一眼レフやミラーレス一眼の魅力は何と言っても「レンズが交換できるカメラ」であることですよね。レンズを交換しただけでこんな写真が誰でも撮れるようになります。
おすすめレンズで撮影した写真[st-kaiwa-21470]この差はすごい。[/st-kaiwa-21470]
[st-kaiwa-21451]テクニックも知識も全くないなかで撮った写真です。レンズを変えると写真ってこんなに変わるんですよ。[/st-kaiwa-21451]
最近はコンパクトデジタルカメラやスマートフォンカメラでも、別売りの外付けレンズを使うことでレンズを楽しむこともできますが、一眼カメラのレンズ交換は画質、種類の豊富さという点で圧倒的に優れています。
それと同時に初心者さんから毎度このような相談を受けています。
[st-kaiwa-21476]レンズの種類が多すぎてどれを選べばいいの?[/st-kaiwa-21476]
[st-kaiwa-21451]どんな写真が撮りたいですか?[/st-kaiwa-21451]
[st-kaiwa-21476]スマホで撮れない写真だったり、SNSやブログでキレイだねって思われるような写真が撮りたいです。[/st-kaiwa-21476]
[st-kaiwa-21451]分かりました。まず最初に単焦点レンズと高倍率ズームレンズをオススメします。[/st-kaiwa-21451]
[st-kaiwa-21476]単焦点レンズ?高倍率ズームレンズ?[/st-kaiwa-21476]
みたいな感じですね。コレもう何百回も同じことを経験しています。ということで今回の記事は、私のライフスタイルの中でよく使うレンズから、ミラーレス一眼の選び方をまとめていきます。
目次
レンズの選び方はざっくり「単焦点」と「ズームレンズ」に分ける
カメラのレンズはざっくり分けて2種類あります。それが「単焦点」と言われるレンズと、「ズームレンズ」と言われるレンズの二種類です。
単焦点レンズの特徴は「ズームができないレンズ」のことです。例えばスマートフォンのカメラは単焦点レンズが使われています。スマホのカメラは光学ズームができないので、2つの焦点距離が違う単焦点レンズを使ってズームが出来るように思わせてるカメラが多いです。
ズームレンズの特徴は「ズームができるレンズ」のことです。コンパクトデジタルカメラやビデオカメラのレンズにはズームレンズが採用されてることがほとんどです。写真を広く撮影したり、遠くのものをズームして撮影できるのは、レンズがズームすることで可能になります。
[st-kaiwa-21451]ざっくり分けると「ズームができない単焦点レンズ」と「ズームができるズームレンズ」の二種類があるってことです。[/st-kaiwa-21451]
レンズシステムから最適なミラーレスカメラを選ぶ
一般的にカメラはスペックから選ぶことが多いですが、実はカメラに詳しい人は「レンズから最適なカメラを選ぶ」ことが多いです。
そのため数年前まではレンズの種類が少なかったミラーレスよりも、レンズの選択肢が多かった一眼レフを選ぶことのほうが写真を楽しむには好都合だったのです。
でも今はミラーレスカメラ用のレンズも増えてきました。初心者用からプロレベルまで幅広く選択肢が用意されているので、今まで一眼レフを使っていた方がミラーレスカメラに鞍替えするヒトも多いです。
その一方でレンズの選び方が分からず、ずーっとキットレンズで撮影している初心者さんも多いです。この記事を読めばざっくりですが、自分に必要なレンズと、選ぶべきミラーレスカメラがぼんやり見えてくるはず。
そしてレンズ交換の楽しみを知ってしまったあなたの写真ライフは、もう二度と元の世界に戻れないくらい楽しいものになります。
センサーサイズでカメラの優劣は決まらない
カメラを選ぶ時にどうしても気にしてしまうのが「カメラのセンサーサイズ」です。ミラーレスカメラの市場では大きく分けて以下のイメージセンサーサイズが用意されています。
- 1インチセンサー
- マイクロフォーサーズセンサー
- APS-C
- フルサイズ
- 中判
この中から選ぶことが主流ですが「センサーサイズは大きい方が写真をキレイに撮れる」と考えてるヒトが多いです。
確かにセンサーサイズが大きいと有利に働く部分もありますが、デメリットもあります。とりあえずビールで的な感覚で大きなセンサーサイズのカメラを選べばいいわけではありません。
あなたのライフスタイルに最適なカメラはセンサーサイズの判断だけで考えるのは難しい。あなたが撮りたいと考えてる写真にフォーカスして、その写真が撮れるレンズを考えてみましょう。
初心者さんにオススメするレンズは高倍率ズームと単焦点
私のライフスタイルで必要な交換レンズは多くありません。例えば私のライフスタイルでは以下の4つの写真の使い方があります。
- ブログや取材で使う
- 家族の思い出を残す
- 旅行で使う
- SNSで使う
この4つのシチュエーションに対応できるレンズを選ぶことが私のカメラ選びになります。ではそのレンズは何なのか?それが「高倍率ズームレンズ」と「明るい単焦点レンズ」の2つになります。
高倍率ズームレンズとは?
高倍率ズームレンズを分かりやすく言うと「いっぱいズームできるレンズ」のことです。
例えば一般的に標準ズームレンズと言われる「24mm-72mm」のようなものではなく、「24mm-280mm」のように広い範囲のズームができるレンズのことを「高倍率ズームレンズ」と呼びます。
[st-kaiwa-21476]mmってなんですか?[/st-kaiwa-21476]
[st-kaiwa-21451]カメラのレンズが写せる距離を表しています。24mm-72mmと表記されてるのは24mm-72mmの距離を撮影できるレンズ。28-280mmは28mm〜280mmの距離を撮影できるレンズってことですね。[/st-kaiwa-21451]
初心者さんはカメラを選ぶ時に「ダブルズームレンズキット」のようなセットを購入することが多いですが、出来ればこの高倍率ズームレンズを最初に買って欲しいです。
高倍率ズームレンズがあれば、多くのシチュエーションで一眼らしい写真が撮れるようになります。
[st-kaiwa-21451]高倍率ズームレンズを1本持っていれば間違いなく幸せになれます。[/st-kaiwa-21451]
安くて明るい単焦点レンズとは?
安くて明るい単焦点レンズはカメラオタク界隈で「撒き餌レンズ」と呼ばれています。最初に買っておきたい交換レンズのことで、このレンズを撒き餌にメーカーのレンズ沼やカメラ沼にハマっていくことから撒き餌レンズと呼ばれています。
でもそんなネガティブな言葉ではなく、安くて明るい単焦点レンズはミラーレスカメラの楽しさを凝縮したレンズでもあります。
例えば安くて明るい単焦点レンズを使えば、ボケ表現と言われる背景を大きくボカした写真が撮れるようになります。
背景や前景を大きくボカすことで、写真の被写体を浮かび上がらせることができるので、とても雰囲気のある写真が撮れるようになります。
カメラを今日始めた初心者さんでも、プロが撮るような写真を簡単に撮ることができるのです。それでいてズームレンズよりも安く、多くは1万円〜2万円台で購入できます。
高倍率ズームレンズと単焦点レンズの2つがあれば、ミラーレスカメラの楽しみを十分に引き出せるし、あなたの写真もまるで玄人のような写真が撮れるようになります。
では次に各メーカーごとにおすすめレンズと、どうやってステップアップしていくかをまとめているので、ここから先もぜひご覧ください。
マイクロフォーサーズ
マイクロフォーサーズセンサーを採用しているカメラメーカーさんは「パナソニック」と「オリンパス」の2社です。オリンパスとパナソニックのカメラは唯一お互いのレンズ資産を共有できる(一部機能制限アリ)というメリットがあります。
そしてAPS-Cサイズやフルサイズセンサーを採用しているカメラより圧倒的に小さくて使いやすいレンズがいっぱいあるってことです。
[st-kaiwa-21476]どういうこと?[/st-kaiwa-21476]
[st-kaiwa-21451]例えばパナソニックのレンズをオリンパスのミラーレスカメラに取り付けて写真を撮れるってこと。そしてレンズが小さくて軽い。[/st-kaiwa-21451]
[st-kaiwa-21476]ふーん。他のメーカーはできないの?[/st-kaiwa-21476]
[st-kaiwa-21451]マウントアダプターって言われる製品を使えばできることもあるけど、アダプターを使わないでメーカーの違うレンズを共有できるのはパナソニックとオリンパスだけ。レンズの大きさはセンサーサイズに比例することが多いからコンパクトなカメラが欲しい人はマイクロフォーサーズを選ぶと幸せになるよ。[/st-kaiwa-21451]
パナソニック ルミックス 初心者おすすめレンズ
単焦点レンズマイクロフォーサーズ規格を採用しているパナソニックルミックス用のおすすめレンズをまとめました。まず初心者さんは以下のレンズの中から「単焦点」と「高倍率ズームレンズ」を揃えるとハッピーな写真ライフが手に入ります。
必要予算
- 標準単焦点レンズ:20,000円前後
- 標準マクロレンズ:36,800円〜42,290円前後
- 高倍率ズームレンズ:59,280円〜68,000円前後
[st-kaiwa-21451]予算があれば30mmF2.8マクロレンズをオススメしています。なぜ20,000円前後で買える25mmF1.8をオススメしないのか?それはマクロレンズのほうが便利だからです。F2.8でも十分なボケを得られて、被写体にもグッと寄れます。[/st-kaiwa-21451]
[st-kaiwa-21476]でも予算が…[/st-kaiwa-21476]
[st-kaiwa-21451]予算が足りない場合は25mmF1.7のレンズでも全然オッケーですよ。[/st-kaiwa-21451]
LUMIX 中級者レンズ
次に揃えていきたいレンズは「超広角レンズ」です。他にもF2.8通しのズームレンズや超望遠ズームレンズを使う必要性があればオススメです。ズームレンズはマイクロフォーサーズのコンパクト性を特に感じることができるので超オススメ。
基本的には超高倍率ズームで対応できるので、次に買うべきレンズは高倍率ズームレンズで撮影できない画角のレンズを買いましょう。
「超広角」は使い勝手が良いので特にオススメです。
標準マクロレンズ、高倍率ズームレンズがあれば大抵の写真は撮れます。ただこの中に足りないものと言えば「超広角」と「超望遠」の画角です。
超広角があればブロガー的にはすごく助かります。例えばお店の取材で店内を広く撮影したい時、イベントやセミナーで会場の雰囲気を写したい時、旅行の風景や屋外の写真も広々と撮りたいときなどに重宝します。
超望遠レンズは必須ではありません。大抵のシーンは超高倍率ズームレンズで対応できます。でも例えば月の撮影を気軽に子どもたちと楽しめたり、私の場合はサーフィンの撮影をするなどプライスレスなシーンで活躍することもあります。
ブログの写真クオリティを高めれば売上やアクセスにも直結しますので、ここは必要な投資と考えて投資してほしいですね。
必要予算
- 超広角レンズ:86,190円〜90,000円 オススメ
- 超望遠レンズ:56,000円〜64,800円
LUMIX 上級者レンズ
LUMIXの上級者レンズはLEICA(ライカ)のレンズが非常によく写せるのでオススメです。もしそこまでステップアップをするつもりであれば、ぜひ揃えてみてください。
公式サイト:交換レンズ | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic
[st-kaiwa-21451]LUMIXでレンズを揃える場合は全部合わせると大体18万円前後になりますね。標準マクロ、高倍率ズーム、超広角を揃えることで子育て世代ブロガーのライフスタイルに最適化されます。[/st-kaiwa-21451]
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オリンパス おすすめ初心者レンズセット
オリンパスも基本的には標準マクロ、高倍率ズーム、超広角を揃えればオッケーです。もちろんルミックスレンズで対応するのもアリですね。
ただし…オリンパスには最強の標準ズームレンズ『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO/74,000円』があります。
オリンパスを選んだなら、このレンズを手に入れないで何を手に入れるんだってくらい素晴らしいレンズです。マクロレンズ並に被写体に寄れて、全てのズーム領域でとても美しい写真が撮れます。
欠点はレンズサイズがまぁまぁ大きいってこと。その点を含めてまず初心者さんにオススメするレンズは以下の2つです。
初心者おすすめ
- M.ZUIKO 25mm F1.8(28,000円前後)
- M.ZUIKO 30mm F3.5 macro(27,000円前後)おすすめ
- M.ZUIKO 14-150mm(56,000円前後) おすすめ
- M.ZUIKO 9-18mm F4.0-5.6(49,000円前後) おすすめ
オリンパスで標準マクロ、高倍率ズームレンズ、超広角のレンズを揃えると予算13万円前後に収めることができます。レンズのスペックは違いますが、LUMIXと比べて割安に揃えることができていいですね。もちろんレンズの共有もできるのでどちらも使えるというメリットがあります。
オリンパス 上級者レンズは本当にすごい
もしあなたがオリンパスユーザーならいずれは M.ZUIKO PRO シリーズを揃えていきましょう。私はミラーレスカメラの超広角、標準、望遠のF2.8通しレンズのなかで最もバランスが優れていると思っています。
予算規模で考えてもAPS-CやフルサイズのF2.8通しレンズの半分以下の価格でシステムを揃えることができます。
オリンパスのOM-DシリーズとPROレンズの組み合わせを一度でも使ってしまうと、他のシステムを使う気になれないほどです。
つまり…幸せってことですね(笑)PROレンズの詳細は公式サイトでご覧ください。
公式サイト:交換レンズ | オリンパス
関連記事:オリンパス ミラーレスカメラ おすすめは?PENとOM-Dはどっちを買うべき? – ヒガシーサーのブログ
APS-C
ミラーレスカメラのAPS-Cサイズにはキヤノン、ソニー、富士フイルムの三社があります。まさに群雄割拠という感じです。
APS-Cサイズで一歩も二歩も先に進んでるのは富士フイルムのカメラです。フジのカメラには不思議な魅力があって、ブロガー界隈では最もアツいと言っても過言ではありません。
その中でも『初心者さんにオススメはどれか?』というところに視点を絞ってまとめていきますね。
キヤノン EOS-M 初心者レンズ
キヤノンのミラーレスシステムは他社に比べて特徴もなければ、かなり出遅れてると言っていいでしょう。一眼レフのトップシェアを誇るメーカーなのでミラーレス参入に躊躇してるのか…とにかくレンズのラインナップがしょぼいです。現状ではミラーレスカメラの中で最も貧弱なレンズラインナップですね。
しかしその中でも『初心者さん』にフォーカスすると…流石のキヤノン様です。必要なレンズは全部揃っています。なのでブロガー的にはキヤノンの貧弱なレンズラインナップでも完結できちゃうんですね。
では見ていきましょう。
圧倒的ですね。キヤノンのレンズラインナップがしょぼいと言ってる方は恐らく「初心者さんに必要なレンズとは何か?」を考えていません。
初心者さんに必要なレンズとは何か?を考えた時にキヤノンのレンズは不足ありません。その先のステップアップが用意されていないだけで、初心者さんや私たち子育てブロガーにとっては十二分に揃っているんですよね。
そう考えると合計12万円前後でレンズのシステムが揃ってしまうキヤノンはAPS-Cサイズで最も初心者さんのことを考えて製品展開していると言えます。
[st-kaiwa-21451]キヤノンのミラーレスは今のところ初心者さんにフォーカスしています。EOS M5のように上級者向けのカメラボディが登場しても、レンズラインナップを見ると一目瞭然です。レンズからカメラを選ぶとメーカーさんの意図が透けて見えてきますね。[/st-kaiwa-21451]
関連記事:EOS Kiss M 本音レビュー!M5やライバル機種との違いはどこにあるのか – ヒガシーサーのブログ
富士フイルム 初心者レンズ
みんな大好き富士フイルム。ブロガーが行き着くカメラメーカーと言えばフジかソニーです。フジの何がいいかって言えば全カメラのなかで唯一「写真を撮っても撮らなくても満足してしまうカメラ」という意味不明な満足感が得られます。
[st-kaiwa-21476]なに言ってんの?[/st-kaiwa-21476]
[st-kaiwa-21451]画質にこだわるフジは写真を撮る楽しみがある。でもそれ以上にフジを持ってるだけで得られる幸福感ってのは他のメーカーにはない特徴があるんだよね。[/st-kaiwa-21451]
[st-kaiwa-21476]よく分からないんですけど。[/st-kaiwa-21476]
[st-kaiwa-21451]それはフジを使ってるヒトにしか分からない。[/st-kaiwa-21451]
私がずっとフォローしている海外ファッションインスタグラマーのiamgallaもずーっとFUJIFILMを使っていますね。
確かにフジを選ぶと幸せになります。幸せになるけど、そこはちょっと主観を置いて、初心者さんに必要なレンズをまとめていきましょう。
フジは今のところ標準マクロ(換算50mm〜60mm前後)のレンズがないので、XF35mmF2をオススメするしかありません。それでも必要なレンズを揃えることができるので初心者さんにもオススメできます。
予算規模は20万円前後になってしまうので、結構な金額ですがフジを選んだユーザーは浮気ができないと言われるほど愛着が湧くカメラメーカーなので、とても満足度の高いカメラライフを送ることができるでしょう。
関連記事:富士フイルム X-Pro 2 本音レビュー!X70とX-T10の作例比較まとめ – ヒガシーサーのブログ
ソニー 初心者レンズ
ソニーのα5000シリーズ、α6000シリーズがあります。いまはちょっと勢いがありませんが今でも開発されてるので今後も継続していくと思いますが、ソニーは今後フルサイズに注力していくと思うのでどうなのかなという思いもあります。
α6500のようにカメラのスペックは素晴らしいですが、レンズロードマップを見る限りでは今からソニーのAPS-Cを選ぶメリットはあまりないかもしれませんね。
ソニーAPS-Cでレンズを揃えると17万円前後と比較的リーズナブルな金額で揃えることもできますね。それは良いことなんですけど…やっぱりいつかはフルサイズってなると思うんです。
[st-kaiwa-21476]ちょっと専門用語が多いので分かりやすく教えてください。[/st-kaiwa-21476]
[st-kaiwa-21451]ソニーは2つの規格があって一つは低価格路線、一つは高価格路線があるんです。[/st-kaiwa-21451]
[st-kaiwa-21476]コスパが良い路線があるならそれでいいんじゃない?[/st-kaiwa-21476]
[st-kaiwa-21451]そうなんだけど、ソニーは高価格路線に力を入れてるから、あとでモヤモヤすると思うんだよね。[/st-kaiwa-21451]
[st-kaiwa-21476]モヤモヤ?[/st-kaiwa-21476]
[st-kaiwa-21451]いつかはフルサイズ…ってやつだね。[/st-kaiwa-21451]
[st-kaiwa-21476]あーなるほど。[/st-kaiwa-21476]
[st-kaiwa-21451]そうなると愛すべきカメラなのに愛着が持てなくなってしまうから、それはちょっと良くないなって思うんです。実際『いつかはフルサイズ』という葛藤に何年も悩まされてきた経験があるので。[/st-kaiwa-21451]
フルサイズ
ミラーレスカメラのフルサイズ市場は現在ソニーが独占状態にあります。将来的にニコン、キヤノンが参入すると言われていますが、どのタイミングで参加するかもわからないですし、参入したときにはもうすでにソニーが圧倒的にシェアを獲得しているので、企業体力のあるキヤノンだけが対抗していけるんじゃないかなと考えられます。
初心者さんでも気軽にフルサイズを選択できる時代ですが、メリットもデメリットも考えて選ぶといいと思います。
ソニーFEマウントの初心者レンズ
レンズのラインナップを見てみるとソニーのFEマウント(フルサイズ用のEマウント)は決して上級者だけのカメラでないことが分かります。
『SONY FE 50mm F1.8 SEL50F18F』は撒き餌レンズのように価格も安くてコンパクトですし、『SONY FE 50mm F2.8 Macro SEL50M28』標準マクロレンズもAPS-Cサイズのレンズとそんなに変わりません。
ただしズームレンズは高くてデカくて重いです。これがフルサイズカメラのデメリット。子育て世代の私はとても使いこなせない。だから性能だけでなくライフスタイルに合わせて選ぶことをオススメします。
予算規模は30万円前後って感じなので気軽に揃えられる金額ではないですが、α7MK2+SONY FE 50mm F2.8 Macro SEL50M28 なら20万円で揃うので、それはそれでかなりコスパ良いと思います。
私のライフスタイルに必要なレンズとは?
子育て中、ブログを書くのが好き、サーファー、家族旅行によく行く。そんなライフスタイルに必要なレンズはそんなに多くありません。
それにスペックもぶっちゃけ要りません。なぜならF1.8開放やF2.8開放で撮ることってほとんどないからです。
カメラに慣れてきたらF5.6〜F8くらいで撮るのが1番良いと思うようになります。もちろんシチュエーションにもよりますが、開放F値で撮ることってそんなにないんです。
それだったらわざわざF2.8通しやF4通しのズームレンズを揃える必要もありません。
[st-kaiwa-21451]良いレンズと良いカメラを装備しても『今日は身軽に行きたいから』って遠慮しちゃうようなシステムは要らないってことですね。[/st-kaiwa-21451]
それよりも子どもたちが「公園行きたいぃぃぃぃ!」「ディズニー行きたいぃぃぃぃ!」って言った時にスマホを持ち出すような感覚で持ち出せるカメラシステムじゃないとダメなんです。
そのための高倍率ズームレンズや、単焦点標準マクロなんですよね。
高倍率ズームレンズがあれば大抵のシチュエーションで不満のない写真が撮れる。それでいて携帯性も扱いやすさも高い。
私のライフスタイルでは『超広角、標準マクロ、高倍率ズームレンズ』があれば十分に楽しめて、ブログで自由に生活するだけの高クオリティな写真素材が撮れるんです。
ブログに必要な写真やスペック
所詮ブログで使う程度なので1000px×1000pxもあれば十分です。200万画素で1600×1200ピクセルのサイズになりますからね。ブログで使うのはせいぜい1000ピクセルぐらい。だからスマホでもぶっちゃけ十分なんです。
今のカメラは処理エンジンが優秀なので高感度もISO3200ぐらいまで許容範囲です。マイクロフォーサーズですら全然問題ないぐらいなので、もはや高感度うんぬんはテクノロジーが解決するでしょう。
そのうちスマホカメラのAI処理が進化し、暗い場所でもノイズを抑えた写真が撮れるようになります。そうなるとわざわざ大きなカメラとレンズを持ち歩くメリットってほとんどないでしょう。そのうち感情論になると思います。
フォトグラファーとして活躍したいならα7Rの最新シリーズ一択になるでしょう。それ以外のカメラを使うメリットはあまりない気もします。
自分に必要な写真を見極めて、レンズからカメラを選ぶ。
ライフスタイルにマッチしたカメラやレンズを揃えれば、隣の芝生が青く見えることもなくなります。
そうなると写真ライフはとても豊かになるはずです。
[st-kaiwa-21476]専門用語多すぎ![/st-kaiwa-21476]
[st-kaiwa-21451]画素数やスペックはあまり気にしないでいいよってことです。[/st-kaiwa-21451]
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家族の撮影環境
まぁぶっちゃけスマホとコンデジがメインです。
思い出を残すには動画が一番いいですし、動画撮って編集して家族にシェア。写真はフォトブックにプリントするので画素数も800万画素あれば十分な感じです。
一眼カメラの活躍の場はここぞというときに単焦点レンズを使ったり、保育園のイベント時に高倍率ズームレンズを使うぐらい。
一眼カメラが必要になる場面はそれほど多くないです。悲しいですけど事実です。必要な場面は少ないです。
旅行に使うもの
スマホとコンデジです。旅行本も出しました。小さな子どもたちを連れての旅行に一眼カメラは全く必要ありません。
2018年ディズニー旅行では動画用に EOS Kiss M を持ち歩きましたが、写真はほとんど LUMIX LX9 と iPhone X で撮っています。ビビディ・バビディ・ブティックの動画を撮るためだけに持っていったようなもんです。
そんなもんです。それが事実です。
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初心者さんに知ってもらいたい大切なこと
カメラはスペックでもないし、一眼や高級レンズを使えば良い写真が撮れるわけではありません。それよりアクションカメラやコンデジ、ドローンなどを使って普段とは違う写真を撮るほうが写真の幅が広がります。
じゃあ一眼カメラは何のためにあるか?
それは『自己満足』という一点を満たすためだけにあります。
これだけスマホやコンデジが進化していて、素人が一眼カメラを扱う必要性はありません。
それでも私たちが一眼カメラやミラーレスカメラを扱う理由は『楽しいから』です。
この世界にはカメラを持ち歩く、写真を撮る、フォトブックにして家族の思い出にするなどプライスレスな体験が死ぬほど待っています。
だから楽しいし、みんなこの世界に遊びに来て欲しいと思う。
カメラは楽しい。持っているだけで楽しい。写真仲間とどんどん繋がる。
こんな楽しい世界はなかなか他にありません。
だから覚悟して欲しい。
カメラの沼は楽しいぞ!コッチおいで(笑)
自分に必要なレンズをまず考えて、予算を考えて、それからカメラメーカーやカメラの種類を選んでいきましょう。