フジフイルム X70 総まとめ 一番の魅力とデメリットは?作例多数

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X70を使い始めてから1ヶ月が経ったので、総まとめをしていきます。

ミーさん「最高の写真より、いまこの瞬間を撮れるカメラがいい」

スペック重視で選んでも、写真はその場所、その瞬間に居合すことができなければ撮れないですよね。

ヒガ「子連れでフルサイズ一眼レフとか無理」

というわけで、ぼくは日頃から一眼レフはおろか、ミラーレスすら使っていません。日常的に使うのは常にコンデジです。

そして今まで使ってきたカメラの中で、おそらく一番、家族の表情やその時間の空気感をキレイに残せたカメラが FUJIFILM X70 です。

X70のいいところ

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カメラのスペックを抜きにして、初心者でもカメラを知らない人でも使いやすかを考えると、富士フイルムのカメラはメリットは少ないかもしれません。

しかし X70 はフジのカメラにしてはとても使いやすい。

何も考えなくてもフルオートで綺麗な写真を撮ってくれるし、こどもを撮影するときにも「顔認識AF」が役に立ちます。

液晶を上下に動かせるのも大きなメリット。

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例えば「顔認識AF」+「チルト液晶」で自撮りでピントがずれることも少なくなります。

28mm前後の画角は iPhone や 多くのスマートフォンとほぼ同じ画角。なので使い慣れた距離で美しい写真が撮れるのもいいですね。

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これはカメラのクソ専門用語で「準広角」と言われますが、この準広角は日常を切り取る「スナップ写真」に向いている画角です。

料理や人物撮影には本当は向いていないんですが、X70の明るいレンズと適度なボケを生かして、料理も美味しく撮れるし、人物も美しく写せます。

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そして一番大きなメリットが「ポケットに入る」こと。ポケットに入るか、入らないかで冒頭で説明した「その瞬間を撮れる」かどうかが変わってきます。

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ポケットに入るカメラは、フルサイズ一眼レフの最高スペックのカメラを使うより「超HOT」なメリットです。

X70を初心者におすすめできない理由

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フジフイルムのカメラは、一昔前に比べてとっても使いやすくなりました。その一つがAF速度の改善です。メーカーがサイトやカタログで表記する数値を「カタログ数値」って言いますが、それは車の燃費表記のようなもので、実際は使ってみないとAFの体感速度って分からないことが多いんです。

早くなった早くなったと言われても、ピントが狙ったところにきていなかったり、動いていないものには早いけど、動き回る被写体に対しては遅い、迷う…。ということも多くありました。

フジフイルムのカメラはニコン、キヤノンの一眼レフと比べるとAFが遅かったし、AF精度もしょっちゅうピントを外してしまうので使いにくいことが多かった。それが2015年以降は、かなり良くなって、最新機種のX70、X-Pro2だけではなく古い機種でもバージョンアップによってAF速度が速くなりました。

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それでもぼくが初心者には使いにくいと思うポイントがいくつもあります。

AFは速くなった…けど動き物は苦手

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ピントが合う速度は一眼レフと比べて大きな差はないです。それは事実。でも動き回る子どもを撮影するときは、カメラの扱いに慣れていないとピントが外れてしまう写真が多いです。

具体的に言うと「中央一点AF」と「シングルAF」を使いこなせるレベルの方におすすめします。※カメラの専門用語です。意味不明ですよね。

ミーさん「なにそれ?オートじゃダメなの?」

フルオート+顔認識AFでも全然問題ないんですが、ここぞというときにピントが外れることもあるので、そこは覚悟して枚数を多く撮ったり、連写を使ったりしたほうがいいです。

手ぶれ補正がない

テットウコーヒー

写真の手ぶれには大きく分けて2種類のブレがあります。それは「カメラがブレる」ものと「被写体がブレる」ものです。

カメラがブレる要因はいくつもあるけど、代表的なものは写真を撮る人の「手ブレ」ですね。

手ブレを防ぐためには、カメラの構え方を変えると劇的に良くなったりするんですが、それよりも大事なのは「カメラが勝手に補正してくれる機能」が付いているほうがいいです。

その「手振れ補正機能」が X70 には搭載されていない。

なので暗い場所では手ぶれが起きやすくなります。

※だからといって手振れ補正があったほうがいいかというと、そういうわけでもない。難しいんですが、そういうカメラとそうでないカメラがある。という感じで認識できればいいと思います。

動画のレンズ音を拾う

フジフイルムのカメラは、ソニー、パナソニック、オリンパスと比べて動画はそんなに得意ではありません。なんの基準を持って得意じゃないかというと、ピントを合わし続けるオートフォーカスの性能と、レンズ性能です。

じつは動画が撮りやすいカメラというのは、「動画撮影にもよく対応できてるレンズ」を使っていることが多いです。

そういうレンズは動画撮影時のピント合わせが上手で、ピントを合わせようとするときのレンズ音がとても静かです。逆にそうしたレンズを使っていないと動画撮影時に「カタカタカタカタ」というレンズ音がずーっと入ってしまうんですよね。

X70は静かなほうですが、それでも動画撮影時は入ってしまいます。

解決するためには別売りの外付けマイクを使うか、レンズ音が入ってしまうような静かな場所で撮影しないことです。

X70の一番の魅力は?

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主観でいうとヘタに一眼レフを使うより、はるかに良い写真が撮れて、どこにでも持ち出せる素晴らしいカメラ。レンズをズームさせなくていいのなら、まず真っ先にオススメしたい日常カメラです。

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スナップカメラ、日常カメラ、公園カメラとしてとっても使いやすいですが、動いてるものは少し苦手、手振れ補正非搭載という点もあります。ただ…それは撮影の腕をあげればほぼ解決できます。

ちなみに昔のカメラは手振れ補正もAFもありませんでした。昔は人間が解決してきたものを技術で失敗が少なく撮れるようになってるだけなので、そういう不利な点はほぼ100%腕で解決できます。

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カメラの性能に頼って撮影できない分、写真の腕も圧倒的に伸びますね。

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それにフジの一番の魅力はすべてのメーカーのなかでもトップクラスの「写真画質」だということ。「フジカラー」っていうのは単なるコピーじゃないんですよ。

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もともとフィルムメーカーということもあり、画質に最もこだわってるメーカーなんです。それがポケットサイズで実現できるもんだから…そりゃもう最高の体験ができるカメラなんですよね。

まとめ

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まったくの初心者にはオススメしにくいけど、普段からデジカメで写真や動画を撮っている人なら最高の28mm写真が撮れるのでオススメ。フジフイルムのカメラは、他社メーカーにはない体験がたくさん詰まっています。ほんとの本音で、多くの人に一度使ってもらいたいカメラですね。

ヒガシーサー

ヒガシーサー

沖縄在住2児の父。夫婦で子育てセミリタイアを実践。カメラとサーフィンが趣味。ブログでは家族の思い出をキレイに残す撮影方法や、フォトブックの選び方などを解説。書籍「いいねを呼び込むiPhoneコンデジ写真術」Kindle出版。

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