スマートフォンに溜まっていく子どもの写真、家族旅行の思い出、特別なイベントの瞬間…。これらの大切な思い出をフォトブックに残したいと思っても、「どうレイアウトすれば素敵に仕上がるのだろう?」と悩んだことはありませんか?
このページでは、7年間で100冊以上のフォトブックを作成してきた経験から、誰でも簡単に実践できるプロ級のレイアウトテクニックをご紹介します。忙しい子育て世代でも、少ない時間で効率よく美しいフォトブックを作るためのコツが満載です。
当サイト「フォトブック倶楽部」では、様々なフォトブックサービスの比較や活用法を紹介していますが、今回は特に「レイアウトデザイン」にフォーカスします。素人でもプロのようなフォトブックを作れるようになるための実践的なガイドをお届けします。

ミーさん
フォトブックを作りたいけど、写真をどう配置すれば良いのか迷ってしまって…。センスがないから、うまくレイアウトできるか不安です。

シーサー先生
大丈夫ですよ!レイアウトには実は「法則」があります。いくつかの基本パターンさえ覚えれば、誰でも見栄えの良いフォトブックが作れるようになりますよ。今日はその秘訣をお教えします!
目次
フォトブックレイアウトの基本原則
美しいフォトブックを作るには、いくつかの基本原則を知っておくと格段に仕上がりが良くなります。以下の5つの原則は、プロのデザイナーも実践している重要なポイントです。
1. 視線の誘導と焦点(フォーカルポイント)
ページにはひとつの「焦点」を設けることで、見る人の視線を自然に誘導できます。主役となる写真(例えば、子どもの笑顔のアップや、風景の中の重要な被写体)を中心やゴールデンポイント(後述)に配置し、それを引き立てるように他の写真を配置します。
実践テクニック:左ページに子どもの全身写真、右ページに表情のアップを大きく配置する構図。視線は自然に左から右へ、そして最終的に表情に注目するよう誘導されます。
2. ゴールデンラティオ(黄金比)の活用
ページを3×3のグリッドに分割し、その交点や線上に重要な被写体を配置する「三分割法」は、バランスの取れた美しいレイアウトを作る基本です。特にグリッドの交点(4箇所)に重要な被写体を置くと、自然と目を引くレイアウトになります。
実践テクニック:ページを想像上の3×3グリッドで区切り、交点(左上、右上、左下、右下)のいずれかに被写体の顔や重要な部分が来るよう配置します。例えば、右下の交点に子どもの笑顔、左上の交点に遊んでいるおもちゃを配置すると、自然なバランスが生まれます。
3. 余白(ホワイトスペース)の効果的な使い方
初心者がよく陥る失敗は「写真で埋め尽くしすぎる」ことです。実は適度な余白があることで、写真が引き立ち、見る人の目も疲れにくくなります。余白は「何もない無駄なスペース」ではなく、写真を際立たせる重要な「演出空間」なのです。
実践テクニック:1ページに1枚か2枚の写真だけを配置し、周囲に余白を十分取ります。特に重要な写真や記念写真は、ページの中央に1枚だけ配置し、周囲に十分な余白を設けることで格調高い印象になります。例えば、卒業式の正面写真や七五三の晴れ着姿の写真などは、この配置が効果的です。
4. 視覚的重量感のバランス
写真にはそれぞれ「視覚的重量感」があります。大きな写真、色の濃い写真、人物が多く写っている写真は「重く」感じられます。これらをページ内でバランスよく配置することで、安定感のあるレイアウトが完成します。
実践テクニック:見開きページの場合、左右でバランスを取ります。例えば、左ページに大きな写真1枚、右ページに小さな写真3枚をバランスよく配置する方法があります。また、暗い色調の写真と明るい色調の写真を対比させると、メリハリのあるレイアウトになります。
5. 一貫性と統一感の維持
フォトブック全体を通して、ある程度のデザインの一貫性を保つことで、プロフェッショナルな仕上がりになります。すべてのページで完全に同じレイアウトにする必要はありませんが、色調や余白の使い方、フォントなどに一定のルールを設けると、統一感が生まれます。
実践テクニック:章ごとや目的ごとに同じテンプレートを使用する。例えば、「朝の活動」のページには常に左上に大きな写真、右下に小さな写真2枚というパターンを維持するなど。また、同じイベントの写真には同じ色調の背景やフレームを使うことで、テーマごとの区切りが明確になります。
実践!7つの魅力的なレイアウトパターン
では、具体的なレイアウトパターンを見ていきましょう。これらは100冊以上のフォトブック作成経験から、特に効果的で使いやすいと実感したものばかりです。各フォトブックサービスが提供するテンプレートにも、これらのパターンが多く採用されています。
1. ヒーローレイアウト(大型写真中心)
特に重要な1枚の写真を大きく配置し、それを引き立てるサブ写真を小さく添えるレイアウトです。見る人の視線を自然に主役の写真に誘導できます。
レイアウト図説明:ページの中央から少し左上に寄った位置に、ページ面積の60-70%を占める大きな写真を配置。右下のスペースに3-4枚の小さなサポート写真を整列させて配置します。大きな写真には家族全員が写ったショットや、風景の全景など「全体像」を使用し、小さな写真には細部や表情のアップなど「詳細」を使うとストーリー性が生まれます。
最適な用途:イベントの記録(誕生日会のメイン写真とプレゼントやケーキの詳細)、旅行の風景(絶景のパノラマと細部のディテール)、子どもの成長記録(全身ショットと表情のアップ)
- メイン写真は高解像度で鮮明なものを選ぶ
- メイン写真とサブ写真の内容に関連性を持たせる
- サブ写真は規則正しく配置し、きれいに整列させる
2. グリッドレイアウト(整然とした配置)
同じサイズの写真を格子状に配置するシンプルながら効果的なレイアウトです。整然とした印象を与え、多くの写真を効率的に収録できます。
レイアウト図説明:ページを均等な格子状に区切り、各マスに1枚ずつ写真を配置します。2×2(4枚)、3×2(6枚)、3×3(9枚)などのバリエーションがあります。各写真の間には均等な余白(5-10mm程度)を設け、整然とした印象を強調します。すべての写真のアスペクト比(縦横比)を統一すると、より洗練された印象になります。
最適な用途:同じテーマの写真をまとめて表示(動物園で見た動物たち、運動会の様子、季節の風景など)、時系列での変化を示す(月齢ごとの成長記録、季節の移り変わりなど)
- 写真の色調や明るさをなるべく揃える
- 全ての写真を同じアスペクト比(縦横比)にする
- 写真間の余白を均等に保つ
3. ダイナミックレイアウト(変化をつけた配置)
様々なサイズの写真を組み合わせることで、動きのある活気に満ちたレイアウトを作れます。子どもの活動的な様子や、旅行の多様な思い出などを表現するのに適しています。
レイアウト図説明:ページ内に大小さまざまなサイズの写真を配置します。例えば、左側に縦長の大きな写真を1枚、右側に小さな正方形の写真を3-4枚上下に並べる構成や、中央に大きな写真、四隅に小さな写真を配置する構成などがあります。写真同士は必ずしも整列させる必要はなく、少しずつずらして配置することで動きのある印象を与えられます。各写真の間には不均等な余白を設け、視線が自然に流れるよう工夫します。
最適な用途:子どもの遊んでいる様子、スポーツの動きのある瞬間、お祭りやイベントの活気ある雰囲気、旅行での様々な体験
- 最も重要な写真を最大サイズにする
- 写真の配置に対角線上の動きを意識する
- 視線の流れを考え、自然に目が動くよう配置する
4. パノラマレイアウト(見開き全面活用)
見開きページ全体を使って1枚の大きな写真を配置するレイアウトです。特に風景写真や、大人数での集合写真に効果的です。
レイアウト図説明:左右のページをまたいで1枚の横長写真を配置します。写真は見開きページの端から端まで余白なく広がり、ダイナミックな印象を与えます。写真の重要な部分(人物の顔など)が製本の中央部分(折り目)にかからないよう注意して配置します。余白を全く作らないフルブリード印刷とすることで、より没入感のある仕上がりになります。
最適な用途:絶景の風景写真、家族旅行の記念ショット、広々とした場所での全体写真(ビーチ、草原、山頂からの眺めなど)、大人数での集合写真
- 高解像度の横長写真を使用する(解像度が低いと拡大時に粗くなる)
- 中央の製本部分に重要な被写体が来ないよう配置を調整する
- 1冊の中で2〜3回程度使用すると、メリハリが効いた構成になる
5. コラージュレイアウト(写真を重ねる配置)
写真同士を重ねて配置することで、立体感や深みのあるレイアウトを作れます。アルバム感覚のナチュラルな仕上がりになります。
レイアウト図説明:複数の写真をわずかに重なり合うように配置します。端が直線ではなく少し傾いた状態で、あたかも実際に写真を手で並べたような自然な配置にします。中央に大きめの写真を置き、その周囲に小さめの写真を少しずつ重ねるように配置すると立体感が出ます。写真に枠線や影をつけると、より重なり感が強調されます。背景には薄い色や紙のテクスチャを使うと、スクラップブック風の温かみのある印象になります。
最適な用途:日常の何気ない瞬間の集積、子どもの遊びの様子、パーティーの楽しい雰囲気、家族の自然な交流の様子
- 写真の重なりは1/4〜1/3程度にとどめる(情報が隠れすぎないように)
- 写真に白枠や影をつけると、重なり感が増す
- 背景色は淡い色を選び、写真を引き立てる
6. シークエンスレイアウト(連続性を表現)
時間経過や動きの変化を伝えるのに最適なレイアウトです。左から右、または上から下への自然な流れを作ります。
レイアウト図説明:時間順や動きの順に沿って写真を一列に並べます。横方向の場合は左から右へ、縦方向の場合は上から下へと配置します。各写真は同じサイズで、等間隔に並べるとリズム感が生まれます。5-7枚程度の連続写真を使用すると、動きや変化がよく伝わります。各写真の間に矢印や番号をつけると、順序がより明確になります。
最適な用途:赤ちゃんの成長記録(月齢ごとの変化)、運動会の競技の流れ、料理の作成過程、工作やDIYの手順、四季の移り変わり
- 写真の撮影アングルをなるべく統一する
- 時間や順序を示す番号やキャプションを添える
- 最初と最後の変化が分かりやすい写真を選ぶ
7. テキスト・イメージ混合レイアウト(物語を伝える)
写真と文章を組み合わせることで、より豊かなストーリーテリングが可能になります。思い出のエピソードやコメントを添えたい場合に最適です。
レイアウト図説明:写真スペースとテキストスペースを明確に分けて配置します。例えば、ページの上半分に写真、下半分にテキストを配置したり、左側に写真、右側にテキストを配置したりします。テキストの背景色を写真と区別しやすい色にすると読みやすくなります。テキストは写真の内容に関連したエピソード、感想、日付、場所などを記入します。フォントは読みやすいものを選び、サイズは小さすぎないよう注意します(10pt以上推奨)。
最適な用途:子どもの名言集、旅行日記、記念日の思い出、家族の歴史記録、贈り物としてのメッセージ付きアルバム
- テキストは簡潔に、読みやすいフォントで
- 写真の内容と直接関連するエピソードを書く
- 文字の色は背景と十分なコントラストをつける

ミーさん
7つのレイアウトパターンを知ると、色々なページが作れそうですね!でも、写真を選ぶときのコツはありますか?どんな写真を選べばレイアウトが映えるのでしょうか?

シーサー先生
いい質問ですね!実はレイアウトに合わせた写真選びも重要です。次のセクションでは、効果的な写真選びのコツと、テーマに合わせたレイアウト活用法をご紹介しますね。
効果的な写真選びとレイアウト実践法
素晴らしいレイアウトを作るためには、適切な写真選びも重要です。ここでは、レイアウトに合わせた写真選びのコツと、テーマ別の実践的なアプローチをご紹介します。
レイアウトに合わせた写真選びの5つのコツ
どんなに優れたレイアウトも、写真選びを間違えると効果半減です。以下のポイントを意識すると、より効果的なフォトブックが作れます。
- STEP
コントラストと色彩のバランスを考える
同じページ内の写真は、色調や明るさが極端に異ならないよう注意しましょう。特にグリッドレイアウトでは、似た色調の写真をグループ化すると統一感が出ます。反対に、意図的にコントラストをつけることで、ドラマチックな効果を生み出すこともできます。
- STEP
被写体の向きと視線の流れを意識する
人物写真を配置する場合、視線や体の向きに注目しましょう。例えば、右を向いている人物写真は、ページの左側に配置すると、視線がページの中心に向かうため自然な印象になります。複数の人物写真を使う場合は、お互いの視線が交わるように配置すると一体感が生まれます。
- STEP
大きさに応じた写真の質を考慮する
大きく表示する写真ほど、高解像度で鮮明なものを選びましょう。特にヒーローレイアウトやパノラマレイアウトでは、メイン写真の質がページ全体の印象を決めます。反対に、小さく表示する写真は多少解像度が低くても目立ちにくいため、思い出として大切だが画質が良くない写真はコラージュの一部として小さく使うといった工夫ができます。
- STEP
写真のトリミングで構図を改善する
元の写真の構図が理想的でなくても、適切にトリミングすることで見栄えを大幅に改善できます。例えば、余分な背景を切り取って被写体をより際立たせたり、横長の写真を正方形にトリミングしてグリッドレイアウトに合わせたりできます。特に子どもの写真は、周囲の余分な要素を削ぎ落として表情に焦点を当てるとより魅力的になります。
- STEP
ストーリー性のある写真の組み合わせを選ぶ
単に「良い写真」を集めるだけでなく、写真同士の関連性やストーリー性を考慮しましょう。例えば、「準備→本番→結果」の流れが分かる写真の組み合わせや、「全体像→中距離→接写」といった視点の変化を持たせる組み合わせは、見る人を飽きさせません。特にダイナミックレイアウトやテキスト・イメージ混合レイアウトでは、ストーリー性のある組み合わせが効果的です。
テーマ別レイアウト活用法:子育て世代のための実践ガイド
子育て世代にとって特に重要な、具体的なテーマ別のレイアウト活用法をご紹介します。これらは100冊以上のフォトブック作成経験から得た、実際に効果的だった実践例です。
子どもの成長記録に最適なレイアウト
子どもの成長を記録するフォトブックは、時間経過に沿った構成が効果的です。
おすすめレイアウト: シークエンスレイアウト + テキスト・イメージ混合レイアウト
実践例:
月齢ごとの成長を記録する場合、見開きの左ページに各月の全身写真をシークエンスレイアウトで並べ、右ページに表情のアップやエピソードをテキスト・イメージ混合レイアウトで配置します。例えば、「1〜6ヶ月の成長」というテーマのページでは、左ページに毎月同じ場所で撮影した全身写真を時系列に並べ、右ページには「初めて笑った日」「お座りができるようになった日」などの特別な瞬間の写真とエピソードを組み合わせます。
注目ポイント:
- 比較できるよう、同じ背景・同じアングルでの撮影を心がける
- 日付や月齢を必ず記録する
- 子どもの「初めて」の瞬間を優先的に選ぶ
- 親の感想や子どもへのメッセージも添えると、将来読み返した時に感動が深まる
家族旅行の思い出を残すレイアウト
旅行の記録は、場所ごとや時系列ごとの区切りを明確にすると見やすくなります。
おすすめレイアウト: パノラマレイアウト + グリッドレイアウト + ヒーローレイアウト
実践例:
旅行の導入部には、訪れた場所の絶景をパノラマレイアウトで大きく見せます。次に、各観光スポットの様子をヒーローレイアウトで表現し、メインの写真(例:家族全員での記念写真)を大きく、詳細の写真(食事やアクティビティなど)を小さく配置します。そして、日常的な瞬間や移動中のスナップ写真などはグリッドレイアウトでまとめて紹介します。
注目ポイント:
- 旅行日程に沿った時系列構成にする
- 場所の名前や日付を記録しておく
- 風景だけでなく、家族の表情も必ず入れる
- 食事やホテルなど、旅の雰囲気を伝える写真も忘れずに
入学・卒業・七五三などのイベント記録
人生の節目となる特別なイベントは、格調高く美しいレイアウトで残しましょう。
おすすめレイアウト: ヒーローレイアウト + テキスト・イメージ混合レイアウト
実践例:
見開きの1ページ目には、正装した子どもの全身写真をヒーローレイアウトの中心に大きく配置します。周囲には家族との写真や式典の様子を小さく添えます。2ページ目には、イベントの詳細や子どもの言葉、親の思いなどをテキスト・イメージ混合レイアウトで記録します。背景色や装飾は落ち着いたデザインを選び、特別感を演出しましょう。
注目ポイント:
- プロカメラマンの写真と自分たちで撮った写真をバランスよく使う
- 式の前後の準備風景や普段の表情も含めると、より思い出が豊かになる
- 特別な日の子どもの言葉や反応を忘れずに記録する
- 同じイベントでも、複数回のページに分けて詳しく記録すると、後々価値が高まる
日常の何気ない瞬間の切り取り方
特別なイベントだけでなく、日常の小さな瞬間こそ、将来貴重な思い出になります。
おすすめレイアウト: コラージュレイアウト + ダイナミックレイアウト
実践例:
「春の日常」「夏の遊び」といったテーマで、2週間〜1ヶ月の日常写真をまとめます。朝食の様子、公園での遊び、お昼寝中の表情など、何気ない瞬間をコラージュレイアウトでナチュラルに配置します。特に印象的な瞬間(例:初めて自分で靴を履いた日)は、ダイナミックレイアウトで強調して配置します。季節感のある背景色やデコレーションを選ぶと、雰囲気が出ます。
注目ポイント:
- 完璧な写真を選ぶよりも、自然な表情や瞬間を重視する
- 子どもが「夢中になっている様子」の写真は特に大切に残す
- 親の姿も入れることを忘れない(後で見返したとき、自分も写っていると嬉しい)
- 当時流行っていたおもちゃや、着ていた服も意識して撮っておくと、時代感が残せる
忙しい親のための時短テクニック
子育て中の親にとって、時間は貴重な資源です。フォトブック作成にかかる時間を効率化するための実践的なテクニックをご紹介します。
- 「15分×4回」の法則を活用する:1回の長時間作業より、短時間の複数回作業の方が効率的(例:写真選び15分、レイアウト決め15分、写真配置15分、テキスト入力15分)
- テンプレートをフル活用する:各フォトブックサービスが提供するテンプレートを最大限に活用し、一から作る労力を省く
- 毎月の定期整理習慣を持つ:月末に15分だけ「今月のベスト写真」を選んでおく習慣をつけると、フォトブック作成時の手間が大幅に軽減される
- スマホアプリを活用する:各フォトブックサービスのアプリは、隙間時間に作業できる便利なツール
- 「Perfect is the enemy of Done」の精神:完璧を求めすぎず、「8割の完成度でOK」と割り切ることも時に必要
さらに詳しい時短テクニックは、フォトブック作成時間を短縮する7つのテクニックをご覧ください。子育て世代の貴重な時間を最大限に活かす方法が満載です。
各フォトブックサービスのレイアウト機能比較
フォトブックサービスによって、利用できるレイアウト機能や自由度が異なります。ここでは、主要な5つのサービスのレイアウト機能を比較します。
サービス名 | レイアウト自由度 | テンプレート数 | 特徴的なレイアウト機能 | スマホアプリ対応 |
---|---|---|---|---|
マイブック | ★★★★★ | 100種類以上 | フリーレイアウト機能、高度な写真編集 | ○(一部機能限定) |
ノハナ | ★★★☆☆ | 20種類程度 | 自動レイアウト、シンプルな操作性 | ◎(アプリ専用) |
しまうまプリント | ★★★★☆ | 30種類程度 | 豊富な背景デザイン、コスパ重視 | ○(基本機能対応) |
フォトバック | ★★★★★ | 600種類以上 | 高品質テンプレート、専門的デザイン | ○(基本機能対応) |
富士フイルム | ★★★☆☆ | 50種類程度 | 自動レイアウト、高画質印刷 | ○(基本機能対応) |
各サービスの詳細については、フォトブックサービス比較で詳しく解説しています。レイアウト機能だけでなく、価格や納期、画質など総合的に比較した上で、あなたに最適なサービスを選ぶことをおすすめします。
レイアウトの自由度が高いと、自分好みのデザインが作れる反面、作成に時間がかかる傾向があります。初めてフォトブックを作る場合や時間がない場合は、テンプレートが充実していて自動レイアウト機能のあるサービスを選ぶと安心です。
よくある質問と回答
Q
1ページに何枚の写真を入れるのが理想的ですか?
A
写真の枚数に「正解」はありませんが、一般的には1ページあたり1〜6枚程度が見やすいと言われています。特に重要な写真は1ページに1枚だけ大きく配置し、日常のスナップ写真などは1ページに4〜6枚程度にまとめると効率的です。ただし、「写真の質」と「伝えたいストーリー」によって最適な枚数は変わるので、一概には言えません。自分のフォトブックの目的に合わせて調整しましょう。
Q
スマホの写真は解像度が低いのですが、大きなレイアウトに使えますか?
A
最近のスマートフォンのカメラ性能は飛躍的に向上しており、多くの場合は問題なく大きなレイアウトにも使用できます。ただし、ズーム撮影した写真や暗い場所で撮影した写真は、拡大すると粗さが目立つことがあります。特にパノラマレイアウトや全面に1枚だけ配置する場合は、元の写真の品質をよく確認しましょう。不安な場合は、フォトブック作成アプリの「品質警告」機能を参考にするか、同じサイズの写真を普通にプリントしてみて、印刷品質を事前にチェックするとよいでしょう。
Q
写真の順番を決めるのに迷います。何か良い方法はありますか?
A
写真の順番を決める際は、以下のアプローチが効果的です:
- 時系列順:最も基本的な方法で、特に成長記録や旅行記録に適しています
- テーマ別:「お風呂の時間」「公園遊び」「食事風景」など、シーン別にグループ化する方法
- 色調によるグループ化:似た色調の写真をまとめることで、ビジュアル的な統一感が生まれます
- ストーリーボード法:マンガのように「始まり→展開→クライマックス→結末」の流れを意識する方法
特に迷うなら、時系列順をベースにして、特別な瞬間を強調するレイアウトにするとまとまりやすいでしょう。
Q
デザインセンスに自信がないのですが、素敵なフォトブックは作れますか?
A
もちろん作れます!デザインセンスに自信がなくても、以下の方法で素敵なフォトブックを作ることができます:
- 各サービスが提供するテンプレートを活用する
- 同じテンプレートを一貫して使用し、統一感を出す
- シンプルな白背景や単色背景を選ぶ
- 1ページあたりの写真枚数を少なめにし、余白を意識する
- 色や装飾を3種類以内に抑える
デザインの基本は「シンプルさ」と「一貫性」です。凝ったデザインより、シンプルで統一感のあるレイアウトの方が洗練された印象になります。また、自動レイアウト機能が充実したサービスを選ぶのも一つの方法です。
Q
写真の色調がバラバラなのですが、統一感を出す方法はありますか?
A
写真の色調がバラバラでも、以下の方法で統一感を出すことができます:
- フォトブック作成前に、スマホの写真編集アプリで同じフィルターをすべての写真に適用する
- 色調が近い写真同士を同じページにまとめる
- 全体的なテーマカラーを決めて、それに合った背景色や装飾を選ぶ
- 白黒やセピアなどモノトーン加工に統一する(特に古い写真と新しい写真を混ぜる場合に効果的)
- 写真の間に一貫したデザイン要素(同じフレームや装飾など)を使用する
多くのフォトブックサービスでは、アプリ内で簡単な写真編集や一括フィルター適用ができる機能が備わっています。これらを活用すると効率的です。
まとめ:あなたもプロ級のフォトブックが作れる
フォトブックのレイアウトデザインは、難しそうに見えても、いくつかの基本原則と実践的なテクニックを知れば、誰でも美しく仕上げることができます。この記事でご紹介した7つのレイアウトパターンと実践テクニックを参考に、ぜひあなただけの素敵なフォトブックを作ってみてください。
特に忙しい子育て世代の方は、完璧を求めすぎず、「15分×4回」の時短テクニックを活用して、無理なく続けられる習慣を作ることをおすすめします。月に1冊、季節ごとに1冊、年に1冊など、自分のペースで続けることが、長い目で見ると最も価値のある記録になります。
100冊以上のフォトブック作成経験から言えることは、「作らないよりは作った方がいい」ということ。10年後、20年後に子どもと一緒に見返したとき、そのときの感動は何物にも代えがたいものになるはずです。

ミーさん
レイアウトのコツが分かって、フォトブック作りが楽しみになりました!今度の週末、子どもの成長記録を作ってみます。完璧を目指すより、まずは形にすることから始めてみます!

シーサー先生
素晴らしい決断です!まずは作ってみることが大切。レイアウトは作れば作るほど上達していきますよ。そして何より、子どもたちが「ママ、また見せて!」と言ってくれる姿が最高の報酬になります。楽しんで作ってくださいね!
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