一眼レフのライブビュー撮影ってなんのこと?

デジタル一眼レフの中には、ライブビュー機能が搭載されている機種が多いです。ライブビュー機能とは、撮影をする時に液晶モニターを使って被写体を確認しながら撮影できる機能を指します。

EOS 70D を使ったライブビュー撮影の動画です。

小型デジカメには普通についている機能かもしれませんが、以前のデジタル一眼レフカメラの場合、構造上撮影するときに液晶モニターに被写体は表示できません。

私が使っている Nikon D40 もそうです。

撮影時以外は撮像素子に光が届かなくなりますから、被写体の映像を液晶モニターで表示できないためです。そこで誕生したのが、ライブビュー機能でオリンパスが最初に2006年に導入して、今では多くのメーカーが搭載しています。

ライブビューのメリットとデメリット

ライブビューのメリットは、しっかりピントを合わせてから撮影できるところにあります。とくに三脚を利用したシーンではいちいちファインダーを覗かずに被写体を確認できるのが便利ですね。

距離感をつかみながら撮影できますから、きれいな仕上がりにしたいと思っている人にはおすすめです。

ただし、ライブビューにはデメリットもあります。まず、ファインダーを使用しているときよりもオートフォーカスが遅くなります。

これはオートフォーカス方式がファインダー撮影とライブビュー撮影では違うからです。(光学ファインダーを搭載していないミラーレス一眼の場合はAF方式が同じなのでファインダーでもライブビューでも速度は変わりません。)

参考記事:一眼レフのピントが合わない!シングルAFとコンティニュアスAFを使いわけよう

また液晶を常時使用することで、電池がファインダーを使って撮影するときに速く減ってしまうなどが挙げられます。長時間カメラで撮影する場合には、電池残量を確認した方がいいでしょう。

一眼レフのライブビューが遅い理由は?

一眼レフのライブビュー機能を使うと、フォーカスの速度がガクッと落ちることがあります。難しい解説をしても、ぶっちゃけよく分からないので簡単に説明しますね。

ヒガシーサーニコン、キヤノン、リコーペンタックスの一眼レフは位相差AF方式を採用しています。位相差AF方式はコントラストAF方式と比べて高速なピント合わせができますが、ピント精度はコントラストAFに劣ります」

初心者さん「なぜライブビュー撮影ではコントラストAFになるんですか?」

ヒガシーサー仕様です。

初心者さん「仕様て…もっとちゃんと教えて欲しいんですが」

ヒガシーサー詳しいことはググってください。

参考記事:http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1009/14/news026.html

位相差AF方式とライブビュー撮影時のコントラストAF方式については、参考記事をご覧になっていただきたいです。内容が分かりにくいし、分かったところで写真上達には関係ないので、私は仕様だと教えるようにしています(笑)

一眼レフの場合はライブビュー撮影にするとピント合わせが遅くなる。それは仕様だから。と理解できてれば問題ありません。

ミラーレスのライブビューが早いのは?

一部のミラーレス一眼は、一眼レフと比べるとライブビュー撮影のオートフォーカスが早いと感じます。

例えば SONY α6000 に搭載されている像面位相差AF方式などが分かりやすいですね。ソニーは像面位相差AFとは言わず「4Dフォーカス」というキャッチコピーを使って、その速さとかメリットを紹介しています。

像面位相差AF方式は、撮像素子内に位相差AF方式と同じ仕組みを取り入れたもの。コントラストAFと像面位相差AFでハイブリッド(組み合わせ)AFを採用しているカメラもあります。

参考記事:コントラストAF、位相差AF、像面位相差AFってなに?初心者はどれを選べばいいの?

空間認識AFとは?

また、パナソニックは独自のコントラストAF方式を採用している機種があり、一眼レフの位相差AFと遜色ないスピードと精度の高いピント合わせが可能な機種も投入しています。空間認識AF(DFD)と呼ばれる技術ですね。

私はパナの空間認識AFが大好きで、コンセプトから考えても間違いなく今もっとも素晴らしいAF方式だと思ってます。

まとめ

そういう技術革新があり、専用AF機構を持たないミラーレスカメラはライブビュー撮影でもAF速度が変わらないんです。将来的にはピント精度の高いコントラストAFが主流になっていくという見方もあります。

ライブビュー撮影はカメラに不慣れな初心者向けの機能といえます。ただし一眼レフで使う場合にはAF方式が変わりピント合わせが遅くなるデメリットを覚えておきましょう。

ミラーレス一眼やコンデジの場合はそういうことがないので、分かりやすいですね。