが一番お得で賢い選択だと思います。しかし、スーツケースの選び方を知っておかないとすぐに壊れたり、損したりするかもしれません。
一番の問題は体験のない情報を信じてしまうこと。
ネット上のスーツケース情報は『家族旅行で体験していないまとめ』がほとんどなので、全く参考にならないことが多いです。
なので今回は実際にハワイ子連れ旅行で使用した感想を体験情報としてまとめました。もし参考になったならシェアしてもらえると嬉しいです。
ちなみに我が家の結論は・・・


ネットショップを活用するときの注意点
安さやネットショップの売り文句だけを参考にして購入するのは止めましょう。また口コミレビューも「良いコメント」ではなくて「悪いコメント」に注目する様にしてください。
大抵の場合「思ったより重い」「すぐ壊れた」というスーツケースの本質を表すキーワードが「悪いコメント」には記載されています。
優れたスーツケースはそういう評価は受けにくいので、迷ったら悪いコメントがとても参考になります。
ネットショップで注意したいのは手にとって判断できない事です。なので返品ができるかどうか、保証が効くかどうかも大きなポイントです。
※今回私たちもジェットキッズベッドボックスが出発直前に破損しました。本来であればクレームに値する出来事ですが、出発直前だったので連絡もできず、そのまま使用しました。そこで帰国後に購入店に問い合わせたら、お店側のご厚意で新品と交換してくれることになりました。そうした誠実な対応ができるお店で購入できるのは運次第ですが、ネット購入はデメリットもあることを知っておきましょう。




スーツケースは旅の必需品。そして子連れ旅行の場合は、旅行の快適性を左右する大事な道具。価格に妥協はしたいけど、性能に損はしたくない。そんな場合の参考にしてもらえれば幸いです。