単焦点レンズ vs 標準ズーム|子ども撮り比較でわかるシンデレラレンズの実力

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レンズ

単焦点レンズとズームレンズでは、撮れる写真がまるで違います。特に「背景ボケ」の差は歴然で、レンズを交換しただけで写真の印象が一変します。

この記事では、Nikon D40にレンズキット付属の標準ズームレンズ(18-55mm)とシンデレラレンズ(AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G)を装着して、同じ被写体を同じ設定で撮影した比較を紹介します。

シンデレラレンズとは

シンデレラレンズとは、1〜2万円台で手に入るF1.8〜F2.8の明るい単焦点レンズのことです。安価なのに大きな背景ボケが得られるため、「レンズを変えた瞬間に写真が上手くなったように見える」という意味でこの名前が付いています。

本記事で使用したシンデレラレンズはNikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G。実売2万円前後で購入できるNikonの定番単焦点レンズです。

標準ズームレンズで撮影した子ども写真

18-55mmのレンズキット付属レンズで撮影しました。ズームの使い勝手は良いですが、開放F値がF3.5〜5.6と暗いため、背景ボケは控えめです。明るい屋外では問題ありませんが、室内では被写体ブレを起こしやすくなります。

シンデレラレンズ(35mm f/1.8)で撮影した子ども写真

同じカメラ、同じ被写体、同じ設定で撮影しました。F1.8の明るさにより、背景ボケが大きく柔らかくなっています。室内でもシャッタースピードを速く保てるため、動き回る子どもでもブレにくい。

2つのレンズの比較結果

項目 標準ズーム 18-55mm シンデレラ 35mm f/1.8
開放F値 F3.5〜5.6 F1.8
背景ボケ 控えめ 大きく滑らか
室内撮影 ブレやすい シャッター速度を維持しやすい
ズーム 18〜55mm可変 35mm固定
価格 キット付属 約2万円

レンズキットのズームレンズは汎用性に優れていますが、ボケ表現では明るい単焦点レンズに及びません。600万画素のNikon D40でもこれだけの差が出るので、レンズの選択が写真の仕上がりを大きく左右することがわかります。

シンデレラレンズを使うメリット

  • 1〜2万円台で大きな背景ボケが得られる
  • 暗い場所でもシャッタースピードを落とさず撮影できる
  • レンズ自体が小さく軽い
  • 子ども撮影・ポートレートに向いている

一眼カメラを持っているなら、まず試してほしいのがシンデレラレンズです。ズームの便利さとは違う「レンズで写真が変わる」体験ができます。

一眼カメラの選び方全般については「一眼カメラの選び方」にまとめています。

単焦点とズームの使い分け

単焦点レンズに変えたからといって、ズームレンズを捨てる必要はありません。2本を持ち歩いて使い分けるのが現実的な運用です。

ズームレンズが向くシーン:運動会・遠足など被写体との距離が変わる場面。広角〜望遠を1本でカバーしたい旅行の観光。とにかく枚数を撮って後からセレクトしたいとき。

単焦点レンズが向くシーン:室内での子ども・家族スナップ。暗い場所でブレを防ぎたいとき。ポートレート・背景をぼかしたい写真。「この1枚を丁寧に撮る」という気持ちになりたいとき。

カメラを始めたばかりのころはズームの便利さを手放せませんでしたが、子どもが室内で走り回るようになって単焦点の出番が増えました。シャッタースピードを稼げるF1.8の明るさは、暗い場所では代替手段がありません。

Canon・Sonyのシンデレラレンズ

シンデレラレンズはNikonだけでなく、各メーカーに同様のコンセプトのレンズがあります。

Canon:EF 50mm F1.8 STM(実売1万6000円)がEFマウントの定番。APS-Cカメラ(Kiss等)では換算80mm相当になるため、やや望遠寄りの印象になります。より自然な画角を求める場合はEF-S 35mm F2.8 IS STMも選択肢です。

Sony:SEL50F18(FE 50mm F1.8)が実売2万円台でフルサイズ対応のシンデレラレンズとして定番。APS-Cのα6000シリーズには換算75mm相当になります。

Nikon(Zマウント):NIKKOR Z 40mm f/2が実売3万円台。旧Fマウントの35mm f/1.8Gより焦点距離が短く、APS-Cのミラーレス(Zシリーズ)でも使いやすい画角です。

子どもを撮るときの実践的なコツ

単焦点レンズで子どもを撮るとき、最初に戸惑うのは「寄れない・引けない」です。ズームのように焦点距離を変えられないので、自分が動いて構図を作る必要があります。

おすすめの設定はF2〜2.8です。F1.8の開放では背景ボケが大きい反面、ピントが合う範囲が非常に薄くなります。動き回る子どもは少し動くだけでピントを外すため、F2〜2.8に絞ることでピントの許容範囲が広がり、失敗が減ります。

シャッタースピードは最低でも1/200秒を目安に。子どもの動きはとにかく速いので、ISOを上げてでもSSを確保することを優先します。F1.8の明るさがあれば、ISO800〜1600でもキットレンズのISO3200より高画質な写真が撮れます。

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シンデレラレンズ よくある質問

Q. メーカーが違うカメラにシンデレラレンズを付けられますか?
A. 基本的にマウントが異なるため、そのままでは装着できません。ただしマウントアダプターを使えば他社レンズを付けられる場合があります。ただしAF・手ぶれ補正が正常に動作しない場合があるため、同じメーカーの純正レンズを選ぶのが確実です。

Q. 中古でシンデレラレンズを購入しても大丈夫ですか?
A. 問題ありません。Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gは流通量が多く、5,000〜10,000円前後で状態の良い個体が見つかります。購入前にカビ・曇り・AF動作を確認しましょう。

撮った写真、どう残していますか?

このカメラで撮り溜めた写真を、自分はネットプリントとフォトブックで形に残しています。スマホのカメラロールに入れたままにしておくと、数年後に「あのとき何枚撮ったっけ」となるので。

L判1枚11円以下で印刷できるネットプリントの比較はこちらにまとめています。1000枚以上プリントしてきた中で今も使い続けている5社を紹介しています。

単枚プリントのコスパを最優先するならどんどんプリント(L判11円・A4 220円)も選択肢です。まとめて注文するほど送料コストが分散されます。

写真をまとめてフォトブックにしたい場合はフォトブック比較も参考にしてください。100冊以上作ってきた中での使い分けを書いています。

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