SIGMA dp0 Quattro メイド・イン・ジャパン のすごいカメラがやってきた。

sigmadp0quattro

はいさい!沖縄ブロガーのヒガシーサーです。シグマの dp0 Quattro と言えば「ディストーション・ゼロ」というキャッチコピーですよね。換算21mmの超広角でありながら、無限望遠撮影でも歪曲収差が1%以下に抑えているというもの。

カメラ初心者

歪曲収差ってなんですか?

ヒガ

広角レンズで撮影すると画像の周辺が引っ張られたりして歪むことがあります。広角に限らずレンズは歪曲収差が発生するんですが、とくに広角であるほど歪曲収差が大きく見えてしまいます。dp0のディストーション・ゼロは、真っ直ぐのものを真っ直ぐ写すことをコンセプトに、超広角レンズと言えども歪曲収差を極限まで小さくすることに成功したカメラと言えます。

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他のモノフェローズのレビュー

    超広角レンズは被写体を選ぶし歪曲収差も大きいということで、私のような素人にはとってもハードルが高いレンズなんです。

    構図や水平もシビア…

    さてどうなるか検証してみましょう。※全て Jpeg 撮って出し圧縮済みの画像を試用しています。

    超広角レンズの楽しみ方

    sigmadp0quattro

    浜比嘉島へ向かう道。念願叶って35mm判換算21mmの超広角レンズで撮影してみましたが…いやぁ楽しい。

    両目の視野角よりも広角な写真は、不思議な感覚でしたが、まずファーストインプレッションで dp0 Quattro の面白さに衝撃を受けちゃいました。

    sigmadp0quattro

    何も考えずにパシャパシャと撮っています。設定もPモードでカメラ任せ。ただ ISO感度 だけは400以上にしちゃうとノイズの発生がひどいので、ISO100-400の間で使うことをオススメします。

    sigmadp0quattro

    dpシリーズといえばモノクロ。このカメラでしか撮れないモノクロがあるらしく超楽しみにしていました。今回はJpegでのテストだったので全然追い込んでませんが…2900万画素の精細な画像は見事です。この雲のどんより感…ほわぁぁすげぇ。

    色彩表現と質感

    次はそのまま宮城島まで行ってみましょう。ぬちまーす工場と果報バンタを撮ってきました。LUMIX GM1S キットレンズ との比較です。

    dp0 Quattro

    sigmadp0quattro

    GM1S キットレンズ

    gm1s

    質感が違いすぎて…比較の対象にならない(笑)空、海、コンクリート、手前の葉っぱの質感を見事に表現しているのは dp0 Quattro ですね。この違いは圧倒的。

    GM1S 1600万画素、dp0 Quattro 2900万画素の違いでしょうね。PCモニターで見る分には大きな差はないですが、これプリントした時に全然違う写真になりそう。

    次の写真は驚きました。

    高精細な画質

    dp0 Quattro

    sigmadp0quattro

    GM1S

    gm1s

    …ふぁっ?全然違う!色味表現の違いもありますが…dp0のほうは、ほぼ見たまんまの質感です。これ VRゴーグル で見たらすごいと思う。これ以上前に進むと落ちちゃうって脳みそ勘違いするよ。すごい。なんじゃこりゃ。

    モノクロ比較

    「モノクロで撮ってください」と以前シグマの社長さんが熱弁してましたよね。それくらい dpシリーズに搭載された FOVEON X3 センサーのモノクロに懸ける思いが熱いんでしょう。私はデジタルスタートなので銀塩時代の良きモノクロフイルムに憧れがあります。

    というわけで GM1S のダイナミックモノクロームフィルターと比較してみましょう。

    dp0 Quattro

    sigmadp0quattro

    GM1S

    gm1s

    やっぱり質感の描写が半端ないですね。

    カメラ初心者

    えっ何が違うのか分からないんですが。

    ヒガ

    いいんです。いいんです。分かっても分からなくてもいいんです。

    これは自己満の領域ですが、明らかに差がありますよねー。どっちが好みかで言うと GM1S のコントラストが効いたダイナミックモノクロームのほうが好きです。オイッ!

    ただ、dp0 はJpeg出しですし、補正もしてない状態でコレです。それを考えると素材としての良さは圧倒的に dp0 ですね。

    ディストーション・ゼロ

    沖縄のコンクリートブロックの花を撮影してみました。

    dp0 Quattro

    sigmadp0quattro

    GM1s

    gm1s

    ディストーション・ゼロについて勘違いしていた部分があって、読者様より超建設的なアドバイスを頂けました。いつもありがとうございます。

    今回の写真は比較検証には全然向いていませんね。勘違いしていたこともあり、単にレンズの広角によって発生するものだと思っていましたが、ディストーションは広角レンズのみならず全てのレンズで発生しています。

    広角特有の歪みは正確には歪みではなく、画像素子に平面の広い風景を写そうとするときに発生する必然的な現象らしいです。歪みそのものをディストーションと思ってましたが、そうではなく広角で直線を取った時に樽型にゆがむ現象をディストーションと言うそうです。

    真っ直ぐなものが真っ直ぐに写ること。ワイド感が不自然に誇張されないこと。それは、超広角といえども自然でリアルな描写を得るために必要不可欠なものです。
    SIGMA dp0 Quattro – コンセプト | 株式会社シグマ

    ん〜難しいですね。

    しかもこの記事を執筆してたのは夜中の2時ぐらいだったので「ディストーション」をもれなく「ディストネーション」って書いてた…せめてディスティネーションだったら目的地という意味で使えたのに。

    ディストネーションってなんやねん!ないわ〜。記事をご覧いただいて、気分を害した方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。

    スナップカメラとして

    ディストーションがここまで小さいと笑っちゃうしかないんですが、広角スナップカメラとしても使るかもしんない。

    dp0

    何気ない日常も美しく写せる。

    dp0

    戦火を免れた100年以上の赤瓦。人は住んでいませんが神様が祀られているそうです。

    dp0

    最短撮影距離18cm〜。最大撮影倍率 1:78。

    sigmadp0quattro

    盛大なフレア、ゴーストも発生します。でもいいんです。そういうの気にしちゃ楽しめません。

    sigmadp0quattro

    この質感はちょっと他のカメラでは出せそうにない。モノクロは写真の腕がモロに出ますね。

    sigmadp0quattro

    モノクロームモード

    私が10年以上通っているサーフポイントを撮影してみます。思えば..この風景を見てから12年経つのか…景色は変わらないけど…年取ったな。

    sigmadp0quattro

    露出±0 での撮影。隅々までシャープ。細かい線まで綺麗に表現されています。

    sigmadp0quattro

    露出 -1 での撮影。うーん…見入ってしまうぐらい綺麗です。

    sigmadp0quattro

    露出 +1 での撮影。なんだろう作品撮ってる感がありますが、これ普通に歩きながらサクッと撮った写真ですからね。

    sigmadp0quattro

    今はかなり道も綺麗になった宮城島のサーフポイント。

    sigmadp0quattro

    ローカルの皆さんや自治体がしっかり管理してくださっています。流れが早いので初心者さんには厳しいポイントです。

    モノクロ写真は、モノクロフィルムの質感に近づけるようなレタッチが多いですよね。ノイズやぼかしを追加したり。

    sigmadp0quattro

    そういうレタッチもいいんですが、デジタルだって良いところがあるので、デジタル時代のモノクロ表現も大切にしていきたいですね。

    行き着く先は90万円のライカモノクロームか…ブログがんばろ。

    スペックと操作性

    sigmadp0quattro

    焦点距離 F値 重量
    14mm(画角21mm/35mm判換算) F4~F22 500g(電池、カード除く)

    詳しいスペックはシグマホームページをご覧ください。dp Quattro | カメラ | SIGMA GLOBAL VISION

    今回私がお借りしているdp0はシリーズの中で最も広角で重量もレンズも大きなカメラでした。重いしでかいし、初めてのカメラボディなので、まだまだ使いこなすには時間がかかりそうです。

    多機能ではない分、操作性はかなりいいですね。1日あれば使い方をマスターできます。写真を撮ることに集中出来るメニュー操作となっていますね。

    フォーカスポイントは9点しかありませんが、逆に9点ぐらいのほうが上下左右の被写体にすぐにピントを持っていけるのでいいですね。このカメラを動体撮影目的で使う人はいないので、とても理にかなっています。

    画質には不満点はありません。高感度に弱い点も画素ピッチを考えれば妥当ですしね。というかこのカメラで高感度を撮るなんてもったいなさ過ぎ。

    基本は ISO100 で撮りたいし、無理にでも低感度で撮りたいと思ったカメラは初めてです。なんていうか…勿体無いって思っちゃうんですよね。今回は GM1S との比較も考えて ISO 200 で撮影していますが、晴れた日に ISO100 で最高の一枚を追い求めたいと思います。

    ここがもうちょっと

    カメラの目的を考えると操作性や画質に不満はありません。そもそも日常使いのカメラではないということを前提にしないと使えないです。

    素晴らしいモノクロ写真が撮れるので、モノクロームモードをボタン一つで変えられるようにしてほしいなと思います。背面部にまだまだボタンを加えることができそうなので、モノクロームボタンを追加してほしいですね。

    変わった形のボディは正直言うと全然しっくりきません。どうホールドして良いのか分からない(笑)慣れなんだろうか?

    上から見るとレンズの光軸上にホットシュー、三脚穴があり、ボタン類やバッテリーの類はレンズの光軸上に重なっていません。そのことによるメリットがあるのか分からないけど、潔い格好よさみたいなのを感じます。

    まとめ

    sigmadp0quattro

    全シリーズ使ってみたい。ほんとにそう思います。あとLCDビューファインダーも使ってみたいなぁ。でもコレ、みんぽすモノフェローズさんからお借りしてるものだからなぁ。

    あーなんだろな。こんな楽しいカメラって久しぶり。

    これ撮ったらどうなんだろ。こうやって撮ったらどうなんだろ。好奇心をくすぐりつつも、撮った写真を見るたびに「おぉぉやっぱすげぇぇ」ってなるのは癖になりますね。

    シグマさん…良いカメラ造ってますね。dpシリーズに心を奪われました。