【2017年6月更新】

価格.comランキングで1位を独占し続けている『 Kiss X7 』の後継機『 EOS Kiss X8 』がいよいよ発表されますね。

読者さんからの情報によると6月29日に『 6D MarkII 』、『 Kiss X8 』が発表されるようです。コメント頂いた読者さん、貴重な情報ありがとうございます。

EOS Kiss X7 の発売から4年…長かったですねー。『 Kiss X8 』は引き続き世界最小一眼レフとなるそうですが、公式発表が楽しみですね。

EOS Kiss X8 の噂スペック

kissx7

画像は Kiss x7。

2017年6月時点での噂スペックはコチラです。

  • 24.2MPセンサー(8000Dと同じ?)
  • 45点AFシステム(オールクロス?)
  • デュアルピクセルAF
  • HDR動画、タイムラプス動画
  • DIGIC7
  • 動画は1080p/60fps
  • バリアングル液晶、タッチパネルモニタ
  • Wi-Fi/NFC

バリアングル液晶かつ世界最小一眼レフであれば画期的な製品になりそうですね。筆者も『 Kiss X7 』を愛用していた頃に動画をいくつか撮っていましたが、カメラの基本性能やレンズ性能はとても素晴らしいものでした。

唯一の欠点と言えば「 X7i、X8i、X9i シリーズ 」に搭載されているバリアングル液晶を採用していない点です。

もちろん機種別の差別化部分になるのでキヤノンさんの商品戦略の一つでしょうけど、もし『 X7 』に『 バリアングル液晶 』付いてたらなと思う場面もありました。

まだ噂段階なので信憑性は低いですが、もし世界最小一眼レフのままでバリアングル液晶+タッチパネルが採用されれれば、初心者さんにとってとても使いやすい一眼レフ機になりそうですね。

問題は価格帯ですが、『 Kiss X7 ダブルズームキット 』が現在5万円前後で購入できるので、このコスパの良さを崩すのはそう簡単なことではなさそう。

最近の一眼レフはエントリークラスでもボディのみで7万円〜9万円することがほとんどですので、『 X8 』
がどのくらいの価格で販売するのか楽しみですね。

ヒガシーサーの感覚では、レンズキットで79,800円以下なら売れるんじゃないかなと思います。

EOS Kiss X7 を買うべき5つの理由

kissx7

2015年5月に『 EOS Kiss X7 』を買ってしまった私。なぜミラーレス全盛の最中、一眼レフを買ったかっていうと、キヤノンさんのレンズリニューアルが素晴らしかったからなんです。

その当時、25年以上もまき餌レンズとして売れ続けた『 EF50mm F1.8 II 』のリニューアルは大きかった。

エントリー向けの低価格レンズ群が魅力的過ぎて『 Kiss X7 』で使ってみたいと思ったんです。

参考記事:EF 50mm F1.8 STM 神レンズではない?Kiss X7 に装着して分かった3つのこと

作例とレビューを含めながら Kiss X7 の魅力と弱点を語ってみましょう。

Kiss X7は世界最小最軽量クラス

ef50mm

2017年6月時点で世界最小最軽量の一眼レフです。これは発売当初から変わっていません。

使ってみないと分かりにくいですが、この軽さはとにかく異次元。手が大きい方は持ちにくいそうですが、軽くて小さい『 Kiss X7 』のメリットはとても大きいものでした。特に女性や手が小さい方にはありがたいですよね。

kissx7

気軽に夕日を望遠ズームでパシャってできる、そんな気軽さがあります。

Kiss X7とX8の弱点は多分一緒

美しい写真が撮れて、デジタル一眼レフらしい操作性を味わえるカメラ。それが実売5万円前後でダブルズームレンズキットが手に入っちゃうんだから恐ろしい。

正直言ってこのコスパと使いやすさは反則級です。ほぼレンズ代だけで購入できてしまう状況です。

ただしもちろん『 Kiss X7 』にも弱点はあります。スペックゾンビから見ると『 Kiss X7 』は欠点だらけでしょう。

一眼レフでありながら、暗所AFが迷いやすい…中央以外のAFは遅い…操作性が悪いなどが弱点とされています。

つくも神「 っていうけどAFなんて、レンズ次第で変わってくるわよ 」

コレは実際に『 Kiss X7 』を使用したヒガシーサーの感想なんですが、AFの精度や速度はレンズ次第でもあります。もちろんボディの影響も大きいですがレンズの組み合わせも大事なんですね。

そういうスペック上の話をするとエントリークラスのカメラは全部ダメってことになってしまいそうですが、これから発表される『 Kiss X8 』の情報が本物だとすると一昔前のミドルクラス以上のAF性能を世界最小一眼レフに搭載しちゃった画期的な製品になりそうです。

どこにでも持ち出せて、撮りたいように瞬間を写す。それができればカメラの性能なんて関係ありません。

メリットを考えよう

kissx7とef50mmf1.8stm

Kiss X7 』はボディ小型化によって省略された機能がいくつかあるけど、その結果が世界最小最軽量であれば正義だと思う。

kissx7

上の写真は手持ちで砂浜にしゃがみ込んでで撮った写真です。身軽じゃなきゃやろうとも思いません。

よへなあじさい園

なにも考えずPモードで撮影した紫陽花。Jpeg出しで良い色が出ますね。ボケはちょっと汚いけど 15,000円前後で購入できる撒き餌レンズEF 50mm F1.8 STM でもこれだけ写せるのはちょっとすごい。

2016年に発売が噂されている Kiss X8 も小型軽量モデルでしょう。スペックは向上しているでしょうが、エントリークラスなので結局弱点は一緒かと。それだったらコスパに優れた Kiss X7 を買うほうが賢い選択です。

Wi-FiはEye-Fiとリモコンで解決

eye-fi

Kiss X7 にはWi-Fi機能が搭載されていませんが『 Kiss X8 』には間違いなく搭載してくるでしょう。以前『 EOS 70D 』でWi-Fi機能 を使った時は、あまりの使いにくさで驚きました。

※最新機種は大幅に改善されているのでとても使いやすくなっています。

『 Canon PowerShot G9X 』、『 G5X 』を使った感じでは、驚くほど使いやすくなっていましたね。

何度も設定し直す必要がなくなったので、たとえばリモコンシャッターを使いたい時などは実用的なレベルになると思います。

しかし…Canonには純正の物理リモコン・レリーズシャッターがあります。これを持っていればWi-Fi機能は特に必要ありません。

とくにリモコンは便利です。カメラのWi-fiを使うためにiPhoneのアプリを立ち上げて、Wi-Fiを設定して…とかやってる内に100枚ぐらいリモコンで撮れます(笑)

Wi-Fiがなくても『 Kiss X7 』は良いカメラです。

Kiss X7 のコスパは揺るがない

kissx7
参考:http://kakaku.com/item/K0000484121/

標準ズームレンズと望遠ズームレンズがセットになったダブルズームキットが50,000円前後ですよ。ほぼレンズ代ですね(笑)そりゃ価格.comでずーっと1位に君臨しちゃうがな。

『 Kiss X8 』はレンズキットで8万円以上はするでしょう(予想)。それなら、差額で単焦点レンズ2本買えちゃいますわな。こちらの写真は『 EF 50mm F1.8 STM 』で撮影したもの。

kissx7ef50mm

ピントが甘くてスイートな写真になってるのは被写体のせいなのか、レンズのせいなのかは神のみぞ知ることです(撮影者の腕のせいだよ)。

こんな写真が写せて、実売15,000円前後のレンズです。

EOS Kiss X8 』がもし登場しても、しばらくは『 Kiss X7 』のコスパは揺るがないでしょうね。

エントリー機種にこれ以上の性能は必要ない

kissx7

こういうこと書いちゃうと、また叩かれちゃうんですが…エントリー機種(初心者が最初に買う一眼レフ)に 『 Kiss X7 』以上の性能って必要ありません。

カメラマニアや中級者からすると不満点はあるでしょう。でも写真はレンズ次第ですから。

スペゾン「ボタン、ダイアルも少ないエントリークラス。本当にそう思ってるのか?操作性を考えてないんじゃないの?」

キヤノン、ニコンのエントリークラス一眼レフは、ミドルクラス一眼レフと比べて明らかに操作性は劣ります…私も確かにそう思います。でもね…それってこういうことなんですよ。

kissx7ef50mmf1.8

結局はカメラ操作に慣れている中級者以上の場合に限って言えること。初心者さんや素人さんが操作性の良さを最初から分かるわけないんです。

カメラが好きな人は完全にスコトーマ(心理的盲目)が働いているので気づいていないんですが、これから一眼レフを始める人がボタンの数だの操作性だの気にする必要はありません。

ミーさん「とりあえずオートで良い写真が撮れればいいのよ」

って人がエントリークラスを使う人達です。そこから始まってミドルクラスにステップアップして始めて操作性にこだわるってのが正しいんですよね。

私のようにマニュアル撮影もできないうちから、ミドルクラス一眼レフを使っても操作やメリットが分からず…ただ重くて大きいだけ…って感じて持ちださなくなりますからね。

エントリークラスの一眼レフってとても完成された製品です。技術者の方々のおかげです。各メーカーが毎年最新機種をコロコロ出しますが型落ちモデルで十分な性能なんですよね。

つくも神「カメラは型落ちが一番オトクよ」

というのがミラーレス部の意見です。最新機種ではなく、型落ちモデルを買って、差額で写真技術を磨くものに投資したほうがいいと思うよ。(僕もw)

Kiss X7を選ぶ際の注意点

canon

もう少し詳しく『 EOS Kiss X7 』の弱点を解説しますね。初心者の方やスナップを楽しむ写真家の方は1文字も気にする必要はありませんが、とりあえずこういうスペック的なデメリットもあるよっていう話だけ。

ペンタダハミラーは軽量化の副作用

一眼レフの光学ファインダーにはペンタプリズムとペンタダハミラーの2種類があります。

一般的に一眼レフの中型機以上にはペンタプリズム形式が採用されています。ペンタプリズムは高度な技術によって入ってくる光を極力そのままの状態でファインダーに写せます。この「そのままの光」が一眼レフでは重要になってきます。

対してペンタダハミラーは入ってくる光を、反射面、保護ガラス、空気などを通過しなければいけないので、その過程で光の収差や歪みが発生しやすくなります。カメラはレンズを通す箱なので、いかに光を綺麗な状態で通すかが大事なんです。

ペンタダハミラーはペンタプリズムと比べてファインダーに大きく映し出すことができない、マニュアルでピントの山が掴みにくいなどのデメリットがあります。その代わり軽量化を実現しています。

Canonの最新一眼レフでは EOS Kiss X8i、EOS 8000Dもペンタダハミラーです。つまり EOS Kiss X8 がデジタル一眼レフで登場するなら、ペンタダハミラーを採用するでしょう。

視野率95%、倍率0,87倍

ニコンやキヤノンのエントリークラス一眼レフは、ファインダーで覗いたものをそのまま写せるわけではありません。実はファインダーでは確認できない範囲も写しちゃってます。

ef50mm

写真の黒枠の内側がファインダーで確認できる範囲。

ef50mm

実際の写真は黒枠部分も写しています。これが視野率95%です。

これは光学ファインダーを採用しているデジタル一眼レフだけで、光学ファインダーではなく電子ビューファインダーを採用しているミラーレス一眼は視野率100%となります。

ちなみにペンタックスはエントリー機種K-Sシリーズにも「ペンタプリズム、視野率100%」を採用しています。基本性能だけを見ればペンタックスすごいんですよ。

セーフティシフトが非搭載

例えばAvモード(絞り優先)で撮影するとき、絞り開放で撮りたいとします。EF50mm f1.8 STM を使っていれば「f/1.8」ですね。

晴れた日の日中で絞り開放にすると明るすぎて通常はシャッタースピードを自動的に調整して早くしてくれます。しかし、1/4000秒でも明るすぎる場合、今度は自動で絞り値を「f1.8」→「f4」に絞って写真が撮れるような状態にしてくれます。

この「f1.8」→「f4」に自動的に絞りを変える機能をセーフティシフトと言います。Avモードだけではなく、Tvモードでもセーフティシフトは作動します。

『 EOS Kiss X7 』はこの機能がありません。

ただ僕はこの機能はなくてもいいと思っています。そのおかげで「明るすぎる場面」を自分で設定して覚えなければいけなくなるから。今はデジタルがなんでもこなしてしまいますが、体で覚える部分も大切かなぁと思いますね。

といいつつ、専らPモードで撮影しているズボラな野郎です(笑)

暗所AFが遅い

AF補助光を使うと結構早くなるんですけどね、カメラは暗い場所ではAFが迷いやすいのが普通です。だから『 Kiss X7 』に限らず暗所でのAFは明るい場所での AF よりも遅くなります。

2006年に発売されたデジタル一眼レフ『 Nikon D40 』を未だに使っている人間からすると…

ヒガシーサー「 これで遅いとか言う人いるの…こわい。マニア怖い 」

というレベルなので安心してください。『 EOS Kiss X7 』の暗所AFは最新機種や上位機種と比べると確かに早くありません。口コミサイトを見るとこの部分がえらくフォーカスされてますね。

でもでも昔のカメラと比べたらずいぶん早くなってますから。というか暗所でAFうんぬん言うならら Kiss X7 ではなくてフルサイズ機買えや。って話。

フラッシュのコマンダー機能は非搭載

Canonの現行機種で唯一内蔵フラッシュのコマンダー機能を省かれています。コマンダー機能とは内蔵フラッシュをメインライトにして、外付けストロボをリモート制御する機能(端折って言うと)

写真は被写体80、光15、機材5とも言われるほど「光をコントロールする技術」はとても大切なことです。なのでフラッシュのコマンダー機能がないと困る方もいるでしょう。

そういう方はミドルクラス買いましょう。普通に。

コマンダー機能がないと困るって方は『 Kiss X7 』を選ばないほうがいいでしょう。コマンダーどころか内蔵フラッシュ自体も使わねーよって方は『 Kiss X7 』がベスト!ということですね。

参考記事:一眼レフの内蔵フラッシュを使いこなす 5つの方法

まとめ

以上が『 EOS Kiss X8 』が登場しても『 Kiss X7 』をおすすめする理由」でした。まだまだ噂のレベルなので確証はありませんが『 Kiss X8 』はX7同様に小型軽量ボディを貫いてほしい。

X7で省略化された機能はキヤノンさんが「初心者にこの機能は必要だろうか?」と考えた末の英断だったと思います。

僕はここにキヤノンのモノづくりの意地が詰め込まれていると感じるし、結果『 Kiss X7 』は売れました。だからこそ最高の初心者用一眼レフとして勧めることができます。

『 EOS Kiss X8 』が登場したとしても、しばらくは『Kiss X7 』をオススメしたいですね。

ダブルズームレンズキットモデルが実売50,000円前後はコスパ抜群。Kiss X8 が登場しても X7 のコスパは揺るがないでしょう。もしかしたらまだまだ安くなるかもしれない!