またブレてる!室内写真で失敗しない6つの基本テクニック

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camera

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室内での写真撮影って難しいですよね~。天気のいい日に窓際での撮影なら、結構キレイに撮れますが、いつも条件が整うわけではありません。そんな時に美しく写真を撮るコツをまとめてみました。写真撮影をかじっている人なら知っていることばかりだと思いますが、ご参考までにどうぞ。

室内写真のポイント

  • ISO感度を高くする
  • 内蔵フラッシュは使わない
  • カメラの構え方に注意する
  • F値を小さくする
  • 明るいレンズを使う
  • 三脚を使う(手振れ補正が強力なカメラを使う)

以上の5つに気をつければ、室内写真でも良い写真が撮れやすくなります。

ISO感度を上げる

室内で撮影するとき写真が暗くなったり、明るさを固定すると今度は手ブレしたり、ということがありますよね。そんなときに簡単に手ブレを防ぐひとつの方法が、IS0感度を上げることです。

ISO感度の数字を大きくすればするほど、シャッタースピードは速くなり、手ブレが起きにくくなります。

「じゃあ、目いっぱいISO感度を上げちゃえ!」と行きたいところですが、ISO感度を上げすぎると“ノイズ”と呼ばれるざらつきが出てしまうんですよね。カメラの機種によってノイズの出に差がありますが、ISO感度800~1600位までならあまり画質を落とすこともないでしょう。

ちなみに以下の写真は、FUJIFILM X-T10、フジノン 35mm F1.4のレンズを使って撮影したもの。肉眼では真っ暗でしたが、ノイズを抑えた美しい写真が撮れました。

fujixt10f14
ISO3200/シャッタースピード1/18/F1.4

※X-T10のレビューは後日書きますのでお楽しみに!

内蔵フラッシュは使わない

内蔵フラッシュを使うと確かに手ブレせず写すことはできますが、美しい写真を撮ることはできません。

プロのように複数のフラッシュを使って撮影すれば別ですが、素人が普通に内臓フラッシュを使ってしまうと、黒々とした不自然な影ができてしまいます。色もきれいに出すことができません。内蔵フラッシュは使わずに、ISO感度を上げるなど別の方法でブレのない写真を撮りましょう。

カメラの構え方に注意する

カメラの構え方ひとつで、手ブレの起きやすさが結構違ってくるものです。

体がぐらぐらしないように、適度に足を開いて立ちます。低い姿勢で撮るときは、しゃがむのではなく膝を付いたほうが安定します。両脇をしめ、右手でグリップを握り、左手全体でレンズを支えます。テーブルや壁に肘や腕などをつけて体を固定するとさらにブレを防ぐことができます。

F値を小さくする

F値を小さくするとシャッタースピードが速くなります。そのため、F値を小さくすればするほど手ブレが起きにくくなります。

撮影モードダイアルを絞り優先モードにセットします。(NikonならA。CanonならAV)それからF値を小さくして撮影してみましょう。ただ、F値を小さくすればするほどピントが合う範囲もどんどん狭くなります。小さくしすぎるとボケボケの写真になってしまうので、さじ加減が必要です。

明るいレンズを使う

明るいレンズを使うと、よりシャッタースピードを速くすることができます。

レンズをよく見ると「F5.6」とか「1:5.6」といった表示がありますよね。それがF値です。

F値2.8以下を目安に選ぶといいみたいですね。ただ、明るいレンズって高いんですよね~。単焦点レンズだと比較的リーズナブルな製品もあるので、おすすめです。

三脚を使う

静物写真を撮るときにおすすめなのが三脚の使用です。三脚を使えばブレないので、F値も思いのままに設定できます。ただ最新のミラーレス一眼には、シャッタースピード4〜5段分の手振れ補正を備えるカメラもあります。

強力な手振れ補正を内蔵しているカメラを使えば、三脚を使うのと近い効果を得ることができるので、E-M5 MarkII、E-M10 MarkII、α7MarkII、LUMIX GX8などのようなカメラを使うのもアリですね!

まとめ

室内写真を一眼カメラで撮影するときは、とにかく手ぶれを抑えることが大切です。個人的にはノイズを発生させてでもブレを抑えることができるなら、ISO感度を上げるべきだと思います。

そこは人それぞれだと思いますが、最初の4つは今すぐ実行できますね。

フラッシュは使わずに、ISO感度やF値を調整しながら撮影してみましょう。あと、明るいレンズや三脚があると、写真の質がぐっと上がります。ちょっと奮発して、いいレンズと三脚をそろえてさらに美しい写真を目指しましょう!

ヒガシーサー

ヒガシーサー

沖縄在住2児の父。夫婦で子育てセミリタイアを実践。カメラとサーフィンが趣味。ブログでは家族の思い出をキレイに残す撮影方法や、フォトブックの選び方などを解説。書籍「いいねを呼び込むiPhoneコンデジ写真術」Kindle出版。

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5 件のコメント

  1. お世話になっております。

    機材にあまりお金をつぎ込めない人でも、
    「とにかく室内や屋内イベントで人物をよく撮る」って人は
    中古で外部フラッシュを買っちゃうのも手かもしれませんね。
    もし本当に人物メインなら、F1.4とかの高い中望遠レンズより
    よっぽど費用対効果あると思うんですよ。

    何を隠そう僕は外部フラッシュが特に苦手(というか未タッチ)で、
    突っ込んだ知識がほとんどありません(笑)
    なのでそういうネタも、待ってま〜す。

    • 確かにストロボの記事って
      ほとんど書いてませんね(笑)
      外付けストロボが2灯あれば
      大抵の写真が撮れてしまうので
      おっしゃる通りレンズに投資するよりも費用対効果は高いです。

      ただ…見た目と物理的な
      邪魔感が問題なんですけど。

      今度記事にしますね。

  2. 外付けストロボ使ってますよ。フィルムカメラなので感度あげれませんから(笑)

    ストロボは首振りが可能な機種でバウンス撮影できれば、一灯でもそこそこ上手くいきますよ。

    デジタルなら確認しながら撮影できますし。

    個人的には、感度を上げたり、f1.4のレンズを絞り開放で使うのはどうかと思っています。特に絞りを開いてしまうと、手振れ以前にピンぼけの可能性があがりますし。

    • kちゃんさん
      コメントありがとうございます。
      フイルムカメラでは外付けストロボは必須ですよね。
      僕も最近フジの中判カメラを使っていますが、専ら昼間専用です(笑)

      バウンスができるかもポイントですよね。
      的確なアドバイスありがとうございます。

      僕の使い方では外部ストロボと
      ビデオライトやペンライトのようなもので
      2灯使うことが多いですが、
      初心者さんがストロボを使うって
      ハードルが高いかもしれません。

      初心者のうちはカメラ側の設定や
      レンズで対応してみよう!
      という目的で記事にしてみました。

      アドバイスありがとうございます。

    • >1灯でバウンス

      そうそう、そういうテクに関する情報ありがたいです。
      どういう構造物に…とか調光はこうやって補正していく…とか

      フィルム(orフルサイズ)で80mmのF1.4だと薄すぎて厳しいかもしれませんが、
      APS-Cのデジカメの50mm(換算75mm付近)だと、
      AFで顔に合焦させればF1.4くらいでもポートレート(全身)として
      十分良い感じの深度になると思います。