富士フイルム X-Pro 2 本音レビュー!X70とX-T10の作例比較まとめ

スペゾン「富士フイルム X-Pro 2 が我が家にやってきました。富士フイルム X-T10 を使ってからというもの、フジの色表現に心を奪われて、先月にはレンズ一体型コンデジ X70 も買っちゃいました。

完璧にフジに心を奪われたブロガーのもとに、訪れてはいけないものが期間限定でやってきました。

富士フイルム Xシリーズの最高峰「X-Pro 2」でございます!

今回もみんぽすモノフェローズさんからお借りしました

x-pro2

まさかのフラッグシップ機を「みんぽす モノフェローズ」さんから貸出して頂くことになりました。ありがとうございます。

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    わりと冷静に記事を書いてますが内心全然穏やかではありません。もう写真を撮りたくて仕方がない。

    しかも今回は話題の単焦点レンズ XF35mm F2 WR も一緒にお貸出しして頂きました。

    FUJIFILM X-Pro 2XF35mm F2 R WR の組み合わせと、X-T10 フジノン XF35mm F1.4R、そして X70 の使用感を比べてまとめます。

    XF 35mm F2 R WR の作例

    まだ届いて2日しか経っていませんが、さっそく何枚か試しに撮ってみました。

    x-pro2
    ISO200 f/2 1/600ss

    x-pro2 acros
    ISO320 f/2 1/60ss ACROS

    x-pro2
    ISO 12800 f/2 1/6000 ACROS

    ファーストインプレッション

    xpro2

    まずはっきり言っておきますが、このカメラには1ヶ月やそこらで使いこなせるほど簡単に作られておりません。

    その代わり、追い求めればどこまでも追求できるような…そんなカメラです。

    画質はさすがのフジ。子供達の一瞬の表情も美しく表現してくれます。それに加えてAFの進化も見逃せない。

    レンズの相性にもよりますが、素人でもしっかり狙ったところにピントを合わせてくれる。とくに便利なのが顔認識AF。これは子供撮影に重宝します。

    それから何と言ってもハイブリッドファインダーの楽しさったらよ。

    xpro2

    これは異常。やっぱりEVFだけじゃダメだなと思わせてくれます。このシステムは今後のミラーレスカメラの全機種に搭載してほしい。

    ダブルスロットも嬉しいですね。

    x-pro2

    ボディ単体で18万円以上もする X-Pro 2 ですが、FUJIの結晶とも言えるカメラに仕上がっています。同価格帯にはα7シリーズがありますが、ぼくは X-Pro 2 のほうが好き。

    というより、もう富士フイルムが好きで好きでたまらないんだぁぁぁ!

    ブロガーがXシリーズを愛する4つの理由

    x70

    X-Pro 2 のレビューをする前に、なぜぼくが富士フイルムのXシリーズに惚れ込んでいるかっていうツマラナイ話をします。

    オシャンティな見た目

    海外の有名インスタグラマーのなかには、FUJIFILMのカメラを愛用している方も多いです。

    しかもその大半が若くてオシャンティ(おしゃれ)な方々で、ファンッションインスタグラマーと呼ばれる方も愛用しているのをよく見かけます。

    カメラマニアのおっさんファッションには死んでもなりたくない私にとって、写真も撮れてかっこいいフォトグラファーになるには最適なカメラなんですよね。

    撮って出しでOKの画質クオリティ

    「空気感まで写せる」とプロ写真家が語るほど、フジXシリーズの表現は見事。

    通常はRAWで撮って編集ソフトで自分好みに調節するけど、フジの場合はそれすら必要ない。とくに人物の色はキヤノンよりも好き。

    AFの進化は見逃せない

    x70

    「FUJIはAFが遅い」は昔の話。

    もちろんレンズにもよるけど、今回使用している XF 35mm F2 WR は、XF35mm F1.4 と比べてかなり高速。※上の写真はX70です。

    子供撮りも顔検出や瞳検出が上手にサポートしてくれるので、下手な一眼レフ使うよりも失敗は少なくなる。

    フイルムシミュレーションが素晴らしい

    単なる好みなんだけど、フジのフイルムシミュレーション最高すぎて泣けます。

    ぼくは特にクラシックロームが好きなんですけど、X-Pro 2 に搭載されたアクロスのモノクロは…もうコレは…一回使ってみてください。

    それしか言えない。

    写真を撮る楽しみ

    xpro2

    とくに最近はレンズ一体型のカメラやiPhoneで済ますことが多くなってきたので、久しぶりにレンズ交換型のカメラを使いました。

    うーん…やっぱりレンズ交換型は楽しいなぁ。写真撮る気持ちになるなー。

    X-T10との比較

    X-T10

    スペックの話とかはどうでもいいので省きます。ぼくが子連れでX-T10とフジノン XF35mm F1.4 R を使ってみての感想を比較したいと思います。

    X-T10 は2015年に登場した廉価版 X-T1 というカメラ。廉価版と言っても、X-E2のようなエントリーモデルにはない使いやすさを持っています。

    価格もボディの大きさも抑えたけど、スペックや性能は落としてないどころか進化させてるよって話。

    なので T-10 を使っていて不満は全然ありませんでした。

    X-T10の作例

    x-t10

    フジノン 18.0-55mm ISO200 18mm f/9 1/350ss -0.33ev

    x-t10

    フジノン 35mm f1.4 ISO400 35mm f/1.4 1/120ss 0ev

    x-t10

    フジノン 35mm f1.4 ISO3200 35mm f/1.4 1/18ss 0ev

    フジノン 18.0-55mm ISO400 55mm f/4 1/950ss -0.33ev

    フジノン 35mm f1.4 ISO400 35mm f/1.4 1/60ss -0.33ev

    FUJIFILM X70との比較

    x70

    X70はそもそもレンズ交換型ではなくレンズ一体型のカメラです。なので比較対象にはならないかもしれません。

    それでも、X70とX-Pro2を比較して分かったこともあります。

    ポケットに入れて持ち歩けるカメラと、ストラップやバッグが必要なカメラ。それぞれ使いやすさの違いがあって、X70は28mm準広角で子供を連れての散歩で使えます。しかしここぞという場面での写真を撮るのには向いてません。

    X-Pro 2 は大きくて重いけど、ハイブリッドファインダーやSDカードのダブルスロット、直感的な操作類など写真愛好者のニーズをよく満たしている製品だと思う。

    しかーし今現在分かっていることで大きな問題があります。USB充電に対応していないんですよね。

    いちいちバッテリー取って、充電して、またバッテリーを入れ直す。そこは X70 の圧勝ですね。

    X70の作例

    X70の作例はライトルームでプリセット加工しているので参考にならないかもしれませんが、画角の参考にでも。X70はこうやって自分の思い通りのスナップを撮るのが楽しいですね。

    x70

    x70

    x70

    x70

    X-Pro2、X-T10、X70を比較したまとめ

    ヒガ「フジフイルム Xシリーズ 最高!!」

    ひいき目なしに見ても、使っていて楽しいと思うカメラです。X-T10やX70はブロガー向けに最適だと思う。価格もそんなに高くないし、画質は言わずもがな。動画は他社に劣るけど究極のスナップシューターとして使えます。

    X-Pro 2 はもっと写真上級者向け。というよりこれはもうプロユースとして考えてもいいんじゃないでしょうか。

    プロサポート、レンズ、システムの拡張性などはニコンやキヤノンに劣りますが、「写真の画質」を追い求めるのなら、FUJI機は他社の追従を許さないほど素晴らしいものに仕上がっています。

    これまで Xシリーズは APS-C 1600万画素 が定番でしたが、X-Pro 2 は2430万画素になりました。高画素に振れると高感度ノイズが心配ですが、さすがのフジ。ISO 6400ぐらいでも全然使えます。

    その高感度作例は次回以降紹介しますが…高感度ノイズを利用して acros モノクロシミュレーション でフイルム感を出すこともできます。

    x-pro2

    この質感はほんとすごいです。いろんな被写体で試したくなる。ほんと楽しいカメラです。

    • この記事を書いた人

    比嘉研仁(ヒガシーサー)

    沖縄在住2児の父。長男が産まれる前に脱サラして夫婦で子育てセミリタイアを実践。趣味のカメラとブログを通じて、家族の思い出を「良い写真」と「テーマを絞ったフォトブック」にすることで一生の宝になることを実感しています。電子書籍「いいねを呼び込むiPhoneコンデジ写真術」は一眼カメラじゃなくても家族の思い出を美しく残せる教科書としてAmazonジャンルベストセラーにも輝きました。ブログでは、スマートフォンやカメラを使って家族の思い出を、テクニックやアイデアを交えながらフォトブックや写真に残す方法を紹介しています。