こんにちは、フォトブック研究家のヒガシーサーです。100冊以上のフォトブック作成と7年間の子育て写真撮影を通じて、特に子どもの行事での撮影には「静音撮影」が欠かせないと実感してきました。
幼稚園の発表会、小学校の音楽会、習い事の発表会…。そんな大切な瞬間に「カシャッ!」という大きなシャッター音が響くと、周りの目が気になりますよね。また、静かな博物館や美術館、寝ている赤ちゃんの写真を撮りたいときなど、シャッター音がない方が良い場面は意外と多いものです。
この記事では、私自身の実体験と最新のカメラ技術情報を基に、一眼レフ、ミラーレス一眼、スマートフォン、コンパクトデジタルカメラそれぞれの静音撮影の方法を詳しく解説します。2025年現在の最新情報に基づいた内容なので、これから子どもの行事シーズンを迎える方はぜひ参考にしてください。

ミーさん
子どもの発表会でカメラのシャッター音が気になって、結局いい写真が撮れなかったんです。静かに撮影する方法があれば教えてほしいです!

シーサー先生
大丈夫です!カメラの種類によって様々な静音撮影方法がありますよ。それぞれのカメラタイプに合わせた効果的な方法をご紹介しますね。特に子どもの発表会には、ミラーレス一眼の電子シャッターが大活躍しますよ!
目次
静音撮影が必要なシーン:子育て世代必見
まずは、静音撮影が特に役立つシーンを見ていきましょう。子育て中の私が実際に静音撮影を活用してきた場面です:
- 子どもの発表会・音楽会:ピアノやバイオリンの発表会、合唱や演奏会など、静かな環境での撮影
- 入学式・卒業式:厳粛な雰囲気の中での記念撮影
- 寝ている赤ちゃんや子どもの撮影:せっかく寝た赤ちゃんを起こしたくない時
- 美術館・博物館:シャッター音が禁止されている施設での思い出撮影
- 動物園・水族館:動物を驚かせないための配慮
- 図書館や教室:学習中の子どもの様子を記録したい時
- 日常の自然な表情:カメラを意識させずに子どもの自然な表情を捉えたい時
私自身、長男の小学校音楽会での独奏シーンで、静音撮影モードを知らなかった頃は「カシャッ」という大きな音を出してしまい、周りの保護者から冷たい視線を浴びた苦い経験があります。その反省から、各種カメラの静音撮影方法を研究してきました。
カメラの音が出る仕組みと静音化の基本知識
静音撮影の方法を理解するには、まずカメラからどのように音が発生するのかを知ることが重要です。カメラの種類によって音の発生源が異なるので、それぞれ最適な対策が変わってきます。
一眼レフカメラの音の発生源(3つ)
- ミラーの動き:撮影時にミラーが跳ね上がり、元に戻る機械的な動きによる音
- シャッターの開閉:機械式シャッターが開閉する際の音
- 電子音:カメラが発生させる人工的な操作音や確認音
ミラーレスカメラの音の発生源(2つ)
ミラーレスカメラは名前の通りミラーがないので、一眼レフより基本的に静かですが、それでも音源があります:
- シャッターの開閉:機械式シャッターを使用している場合の動作音
- 電子音:操作確認のためのビープ音など
スマートフォンの音の発生源(1つ)
スマートフォンには物理的なシャッターがないため、音源は1つだけです:
- 電子音のみ:撮影時に人工的に再生されるシャッター音
静音撮影の基本は、これらの音源をどう制御するかにあります。主な対策方法は以下の通りです:
- 電子シャッターの使用:機械的な動きを完全に排除
- 静音モードの活用:カメラの静音設定の利用
- ミラーアップ撮影:一眼レフカメラのミラーショックを軽減
- 音量設定の調整:電子音の消音または減音
それでは、カメラの種類別に具体的な静音撮影の方法を詳しく見ていきましょう。
一眼レフカメラでの静音撮影テクニック
一眼レフカメラは高画質で子どもの行事写真を美しく残せる反面、その機械的な構造からシャッター音が大きいという課題があります。私も子どもの発表会用に一眼レフを持参した際、周囲に迷惑をかけないよう以下の方法を実践してきました。
1. 静音撮影モード(Q/Quietモード)の活用
多くの一眼レフカメラには「静音撮影モード」や「Quietモード」が搭載されています。このモードではミラーやシャッターの動きを制御して音を抑えます。
- Canon:ドライブモードから「静音撮影」(発表会でも使用可能な音量)
- Nikon:「Q(Quiet)モード」や「Qc(Quiet continuous)モード」(連写も静かに)
- PENTAX:「静音モード」設定(メニューシステム内)
設定方法は機種によって異なりますが、一般的にはドライブモード設定から選択できます。私のCanon 5D Mark IVでは、ドライブモード設定ダイヤルを回して「静音撮影」アイコンに合わせるだけで設定可能です。

シーサー先生
静音モードを使うと、通常撮影と比べて音量は約40%程度まで下がります。完全な無音ではありませんが、発表会の曲間や拍手のタイミングなら目立ちにくくなりますよ。
2. ライブビュー撮影を活用する
一眼レフカメラのライブビュー機能を使うと、ミラーが最初から上がった状態で撮影できるため、ミラーの跳ね上げ音を抑えることができます。
- メリット:ミラーの動きによる音がなくなるため、かなり静か
- 注意点:シャッター音自体は残るため、完全な無音ではない
- 操作方法:カメラ背面の「LV」ボタンか液晶モニター切り替えボタンを押す
子どもの発表会では、私はほぼライブビューで撮影しています。画面を見ながら構図を決められるメリットもあり、特に初心者の方にもおすすめです。
3. ミラーアップ撮影
より本格的な静音撮影方法として「ミラーアップ撮影」があります。これは撮影の前にあらかじめミラーを上げておき、シャッターを切るときにはミラーの動きによる音を排除する方法です。
- 設定方法:カスタム機能メニューで「ミラーアップ撮影」を有効化
- 撮影手順:一度シャッターを押してミラーを上げ、もう一度押して撮影
- 注意点:三脚があると安定して使用可能、動きの速い被写体には不向き
ミラーアップ撮影は風景写真でよく使われる手法ですが、静物や寝ている赤ちゃんの撮影など、動きの少ないシーンでの静音撮影にも効果的です。ただし、子どもの発表会など動きのあるシーンでは操作が煩雑になるので、静音モードやライブビュー撮影の方が実用的です。
4. 物理的な音の軽減方法
カメラ設定だけでなく、物理的に音を抑える方法もあります。私が子どもの音楽会で実践した方法です:
- カメラを布で覆う:柔らかいハンドタオルやカメラケースでカメラを軽く包む
- 防音カメラケース:専用の防音ケース(サウンドブリーザーなど)を使用
- タイミングを見極める:拍手や音楽の大きな場面に合わせて撮影
実際、私の経験では子どもの合唱発表会で、曲の盛り上がりや拍手のタイミングに合わせて静音モードで撮影することで、周囲に気づかれることなく思い出を残すことができました。
上記の方法を駆使しても、一眼レフカメラは構造上、完全な無音撮影は難しいという点を理解しておきましょう。特に非常に静かな環境(クラシックコンサートのピアニッシモ部分など)では、どうしても音が目立つことがあります。そのような場面では、後述するミラーレスカメラやスマートフォンの方が適しているかもしれません。
ミラーレス一眼カメラでの無音撮影テクニック
ミラーレス一眼カメラは、静音撮影においては一眼レフよりも大きなアドバンテージがあります。私自身、子どもの発表会ではほぼミラーレスカメラに切り替えましたが、その理由は「完全無音撮影」が可能だからです。
1. 電子シャッターの活用(完全無音撮影)
ミラーレスカメラの最大の強みは「電子シャッター」機能です。これを使用すると、機械的な動きがゼロで、完全に無音の撮影が可能になります。
- SONY:「サイレント撮影」モード(α7シリーズなど多くのモデルで対応)
- Canon:「サイレントモード」または「サイレントLV撮影」(EOS Rシリーズ)
- FUJIFILM:「電子シャッター」設定(X-T4、X-S10など)
- Nikon:「サイレント撮影」モード(Zシリーズ)
- OLYMPUS/OM SYSTEM:「サイレントモード」(OM-1、E-M1シリーズなど)
- Panasonic:「サイレントモード」(LUMIX S/G シリーズ)
電子シャッターの設定方法は機種によって異なりますが、一般的にはメニュー内の「シャッター方式」「シャッタータイプ」などから選択できます。私のSONY α7IVでは、メニュー→撮影→シャッター/サイレント→「サイレント撮影:ON」と設定するだけです。

ミーさん
電子シャッターって本当に完全に無音なんですか?何か欠点はないんでしょうか?

シーサー先生
はい、完全に無音です!ただし、いくつか注意点があります。電子シャッターは動きの速い被写体を撮ると「ローリングシャッター現象」と呼ばれる歪みが生じることがあります。また、蛍光灯などの人工光源下では縞模様(フリッカー)が出ることも。でも、子どもの発表会程度の動きなら問題なく使えますよ!
2. 電子シャッター使用時の注意点
電子シャッターは非常に便利ですが、いくつかの制約があります。実際の使用経験から、以下の点に注意しましょう:
- ローリングシャッター現象:動きの速い被写体が歪んで写ることがある
- 人工光源下での縞模様(フリッカー):体育館や講堂の照明下で発生することがある
- 高ISO感度でのノイズ増加:機種によっては電子シャッター時にノイズが増えることも
- 連写速度や画質の制限:一部のカメラでは電子シャッター使用時に制約がある
子どもの発表会での実体験として、ゆっくりとした動きの場面(合唱や楽器演奏など)であれば、電子シャッターでも問題なく撮影できます。ただし、体育祭の徒競走のような素早い動きの場合は、機械式シャッターの方が良い結果が得られることもあります。
3. 機械式シャッターでも静かなミラーレス
電子シャッターを使わなくても、ミラーレスカメラは一眼レフに比べて本質的に静かです。ミラーの跳ね上げ音がなく、シャッター音だけなので、標準設定でも静音性に優れています。
- 標準の機械式シャッター:一眼レフの半分程度の音量
- 電子先幕シャッター:さらに音を抑えられる中間的なオプション
「電子先幕シャッター」は電子シャッターと機械式シャッターのハイブリッドで、ローリングシャッター現象を抑えつつ、かなり静かに撮影できます。動きのある被写体を撮る場合に便利です。
子どもの発表会などでミラーレスカメラを使う際の私のおすすめ設定です:
- シャッター方式:電子シャッター(完全無音)
- 動体撮影時:電子先幕シャッター(若干音はするが歪みなし)
- 操作音:すべてOFF(操作音も完全に消す)
- AF補助光:OFF(光で被写体や周囲に迷惑をかけない)
- レンズ:ステッピングモーター搭載のSTMレンズ(AFの動作音も静か)
スマートフォンでの静音撮影テクニック
スマートフォンは最も身近なカメラですが、日本では法律によりシャッター音を消せないよう設定されていることが多いです。しかし、状況に応じて音を抑える方法がいくつかあります。
1. iPhoneでの静音撮影方法
iPhoneは日本国内の機種ではシャッター音を完全に無効化することはできませんが、以下の方法で対策できます:
- Live Photos(ライブフォト)機能を使う
設定方法:カメラアプリ上部の同心円アイコンをタップしてONに
効果:動画撮影のような扱いになるため、シャッター音が鳴らない - 音量ボタンで撮影する
方法:カメラアプリ起動中に音量ボタンを押して撮影
効果:通常のシャッターボタンより若干音が小さくなることがある - カメラアプリで連写モードを使う
方法:シャッターボタンを長押しして連写
効果:最初の1枚目だけシャッター音が鳴り、後は無音 - サードパーティのカメラアプリを使用
例:Halide, ProCam, Camera+など
効果:アプリによってはより静かに撮影できるものがある - ボリュームを下げる
方法:サイレントスイッチをONにし、音量を最小に
効果:音量は下がるが完全に消えるわけではない
私が子どもの発表会で実際に使用したのは「Live Photos」機能です。シャッター音なしで撮影でき、さらに撮影前後の動きも記録されるため、子どもの表情の微妙な変化も残せて一石二鳥でした。
2. Androidスマホでの静音撮影方法
Android端末でも日本国内モデルはシャッター音が鳴るよう設定されていますが、機種やカスタマイズによって対応方法が異なります:
- マナーモード設定を使用
多くの機種では、マナーモード時にシャッター音が鳴らないよう設定可能 - カメラ設定内のシャッター音設定
機種によっては、カメラアプリ内の設定からシャッター音をOFFにできる - Googleカメラなど別のカメラアプリを使用
Google純正のカメラアプリやサードパーティ製アプリでは音が鳴らない場合も - 音量ボタンでの撮影
音量ボタンを使って撮影すると、若干音が小さくなることがある - タイマー機能の使用
セルフタイマーを設定すると、カウントダウン後に無音で撮影できる機種もある
Android端末は機種によって大きく異なるため、お使いの端末の設定を確認してみることをおすすめします。私のPixel 7では、マナーモードに設定するだけでシャッター音なしで撮影できました。

シーサー先生
スマートフォンで静音撮影するときの大事なポイントは、事前に自宅などで実際に試しておくことです。設定によっては思わぬところでシャッター音が鳴ることがあるので、本番前の確認が必須です!
3. スマホカメラの活用テクニック
スマートフォンのカメラは年々性能が向上し、多くの場面で十分な画質を提供するようになっています。実際、私も長男の保育園時代の発表会では主にスマホで撮影していました。静音撮影以外にも、以下のようなテクニックで子どもの行事写真を上手に残せます:
- ポートレートモードの活用
子どもを引き立てる自然なボケ効果が得られる - バースト撮影機能
動きのある場面で連続撮影し、ベストショットを選べる - 露出補正の調整
暗い会場でも明るく撮れるよう+側に補正 - 手振れ防止のコツ
両肘を体に密着させる、息を止めて撮影、など - 夜間モードやHDR機能
照明の暗い会場でもノイズの少ない写真に
コンパクトデジタルカメラの静音撮影テクニック
コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)も子どもの行事撮影に便利なカメラです。一眼レフやミラーレスほど大きくなく、スマホよりも光学ズームや画質に優れているため、バランスの良い選択肢となります。
1. 静音モードの活用
多くのコンパクトデジタルカメラには静音設定があります:
- 操作音設定のオフ
メニュー内の「操作音」「電子音」などの設定をオフに - サイレントモード
機種によっては「サイレント」「マナーモード」などの専用設定あり - シャッター音量調整
シャッター音のボリュームを調整できる機種も
私が以前使用していたSONY RX100では、設定メニューから操作音とシャッター音を個別に調整できました。発表会では両方とも最小に設定して使用していました。
2. 電子シャッター機能
より高級なコンパクトデジタルカメラでは、ミラーレスカメラと同様に電子シャッターによる完全無音撮影に対応している機種もあります:
- SONY RXシリーズ:「サイレント撮影」モード搭載
- Panasonic LUMIXシリーズ:高級モデルには電子シャッター機能あり
- Canon PowerShotシリーズ:一部モデルで静音撮影モード対応
- RICOH GRシリーズ:上位モデルでは電子シャッターサポート
これらの機能を使えば、コンパクトデジタルカメラでも完全無音での撮影が可能です。使用方法はメニュー内の「シャッター方式」や「サイレント」などの設定から選択するのが一般的です。
子どもの行事撮影におけるコンパクトデジタルカメラの利点:
- 光学ズーム:距離のある舞台でも子どもの表情が撮影可能
- 持ち運びの手軽さ:一眼カメラより軽量でポケットに入るサイズ
- バッテリー持続時間:スマホより長時間撮影可能
- 画質:センサーサイズがスマホより大きく、低照度性能に優れる機種も
シーン別おすすめ設定:子どもの行事を美しく残す
ここまで各カメラタイプの静音撮影方法を解説してきましたが、ここからは実際の撮影シーン別におすすめの設定を紹介します。私自身の子育て体験と100冊以上のフォトブック作成経験から得た知見です。
1. 室内行事(発表会・音楽会・演奏会)
子どもの発表会や音楽会は、照明が暗く、動きがあり、音への配慮が必要な難しい撮影環境です。私が実践している設定は以下の通りです:
- カメラ選択:ミラーレスカメラ(電子シャッターモード)が最適
- シャッタースピード:1/125秒以上(手振れと被写体ブレ防止)
- 絞り:開放~F4.0(暗い環境でも明るく)
- ISO感度:AUTO(最大ISO3200程度まで許容)
- ホワイトバランス:オート(舞台照明対応)または「舞台」プリセット
- フォーカスモード:AF-C(コンティニュアスAF)で動きに追従
- AFポイント:顔/瞳検出AFが有効(特に子どもの表情撮影に)
- レンズ選択:明るい大口径レンズが理想的(f/2.8以上)
- 手振れ補正:ONにする(特に望遠時)
- バースト設定:中速連写(重要な瞬間を複数枚で)
2. 寝ている赤ちゃん・子どもの撮影
寝顔は子どもの最も愛らしい表情の一つです。シャッター音で起こさないための設定:
- カメラ選択:ミラーレスの電子シャッターかスマホ(Live Photos機能)
- AF補助光:必ずOFFに(光で起きる可能性があるため)
- フラッシュ:絶対に使用しない
- 絞り:開放(明るく、美しいボケで)
- ISO感度:やや高めに設定(シャッター音よりノイズの方がまし)
- 撮影距離:近づきすぎない(呼吸音が聞こえない程度)
- カメラの構え方:床に接触させない(振動が伝わるのを防ぐ)
3. 美術館・博物館での撮影
撮影可能な展示物を静かに記録するための設定:
- カメラ選択:ミラーレス(電子シャッター)またはスマートフォン
- フラッシュ:厳禁(多くの施設で禁止されている)
- ISO感度:AUTO(高めに設定、暗い展示室に対応)
- 手振れ補正:ON(暗所での手振れ防止に重要)
- 三脚/一脚:使用許可がある場合は活用(多くの施設では不可)
- ホワイトバランス:「美術館」プリセットまたはマニュアル設定
- 露出補正:やや明るめ(+0.3〜+0.7)が展示物を見やすく
注意点として、美術館や博物館では撮影が全面禁止の展示もあります。必ず施設のルールを確認し、撮影禁止マークがある場合は絶対に撮影しないようにしましょう。
Q
静音撮影の方法はわかりましたが、どのカメラが子どもの発表会に最適ですか?
A
子どもの発表会には「電子シャッター機能付きのミラーレス一眼カメラ」が最適です。完全無音で撮影でき、暗い会場でも高感度撮影に強く、望遠レンズを使えば後方の席からでも子どもの表情をしっかり撮影できます。予算や手軽さを重視するなら、高級コンパクトデジカメも良い選択肢です。最近のスマートフォンでもLive Photos機能を使えば静かに撮影でき、画質も年々向上しているので、カメラを持ち込めない会場では十分な選択肢となります。
4. 静音撮影能力による機種比較表
各カメラタイプの静音撮影能力を比較してみましょう:
カメラタイプ | 完全無音化 | 音量レベル | 設定の簡易さ | 画質 | 携帯性 | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|
ミラーレス一眼 | ◎(電子シャッター) | ◎〜○ | ○ | ◎ | △ | 高〜中 |
一眼レフ | × | △〜× | △ | ◎ | × | 高〜中 |
高級コンデジ | ○(機種による) | ○ | ○ | ○ | ○ | 中 |
スマートフォン | △(機能/設定による) | ○〜△ | ◎ | ○〜△ | ◎ | 所有済 |
静音撮影の実践テクニック:シーン別アドバイス
これまでカメラ別の静音撮影の基本とシーン別のおすすめ設定を見てきましたが、ここではより実践的なテクニックをシーン別に掘り下げていきます。特に子どもの行事や日常の瞬間をしっかり記録するための細かなコツをご紹介します。
入学式・卒業式での静音撮影テクニック
入学式や卒業式は、お子さんの人生における重要な節目です。しかし、厳粛な雰囲気の中でのシャッター音は周囲の迷惑になるため、静音撮影が必須となります。

ミーさん
娘の入学式、写真を撮りたいけど「シャッター音禁止」って言われていて…。でも記念に残したいんですよね。

シーサー先生
入学式や卒業式では、事前準備と適切な機材選びが重要です。無音モードに対応したミラーレスカメラかスマートフォンを使い、以下のテクニックを試してみてください。
- 位置取り:可能であれば、式の始まる30分前には会場に入り、端の座席か立ち位置を確保する
- レンズ選択:望遠レンズ(70-200mm相当)を使用して距離があっても子どもの表情を捉える
- 設定準備:式が始まる前に露出補正、ISO、ホワイトバランスなどを会場の照明に合わせて調整しておく
- 連写ではなく厳選:無音でも「シャッターを切りまくる」のは避け、大切な瞬間を見極めて数枚に厳選する
- 感情の瞬間を狙う:証書を受け取る瞬間、誓いの言葉、先生との別れの瞬間など感情が表れる瞬間を狙う
- バッテリー・容量確保:予備バッテリーと十分なメモリ容量を確保しておく
3年生の娘の卒業式では、Sony α7IVとタムロンの70-180mm F2.8を使用し、サイレントシューティングモードで撮影しました。ISO 1600、F4.0、1/125秒程度の設定で、感動の瞬間をしっかり捉えることができました。同じ設定でα6400などのAPS-Cミラーレスでも十分対応可能です。
ピアノ発表会・音楽会での静音撮影
音楽発表会やピアノリサイタルは、静寂の中での演奏を楽しむ場であるため、シャッター音はもっとも避けるべきシーンの一つです。ここでは無音撮影がほぼ必須となります。
- 完全無音モード:必ず電子シャッターのみを使用する(機械式シャッターでもわずかな音が出る)
- 低感度重視:ISO感度はなるべく低く設定し、ノイズを抑える(演奏シーンは暗めの照明が多い)
- F値の工夫:F2.8程度の明るいレンズを使い、被写界深度を浅めにして演奏者に焦点を当てる
- 手ブレ補正活用:シャッタースピードが遅くなりがちなので、手ブレ補正機能を最大限活用する
- 集中シーンを狙う:演奏に集中している表情や、弾き終わった後の達成感のある表情も重要な記録
- 動画も検討:多くのカメラで動画撮影は無音で行えるため、短い動画クリップも記録として価値がある
最近のピアノ発表会では、Fujifilm X-S20とXF56mm F1.2レンズの組み合わせで撮影しました。電子シャッターモード、ISO 1600、F2、シャッタースピード1/125秒程度の設定で、子どもの真剣な表情から安堵の笑顔まで、しっかりと記録することができました。
保育園・幼稚園での行事撮影
運動会や発表会、お遊戯会など、保育園・幼稚園の行事は子どもの成長記録として特に大切です。これらのイベントでは、他の保護者も撮影していることが多いですが、それでも控えめな撮影マナーを心がけましょう。

ミーさん
幼稚園の発表会、最前列からバッチリ撮りたいんですが、他のお母さんたちの迷惑にならないか心配で…。

シーサー先生
行事の場合は、まずは撮影可能な場所や時間帯を確認しましょう。最近は撮影タイムが設けられていることも多いです。静音モードを活用しつつ、以下のポイントを押さえると、良い思い出が残せますよ。
- 自分の子だけでなく全体も:我が子のクローズアップだけでなく、クラス全体や友達との交流シーンも残すと良い
- 動きを予測:特に運動会などでは、子どもの動きを予測してシャッターチャンスを逃さない
- 環境ショットも撮影:会場の装飾や保育園・幼稚園の環境も数枚撮っておくと、時間が経ってからの思い出が鮮明に
- 先生との交流も記録:担任の先生と子どもの関わりの瞬間も貴重な記録になる
- 自動モード活用:行事は動きが速いので、オートフォーカス連続モードや場面認識オートなどを活用すると確実
- 他の保護者への配慮:立ち上がっての撮影や前に出ての撮影は控え、周囲の視界を遮らないよう配慮する
長女の卒園式では、コンパクトなOlympus OM-D E-M5 Mark IIIに12-45mm F4 PROレンズを付けて撮影しました。小型軽量なカメラボディと静音性でストレスなく撮影でき、子どもたちの笑顔や涙、先生との別れの瞬間まで、しっかり記録することができました。
主要カメラの具体的な設定例
ここでは、人気の高いカメラ機種ごとに、静音撮影を行うための具体的な設定手順を紹介します。お手持ちのカメラがある場合は参考にしてください。
Sonyカメラでの静音撮影設定
Sonyのミラーレスカメラは静音撮影に強く、特にαシリーズは無音撮影モードが充実しています。
- MENU →[撮影]→[シャッター/手ブレ補正]→[シャッター方式]を選択
- [電子シャッター]または最新モデルでは[サイレント撮影]を選択
- サイレント撮影では、操作音をオフにするオプションも選択可能
- 連写設定を確認(サイレントモードでの連写速度は機種により異なる)
- オート露出時はフリッカーレス撮影をオンにして蛍光灯下での縞模様を軽減
特にα7IV、α7RV、α1などの最新モデルは、電子シャッター使用時のローリングシャッター現象(歪み)が少なく、動きのある被写体でも安心して使用できます。APS-Cモデルではα6700やZV-E10も静音性と画質のバランスに優れています。
Canonカメラでの静音撮影設定
Canon EOS Rシリーズのミラーレスカメラや、一部のEOS一眼レフでは静音撮影モードが搭載されています。
- メニューから[撮影]タブ →[シャッターモード]を選択
- [電子シャッター]または[電子先幕シャッター]を選択 (完全無音なのは[電子シャッター]のみ)
- 必要に応じて操作音も[無音]に設定
- 最新のR6 Mark IIやR5などではAFの追従性が高いため、動く子どもにも対応可能
Canon EOS 一眼レフでは、90Dや5D Mark IVなどの上位機種に「静音撮影モード」が搭載されています。メニューから[静音撮影]を選択し、[モード1](標準の静音モード)または[モード2](連写時の静音モード)を選ぶことで、通常よりもシャッター音が抑えられます。ただし、完全な無音ではないので注意が必要です。
Nikonカメラでの静音撮影設定
Nikon Zシリーズのミラーレスカメラでは、電子シャッターを使った無音撮影が可能です。
- メニューから[撮影メニュー]→[サイレント撮影]を選択
- [する]を選択して有効化
- オプションで[開始]または[終了]を設定可能(撮影開始/終了時のみサイレントモードにする)
- サイレント撮影モードでは、通常の電子シャッター制限がすべて適用される点に注意
Nikon一眼レフではD850やD500などの上位機種に「静音撮影モード」が搭載されています。撮影モードダイヤルを回して「Q」(静音モード)または「Qc」(静音連続撮影)に設定することで、シャッター音を軽減できます。
富士フイルムカメラの静音設定
富士フイルムのXシリーズは、クラシカルな外観ながら優れた静音性能を備えています。
- メニューから[撮影設定]→[シャッター方式]を選択
- [電子シャッター]または[ES+MS](電子先幕シャッター)を選択
- X-S20やX-T5などの最新機種では、サイレントモードのクイック設定も可能
- 操作音の設定も確認し、必要に応じて消音設定にする
富士フイルムX-T5やX-H2などの最新機種は、電子シャッター使用時のローリングシャッター現象も少なく、スポーツや行事の撮影でも安心して使用できます。また、富士フイルム特有のフィルムシミュレーションを活用すれば、撮って出しでも魅力的な写真が撮れるため、後処理の手間も省けます。
iPhone・Android設定例
スマートフォンでは標準で無音撮影が設定できる機種が増えていますが、国や機種によって異なる場合があります。
- iPhone: – マナーモードスイッチをオンにする(最も簡単な方法) – iOS 16以降:カメラアプリを開き、画面上部の設定アイコンから「設定」→「シャッター音」をオフに(一部地域では不可) – Live Photos機能を利用する(シャッター音が軽減される)
- Android(Google Pixel): – カメラアプリ→設定→「詳細設定」→「カメラの音」をオフ – マナーモードに設定(機種により異なる場合あり)
- Android(Samsung Galaxy): – カメラアプリ→設定→「シャッター音」をオフ – サイレントモードに設定
- 共通の代替策: – サードパーティのカメラアプリを使用(Silent Camera等) – ボリュームキーをシャッターボタンとして使用(一部機種)
どのスマートフォンでも、ハードウェアのボリュームボタンではなく、画面上のシャッターボタンをタップする方が若干音が小さくなる傾向があります。また、最新のiPhone 15 ProやGoogle Pixel 8 Pro、Samsung Galaxy S24などの上位機種では、カメラの画質と処理能力が向上しており、暗い会場でも手ブレを抑えた撮影が可能になっています。
静音撮影の注意点と対策
静音撮影には多くのメリットがありますが、いくつかの技術的な制限や撮影時の注意点もあります。ここでは特に注意すべきポイントとその対策を解説します。
ローリングシャッター現象とその対策
電子シャッターを使用した静音撮影で最も注意すべき点が「ローリングシャッター現象」です。これは被写体や撮影者自身が素早く動くときに、画像が歪んで表示される現象です。

ミーさん
運動会で子どもが走っているシーンを撮ったら、なんだか画像が歪んでいたことがあります。カメラの故障かと思いました…。

シーサー先生
それはカメラの故障ではなく、電子シャッターの特性によるローリングシャッター現象です。特に速く動く被写体を撮影するときに起こりやすいですね。いくつかの対策を試してみましょう。
- 高速な読み出し速度のカメラを選ぶ:最新のミラーレスカメラ(Sony α1/α9III、Canon R3、Nikon Z9など)は読み出し速度が速く、ローリングシャッター現象が軽減されています
- 被写体の動きに合わせて撮影方法を変える: – 静止している瞬間やポーズを撮る – 動きの少ない角度から撮影する – 被写体の動きと同じ方向にパンする
- シャッタースピードを適切に設定: – 動きが速い場合は1/500秒以上の高速シャッターを使用 – 電子先幕シャッター(ハイブリッドシャッター)が使える場合は活用する
- 状況に応じてシャッターモードを切り替える: – 重要な動きのある場面では機械式シャッターに戻す – 音が許される環境なら電子先幕シャッターを選択
特に運動会や体育祭など、子どもが走る場面が多いイベントでは、状況に応じてシャッターモードを切り替えることが重要です。また、2023年以降に発売された最新のミラーレスカメラは、電子シャッター時のローリングシャッター現象が大幅に改善されているため、カメラの買い替えを検討している方は参考にしてみてください。
人工照明下での縞模様(フリッカー)対策
電子シャッターを使用すると、蛍光灯やLED照明の下で撮影したときに、画像に横縞(バンディング)が発生することがあります。これは照明の点滅周期と電子シャッターの読み出しタイミングが干渉することで起こります。
- フリッカー低減機能を使う: – 多くの最新カメラには「フリッカーレス撮影」または「フリッカースキャン」機能がある – メニューからこの機能をオンにすると、照明の点滅周期に合わせてシャッターが切れるよう調整される
- シャッタースピードを調整: – 一般的に1/60秒、1/50秒、1/100秒などの遅めのシャッタースピードで撮影すると縞模様が軽減される – 地域の電源周波数に合わせる(東日本は50Hz、西日本は60Hz)
- ISO感度を上げる: – シャッタースピードを固定する必要がある場合は、ISO感度を上げて露出を確保する – 最新のカメラは高感度時のノイズ処理が向上しているため、ISO 3200程度までは許容範囲
- テスト撮影を行う: – 本番前に会場の照明環境で必ずテスト撮影を行い、縞模様が出ないか確認する – 問題がある場合は、機械式シャッターに切り替えることも検討
最近では幼稚園や小学校でもLED照明が普及していますが、フリッカーの影響を受けやすいタイプのLEDも存在します。特に舞台発表や室内の行事では事前にテスト撮影を行い、最適な設定を見つけておくことが重要です。
撮影マナーとルールの確認
静音で撮影できるからといって、撮影が制限されている場所での撮影が許可されるわけではありません。場所や状況に応じた適切なマナーを守ることが重要です。
- 事前のルール確認:学校行事や公共施設では、撮影可能な場所や時間帯が制限されていることが多いため、事前に確認する
- フラッシュ使用の制限:静音設定でもフラッシュ撮影は避ける(特に暗い会場では目立つため)
- 他の観客への配慮: – 他の人の視界を遮らない – カメラを高く掲げての撮影は最小限に – 長時間の場所取りは避ける
- 子どもへの配慮: – 自分の子ども以外の撮影は控えめに – SNSへの投稿は自分の子どものみにする – 撮影に集中しすぎず、行事自体も楽しむ
- 撮影禁止エリアの尊重:美術館や博物館、コンサートなど撮影禁止の場所では、たとえ静音設定でも撮影しない
特に学校行事では、近年プライバシーへの配慮から撮影制限が厳しくなっているケースもあります。事前に学校からの案内をよく確認し、指示に従うようにしましょう。また、公式カメラマンが入っている場合は、その方の撮影を妨げないよう配慮することも大切です。
撮影した写真の整理と活用方法
静音撮影で子どもの貴重な瞬間を記録できたら、次はその写真を整理して形に残すステップです。スマートフォンやカメラのメモリカードに眠らせておくだけでは、せっかくの思い出が活かされません。

ミーさん
撮った写真がスマホにどんどん溜まっていって、整理できていません。結局見返すことも少なくて、もったいない気がします…。

シーサー先生
それはもったいないですね!実は私はこれまで100冊以上のフォトブックを作ってきましたが、整理・活用の工夫が大切です。特に子どもの成長記録は、将来かけがえのない宝物になりますよ。
効率的な写真整理のステップ
写真整理はついつい後回しにしがちですが、シンプルなルールを決めておくことで継続できます。
- STEP
定期的な整理習慣を作る
月1回など定期的なタイミングで写真整理の時間を設け、溜め込まないようにします。例えば「毎月第一土曜日の夜」などと決めておくと習慣化しやすいです。
- STEP
フォルダ分類を簡単に
複雑な分類は挫折の原因になります。基本は「年/月/イベント名」の階層で十分です。例えば「2024/04/入学式」というシンプルな分類で、後から探しやすくなります。
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選別と削除
すべての写真を残す必要はありません。第一段階では明らかにブレている写真や似たような写真を削除し、第二段階でベストショットを選別します。残す写真は全体の30%程度が目安です。
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バックアップ
選別した大切な写真は、クラウドストレージ(Google フォト、iCloud、Amazon Photos等)と外付けHDDの両方にバックアップしておくと安心です。
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お気に入り写真のマーク付け
特に気に入った写真には星マークなどを付けておくと、後でフォトブック作成時に選びやすくなります。子どもの表情が良い写真、記念となる瞬間の写真を中心にマークしておきましょう。
整理した写真は定期的にフォトブックにまとめることで、デジタルデータだけでは得られない価値が生まれます。特に子どもの成長記録は、時系列でまとめることで変化が感じられ、家族の宝物になります。
フォトブックで思い出を形に残す
静音撮影で捉えた子どもの貴重な瞬間は、フォトブックにまとめることでより価値が高まります。100冊以上のフォトブック制作経験から、子育て世代におすすめの活用法をご紹介します。
- 年度別アルバム:4月から翌年3月までの1年間をまとめた「学年アルバム」は、学校行事やイベントを網羅できる
- イベント別フォトブック:運動会、発表会、入学式など特別なイベントごとに1冊作成。詳細な記録として残せる
- 成長記録ブック:誕生から1歳、2歳…と年齢ごとにまとめる方法。子どもの成長過程が一目でわかる
- シーズンブック:春夏秋冬の季節ごとにまとめる方法。季節ならではの行事や遊びの記録に
- 祖父母へのギフト:年に1-2回、子どもの近況をまとめたフォトブックをプレゼントする。特に遠方の祖父母に喜ばれる
- 旅行記録:家族旅行の思い出をまとめる。行った場所や体験を地図や説明文と共に記録すると、後から見返したときに詳細を思い出せる
フォトブックを作る際のコツは、子どもが大きくなったときのことを想像しながら編集することです。「この日はどんな行事だったのか」「この時どんな気持ちだったか」など、短いコメントを添えるだけでも、数年後に見返したときの価値が大きく変わります。
100冊以上のフォトブック作成経験から感じるのは、継続することの重要性です。完璧を求めすぎず、まずは短時間で作れるシンプルなフォトブックから始めると良いでしょう。詳しい作り方のコツについては、フォトブック 失敗しない作り方 6つのコツの記事もぜひ参考にしてください。
おすすめのフォトブックサービス
静音撮影で記録した思い出を形に残すための、2025年現在のおすすめフォトブックサービスをご紹介します。子育て世代の用途や予算に合わせて選べるよう、様々なサービスの特徴をまとめました。
- 高品質・特別な記念に: マイブック – 印刷品質が高く、プレミアムな質感。特に大切な記念日やプレゼント用に最適。
- コスパ重視・頻繁に作りたい: しまうまプリント – 圧倒的な低価格。月ごとや季節ごとなど、頻繁にフォトブックを作りたい方に。
- 手軽さ重視・スマホで簡単に: ノハナ – アプリからの操作が簡単で、毎月1冊無料(送料別)の特典あり。日常的な記録におすすめ。
- デザイン重視・おしゃれに残したい: PHOTOBACK(フォトバック) – デザイン性の高いテンプレートが多数。マット紙の質感が特徴で、おしゃれなフォトブックに。
- 大容量・年間アルバム用: 富士フイルム フォトブック – 最大210ページまで作成可能。1年分の写真をまとめるのに適している。
各サービスの詳細な比較や選び方については、フォトブックおすすめ完全ガイド2025【100冊の経験から厳選】で詳しく解説しています。撮影方法と同様に、フォトブック選びも目的や用途に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。

ミーさん
静音撮影で子どもの自然な表情をたくさん撮れるようになったら、今度はフォトブックにまとめてみようと思います!スマホに溜まった写真、形に残してあげたいですね。
まとめ:静音撮影で大切な瞬間を残そう
静音撮影は、子どもの自然な表情や式典・行事など、音を出せない状況での撮影を可能にする重要な技術です。本記事では、様々なカメラでの静音撮影方法やシーン別のテクニック、注意点などを解説してきました。
カメラの静音設定を上手に活用することで、入学式や卒業式、ピアノ発表会、美術館などでも、周囲に迷惑をかけることなく子どもの大切な瞬間を撮影できます。特にミラーレスカメラの電子シャッターモードやスマートフォンのマナーモードを使いこなすことが、最も効果的な静音撮影の基本となります。
しかし、ただ撮影するだけでは思い出として不十分です。撮影した写真はしっかりと整理し、フォトブックなどの形に残すことで、その価値が何倍にも高まります。これまで100冊以上のフォトブックを作成してきた経験から言えることは、デジタルデータだけでは得られない「物理的な記録」の大切さです。
特に子どもの成長は一瞬一瞬が貴重で、二度と戻らない時間です。静音撮影技術を活用して大切な瞬間を捉え、それをフォトブックという形で残していくことで、将来子どもと一緒に見返したときに、かけがえのない宝物となるでしょう。

シーサー先生
静音撮影技術の進化により、以前なら撮影が難しかった場面でも、子どもの自然な表情や大切な瞬間を記録できるようになりました。これらの写真をフォトブックにまとめることで、子どもの成長記録として家族の宝物になります。ぜひ実践してみてくださいね!
最後に、これまでの要点をまとめます:
- 静音撮影には「電子シャッター」が最も効果的で、多くのミラーレスカメラで利用可能
- 入学式・卒業式・ピアノ発表会などでは事前に撮影計画と設定確認を行う
- ローリングシャッターやフリッカー対策を理解し、状況に応じた設定変更を
- 撮影マナーを守り、周囲への配慮を忘れない
- 撮影した写真は定期的に整理し、フォトブックなどの形に残して価値を高める
- 子育て世代には目的に合わせたフォトブックサービスの選択が重要
日々進化するカメラ技術を上手に活用して、子どもの成長や家族の思い出を美しく残していきましょう。そして、その素敵な瞬間をフォトブックという形で家族の宝物として残していくことで、長い年月を経ても色あせない思い出になります。
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1 件のコメント
初めまして。EOS Kiss Mユーザーの初心者です。
キャノンもサイレントモード搭載がありますので追記して欲しいなと思いました。
キャノン
EOS Kiss M
EOS Kiss M2
EOS RP
EOS M200
EOS R