「小さい!軽い!持ちやすい!」
ニコン D5500 を購入したので早速レビューをします。D5500は APS-Cサイズセンサーを搭載した一眼レフカメラ。
レビュー動画も公開しています。
https://youtu.be/KMnAfHyS56I
D5500は、ニコン入門機D3000シリーズの上位機種一眼レフです。D5500の特徴はニコン機唯一のバリアングル液晶を搭載しているモデル。タッチパネルは今機種から搭載されています。
D5500のスペック
あんまりスペックは分からないんですけど、主なスペックを確認していきます。
- 撮像素子:APS-Cサイズ(DXフォーマット)有効2416万画素CMOSセンサー
- 光学ローパスフィルターレス仕様
- 画像処理エンジン:EXPEED 4
- ISO100-25600(D5300から一段階向上)
- 連射5コマ/秒(RAW12ビット時)
- 液晶モニター:3.2型/約104万ドットTFT(タッチパネル)
- ファインダー視野率:95%
- AF:39点測距
- 静音撮影可能
- インターバル撮影
- HDR撮影
- Wi-Fi機能
- ヴィネットコントロール搭載
- ※GPS非搭載
D5300からの進化点はISO感度の向上と、外観が大きく変わっています。
18-55 VR IIレンズキットの描写
ニコン独自の沈胴機構を採用した標準ズームレンズ。
外装やマウント部分は樹脂素材で高級感はゼロですが「我こそはキットレンズである」という外観です。
小型軽量のレンズはD5500にピッタリですね。
また2400万画素以上のボディなのでVR機構(手振れ補正4.0段)は重要です。マニュアルフォーカスの最短撮影距離が0.25mと短いので、クローズアップ撮影も手軽に行えます。
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II JPEG出しの写真
近所のお散歩写真です。等倍画像をご覧になりたい方は写真をクリックしてください。
寒緋桜の時期は過ぎてますが、近所に綺麗に咲いているので55mm望遠端で撮りました。この写真はApertureでコントラストと明るさを調整しています。
戦禍を免れた築100年以上の赤瓦。2400万画素オーバーの高詳細画像はすごいですね。Pモードで撮影、JPEG撮って出しです。
こちらの桜もPモードで補正なし。
Pモードで撮影しましたが、マニュアルフォーカスでピントを調整。したつもりが…全然ダメな写真になりました。
18mmで撮影。PモードのJPEG出しです。
ヘリコプターが編隊を組んでたので55mm望遠で撮影。解像度がすごいです。
D5500の高感度画質を検証してみた
D5300から高感度性能がアップしたD5500。日常的に ISO 25600 を使うことはないと思うけど、性能アップは嬉しいです。
D5500のノイズ低減処理方法はカメラ内で設定することができます。「高感度ノイズ低減」「長秒時ノイズ低減」の2つがあります。
D5500の高感度ノイズ低減
- しない
- 弱め
- 標準
- 強め
の4種類から選べます。以下の画像は高感度性能を比較した画像です。クリックすると拡大できます。
D5500 長秒ノイズ低減処理
長秒時ノイズ低減は「する」「しない」を選びます。「する」にした場合、1秒よりも低速シャッター撮影時に長秒時ノイズ低減がかかります。
ノイズ低減処理は「しない」の場合でもノイズが発生しやすい条件下で低減処理がかかるようです。
D5500の場合はノイズ低減処理を設定しなくても ISO6400 までは十分キレイに写ります。ISO3200ぐらいからノイズが発生してきますが、「しない」でも問題ないですね。
D5500 高感度のまとめ
高感度ノイズ低減処理「標準」を使用すると、1段程度ノイズが低減されます。
ISO25600はノイズが増えて解像度もかなり低下します。
それでもブログ公開程度なら問題ありません。
D5300と比較できないので申し訳ないですが、高感度性能は更に高くなっているそうです。
ニコン D5500 歪曲収差補正機能
ニコンD5500はコレまでのシリーズ同様、歪曲収差を軽減する機能があります。
「自動ゆがみ補正」のことですね。
この機能を使って、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRIIの広角端18mm、AF-S NIKKOR 20mm F2.8D でテストしてみました。
18mmは樽型収差が顕著でしたが、キレイに補正されているのが分かります。
AF NIKKOR 20mm 1:2.8Dの歪みテスト
自動歪み補正はDレンズでも使用できるようなのでテストしてみます。
Dレンズもしっかりと補正されていますね。編集ソフト使えば簡単に補正できますが、まだRAWに対応していないので、現状はカメラ内で補正機能をフルに活用したいと思います。
ヴィネットコントロール搭載(周辺光量調節)
ニコン D5500 にはヴィネットコントロール機能が搭載されています。
広角レンズで風景を撮影すると画像の四隅の光量や彩度が低下することがありますよね。このヴィネッティングと呼ばれる現象に対応する3種類のヴィネットコントロールを新搭載しています。
ただ手持ちの18mm-55mmキットレンズの広角端では目立った違いは感じられなかったので、広角レンズを手に入れたら検証してみます。
D5500の連射性能
ニコン D5500の連射性能はD5300と変わりません。
JPEG、12bitRaw:5コマ/秒
14bitRAW:4コマ/秒
連射L:約3.0コマ/秒
私は12bitでしか撮影しませんが
14bitでも4コマ/秒で撮影できるのは良いですね。
バッファが一杯になった時もたつきはありました。
これは撮影環境で変わってくるので、素人判断はできません。
D5500は高速性を求める機種じゃないので十分かなという印象でした。
D5500のバリアングル液晶 AFはどうなの?
予想通り遅いです。D5300と比べると多少高速になっているそうですが、α6000などのミラーレス一眼と比べると圧倒的に遅いと思います。
D5500からタッチパネルが採用されてます。
セルフィー写真や動画は撮りやすくなりました。
スマイルシャッターが搭載なら良かったんですが
そこはレリーズリモコンやWi-Fiで解決しましょう。
D5500 動画のAF自動追尾を設定する方法
ライブビューでAFモードを「AF-F」にすると自動追尾が可能になります。
AFはかなり迷いますが、
バリアングル液晶なので自撮りに便利ですね。
ニコン D5500は初心者向けとは言えない?
ファミリー向け一眼レフとしてサイズ感は完璧です。
しかし機能はオーバースペックかもしれません。
APS-Cサイズセンサー2400万画素の高画素は、
シビアな撮影技術が求められます。
高画素はブレやピンボケ写真は1秒バレる(汗)
下の写真もカメラ液晶で見ると綺麗でした。
等倍にすると…ピンボケ、手ブレ。素人丸出し写真でしたね、
ブログ公開レベルなら問題ありませんが…改めて一眼レフ写真は難しいと感じました。
まとめ
D5500を使ってみて一番に感じたメリットは「小さく軽く持ちやすい」こと。
2人の子供を抱える親としては
このサイズがギリギリお散歩カメラとして使えるサイズです。旅行用にも良いですね。
実数値で見るとD5300より60gしか軽くなっていませんが、デザインが変わってるのでホールディングは抜群にいいです。ただ、ボディ自体が小さいので手が大きな人は逆に持ちにくいと感じると思います。
私は手が小さいので D5500 のホールド性はありがたいですね。
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D5500 家族の印象
今回はスペック至上主義の話になってしまい、初心者さんや私みたいな素人には全然面白くない話になってしまいました。
妻:「で、このカメラは良いカメラなの?私でも使えるの?」
私:「使えなくはないけど…コンデジの方が失敗しないよ」
妻:「昔から使ってるカメラと何が違うの?」
私:「全然違うよ。動画も撮れるし性能もすごいんだ」
妻:「ふ〜ん、写真見せて」
私:「はいコレ」
妻:「…違いが全然分からないんだけど」
という会話をしました。
妻からしたら何が進化してるのか分からないみたいです。
まぁそうですよね(笑)スペックは変わっても撮ってる人が同じですから。
あっD5500は今のところ悪い点は見当たらない良いカメラです。
2 件のコメント
どうも、お世話になっております。
初めての一眼はEVFの優秀なミラーレスで…と夢見ていたんですが
レフのエントリー機もローパスレス採用し始めたんですね。
解像感魅力的です。
*ハイビスカスってシベが長過ぎちゃって、
よっぽど絞らないと花弁とシベの両方にピン合わないんですよね!
僕はよく、斜めから狙って無理矢理面に納めてます
ありがとうございます。
今まではローパスレスに魅力を感じてなかったんですが
D5500を使ってから「良いかも」と思ってしまいました。
ハイビスカスは斜めから狙うと良いんですね。
今度挑戦してみます!