EOS Kiss M レビュー 1年間子どもたちの写真と動画を撮って分かったこと

13 min
EOS Kiss M

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遂に『EOS Kiss』がミラーレス一眼カメラになりました!まずは EOS Kiss M を1年間使い倒して分かったことを動画にまとめているので、コチラをご覧ください。

[st-kaiwa-29269]1年以上も使うカメラになってしまった。[/st-kaiwa-29269]

[st-kaiwa-25893]それが普通じゃないの?[/st-kaiwa-25893]

[st-kaiwa-higashirome]はっ!カメラオタク的には1年は長いと思ってしまっていた。[/st-kaiwa-higashirome]

はいさいヒガシーサーです。この記事は Canon EOS Kiss M を1年間使い倒して分かったことをブログ記事にまとめています。

というか大幅に、大幅に書き直しました。

EOS Kiss M はカメラ初心者さん、子どもたちの写真や動画を綺麗に残したいファミリー層にオススメのカメラです。

カメラのスペックや詳細は公式サイトを見て頂けたら全部分かるので、本記事では EOS Kiss M を子連れのお父さんが1年間使ってみての感想に集中してまとめています。

EOS Kiss Mの特徴

eos kiss m
EOS Kiss M の特徴

EOS Kiss M のターゲット層は「子育て世代」かつ「カメラの操作に慣れていない初心者さん」です。

[st-kaiwa-higa-hi]つまり私です。私のために作られたカメラです。[/st-kaiwa-higa-hi]

[st-kaiwa-25893]いつになく乗ってるね。[/st-kaiwa-25893]

そのため、子育て世代で、カメラオタクの割には一向に写真が上達しないヒガシーサーにどストライクな直球で突き刺さるミラーレスカメラでもあります。

ということでざっくりと特徴を挙げると次のとおりになります。

  • 映像エンジンDIGIC8が高感度の耐ノイズ性能、高輝度の階調表現など性能が大幅に向上しています。
  • EOS M シリーズでは初めて4K動画が撮影できるようになっています。また4K動画からの切り出しも可能。
  • EOS M シリーズのAFが遅いは過去の話。EOS Kiss M は瞳AFもできて、AFポイントも対応レンズによっては143点まで拡大しています。
  • 最高10コマ/秒の高速連写ができます!
  • APS-Cミラーレスの中で数少ないバリアングル液晶が搭載されている
  • 初心者に分かりやすいビジュアルガイドが搭載
  • クリエイティブアシストモードで思い通りに写真が撮れる
  • タッチAF、タッチドラッグAFが使える
  • AF追従で7.4コマ/秒の高速連写は子供撮影の強い味方
  • APS-Cサイズはやっぱり大型センサーだった
  • 大型センサーと大口径レンズF1.4の組み合わせで作る極上のボケ写真
  • 動画撮影時の手ぶれ補正がとてもよく効く
  • オートライティングオプティマイザ性能で白トビを防ぐ
  • フィルターを使って面白い写真が撮れる
  • EOS Mシリーズ専用設計のレンズが最高に使いやすい
  • 誰よりも使ってきたから分かる EOS Kiss M の魅力

[st-kaiwa-21451]一眼レフの人気ブランド「Kiss」の名を受け継いだ EOS Kiss M は、さすがのKissブランドで初心者が最高に使いやすいカメラに仕上がっています。[/st-kaiwa-21451]

[st-kaiwa-25893]スペック用語多いじゃん。[/st-kaiwa-25893]

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DIGIC8がもたらす高感度時と高輝度時のメリット

eoskissm
DIGIC8はEOS Kiss Mに初めて搭載された!

EOS Kiss M には DIGIC8 と言われる画像処理エンジンが初めて搭載された機種です。

通常新しい画像処理エンジンはミドルクラス以上のカメラに採用されたあと、Kissシリーズのようなエントリークラスカメラに採用されることが多いんです。

Canonが EOS Kiss M に新しい画像処理エンジンの初期搭載機に選んだのは、それだけメーカー側にとっても力の入った製品だと言えます。

EOS M5や、EOS M6では難しかった撮影シーン(高感度、高輝度)でも、ノイズを抑えたり、白トビを抑えて階調表現を豊かに写真に収めることができるようになっています。

初心者さんや素人さんは気にしなくてもいいんですが、EOS Kiss Mにはカメラオタクが納得するような画質を、DIGIC8で表現できるようになっているんです。

[st-kaiwa-29261]カメラのスペックが大好きな僕たちでも EOS Kiss M はコスパ高いと思ってしまうカメラなんですよね。[/st-kaiwa-29261]

4K動画と4K動画から静止画の切り出しができるようになった

eos kiss m
思い出は4Kで撮りましょう。

EOS Kiss M は EOS M シリーズでようやく実用的な 4K動画 が撮影できるようになった機種です。

でも「4Kなんて使わないよ!」と思ったあなた。正解です。僕もそう思います。日常的な風景を残すためにはフルHD画質の動画さえあれば十分です。

[st-kaiwa-higashirome]でもちょっと待って。ほんとにそれでいいの?[/st-kaiwa-higashirome]

他のメディアのレビュー記事では書かれてないけど、私たちにはこの瞬間を30Kぐらいの高画質で残したい被写体がいるよね。

そう、マイチルドレンです。

愛する愛する子どもたち。その子たちの動画を残すのに「最高画質の4Kではなくて、中ぐらいのフルHDでいいの?ほんとにそれでいいの?」って EOS Kiss M に試されてるわけです。

いや、私もね4K動画なんて容量大きくなるし、編集大変になるし必要ないって思ってるのは確かです。

しかし、しかし、しかせんべい。ちょっとシカせんべい食べて考えてみよう。

数年後、いろいろなクラウドサービスが4K動画も保存できるようになって、子どもたちが大きくなった時には8Kディスプレイが標準仕様になった環境でフルHDの動画とか見せてごらんよ。

いまの時代にSD画質とか見たい?

そんなことないよね。

だから EOS Kiss M で 4K動画 が撮れるようになったっていうのは「ワタクシ、EOS Kiss M はあなただけではない、お子さんの将来までコミットしています」ということの表れなんですよね。

[st-kaiwa-higa-happy]君はそんなことまで考えてくれてるのか!!ありがとう大好き![/st-kaiwa-higa-happy]

[st-kaiwa-21470]なんかそう言われると、ありがたく感じてきた。[/st-kaiwa-21470]

君の瞳にロックオン EOS Kiss M の瞳AFに乾杯

瞳AF
EOS Kiss M の瞳AFはすっごく便利

巷では α7III の瞳AFがすごい、EOS RP の瞳AFが割と実用的とか言われていて、やっと瞳AFの有用性がみんなに届いてる感じがあります。

でもエントリー機種のカメラでは瞳オートフォーカスの魅力に語られることは少ないでしょう。

これはどんな機能かっていうと、カメラが勝手に子供達の瞳(目)を認識して、そこにピントを合わせてくれる機能なんです。

それによってどんな幸せが生まれるかというと、ミラーレスカメラや一眼レフで撮影した時によくある失敗例「子どもたちの表情を写したかったのに、背景のおじさん(主にパパ)にピントが合っていたり、髪の毛にピントが合ってしまうという失敗」を高確率で避けてくれる幸せを運んできてくれるんです。

EOS Kiss M
難しい人物撮影も瞳AFが動作するので失敗が少ない

[st-kaiwa-29269]EOS Kiss M まじコウノトリ。[/st-kaiwa-29269]

[st-kaiwa-21470]コウノトリではないけど子育て世代にとっては嬉しい機能なんだね。[/st-kaiwa-21470]

※EOS Mシリーズは実は EOS M5 が登場するまでオートフォーカスが全然ダメダメという評価でした。その後改良が進んで EOS M5、M6でようやく使えるものになり、EOS Kiss Mで他社と比較しても非常に使いやすいカメラに進化しています。

最高10コマ/秒 AF追従で7.4コマ/秒の高速連写で子ども忍者も逃さない

お父さん、お母さん、カメラは連写機能をオンにしましょう。設定方法が分からなくて1枚ずつ写真を撮っているパパ、ママも多いです。

EOS Kiss M パイセンは、エントリークラスのカメラでありながら1秒間に10枚の写真を撮影出来る性能を持っています。

これってすごいことなんですよ。だって私が最初に使った一眼レフなんて4コマ/秒で、なおかつオートフォーカスが追従なんてしてくれないですからね(笑)。

オートフォーカスが追従っていうのは、動いてる子ども忍者たちでも、カメラが勝手にピントを合わせ続けてくれるってことです。

そのおかげで、難しいピントの調整やカメラの設定を変えなくても、動いてる子どもたちに自動でピントを合わせてくれて、動きのある写真を撮れちゃうようになりました。

[st-kaiwa-29269]カメラに詳しいヒトはセミオートで撮りなさいとか言うけど、フルオートで撮って全然オッケー。それくらいに進化しちゃってるんです![/st-kaiwa-29269]

[st-kaiwa-25893]最近、オートで良いよって言ってやたら私に撮らせてるのはそのためね。[/st-kaiwa-25893]

センサーサイズはどうでも良いけど、APS-Cサイズでこの小ささは正義

EOS Kiss M
APS-Cでこの小ささと軽さってすごいよね。

APS-Cサイズの撮像素子センサーは確かにスマホに比べると綺麗な写真になりやすいです。

でもマイクロフォーサーズや1インチと比べて大きな差があるかと言われると、そんなに気にするほどないです。

いまの Canon のカメラは画像処理エンジンも進化しているし、単純比較でセンサーサイズの大きさで優劣は決まりません。

それよりも素晴らしいのは「APS-Cなのにこの小ささ」という部分です。プラスチックボディという点も軽さと小ささのメリットに繋がっています。

カメラが好きなヒトはすぐ防塵防滴マグネシウム合金ボディ最高とか言い出しますからね。鉄人28号かよ。

ヒガシーサーは EOS Kiss M のプラボディが大好きです。

話は逸れましたが、EOS Kiss Mは APS-C サイズの撮像素子センサーを搭載していて、有効画素数が2400万画素、画像処理エンジンDIGIC8を搭載しているので、センサーサイズの恩恵を得られるカメラになっています。

後述しますが、EOS-Mシリーズはレンズ設計も徹底してコンパクトにこだわっているので、大きく重くなりがちな広角ズームレンズや、大口径単焦点レンズでさえも片手で取り扱える気軽さを実現しています。

[st-kaiwa-29261]コレ、APS-Cサイズなんだよね…。[/st-kaiwa-29261]

[st-kaiwa-25893]全部意味不明だけど、小さくて使いやすいって部分には納得できるよ。[/st-kaiwa-25893]

動画撮影時の電子手ぶれ補正がよく効く

子供達の思い出を残すって、結局は静止画よりも動画の方が思い出に残りやすいですよね。

なんでかって言うと、動画には音、動き、風景が入っているので脳みそが「体験を思い出しやすい」からなんです。

急に脳科学の話になりましたが、そうだから子育て世代にとってはぶっちゃけ写真よりも動画の質が大事ってことなんです。

最近のカメラの主流は「ボディ内手ぶれ補正」「レンズシフトの手ぶれ補正」を掛け合わせてより強度の高い手振れ補正を実現するメーカーさんが多いです。

しかし、いくらデュアル手振れ補正だと言っても、ブレるときはブレるし、機種によってはカクカクと不自然にブレを補正しているカメラもあったりします。

キヤノンのカメラはコンデジも含めて動画撮影時の手振れ補正の性能が高いです。コンデジの Canon PowerShot G7X の時代からそうです。

あれから色んなカメラを使ってきましたが、Canonのカメラは電子手振れ補正が強力で、酔わない動画を撮影できる機種が多いっていう印象。

EOS Kiss M の電子手振れ補正も優秀で、若干画面の4隅がアップされちゃう(クロップと言う)けど、そこを覚えておけばボディ内手振れ補正を採用しているカメラよりも綺麗に撮れたりしますよ。

[st-kaiwa-higa-hi]Canonさんは、ほんと子育てファミリーに適したカメラのことを考えているなと思う。[/st-kaiwa-higa-hi]

[st-kaiwa-25893]提灯記事。[/st-kaiwa-25893]

オートライティングオプティマイザで白飛びを防げる

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オートライティングオプティマイザ

オートライティングオプティマイザというのは、写真の失敗例と言われる「白飛び」をある程度防ぐことができる機能です。

でも、私は「白飛び」した写真を失敗とは思わないので、それはヒトそれぞれです。

ただ明るい公園で子どもたちの写真を撮るときなんかは、オートライティングオプティマイザを+にしたりして、子どもたちの表情も写しつつ、空の色も写すみたいな撮り方はできますよ。

フィルターで好きなのはジオラマ

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EOS KISS M フィルター

カメラのフィルターってオマケみたいなもんです。

スマホで補正、編集した方が綺麗だし、色々揃っているのであまり使うことはないでしょう。

ただ、ジオラマは使ってて面白いから使ってみてもいいと思う。

EOS M 専用設計のレンズが優秀すぎて嬉しい

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レンズは少ないけど、全部優秀!

長らく EOS M はレンズが少ない。レンズがショボい。

ってカメラのスペックゾンビたちに言われてきました。

私もネットの情報を鵜呑みにしてしまい、そういうイメージを持っていました。

でも言いたい。

世界に伝えたい。

レンズ少ないとか、レンズショボいとか言ってたやつマジでちょっと来い。です。

全然そんなことなくて、EOS Mシリーズの EF-M レンズ はしっかりターゲット層のニーズを分かっています。

  • 本格的な写真も撮らないし、重くて大きな機材も使いたくない。
  • でもシーンに合わせて色んな写真が撮りたいから広角や望遠、マクロも欲しい。
  • できれば背景が大きくボケる明るい単焦点レンズも欲しいよね。

そんなユーザーの気持ちを100%理解している Canon の EOS M シリーズには、必要なレンズが全部揃っていますよ。

[st-kaiwa-higa-hi]安心して EOS M シリーズ にめんそーれです。[/st-kaiwa-higa-hi]

EOS Kiss M を1年間使ってきた感想

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EOS Kiss M 1年間使いました

ディズニー家族旅行、レゴランド家族旅行、子どもたちの発表会、運動会、ブログで使う写真、SNSでアップする写真、ユーチューブで投稿する動画。

私は EOS Kiss M を日常生活、仕事、子育てのシーンで使い続けてきました。

EOS Kiss M は買いなの?そうじゃないの?

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EOS Kiss M は買いなの?

私は買いました。そして1年以上使っています。

そして、ツイッターのカメラ仲間からは執拗な「EOS Kiss M ください攻撃」をよくもらってます。(楽しい)

カメラ仲間のみんなも魅力的に感じてる EOS Kiss M はヒガシーサー的に買いです。

特にこれからカメラを始めたいとか、気軽にちょっと良い写真や動画が撮りたい。または子どもたちの写真をもっとちゃんと残したい。

そんな方にオススメしたいですね。

[st-kaiwa-29269]レンズキットの標準ズームレンズの写りも綺麗ですし、旅行にも気軽に持っていけます。本当に使いやすいカメラだから、私は1年以上使っています。[/st-kaiwa-29269]

[st-kaiwa-21470]急に真面目![/st-kaiwa-21470]

EOS Kiss M をオススメできないヒト

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EOS Kiss M がオススメできないヒト

ヒガシーサーの主観では EOS Kiss M は子育て世代にとてもオススメです。

現時点では初心者〜初級者向けの機種しかないので、もともとカメラに詳しかったり、お仕事で使っている方にはサブカメラとして選ぶのが無難です。

EOS Kiss M は小さく、軽く、使いやすいカメラをコンセプトに設計されているので、画質を求めたり、写真体験を高度なものにしたいなら SONY の α7III や EOS R、RP などのフルサイズのほうがオススメです。

また本格的に動画を撮りたいのであれば、Panasonic LUMIX GシリーズやGHシリーズを選んだほうがいいです。

EOS Kiss M は良くも悪くもスペックは高くなく、レンズの選択肢も安くて初心者向けのレンズしかありません。

なのでスペック重視の方や、用途が動画に重きを置いている方は別のカメラを選んだほうがいいと思います。

カメラは使う人のライフスタイルによって向き不向きが決まります。なのでネットの情報を鵜呑みにしないで、自分のライフスタイルに照らし合わせて選んでくださいね。

[st-kaiwa-29269]ライフスタイルに合わせたカメラこそが最高のカメラです。[/st-kaiwa-29269]

[st-kaiwa-21470]それはほんとそうだと思います。[/st-kaiwa-21470]

バリアングル液晶と外部入力マイク端子でユーチューブカメラとしても優秀

EOS Kiss M
Youtubeカメラとしても使っています。

ヒガシーサーは2019年から本格的にユーチューブ動画を投稿するようになりました。

ということでユーチューブ動画も EOS Kiss M で撮影しています。その時に役立つのが バリアングル液晶 と 外部入力マイク。

それから背景をボカしてくれる単焦点レンズです。

レビュー記事を掲載しているメディアのなかで、ユーチューブカメラとして使っているレビューが少なかったですし、その使いやすさを知ってるヒトは少ないと思います。

でも、私は使っています(自己主張強い)。

使ってるからシェアしたり、チャンネル登録してくれると嬉しいよ(下心強い)。

[st-kaiwa-29269]登録、登録、とうろっく〜[/st-kaiwa-29269]

EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STM だけで十分

私は仕事やSNSのポエムで必要なのでいくつかレンズを使っていますが、EOS Kiss M の EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STM の標準ズームレンズだけでも十分綺麗な写真と動画が撮れます。

Canon のレンズキットモデルの標準ズームレンズは伝統的に写りがキレイなので、安心して不足を感じずに使えます。

運動会や発表会で望遠が必要ならダブルズームレンズキットを手に入れてください。

また背景をキレイにボカしたいなーとか、料理をキレイに撮りたいなーって思うのであれば「EF-M 28mm Macro F3.5 IS STM」もおススメです。

EF-M 32mm F1.4 IS STM というレンズもありますが、コチラは価格が高いし、ちょっと重たいので、EOS Kiss M のカジュアルなパフォーマンスを落とします。本音を言えば F1.8 で良いから小さくて軽くて3万円以内で買える明るい単焦点レンズが欲しかったなーと思います。

とは言えレンズの写りは素晴らしいので、予算に余裕がある方はそちらを買い求めても後悔はしないでしょう。

参考記事

[st-kaiwa-29269]標準ズームレンズの写りはキレイだし、このレンズを使ってキレイに撮るテクニックを学べばカメラがもっともっと楽しくなるよ。[/st-kaiwa-29269]

スマホアプリのBluetooth接続が本当に最高

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ブルートゥース接続で自撮りしてる画。

プロフィール写真とか全部コレで撮ってますw

最新のカメラでは珍しくないことですが、Canon が用意してくれているスマホアプリは使いやすさナンバーワンです。

このアプリと連携するために EOS Kiss M や RP を買うって選択肢もアリって思うぐらい。それくらい優秀です。

Canon のスマホアプリでは次のことができます。

  • 写真や動画をスマートフォンに送る
  • カメラの電源がオフでもBluetoothで接続できる
  • ワイヤレスリモートが使える
  • リアルタイムの反映で画面をスマホで確認しながら操作できる

今までだったらリモコンを使ってやっていたようなことも、スマホアプリから簡単に出来るようになりました。そのおかげで私はレリーズシャッターを使わなくなっています(笑)。

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[st-kaiwa-29269]カメラで撮って、自動でスマホに写真を送って、そのままインスタのポエムを投稿する。このストレスフリーな体験が最高。[/st-kaiwa-29269]

[st-kaiwa-25893]ひがをさん登場。[/st-kaiwa-25893]

EOS Kiss M の液晶画面はスマホのように操作できる

EOS Kiss M の液晶画面はまるでスマートフォンのように操作できるので、カメラの操作に詳しくなくても初日から使いこなすことができます。

その部分に触れてないレビュワーさんも多いんですが、ヒガシーサーはこの「スマホライクな操作性」であることが、マジでめっちゃオススメポイントなんですが、間違ってる?

これまで色々なカメラを使ってきましたが、EOS Kiss M の操作性、タッチパネルの感度、スマホライクな使い勝手は抜群に扱いやすいです。

Canon の公式サイトでは EOS RP の登場時に「スマホに近い操作性」を押し出していることもあり、カメラの操作に詳しくないヒトでも扱えるようにって考えられてるんですよ。

フルサイズのミラーレスでも、そうなんだからキヤノンの徹底的にユーザーのことを考えてるところ大好きです。

[st-kaiwa-29269]EOS Kiss M は、ほぼスマホ。[/st-kaiwa-29269]

[st-kaiwa-21470]当たり前だけどタッチでピントを合わせられるところもすごい好き。[/st-kaiwa-21470]

タッチAFとタッチドラッグAFの楽しさ

EOS Kiss M のタッチAF
EOS Kiss M のタッチAF

「タッチAF」は、ここにピントを合わせたいって思った場所にタッチするだけでピントを合わせることができる機能のことです。

スマートフォンでは当たり前のように搭載されていたタッチAFも、デジタルカメラでは未だに搭載されてない機種もあります。

EOS Kiss M はタッチAFとタッチドラッグAFを採用しているので、オートフォーカスポイントの設定をしなくても、タッチで狙った場所にピントを合わせることができます。

この機能があるだけで、カメラのハードルがグーンと下がりますので、初心者さんや初級者さんはタッチAFの有無を見てカメラを選んでみてください。

[st-kaiwa-higashirome]昔はゾーンAFとかを使ったり、マニュアルでピントを合わせたりしてたんだよね。[/st-kaiwa-higashirome]

[st-kaiwa-21470]何言ってるか分からないけど、タッチAFが使えないカメラだと撮る気なくすよね。[/st-kaiwa-21470]

C-RAWってなに?普通のRAWと何が違うの?

EOS Kiss M はファイルサイズを若干落とした C-RAW という拡張子を使うことができます。

画質は少々落ちてしまいますが、通常のRAWファイルより容量が小さくなるので SDカード に優しいですよね。

ブログやSNSに使う程度なら JPEG ファイル でも十分ですが、RAWファイルで撮りたいヒトは C-RAW は便利だと思います。

[st-kaiwa-higa-hi]ヒガシーサーはJPEGで撮ってます。[/st-kaiwa-higa-hi]

EOS Kiss M の弱点やイマイチのポイント

eos kiss m
EOS Kiss M のイマイチなポイント

EOS Kiss M は初心者にとって使いやすいカメラですが、ハイスペックなカメラを使い続けてるヒトからすると使いにくいポイントもいくつかあります。

次は EOS Kiss M の弱点をまとめていきますね。

[st-kaiwa-25891]EOS Kiss M の弱点ってあるのかな?[/st-kaiwa-25891]

[st-kaiwa-21470]ユーザーが違ったらそれぞれあるよねやっぱり。[/st-kaiwa-21470]

EOS Kiss M のレンズ問題

eoskissm
ステップアップのためのレンズはない

EOS Kiss M のコンセプトは明確です。子育て世代をターゲットにしつつ、初めてのカメラとして扱いやすいように設計されています。

レンズも同様に小さくて軽い初心者向けのレンズがほとんどです。

そのため、EOS Kiss M で本格的なレンズを使いたい場合は別売りのマウントアダプターを使って、EFレンズを装着する必要があります。

例えば大三元レンズや、小三元、中望遠マクロ、超望遠レンズ、広角レンズなどですね。

EF-Mのレンズについては今後も少しずつ増えていきそうですが、しばらくは EOS R/RP のフルサイズミラーレス用のレンズ開発が続くと思います。

ただし、素人や初心者にとっては現時点でも十分なレンズがあるので、まずは EF-M レンズを楽しんでいきましょう。

[st-kaiwa-29261]F1.8の明るい単焦点レンズ(撒き餌)が出てほしいな。[/st-kaiwa-29261]

[st-kaiwa-21470]子供の運動会用に近くも遠くも撮れるレンズが欲しい。[/st-kaiwa-21470]

USB給電ができない

EOS Kiss M
EOS Kiss M はUSB給電ができない。

EOS Kiss M の最大にして最悪のイマイチポイントがコレ。「USB給電ができない」ってところです。

他メーカーのエントリークラスミラーレスカメラは USB給電 に対応しているカメラも多いなか、EOS Kiss M はなぜUSB給電ができる設計しなかったのか。

もし USB給電 が出来ていれば、本当に言うことなしのカメラだったんだけどなぁ。

[st-kaiwa-higashirome]バッテリーが小さいから、USB給電に対応してくれないと、持ち運びに不便なんだよね。[/st-kaiwa-higashirome]

[st-kaiwa-25893]旅行に必ず充電器持って行ってたね。[/st-kaiwa-25893]

EOS Kiss M の仕様

eoskissm
EOS Kiss M の仕様
  • 有効画素数:約2410万画素
  • APS-C CMOSセンサー
  • デュアルピクセル CMOS オートフォーカス
  • 最大143点の測距点
  • 常用ISO 100〜25600
  • シャッター速度 1/4000秒〜30秒
  • 最高約10コマ/秒の連続撮影
  • Wi-Fi搭載
  • NFC対応
  • Bluetooth対応
  • 大きさ 116.3×88.1×58.7mm
  • 重量 約380g(ブラック)
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Canon EOS RP と EOS Kiss M の2つを愛用してみての感想

EOS RP と EOS Kissm
EOS RP と Kiss M

キヤノンは2018年から本格的にミラーレスカメラ市場に参入してきたなと感じます。長らくエントリークラスのカメラを投入しながら、EOS Kiss M を皮切りに、EOS R、EOS RP を投入してきました。

筆者も EOS Kiss M と EOS RP を使ってみて、改めてキヤノンのカメラは使いやすいなーと感じますね。

EOS RP も使いやすいカメラではありますが、ヒガシーサー的にはフルサイズミラーレスは必要ないですね。

EOS Kiss M で十分思い出は作れるし、なにより小さくて軽いっていうのは子育て世代にとってはとても重要なポイントです。

レゴランド
2018年レゴランド家族旅行

家族旅行にスッと持っていけるミラーレスカメラはファミリー層に大活躍しますので、私は EOS Kiss M が本当に好きですね。

EOS Mシリーズには今後、ボディ内手ブレ補正を搭載した機種、APS-Cサイズの高画素機の登場が噂されていますし、スペックの高いカメラもどんどん登場するでしょう。

一眼レフの世界的シェアを獲得しているキヤノンがミラーレスに本格的に力を入れ始めると業界ではにわかに活気付いている感じです。

しかし個人的には、高価格帯のカメラがスタンダードになっている今のデジタルカメラ市場で、初心者さんに使いやすく、なおかつコスパも高い EOS Kiss シリーズは今後もユーザー目線で開発が進んでくれたら嬉しいです。

そして、そして、画質やスペック、話題性などのレビュー記事だけではなくて、日常の中で本当に使って楽しんでるヒトのレビュー記事がもっともっと増えてくれたらいいなーと思います。

[st-kaiwa-29261]そのためにも!ぜひぜひシェアしてもらえたり、ブログ記事で紹介してくれたら嬉しいです!(下心)[/st-kaiwa-29261]

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ヒガシーサー

ヒガシーサー

【フォトブック100冊以上作成】元カメラオタク。カメラ業界のマウントに嫌気がさし、家族の写真を撮れなくなった過去がある。何気なく作ったフォトブックのおかげで写真の楽しさを再確認。誰でも簡単に家族の写真とフォトブックを楽しむ方法をブログとSNSで発信中。著書に「いいねを呼び込むiPhoneコンデジ写真術」、「ブログで簡単!アフィリエイト 稼ぐ力をつけるための教科書」などがある。カメラ歴20年|ブログ歴15年|子育てのために夫婦でセミリタイア|沖縄在住|サーフィンとカメラが趣味|

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3 件のコメント

  1. kiss mかD5500を美容室で使う、髪型を撮るならどちらが良いですか?
    綺麗にとれますか?

    • どちらもきれいに撮れます。人物を撮影するのなら Canon EOS kiss M のほうがオススメです。一眼カメラはレンズ次第ですので、合わせて「EF-M 32mm F1.4 STM」のような明るいレンズを使うとお客様の写真をキレイに撮影できますよ。参考記事:https://higashisa.com/ef-m32mm/