富士フイルムのフラッグシップモデル『 X-Pro2 』『 XF35mm F1.4 』を愛用するスーパー高校生からの寄稿レビューを頂きました。

まず初めに・・・言いたいのは「 うらやましすぎる 」という感情ですが、ほんとにほんとに心から応援しています。

寄稿者の「 有本怜生(旧メリッコ) 」さんは高校生ですが、とても素晴らしいですよね。この年代からレンズ交換式のカメラと出会い、富士フイルムの『 X-Pro2 』を愛用している。

どんなカメラを使っていても良いのですが、やっぱりおっさんのヒガシーサーからすると、ぜひぜひこれからも写真を楽しんで欲しいです。

良いカメラを使っているからと臆せずに、どんどんと失敗写真を撮って、発信力も磨いていけば絶対楽しい将来が待っているはずですよ。

今回もこうしてフォトブロガーズに応募する辺りから、将来性の片鱗を感じます。ということで有本さんからの寄稿記事です。※ご両親から掲載の許可を得ています。

新しいカメラが欲しい高校生カメラ男子がおすすめカメラを考える

初めまして有本怜生(merikko)(@minimaru___)です。

タイトルの通り、僕は兵庫県の高校生で、趣味として写真を撮っています。

写真を撮るようになるきっかけは、父に僕が中学2年生の時にコンパクトデジタルカメラ(コンデジは三洋電機の商標です笑)を買ってくれたこと。

一番最初にそのカメラで撮った写真がこれ。

merriko

今見てみると、もう意味のわからない写真ですが(笑)、こんな風に色々な被写体にカメラを向けて適当に楽しみながら撮っていました。

撮影技術もだんだん上がり、クラスメートからも「 上手いね 」と言われるようになり始めた中学三年生のある日、

「 高校入学祝いとして新しいレンズ交換式カメラを買ってあげるよ 」

と、祖父母に言われ、嬉しくなって色々調べましたが・・・。

カメラってどうやって選べばいいんだ?

という状態。

最終的には自分にぴったりのカメラが見つかったのですが、それまでの経緯について初心者にもわかりやすく説明しましょう。

そもそもキヤノンとニコンで本当にいいのか?

インターネットの検索エンジンで「 カメラ おすすめ 」と調べると必ず以下のようなコピーを見かけます。

「 レンズの種類が豊富なキヤノンかニコンを選べば間違いない 」

その情報はきっと正しい。正しいとは思うけど、でも、本当にそれいいのでしょうか?

例えば、あなたが料理の写真をよく撮るとします。

キヤノンやニコンのレンズラインナップが豊富だから、キヤノンやニコンの一眼レフを選ぶ。では料理写真に最適なレンズはどれなの?

標準ズームレンズ?望遠ズームレンズ?単焦点レンズ?

色んな選択肢がありますが、1度の撮影でカメラに取り付けられるレンズは1つです。そこから自分好みのレンズを選ぶわけですよね。

じゃあレンズが豊富であることよりも、最適なレンズを選ぶことのほうが重要だと思うんです。

それに一眼レフカメラは小型軽量の機種とは言え、ミラーレスカメラやコンデジと比べると重くて大きい機種がほとんど。

重いカメラを扱うのはなんとなく自分のスタイルに向いてない気がするので、どんなカメラを選べばいいのか迷いました。

軽いは正義! ミラーレスという選択

「 ミラーレスってなぁに? 」

以下、ヒガシーサーの補足

一眼レフカメラはレンズから入ってきた光を内部のミラー(レフ)に反射させて、ファインダースクリーンに当てます。その後、ファインダースクリーンを通過した光がペンタプリズムやペンタミラーと言われるものを通してファインダーに進んでいきます。

レンズから取り入れた光をレフに反射させて、ファインダースクリーンに当て、ペンタプリズムやペンタミラー内を通し、ファインダーに届けることで撮影用のレンズを通した映像を光学ファインダーで直接見ることができるんですね。

シャッターを押して光を写真に撮るときはミラーが跳ね上がり、その瞬間に撮像素子センサーに光が届くシステムになります。

ミラーレスカメラはテクノロジーの進化によって、一眼レフでは必要だった一連の流れを取り除くことができ、レンズから取り込んだ光を撮像素子センサーに直接投影します。一眼レフの光学ファインダーとは違い、デジタル処理された映像をファインダーで確認することになります。

ミラーレスカメラは、物理的なミラーをレス(無くす)することで小型軽量化が容易になったレンズ交換式のカメラになります。

補足以上。

光学ファインダーが要らないおかげでデザインが自由になった

ミラーレスカメラは物理的な制約を少なくすることができたので、外観や操作性のデザインも機種ごとに大きく違います。

何よりも見た目がおしゃれでカッコイイ機種が多いのも特徴です。

オリンパスやパナソニック、FUJIFILM、SONYのミラーレスカメラは特にそう感じます。

でも一眼レフは大きくて重いのが通説。ということは軽くて小さいということは画質的に劣ってしまうんじゃないかと心配になりますよね。

結論から言うと、関係ありません。

カメラは光をセンサーで受け止めて写真を映し出していますが、センサー自体は一眼レフもミラーレスカメラも変わりません。

よって画質も一眼レフと同等のものを得られます。重くて大きい一眼レフは自分には合わないので、ミラーレスカメラから選ぶことにしました。

新しい相棒を探す旅

新しい相棒(カメラ)候補となったカメラやメーカーを紹介します。

まずはオリンパスに惹かれました。

オリンパスのミラーレスカメラはフルサイズやAPS-Cサイズと言われる撮像素子センサーサイズの規格よりも小さい『 マイクロフォーサーズ 』を採用しています。

マイクロフォーサーズ規格を採用しているカメラメーカーは『 オリンパス 』『 パナソニック 』の2社です。

一般的にカメラはメーカーが違えば、センサーサイズが同じでもレンズの共有はできません。それはカメラとレンズを接合する『 マウント 』という部分の形状がメーカーごとに変わるからです。

しかしマイクロフォーサーズ規格を採用している2社は、レンズマウントを共有できるので、オリンパスのレンズでも、パナソニックのレンズでも共有できるように作られています。

お金のない高校生に優しいコスパのいいレンズもゴロゴロとあります。軽くて見た目もおしゃれです。

だけど…。

僕はどうしてもオリンパスの出す色合いや画作りを好きになることができませんでした。

「 色なんてRAW現像で編集ソフトを使えば変えられるでしょ。 」

という考え方もあるかもしれませんが、それでも個人的な好みの問題でオリンパスのカメラは候補から外れました。

ちなみに候補として考えていた機種は以下の2機種。

  • OM-D EM5 Mark2
  • OM-D EM1

です。『 E-M5 Mark2 』『 EM10 Mark2(候補ではなかった) 』は、お値段もお手頃で初心者にもオススメできるカメラだと思います。

パナソニックはどうなのか?

オリンパスのレンズも使えるパナソニックのLUMIXシリーズ。4Kフォトなど面白い機能もたくさんあり、非常に使いやすいユーザー体験を得られるカメラが多いです。

だけど…。

僕はどうしても「 LUMIX 」という名前が好きになれませんでした。(←おいっ!そこか!!)

パナソニックのカメラやレンズについてはヒガシーサーさんの記事でたくさん取り上げられているのでそちらを参照にしてください。

※ヒガシーサーも今でこそ LUMIX は良いカメラだと思っていますが、有本怜生さんのお気持ちはよく分かります。

SONYのミラーレス

センサーメーカートップシェアのSONY。

革新的な技術と、洗練されたデザインが僕の心を引きつけました。『 α7II 』を候補にしていましたが…
値段がね…。

FUJIFILMのミラーレス

『 チェキ 』や『 写ルンです 』で有名なFUJIFILMなんですが、カメラも作ってます!

ダイアルでの操作は癖があるものの、慣れると直感的でわかりやすく、見た目もレトロでおしゃれです。

そして何よりも、撮った写真の色が綺麗・・・。もう言葉に表せません!!

候補は以下の3機種。

  • X-T1
  • X-Pro2
  • X-T2

FUJIFILMのX-T10やT1は、型落ちですが値段がとても手頃で使いやすい。

ダイアル操作のため写真の基礎を自然に習得できて、初心者にとてもオススメです。FUJIFILMの色などはそのままですからね。

参考記事:X-T10 XF35mm F1.4R でフジブラ!うるま市の果報バンタが世界一美しい絶景でビビったよ

で、結局どれを選んだの?

それがですね…

x-pro2

『 FUJIFILM X-Pro2 』になりました!!!

「 高校生が『 X-Pro2 』だと? 」

なんて言われそうですが、祖父母に感謝です!!(ありがとうございます!)

僕とFUJIFILM X-Pro2

まずはFUJIFILM X-Pro2で撮影した写真を紹介します。

x-pro2

x-pro2

x-pro2

もうとにかく撮っていて楽しいカメラです。色合いも評判通りで、暖かみのある写真になります。

そして見た目もかっこいい。自分がカッコよくなった気分です。

使っていて出てきた不満は一つだけ、

「 チルト液晶パネルはつけて欲しかったなぁ・・・。 」

オススメレンズは『 XF35mmF1.4 R 』

FUJIFILMのレンズは写りなどでとても評判がいいですが、その中でも僕は『 XF35mm F1.4 R 』をお勧めします。

このレンズのボケ味、写りにハマると、もうFUJIFILMから逃れることはできなくなるでしょう(笑)

お値段もとてもお手頃です!(それでも僕のお小遣いは全てぶっ飛んだのですが)

ただ、動き回るお子様を撮影される際には、AFスピードでちょっと物足りないかもしれません。
その場合は『 XF 35mm F2 』もいいと思います。

何を撮りたいか、何を重視するかで自分に合うカメラは変わってくる

富士フイルムの『 X-Pro2 』という素晴らしいカメラを買ってもらったのですが、良いカメラが素敵な写真を生むわけではありません。

『 X-T10(型落ち生産終了モデル) 』『 X-T1(型落ち) 』でも同じ写真が撮れます。

なのでカメラスペックや、カメラメーカーで判断するのではなく、自分に合うカメラを実店舗で触って探してみることが一番だと思います。

それでは、良い写真ライフを!!

とても長い記事になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!

寄稿者プロフィール

有本怜生(merikko)(@minimaru___)|Twitter
Leo Arimotoさん(@minimaru__) • Instagram写真と動画
「青空ハウスと無印良品」をテーマに写真を撮っています。

ヒガシーサーの感想

有本さん、寄稿記事ありがとうございます。ほんとに素晴らしいレビューでした。

まず有本さんのご両親やご家族の体験がとても素敵なので、二人の子どもを育てるおじさんとしても嬉しい内容でした。私も息子が大きくなったら一眼カメラを選ばせて使わせてあげたいです。

それからお写真ですが・・・正直言うと・・・こう思いました。というよりも口に出ました。

「 なんなんコレ・・・センスの差がありすぎてカメラ辞めようかな。 」

いや普通いくらカメラをいいものにしたからって撮れるような写真ではないですよ。なんか空気感というか色合いというか。見てる場所が全然違うなと。

文章力もそうですが、私たちおっさん世代は逆立ちしても若い世代には敵いません。だからこそ若い人たちを応援するような活動をして、どんどんと追い抜いてもらう必要があります。

高校生でブロガー顔負けの文章と、センスあふれる写真を撮ってくるんですから、応援することでしか生きていけないわ(笑)

有本さんのように自分のライフスタイルを突き詰めて、自分に合うカメラを選び、そして自分の好きな写真を撮る。それって実はほとんどの大人ができていないことなので、これからも写真を楽しんでもらえると嬉しいです。

これからも素敵な写真を撮り続けてくださいね。